2019ルヴァン杯 Bグループステージ5節 2019年5月8日（水）19：00 ベガルタ仙台0-0FC東京 秩父宮ラグビー場
石原 長沢
関口 兵藤
（田中）
梁 シマオ
（椎橋）
照山 平岡 大岩 道渕
関（川浪）
サブは、川浪、常田、飯尾、田中渉、椎橋、ジャーメイン良。FC東京は、FW永井、田川、MF大森、橋本、高萩、ナサンホ、DF太田、岡崎、渡辺、小川、GK林。ディエゴオリベリラ、久保、東はベンチスタート。
なかなか決定機作れず、守備重視のベガルタ。後半14分田川に激突したGK関が担架で退場すると、変わった今季初出場の川浪が東やディエゴオリベイラのシュートをとめまくり、スコアレスドロー。GS一試合残して、グループ首位通過を決めた。
攻撃では、展開がワンパターンでシュートも少なかったが、守備では前二人からプレスの、DF陣もよく戻って、関、川浪の好守もあり、後半から入ってきた久保、東、ディエゴも抑え切った。
味スタが、ラグビーW杯に向けての改修を、平日行うという事で、神宮外苑の秩父宮ラグビー場での試合。
前半。
強い風のラグビー場。前半は、ベガルタが風上。ベガルタは前節に続き、4バック。今日は引き分け以上でベガルタの1位通過が確定する。
立ち上がり一進一退。2分、道渕のクロスはクリアされる。3分、石原から長沢、さら左に展開、関口がキープ、照山が追い越しての左足クロス、流れる。が、いい展開。
5分、FC東京が裏に入り、照山クリアで、右コーナーを与える。キッカーは太田。クリアして、こぼれを押し返す。7分、ベガルタの左サイドを攻められ、左コーナーを与える。ここもキッカーは太田、インスイング。これもクリア。10分、FC東京CBが、自陣でミスキック、味方に当たり、中央石原へのプレゼントボール。石原直樹、アウトにかけた、グラウンダーのミドルシュート、キーパー林が弾き、左コーナーを得る。
12分、コーナーキックは梁が蹴る。ショートで関口に戻し、再び梁がゴロパスでエリア内へ。平岡が左足ダイレクトで流しこもうとするが、枠外。その後、ベガルタ左ライン際で、FC東京のフリーキック。つないでいく。14分、こぼれ球を永井がシュート、バーの上。その後、長沢にイエロー。
15分、FC東京のロングボール、クリアが小さいところを、永井に拾われ、ダイレクトのシュート、関正面。16分、左サイドにスルーパス出されが、照山クリア。17分、兵藤が太田に足裏で蹴られるが、イエローは無し。これで右ライン際35ｍのフリーキックを得る。シュートは打てず。
20分、FC東京に回されるが、しのいでカウンター、長沢がタメるが、ゲインできず、ゆっくり回す。その後、関口が横パス長沢トラップミス、奪われて、FC東京のカウンター、高萩から左へ。永井がタイミング図ってのシュート、GK関正面でクリア。これで左コーナーを与えるが、守る。24分、シマオマテがパスカット、そのあとつないでいくが、シュートは無し。
25分、道渕から長沢、落として石原シュートは、DFの足に当たる。さらに大岩がパスカットして、そのまま上がっていくが、長沢、石原とシュートは打ち切れず。27分、FC東京のカウンター、ナサンホから回していくが、しのぐ。29分、永井がシュート性のロングクロス、関がキャッチ。狙ったか。さらにナサンホが、照山を抜いてクロス、これはクリア。
32分、照山から関口へのスルーパス、オフサイド。34分、シマオがクロスをカットして、長沢へ。石原、関口と左へ展開。しかし、つながらず。38分、兵藤？がカット、そのまま上がり、右サイドでつなぐ。最後は道渕がクロス、キーパー。40分、ベガルタの右サイドでつながれ、最後は永井が押し込むシュート、関、正面。角度無し。その後、ベガルタボール回すが横に流すのみ。
44分、FC東京回すが、クロスは流れる。追加時間は1分間。FC東京のロングボールはオフサイド。前半はスコアレスで終了。
後半。
今度はFC東京が風上。勝ち点3が欲しいFC東京、ハーフタイムで、永井、大森に代え、東、久保を入れる2枚代え。
開始早々、田川が裏に抜け、右コーナーを取る。キッカーは太田、これはクリア。1分、さらにFC東京、こぼれをロングボールで入れてくるが、風もあり流れる。2分、ベガルタのスローインも流れる。
