2024 J1昇格プレーオフ準決勝 12月01日(日)13時11分 ベガルタ仙台 4-1 V・ファーレン長崎 PEACE STADIUM Connected by SoftBank
中島 エロン
(松下) (情滋)
相良 郷家
(中山)
鎌田 工藤蒼
(松井)
奥山 菅田 小出 真瀬
(石尾)
林
ハードな守備から攻撃陣躍動、シュート16本4得点
サブは、小畑、石尾、松井、松下、名願、オナイウ情滋、中山。
長崎は、GK若原、DF増山、ヴァウド、田中隼人、米田、MF秋野、安部、マテウスジェズス、FW。マルコルギリェルメ、エジガルジュニオ、笠柳。松澤、山田陸、中村慶太、名倉は、ベンチスタート
長崎に行ってきました。帰って見直しても興奮気味。いつも以上にまとまりませんw
まだ、決勝があるし、浮かれてばかりもおれず。自分を少しずつ落ち着けながら、何とか振り返り。
例によって分析は、他のエロい方々にお任せして、気が付いたところだけメモです。
今年の成果、守備での粘りから、相手のペースを削ぐ
まず、怖い秋野を、中島とエロンが、背中で抑え、縦パスを最小限に抑え、サイドからの攻撃にさせておいて、真瀬と奥山にボランチなどが加わって、攻撃をスピードダウンさせる守備が、この試合の勝因。
3週間のインターバルで、コンディション良好のベガルタ。
特に、真瀬、奥山の両SBが、キープ力のある笠柳、米田、マルコスなどにしつこく付いて体を寄せ、かなり攻撃を減衰させた。
それでも、いくつか突破された時もあったが、中央で、CB陣がしっかりと寄せてしのぐ。
前半でのピンチは、AT3分の秋野の縦パスからマテウスがヒールですらし、背後のエジカルがシュート、の場面。ここもコースがなく枠外。。
すでに、前半31分の中島のPKで、ベガルタが先行していた事もあり、長崎の方が力みがあったのではないか。
後半も、先にベガルタが3点目まで取った上に、真瀬、エロンが足を攣るまで運動量豊富に、攻守で動いて、優位に試合を進める。
長崎の決定機は、15分の、縦1本からエジカルが落とし、松澤が侵入、フリーのシュートのシーン。これは林がビックセーブ。
そして3-0からマテウスに技ありゴールを決められた、この2回だけだったと思う。
圧巻、17番継承、工藤蒼のパスカット、ボール際
試合を見た人は同意見と思うが、両SBに加え、富田の17番を継承した工藤蒼が、圧巻のプレイぶり。
中間ポジションで、読みよく長崎の縦パスを何本もカットしたり、味方のせめぎ合いのフォローにも素早くついて、相手の侵攻を未然に防いだ。
ハイボールの競り合いでも、長身選手とでも、ジャンプ良く競り勝って、当てていたのも印象的。
さらには、勝利への流れを引き寄せる、2点目エロンのゴールの起点となる浮き球パスを、郷家に供給。
今期後半、目標にしていた前向きのプレーが、この大一番で出せていた。
シン「小さな巨人」誕生か。
奥山ハッスルプレーで、序盤の流れ呼び込む
両チーム緊張感の中で、始まった試合だが、序盤から、左SB奥山がキレキレの動き。
真瀬同様、この試合でも上下動が大きく、果敢に飛び出し、左ハーフスペースの中島にパスを供給したり、マルコスとの競り合いでも、ぎりぎり寄せて、自由にさせなかった。
この左サイドの動きで、マルコスを押し下げるだけでなく、前線の中島にボールを供給し、チームの硬さも取れてきたと思う。
左で作り、右で仕留める。そういう流れができてきた。
そして、ベテランながら、運動量、球際強度を保ちながらも90分プレーしたのは凄い。
25番継承、右SB真瀬がペナ内でアシスト2本!
そして、菅井の25番を継承したSB真瀬が、攻撃でも本領発揮。
後半8分のエロンの2点目。
工藤蒼の浮き球、郷家がゴールライン粘っての左アウトの折返し、これを、ペナ内で待っていた真瀬が、中央に素早く流し、エロンがグラウンダーで合わせるゴール。
23分の、郷家の3点目ゴール。
右サイド、情滋からパスを受けた中島が、ペナ内の真瀬にスルーパス。真瀬が足を引いたトラップで収めると、素早く、左足で横パス。それを侵入した情滋がシュート。キーパー弾くところ、詰めて来た郷家が腹トラップから、キーパー前で蹴り上げ、ゴール。
ポケットで三角形を作って、連動からのシュート。そして、こぼれを決め切るまで、練習通りではなかっただろうか。
ここでも、いつの間にか、真瀬がペナ内でいい所に立って、ラストパスを左足で供給。
真瀬は、ただ侵入するだけでなく、テクも上がっている。
菅井を超えた!?
エース中島先制PK、エロンが貴重な追加点、主将郷家3点目
この試合の先制点は、前半31分、中央で相良がシュートしたのをヴァウドがハンドでPKゲット。
これをエースFW中島が、ど真ん中に蹴り込んでの貴重な先制点。
ゴール裏長崎サポの煽りに、不適な笑いを浮かべた中島が、迷いなく真中に蹴って、キーパーとの駆け引きに勝ち、チームに流れを呼び込んだ。
そして、2点目は後半8分のいい時間帯に、苦労人のFWエロンが、しっかりチャンスを決めて、相手を焦らせる追加点。
3点目は、キャプテン郷家がしっかり決めて、相手に下を向かせ、サポも鼓舞。
おまけに、後半ATには、ルーキー石尾が自陣から、技あり浮き球でひとりかわして、ドリブル前進。松井がDFを2人ひきつけ、フリーの中島が、ここで、股抜きシュートでのトドメの4点目。
今期初の4得点を、この舞台で出せた攻撃陣。
しかも、チームのキーマンが揃って点を上げたのは、次の決勝に向けても大きい。
小兵選手のヘッドが全員上達、相良は秘儀ロングスローも
それにしても、ヘッドで点を決めれる中島だけでなく、小兵の選手のヘッドがうまくなってない?
