2022 J2 29節 7月30日(土)19時03分 ベガルタ仙台 2-2 レノファ山口 維新みらいふスタジアム
中山 富樫
(カルドーゾ)(皆川)
氣田 石原
(福森)
中島 富田
(吉野)
内田 平岡 瑶大 蜂須賀
(鎌田)
杉本
サブは、小畑、吉野、福森、山田泰樹(2種)、鎌田、カルドーゾ、皆川。
山口は、GK寺門、DF高橋秀典、渡部博文、生駒、桑原、MF佐藤健介、佐藤健太郎、兒玉、高井、FW沼田、梅木。関、山瀬、大槻はベンチスタート。
前節、直下の長崎に苦杯を喫したベガルタは、アウエーながら、山口からは勝ち点3を上げたい試合。
しかし、直前にコロナ禍で、一部の選手が出場不可能となり、DFの控えに、2種の山田泰樹選手をベンチに入れるという苦しい布陣。
それでも、カルドーゾ選手が、5月の怪我以来久々にベンチ入りし、FW陣は揃ってきた。
試合は、ベガルタに、攻撃のリズムが出て来たと思われた、前半22分に、自陣のパスミスを拾われて先制を許す。
しかし、34分に、中島のコーナーキックから佐藤瑶大の落とし、中山が決めて同点。さらに、4分後には、カウンターから、蜂須賀のクロスを富樫がヘッドで決め、前半で一気に逆転した。
その後、ベガルタが決定機を3度逃していると、後半、運動量が衰え、マイボールを山口に取られて、次々にピンチ。後半はシュート10本を浴びた。
なんとか、杉本のセーブや、相手のシュートミスで、終盤までリードと保ったが、交代選手もあまり流れを変えられず、山口ペース。
そしてついに、終了直前の45分、コーナーから渡部博文に押し込まれ、2-2同点とされ、勝ち点1に留まった。
攻撃主体とはいっても、守備に専念すべき、コーナーやセットプレーからの失点がまたまた出た。しっかりと防ぐべき課題だろう。
それでも、内容的には山口が優勢、コロナ禍の試合の中で、勝ち点1はキープした。次のホームでの勝利を期す。
前半
開始直後から約10分間、シャワーのような雨が降る。
3-4-2-1の山口。ボール保持率がリーグでも高いというが、序盤から、速いプレスと、時折見せる、中央への縦のスルーパスを通して、ベガルタの守備を引き裂いていく。立ち上がりは、なかなか反撃のペースがつかめなかったベガルタ。
それでも、4分、左サイドでつなぎ、氣田がドリブルからシュート、キーパー弾いてコーナーを得る。コーナーのこぼれを、佐藤瑶大が素早く反応して、左足シュートも、バーを叩いて決まらない。
ここからベガルタが攻撃のリズムをつかむ。中島がボールを散らす。
13分、中島が裏へのロングボール、富樫が飛び出るがもう一歩。14分コーナー得るが、決まらず。
16分、山口ゴール前で、中山のヘッドのつなぎを、富樫がオーバーヘッドしようとして、梅木の顔面を蹴ってしまい、富樫にイエロー。これは危ないプレー。
梅木治療の中断の後、ベガルタがボールを回し、またも中島が浮き球で裏にパス、富樫へはもう一歩。
⚽22分、山口が詰めてくるところ、自陣で佐藤瑶大が、右サイドの石原に向けてパス。これが弱かったのと、石原一瞬、首を回した瞬間を高井に狙わて、ボールを奪われ、ドリブル前進を許す。高井は平岡の背後で横パス。これを沼田がシュート。内田、平岡が遅れてブロックに行くのが、リフレクションでGK杉本の逆を突き、ゴールに吸い込まれ失点。0-1。
<飲水タイム>
24分にも、山口が縦パスから梅木がフリーでクロス、ここは杉本。
25分、中島が左からのサイドチェンジ。蜂須賀上がっていくが、もう一歩。
29分、パスカットした氣田が、ドリブルから横にずらしてシュート、枠外。
31分、山口ゴール中央やや右24mでフリーキックを得る。中島のキックは壁で左コーナーを得る。
⚽34分、左コーナークリアで今度は右コーナー。中島のキックを佐藤藤瑶大が下がりながら前へ折り返すヘッド、中央にいた中山がワンタッチで押し込み、1-1と同点。中山は3試合連続、10点目。
⚽38分、山口が攻めたところを富田がパスカット。カウンターで氣田がキープ。右サイドへパスを送ると、上がってきた蜂須賀が、ファーの富樫とタイミングを合わせて、大きく巻くクロス。これを富樫がジャンプ一番、ループ気味にヘッド。これがバーを叩きながらゴール、2-1と、前半で逆転。富樫も、今季9点目。