3分、道渕にクロス、中央シュートは打てず。5分、ベガルタが回すが、戻される。6分、道渕から石原、最後は関口がクロス、左コーナーを得る。梁が蹴るがシュートうてず。その後、ボールが行き交う展開。7分、FC東京の右サイド奥35ｍでフリーキックを得る。梁のキック、ニアに出る石原には合わず。こぼれを、久保が梁に当たってボールを奪い、抜け出てドリブル、からのパスを、兵藤、梁が戻ってカット。
10分、石原が左から関口、折り返しのパスを照山がシュート狙うが、ヒットせず。11分、バックパスを自陣で平岡が見送るところ、ルーズになって、田川が猛スピードで前進、GK関が飛び出てクリアした後に、田川と激突。関は顔面強打か、口から出血、動けない。起き上がれず、担架に横向きになったまま退場。田川にイエロー。14分、急遽、関に代わり川浪が入る。今季初出場。
16分、関口から照山、上がっていくが止められる。17分、FC東京がロングボール、ライン割る。18分、FC東京、左からナサンホがドリブル前進、しかしカットする。19分、FC東京が左へのサイドチェンジ、しかしボールは流れる。その後、川浪から関口、裏の石原はもう一歩。21分、FC東京は田川に代え、ディエゴオリベイラを入れる。
24分、ベガルタの左コーナー付近で、久保のフリーキック。こぼれをを混戦からシュートされるが、ブロック。これで左コーナーを与える。久保のコーナーキックにディエゴのヘッド、川浪素早く反応、両手で枠外に掻き出す。急遽の出場でファインセーブ。26分、FC東京の左コーナー。ライン割る。28分、ようやくベガルタが上がって、つなぎ、最後は中央から梁のシュート、林が掻き出す。29分、これで右コーナーを得る。これはクリアされる。
ここで梁に代わり椎橋が入る。30分、ベガルタボックス右角で、FC東京のフリーキック。キッカーは、やはり17歳の久保。これはクリア。31分、シマオマテがパスカット、右でつないで、道渕のクロス、流れる。その後、FC東京のカウンター、ディエゴはファールで止める。33分、FC東京のフリーキックから、久保がドリブルで侵入、ぎりぎり平岡がスライディングで止める。これで右コーナーを与える。久保のキックはクリア。
36分、石原が頭で落とし、長沢へ。シュートは打てない。37分、久保のクロスにベガルタゴール前、東には体寄せて止める。さらに、右から太田のたたきつけるシュートが来るが、川浪セーブ。39分、久保からディエゴのパスは流れる。風のせい？40分、FC東京が回す。ディエゴから最後はナサンホのシュート、川浪足1本でクリア。42分、FC東京の左コーナーしのぐ。この後、関口にイエロー。44分、FC東京の左からのクロスも川浪。
追加時間は、関の治療もあって5分間。FC東京が回して、最後は高萩のミドルシュート、バーの上。2分、石原が粘ってファールを貰い、自陣でのフリーキック。ベガルタ時間を使ってのドロー狙い。4分、ゴール前で回されるが、しのいでスコアレス・ドロー。
勝ち点1を上げれば3と同じく、グループステージ1位通過が決まるので、結果はいいのだが、さすがにシュート4本は淋しい。
照山は左サイド初めてで、割り引くとしても、道渕のクロスに精度が欲しかった。もっとも、前二人も守備に重点を置いていた感もある。中盤では、球際でシマオマテが、悉く勝っていたのが印象的。そこからカウンターが素早くつながれば、というところ。
それにしても、急遽出場の川浪が、FC東京リーグ戦無敗の主力、東、ディエゴ、久保相手にファインセーブ連発で、チームを鼓舞し、無失点に持ち込んだのは、チーム全体にも力を与えるプレーだった。この気持ちをリーグ戦にもつなげたい。あとは関の状態が、あまり重くない事を祈るのみ。
尚、GS1位通過により、Cグループ2位チーム（まだ未定）と、6月19日（水）アウエー、26日（水）ホーム（ユアスタ19時）でプレーオフステージを戦うことが決定した。
シュート数:4-8 CK:3-10 FK:11-11 得点:なし 警告:長沢、関口 （FC東京）田川 主審:木村博之 入場:9910人