コーチの指導がいいのか、早めに落下点に位置取り、先に高いジャンプで頭に当てている。
真瀬、工藤蒼、情滋、相良も、今期序盤に比べて、ヘッドでの競り合いをしっかりやれるようになった気がする。
そして、相良はロングスローも披露。
決定力も、プレースキックもシュートもあり、ドリブルもと、本当に器用な選手だ。
決勝でも、思い切った仕掛けと、しつこい守備、また見せて欲しい。
長崎マテウス後半一人ぼっち。ファンマ居なくて不安減る
長崎は自慢の外国人攻撃陣3人がの点取り屋が不発。
マテウスには、技ありの1本を決められたが、エジガル、マルコスはほぼ抑え切った。
飛ばし過ぎと判断したのか、後半25分で、二人が交代し、マテウスは3点差のところで、ひとりぼっち。
ベガルタからすれば、ゴール前でエジカル、マルコスにちょろちょろされた方が、嫌だったと思うが。
さらには、天敵ファンマが欠場。試合前からベガサポの不安は大きく減じたw
あらためて引き締め、決勝も勝利を
長崎はCBの守備に穴があった気もするが、岡山は堅い。
ただ、相手も押し上げてくればスペースもあるし、チャンスは必ずある。
長崎戦も、ベガルタは、試合の中で、選手同士がまめに確認しあってた。
こちらはチャレンジャー。
いつもやってる事を最大限ぶつけて、恐れずに、勝ちに行くだけ。
勝ちましょう!
前半
ベガルタはいつもの4-4-2。岡山は秋野アンカーの、4-1-2-3か。
⚽ベガルタ、31分、相良のシュートをヴァウドがハンドで、PKゲット。これを中島が、ど真ん中に蹴り込んで先制1-0。
31分、長崎、ヴァウドが異議でイエロー。
36分、ベガルタ、中島にイエロー、
前半のシュートは、ベガルタ6本、長崎3本。
後半
長崎、安部に代えMF山田陸、FW笠柳に代えMF松澤を入れる。
⚽8分、工藤蒼がスペースの郷家へ、上がった真瀬につないで、最後はエロンが決めて2-0。
11分、ベガルタ鎌田にイエロー。
15分、長崎、イエロー1枚のDFヴァウドに代え櫛引入る。
19分、ベガルタ、足攣りのエロンに代え、オナイウ情滋、鎌田に代え松井を入れる。
郷家がトップに上がり、情滋は右MF。
⚽23分、中島、侵入済みの真瀬、情滋の三角でパスをつなぎ、情滋シュート、キーパー弾くところ、詰めていた郷家が腹トラップから蹴り込んで、3-0。
25分、長崎、FWエジガルに代えMF名倉、FWマルコスに代えMF中村慶太を入れる
⚽31分、長崎、ベガルタ右の松澤から中央山田へ。さらにマテウスにつなぐと、左足で巻いたシュート、ポール際に決め、1-3。
39分、ベガルタ、足攣りの真瀬に代わり石尾が入り、そのまま右SB。
43分、長崎、マテウスにイエロー。
ATは8分間。
⚽2分、ベガルタ、石尾が自陣で浮き球でひとりかわすと、そのままドリブルで持ち上り、ゴール中央へ斜めに走る。松井がDFを引き付けると、ファーの中島がフリー。
パスを受けた中島切返し、DFの股を開かせ、股下を狙ったシュートを決めて4-1。トドメ。
5分、ベガルタ。中島に代わり、松下、相良に代え中山が入り、時間使いの合図。中山がうまくファールを誘うなどして、そのまま4-1と勝ち切り、決勝進出を決める。
後半のシュートは、ベガルタ10本、長崎5本。
今期最高の内容、結果の試合ですが、それはそれとして、まだ、最後の決戦があります。
引き締めて、恐れずにチャレンジ、そして最後に勝ちましょう。
さて、当方は2階席上方だったので、試合開始前と得点時以外は着席という事で、警備の美形お姉さんの常時監視もありましたが、つつがなく大声援になってました。
ロートルは、帯支えをやっただけですがw5人に1本位で配布の旗振りは、隣のやや若手の方が、がんばって振ってくれました。
近くに、着席ながら、ものすごい地声の年配の方がいたので、盛り上がりましたが。(見てて血管切れんばかりの迫力。普段はコアの人ですかね~。)
それで、1階の熱狂シートが、どんな演出だったか分かりませんでしたが、あすPさんの動画にしっかり残っているので、がんばった人達の応援ぶりは、そちらをご覧ください。
また、ン十年振りの長崎でしたが、勝った勢いで翌日に、とある所に行ってきました。観光・グルメの写真などは、ブルスカの方で、徐々にアップしていきます。
シュート数:16-8 CK:2-6 FK:10-10 得点:中島元彦2(PK1)、 エロン、郷家友太 (長崎)マテウスジェズス 警告:中島、鎌田 (長崎)ヴァウド、マテウスジェズス 主審:今村義朗 入場:20,001人