38節:ベガルタ仙台0-3岡山、相手プレスに押され、ミス絡み3失点

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2022 J2 38節 9月25日(日)13時03分 ベガルタ仙台 0-3 ファジアーノ岡山 シティライトスタジアム


中山
氣田  中島
    (富樫)
フォギ 松下 
(名倉) (梁)
蜂須賀     真瀬
(内田)      
キム 瑶大 若狭
  (カルドーゾ)
小畑

サブは、杉本、福森、内田、梁、名倉、カルドーゾ、富樫。

岡山は、GK堀田、DF河野、柳、ヨルディバイス、徳元、MF田中、本山、輪笠、佐野、FWムーク、永井。ハン イグォン、木村太哉はベンチスタート。

ベガルタは遠藤が出場停止、岡山はミッチェル デュークが代表選出で、いない試合。

岡山は、ルークと永井で、2トップ気味に臨んだきたが、この永井の、フィジカルを活かした前からプレス、ゴール前でのボールをためるプレーにやられ、2失点。

さらに、ATには、バックパスからの返しをカットされ、トドメの3点目を献上で、0-3で敗戦。

岡山が球際、こぼれ球への寄せを厳しくし、ボールを奪うとスピードアップして、カウンターを仕掛けるのに対し、サイドの上がりを塞がれたベガルタは、中々ペースを作れず、次第にパスミス、トラップミスが増え、失点後は焦りも出て、相手のペースにはまった。

先に仕掛け、マイボールで真瀬が上がって行きたかったが、ルークへの守備や対面の徳元にボール際で粘られ、中々上がれない。

左サイドの蜂須賀も、河野のサイド攻撃の対応で、これまた、抑えこまれた感じ。

さらに、岡山の松下への寄せも早く、中々フリーで持てないので、展開が遅くなり厳しかった。

失点後は、中盤での圧と、サイド裏への侵入を繰り返され、中央の永井のゴール前でのキープで揺さぶられ、かなりバタついてしまった。

ベガルタの攻撃では、岡山のフィジカルのあるCBと、ゴール前に素早く戻る守備の前に、シュートは7本打ったものの、決定機は1度くらいで、攻撃を封じられた。

後半6分、左サイドの岡山自陣のフリーキックから、ワンタッチでラインの裏に抜けられ、2点目を失ったのが痛かった。

どういう時にサイドの裏が空くか、研究されていた感じ。

ただ、攻められながらも、前半は、なんとかやり返していたし、終盤にはカルドーゾがつないだり、シュートで、わずかなチャンスもあった。1失点に留めていたら、また、違った展開になったかもしれない。


先制されると、慌てたり、攻撃力が消沈してしまうのは、ここ数年解消されていない。

ひっくり返すには、1対1で負けずにボールを奪い、相手の戻りより早く、攻め込む必要があるが、ビハインドでも、落ち着いてパスをつなぐような、局面の作り方への自信が今一歩なんだろう。


この試合の敗戦により、自動昇格はなくなり、3位でのPO進出の可能性も小さくなる結果となった。

しかし、プレーオフ圏内であれば、3位も6位も、負ければサドンデスで、あまり変わらない。

確かに、順位の上下で、プレーオフで、ホームが増えるかどうか、ドローオッケーになるかの違いはあるが、どこでもあっても、勝に行くチームでなければ、どのカテゴリーだろうが、来季戦えない。

厳しくはなったが、予防線をはって、言い訳を用意するのではなく、最後まであがき、やり切ってやろうじゃないか。

残り「7」試合は、先制されても、どんな状況であっても、ひっくり返す心を奮い立たせ、何かを起こす。


前半
序盤は、岡山がテンポよく少ないタッチでボールを回し、中々ボールを奪えない。

3分、キックミスで、裏を取られそうになったキムテヒョンが、相手を引っ張りイエローを貰う。

3分、岡山が、ベガルタ左サイドでボールを回す。

4分、岡山左サイドから河野のクロス、左コーナー。大外からムークがシュート、こぼれをバイスがシュート、キーパー。

9分、ようやくベガルタ、フォギーニョが動きながら受け、起点となって、ワンタッチでボールをつなぐ。
最後は、左に流れた中島がキーパー前を横切るゴロパスを出すが、中山には合わず。

