39節:ベガルタ仙台0-2東京V、球際で押されチャンス逃し、終盤2失点

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2022 J2 39節 10月2日(日)14時03分 ベガルタ仙台 0-2 東京ヴェルディ ユアスタ仙台


中山
氣田   遠藤
(富樫)    
中島 松下 
   (梁)
内田     石原
      (真瀬)
福森 平岡 若狭
(カルドーゾ)  
小畑

サブは、杉本、真瀬、佐藤瑶大、梁、フォギーニョ、カルドーゾ、富樫。

東京Vは、GKマテウス、DF奈良輪、ンドガボニフェイス、谷口、加藤蓮、MFバスケスバイロン、稲美、加藤弘堅、井出、FW河村、染野。佐藤凌我、阪野、小池、梶川はベンチスタート。

3か月、ホームで勝利から遠ざかってるベガルタ。ここ2-3年ホームの方が勝率が悪いが、なぜなんだろう?

さて、サポ有志のチアペーパー田植えで、ベガルタゴールドに染め上がったユアスタで、必勝を期す試合。

ベガルタ仙台は、遠藤が出場停止から復帰し、CBを若狭、平岡、福森のベテラン構成に替え、WBは右に石原、左に内田、ボランチに中島、松下にし、5-4-1でスタートする布陣。

そして攻撃時は右の若狭より、左の内田が上がっていく4-2-3-1となり、前半は、ボランチの二人が前に出てきてプレス、氣田と遠藤は開く。

東京ヴェルディは、梶川、佐藤凌我をベンチに置き、河村、染野の2トップ、井出をスタメンの4-4-2。


前半は、守備重視のベガルタが5バック中心で、東京Vのロングボールや速攻を遅らせ、前からプレスで反撃しようとするが、東京Vが、遠藤他に厳しくチャージして速い攻撃をさせて貰えない。

そして、気になるのは、ベガルタマイボールで、至近距離でのパスがずれたり、背後への浮き球パスが、ほぼ流れてしまうところ。寄せが厳しいからか、ホームで気負いがあるのだろうか。

前半終了直前に、ようやく氣田のドリブルから右裏に中島のパスが通って、フリーかと思ったがトラップ嵌らず、シュート打てず。これが前半では一番の決定機だった。

前半のベガルタのシュートは、前半6分の相手のパスミスを拾った中山の1本にとどまった。東京Vには6本打たれ、コーナーも5本与えたが、守備は新5バックでスペースを埋め、無失点。

後半になると、ベガルタがうまく間に入ってチャンスを作り始めるのだが、ドリブルをゴール前で阻まれたり、ラストパスをブロックされたりと、なかなか決定機が作れなかった。

東京Vは、後半頭から前半フリーキックを担っていたMF井出に代わり、変化を作れる梶川入れる。

さらに、東京Vは、次々とフレッシュな選手をいれて、ボールへの厳しい寄せを保とうとするが、ボールが持てるようになったベガルタは、動かず。

12分、東京Vは、DF稲見に代え馬場、MFバイロンに代えFW佐藤凌我を入れる。20分には、加藤蓮に代え深沢が入る。

⚽すると30分、東京Vのカウンターから左のコーナーを与える。これを戻して左サイド奥から馬場に、精度の高いクロスをファーに放りこまれると、染野にフリーで飛び込まれヘッドで、0-1。このコーナーのパターンは、前半でもあっただけに、悔やまれる失点。

尚志高出身で、鹿島から東京Vにレンタルになった染野が、ベガルタとの対戦を楽しみにしてたいというが、喜ばせてしまった。

ここで、ベガルタも、松下に代え梁、氣田に代え富樫、石原に代え真瀬を入れる3枚代え。失点の直前に用意はしていたが、ビハインドからの投入となった。

ベガルタも34分、35分と、連続して決定機は作った。

まず、34分、松下に代わって入っていたが飛び出してパスカット、これからつないで、左サイドから中島のクロス。ゴール中央で、うまくDFの背後から飛び出た富樫がヘッドも、キーパー正面。

さらに35分、前プレで相手のパスミスを拾った中島がゴール中央をドリブル、シュートまでいくが、キーパーのセーブに阻まれる。

ここで1点でも入っていたら、流れもかわったかもしれない。

39分には、福森に代えカルドーゾを入れ、4-4-2とし、前でタメを作り始めるが、リードして余裕の東京Vに守りは堅く、なかなかシュートまで持っていけない。
東京Vは、FW染野に代え阪野を入れる。

40分に、ペナ左横梁のフリーキックのこぼれ、内田がシュートを狙うが枠外。

⚽そして43分、左サイドをえぐられ、マイナスのクロスから、ゴール前で阪野に押し込まれ0-2、万事窮す。

AT前後には、中島がサイドチェンジ、ロングボールで打開しようとするが、疲労からか流れてしまう。

後半は、ベガルタがシュート7本、東京Vは3本にとどまったが、効率良く取られてしまった。


中山ワントップで守備の負担が高いままで、勝てない試合を続けているが、45分間すら、富樫あるいや皆川が、使えない状態なんだろうか?

氣田が本調子なら長く使ってもいいのだろうが、膝に爆弾がある中、長い時間使うより、富樫、中山で前プレを分担し、中山に攻撃の余力を持たせたい。

組み立ての部分や、セットプレー以外の守備は、光が見えてきても、肝心のフィニッシュが迫力を欠く。

また相手のロングボール攻撃を鈍らせる意味でも、中山以外に、富樫なり皆川で、プレスして追い込んでいくべきではないだろうか。とまあ、言いたくもなる。


それでも、この試合でも、決定機は2-3回あったので、そこは決め切っていくと勝利も見えてくる。

また、久々スタメンの福森が、CB左から精度の高いロングボールを何本も供給し、守備でもかなり積極的にプレーしていた。今後のビルドアップに貢献できるのではないか。

まだ、終わっちゃいない。全員で、球際で、もう一段踏ん張って、チャンスを広げてもらいたい。

リーグ戦は残り3試合。まず新潟に待ったをかけて、6連戦への道筋を。やればできる。