さらに、41分、中山のブロックからカウンター、蜂須賀が上がって、ためて、ためてクロス。左からどフリーの氣田、バウンドしたボールにタイミング合わず、シュートは枠外。決定的。
追加時間は3分。
ボールが行き交うATタイム。
2分、平岡の裏にパスを通され、クリアも左コーナーを与える。こぼれをつながれ、クロスかクロスからファーで兒玉のヘッド、枠外。
前半の山口のシュートは2本。それで、1点を決められた。が、前半の内に逆転し、後は勝ち切るのみ、と思われた。
後半
ベガルタはマイボールをシュートにつなげず、徐々に山口が保持する時間が増え、ピンチが増える。
1分、山口に左からえぐられ、中央へのパス。ここは石原がクリア。
3分、内田が、キーパー前にアーリークロス、キーパーが飛び出てヘッドでクリア。
5分、中原から中山ためて、内田が上がってクロス。キーパー前、富樫もう一歩。
10分、瑶大がパスカット、氣田がスルーパスをだすが、キーパー。
12分、山口の佐藤謙介がシュート、キーパー正面。
14分、瑶大がスラィデイングでかわされ、山口に2-1を作られるが、ラストパスはオフサイドで助かる。
16分、内田のクロスに、ベガルタ中央で二人がスルー。最後は右でフリーの蜂須賀がシュート、キーパー正面。決定的。
19分、山口が、左からのクロスからシュート。これは瑶大が詰めて、左コーナー。
22分、ベガルタは内田に代え鎌田、富田に代え吉野を入れる。石原が左SBに回り、右MFに鎌田。
23分、山口の左コーナーから、ヘッドはバー、2本目のシュートは杉本がしのぐが、こぼれ、3本目はふかしで、助かる。
<飲水タイム>
25分、石原がロングボールで裏へ。中山が飛び出るが、キーパーが出てクリア。
27分、山口が右からするすると侵入、シュートまで打たれるが、杉本が腕1本で弾き、しのぐ。危なかった。
29分、ベガルタがパスカット、中島がヘッド前に送ると、左から富樫がドリブル前進、角度ないがシュート、枠外。右から中山がフリーで上がっていたが。
32分、ベガルタは氣田に代え福森、富樫に代え皆川が入る。石原が一つ前に出る。山口も桑原に代え高木が入る。
33分、山口が左コーナー。ショートコーナーからこぼれをシュート打たれるが、ふかしてくれる。
35分、中山がヘッドでつなぎ、皆川がシュート狙うが、クリアされる。
36分、山口は高井に代え、ベテランの山瀬が入る。これがポイントとなった。
38分、杉本のゴールキックを、山口の選手がそらし、中山が、どフリー。右から右足でシュート狙うが、ふかす。決定的。疲労もあったのだろうが、余裕が無かった。
42分、中山に代え、カルドーゾが入る。なんとか締めにかかるベガルタ。
43分、山口も3枚代え。梅木に代え岸田。佐藤謙介に代え神垣、佐藤健太郎に代え大槻が入る。
43分、山口が左コーナー。キッカーは山瀬。1本めはしのぐが、2本目。
⚽45分、山瀬のCKに中央から渡部博文に体ごと押し込まれ、2-2。
土壇場で追いつかれた。ベテラン山瀬の精度のいいキックにやられた。
追加時間は、5分間。
山口は、場内の激しい太鼓、拍手の応援の中、勝利を狙ってくる。2分、放り込みからシュート打たれるが枠外。
3分、左ライン際35mのフリーキックを得る。中島のキックは曲げながら枠内に飛ぶが、キーパーに弾かれる。
4分、これで得た右コーナー、ゴール前で混戦になるが、結局押し込めず。ドロー。
後半疲れたのか、狙いなのか、裏へのロングボール攻撃が多くなり、FW頼みになってシュートの確度が下がった。
また、残り10分までに選手を代え、攻撃も、ボールのキープもできず中途半端に終わった。
勝ち点3を取るために、疲れの中でも、時間を見て、冷静な試合運びを演出する選手がいて欲しかった。。
シュート数: 12-12 CK: 6-5 FK:13 - 10 得点:中山仁斗、富樫敬真 (山口)沼田駿也、渡部博文 警告:富樫 主審:山本雄大 入場:3,588人