12分、岡山がベガルタゴール左角でフリーキック。28m。また大外から、バイスのヘッドで折り返してくるが、オフサイド。

14分、ベガルタが、左から右へとボールをつなぎ、最後は上がってきた若狭が、ミドルシュート、枠外。

16分、左サイド、氣田からパスを受けた蜂須賀クロス、右から真瀬が侵入するがDFに寄せされ、アウトでなんとかシュートするものの、ヒットせず。

17分、岡山のカウンター、永井が抜け出すが、    GK小畑が飛び出し、クリア。

19分、右から岡山のミドル、小畑が弾く。

21分、瑶大からパスを受けた真瀬キープできず。22分、中島がフリーでドリブル前進も、真瀬が上がって来ず、出し所無く。

24分、岡山佐野、若狭のパスをカット、そのままミドルシュート、枠外。

27分、中央で、中山がパスを受け、反転ミドルシュート、ヒットせず、キーパー。

29分、岡山の攻撃の後、カウンターから中山、最後は中島のミドルシュート、キーパー。

30分、岡山のカウンターはオフサイド。31分、岡山のミドルシュートから左コーナーを与えるが、守る。

33分、ベガルタカウンター、フォギーニョが相手の背後にボールを出し、入れ替わって前進。しかし、シュートまでいけず。

34分、キムテヒョンからパスを受けた氣田がクロス、中島のシュートはカットされる。

36分、岡山が、若狭の裏のゴール前に浮き球、小畑がこぼしながれも押さえる。

37分、蜂須賀が倒されれ、岡山ゴール左角30mでフリーキック、中島のキック、ファーで瑶大がヘッドもヒットせず、キーパー。

⚽40分、キムテヒョンがハーフ付近から、前の蜂須賀方向へパスを出すが、中途半端なパスとなり、岡山にカットされカウンター。中央から右のルークへ。ルークが瑶大を振り切り、中央永井へパス。永井が若狭を背負って、走り込んだルークに落とすと、そのまま蹴り込まれ、ゴール、0-1。最後、後追いで瑶大がブロックに行ったが振り切られた。

41分、やや動揺したベガルタDFに対し、岡山が連続シュート。枠外で助かる。

42分、ベガルタもカウンター。フォギーニョから中山、さらに右に振って真瀬のクロスはライン割る。しかし、この時、岡山は7人戻ってブロック作っていた。

前半は0-1とリードされて終了。シュートは岡山8本、ベガルタ5本。


後半。
ベガルタは中島に代え、富樫を入れる。

開始早々、岡山が、ベガルタエリアでの徳元のロングスロー、これはクリア。

3分、松下が自陣からのロングボール、真瀬には合わず。

4分、蜂須賀のクロスは、キーパー。

⚽6分、岡山、自陣(ベガルタの)左サイドからフリーキック。バイスのキックを、縦スルーパスで、即左サイド裏に出されると、クロス。永井が中央で壁を作り、右から19歳の佐野がバウンドシュートをたたきこまれ、0-2

さあ反撃だというところで、後半早々の失点で、ベガルタに焦りのプレーが増える。

8分、岡山の本山にイエロー。

9分、左サイド岡山の永井に、抜け出されそうになるが、キムテヒョンが寄せてクリア。ペナ内で倒したかに見えたが、ノーファール。

11分、岡山が中央35mのフリーキック。さらに左コーナー。こぼれを、強烈なミドルシュートされるが枠外。

14分、ベガルタは、若狭に代えフェリペカルドーゾ、蜂須賀に代え内田に代え、富樫を右に置いた4-4-2か。

16分、内田がパスミス。

20分、ベガルタがカウンター。富樫から真瀬、クロスに右に流れたカルドーゾが反転シュートも、キーパー正面。

22分、岡山が右ライン際30mのフリーキック。これはしのぐ。

24分、岡山はムークに代え、キープ力のあるハン イグォンを入れる。

25分、ベガルタも松下に代え梁を入れる。

26分、内田がパスカットしてフォギーニョ、カルドーゾとつなぎ、裏へパスを出すが、真瀬にはもう一歩。

28分、真瀬にイエロー。

25分、岡山自陣からバイスのフリーキックから、左からのクロス。永井のシュートは、小畑セーブ。

30分、中山がキープ、氣田から内田のクロス、カルドーゾには合わず。

31分、フォギーニョが右足腿裏が攣って、試合が止まり、ピッチ外へ。

34分、岡山は本山に代え仙波、佐野に代え成瀬を入れる。ベガルタは、フォギーニョに代え名倉を入れる。

これで中盤のバランス崩れたか、ベガルタがボールを奪えなくなる。

35分、岡山のサイドチェンジのボールが流れて助かる。

37分、パスミスをカットされ、永井にブレ球狙いのミドルシュート打たれるが、枠外。

38分、キムテヒョンからのロングボール、真瀬に通るが、徳元に抑えられ、キープできず。

39分、名倉がパスカット、氣田、真瀬とつなぐがパスを出せず。

43分、ベガルタがゴール前でつなぐが、シュートコース塞がれ、最後は中山が、ノーステップで強引シュートも、ヒットせず。

44分、岡山は永井に代え木村、田中に代え宮崎に入れクローズ態勢。

44分、こぼれ球を岡山の仙波にシュートされるが、小畑。

追加時間は4分。

1分、中山の落としを、氣田が走り込んで左足シュート、ふかす。

その後、富樫のパスをカットされ、岡山のカウンター、しかしパスミスで助かる。

⚽2分、ベガルタエリア内、が下がってボールを持つが、出しどころなく名倉を下げさせてパス。名倉は瑶大にバックパス、即蹴ろうとしたところを、仙波にひっかけられ、シュートを一度は小畑が弾くが、再びヘッドで押し込まれ、0-3とトドメ。
最後に自滅のミスが出てしまった。

4分、最後に右コーナーのチャンス。梁が蹴るがクリアされ、試合終了。

後半、ベガルタのシュートは2本、岡山は8本。

0-2となってからは、岡山が攻守のメリハリが効いたプレーで、ベガルタは、チャンスを中々作れなくなった。


シュート数: 7-16 CK:1 -3  FK: 15-16  得点:(岡山)ステファンムーク、佐野航大、仙波大志  警告:キムテヒョン、真瀬 (岡山)本山  主審:  入場: