7節:ベガルタ仙台1-0 富山、宮崎のゴール、堅い守備で勝利

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2025 J2 7節 3月30日(日)14時03分 ベガルタ仙台 1-0 カターレ富山 富山県総合運動公園陸上競技場


荒木 エロン
(安野) (名願)
相良    郷家
(宮崎)     

鎌田 武田
(奥山)(松井)
石尾 菅田 井上 真瀬
     

真瀬が好アシスト

サブは、梅田、奥山、マテウスモラエス、石井、松井、名願、オナイウ情滋、安野、宮崎。

富山は、GK田川、DF布施谷、酒井、今背、濱、MF河井、末木、松岡、吉平、井上、FW雨水。武颯、松田力はベンチスタート。

3月も末だというに、気温が下がり、冷たい雨が降る富山。

両チームサポは合羽を着ての応援。

ベガサポは600人集結。

試合は、相良怪我のアクシデントも、宮崎のゴールで先制し、粘り強い守備をサポも後押しして、1-0で久々の勝利。




"戦術"真瀬から、宮崎がきっちり決め先制!

得点が決まる時は、たいてい、いい流れ、美しい連携が見られるが、宮崎の先制ゴールは、武田が絡まなくても、"戦術真瀬"が決まり、好調宮崎が決め切るといういい展開ができた。

CBの井上から、右ライン際の郷家に早いパスが通り、それを、すかさず、相手DFの内側に走り込んだ、前方の真瀬に合わせる。

真瀬は体を当てて、相手DFを跳ね飛ばすと、ゴールライン際までえぐって、一瞬、宮崎の位置を確認。しかし蹴る時は、荒木の方に視線を向けながら、マイナスのグラウンダーで折り返し。

富山のラインから離れて、フリーで伺っていた宮崎が、受けたボールを左足インサイドで、ファーに流し込む。宮崎、今期2ゴール目。

スピーディーに正確に真瀬までつないだ展開と、真瀬と宮崎の呼吸がぴったり合った、今期一番といっていいゴールだろう。

真瀬のクロスの精度が、という話もあるが、グラウンダーの受け手がいるなど、選択肢が広がれば、もっと点につながりそう。


チーム的に欲を言えば、エロン、荒木やコーナーでの菅田のヘッド、など何回かあった決定機を、もう一つ決めて、勝負を確実にしたいところ。

まずは勝点3だが、得失点もあるので、取れる時は取っておきたい。



井上、真瀬、鎌田、攻守で勝利に貢献

前節磐田戦での、悔しい敗戦を受けて、この試合の選手達の守備意識は高まっていた。

特に井上は、上下の動きを素早くし、しっかりと体を張ってブロック。

そして、フィードでも、しっかりと味方につけるロングパスが出ていて、これまでで一番いい起点になっていた。


また、鎌田、真瀬も、しつこくボールについて、相手の前進を阻み、真瀬は一度抜かれても、再び競りにいって、ピンチを未然に防いだ。

監督の言ではないが、まさにベガルタらしい守備が、勝利を呼び込んだ。


富山のシュート1本に抑えるも、際どいピンチもあり

さて、記録上は、富山のシュート1本と、数字だけ見れば、"完封"したかに見えるが、前半序盤のコーナーや、前半40分過ぎからコーナーを4本連続されていた時は、かなり危なかった。

連続コーナーは、相手も合って来るし、不測の事態で、失点になりやすいので、しっかりクリアしたい。

また、終盤AT1分にも右からのクロスに、ファーサイドで、二人にヘッドで合わせられそうだったので、冷や冷やした。石尾が体を当ててヒットさせなかったので防げてたが、楽に放り込まれるのは阻止したい。



安野リーグ戦でもデビュー、追い捲る

水曜にルヴァン杯で86分間出場した、高卒ルーキーの安野が、86分から荒木に代わり入り、ワントップへ。

宮崎はトップ下気味になり、残り時間を守り切るのが第一で、追い捲れと指示があったのではないか。

期待に応えて、疲れも見せずに、前から追い捲る安野。

AT5分には、張り切り過ぎて、相手陣でイエローをもらったが、スプリントのスピードは楽しみ。

裏抜けして、キーパーと勝負する所を早くみたい。


次節、レギュラー3人欠場のピンチ、秋田戦で後押しを

相良が前半始めで、右膝を痛めた感じで負傷交代。

エロンも、後半腿裏をさすりながらの負傷交代。

そして、武田は警告累積で出場停止と、レギュラー選手3人の欠場が見込まれる次節、秋田戦。


FWに関しては、宮崎が好調なのでスタメンとして、荒木と同級生2TOP。控えには新婚梅木。

左サイドは、相良並みの攻守を名願に期待するか、それとも、石尾をひとつ上げて、SBを石井にするという手も。

ボランチの方は、松井が、ルヴァン杯とこの富山戦で試合勘も掴んでいるので、鎌田とのコンビをうまく練り上げて、レギュラー争いに名乗りを上げるようなプレーを期待したい。

チームとしては、スクランブルなのは確かだが、控え陣にも楽しみな選手は揃っている。

それらの選手の長所をうまく、周りが掴んで、秋田戦でも勝利したい。

そして、サポ・ファンの後通しで、疲れても一歩前に、と押し出しましょう。(って、たまさか自分が行くもんだからw)


前半
10分、ベガルタ、相良右膝負傷で、宮崎に交代。宮崎が2トップ、荒井が左MFへ。
⚽29分、ベガルタ、宮崎のゴールで先制1-0。

後半
富山、河井に代わり竹中入る。
6分、ベガルタ、武田にイエロー。次節出場停止。
9分、ベガルタ、宮崎にイエロー。
16分、富山、3枚代え。FW碓井に代え武、吉平に代え伊藤、井上に代え松田力が入る。

23分、ベガルタ、足攣り?エロンに代え名願、武田に代え松井が入る。名願は左MF、荒井がトップに戻る。

39分、富山、松岡に代わり髙橋が入る。
41分、ベガルタ、荒木に代わり安野、鎌田に代わり奥山が入る。奥山はそのままボランチ。
高卒ルーキー安野、リーグ戦は初出場。

AT5分、安野にイエロー。



シュート数: 9-1 CK: 3-6 FK:16-8   得点:宮崎 鴻  警告:武田、宮崎、安野  主審:松澤慶和  入場:5,201人