20節:ベガルタ仙台0-2ジェフ千葉、連携合わず完封負け

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2022 J2 20節 6月5日(日)14時03分 ベガルタ仙台 0-2ジェフユナイテッド千葉 福田電子アリーナ


皆川(富樫)

氣田 遠藤 加藤
  (中山)(鎌田)  
中島 フォギーニョ
(吉野)      
内田 キム 平岡 若狭
    (真瀬)
小畑


サブは、杉本、吉野、真瀬、石原、鎌田、富樫、中山。

千葉は、GK新井、DF西久保、新井、チェンミンギュ、鈴木大輔、MF福満、田口、熊谷アンドリュー、美木、風間宏矢、FWはチアゴ デ レオンソ。川又、櫻川ソロモン、ブワニカ啓太、小林祐介はベンチスタート。ベガルタから期限付き移籍中の、秋山は契約で出場できない。

中3日5連戦の最後は、ジェフユナイテッド千葉と対戦。

千葉との対戦は、2002年から2003年のJ1時代に4回あって、まだ一度も勝てていない相手。

最後の対戦は、2003年10月、あの伝説の岩本の弾丸フリーキックで先制しながら、佐藤勇人に2ゴール決められて、1-2と逆転負けしている。

今回は、それから19年ぶりの対戦。しかもサッカー専用スタジアムのフクアリで、関東開催ということで、仙台からと関東サポが、多数集結した模様。

さて、試合は連戦で、疲れの見えるベガルタは、ボールを持ちながらも、千葉が前線が前プレス、中盤から後ろの堅い守備で、パスが乱されゲインできない。

とりわけ181cmのボランチ、熊谷アンドリューに、悉くチャンスの目をつぶされ、決定機を中々作れない。

ベガルタの攻撃が、平岡からのロングボールか、ゆっくりとしたサイドへの展開、遠藤に当てるなど、パターンが見えたところを、予測で詰められ、なかなかゴール前までいけなかった。

前半2度ほどあった決定機も、15分のフリーの皆川は空振り、35分の中島の侵入は、ペナ内でキープし切れずと、シュートが打てなかった。いつもは、かっちりしたプレーの二人にも、連戦の影響が出ていたか。

千葉の攻撃の方も、前半は、パスミスが多かっただけに、先手を取って、主導権を握れなかったのが、残念。

後半は、立ち上がり早々に、千葉のサイドチェンジからのクロスを、ブワニカに頭で押し込まれ失点。

さらに、2分後には前掛りのところをボールを奪われ、三木にドリブルでフリーで抜け出され0-2と、ホームの千葉に、短時間で加点され、その後は、がっちり守られた。

ベガルタは、選手を代えて打開を図ったが、数少ない決定機は、相手キーパー新井の好守にも阻まれ、無得点。

栃木戦、天皇杯Honda戦、そしてこの試合と、厳しい内容が続いている。

マイボールでのパスがずれたり、ミスになったりと、さらには、相手に展開を読まれて詰められ、慌てている感もある。

研究されてきて、より速い判断と、動き出し、パス・スピードが求められる段階になっており、攻守に一段の磨きをかけないといけないのは、選手・スタッフも分かっていると思うので、いったん頭を切り替えて、修正していってほしい。

試合。
コイントスで、エンドを変えてで始まった。千葉は3-4-2-1、ベガルタは遠藤トップ下の4-2-3-1。

前半
2分、若狭がフリックで抜いて上がっていくが、カットされる。さらに、スローインから加藤が上がっていくが、ライン割る。

4分、千葉がボールを回し、左から右へのロングボール、流れる。

5分、中央遠藤がドリブルで倒され、やや右30mでフリーキックを得る。遠藤のキックは流れる。

7分、カウンター、加藤がためて、裏へのスルーパス、遠藤ニアに走り込むが、合わず。

8分、千葉陣内でのスローイン、皆川のクイックスローにチャンが慌ててブロック、距離不足で間接フリーキックを得る。

9分、中島のキックは、GK新井がパンチング。こぼれを氣田がつないで、遠藤が左からのミドルシュート、枠外。

11分、12分と千葉がつないでパスを出すが、いずれもパスミスで終わる。

15分、千葉がベガルタ左でコーナー。ショートコーナーからのクロスは、クリア。

15分、キムのキックから、氣田がフリックで遠藤につなぎ、遠藤ワンタッチでクロス。中央皆川フリーで、ボレーシュートを狙うが、空振り。ここは決定機だった。

21分、千葉のCB鈴木大輔が腿裏?自傷で、突然しゃがみこみ、そのまま退場。24分、FWブワニカ啓太に代わる。千葉は4-4-2に変更。これが後で効いてくる。

25分、千葉田口のパスを受けたレオンソが、反転シュート、これは大きく外れる。

28分、内田にイエロー。

29分、ベガルタゴール前、クリアが小さいところを千葉に拾われ、チャンのシュートを浴びるが、小畑正面。

31分、左サイドで回して、最後は中島が左足で浮球のシュート、枠外。

35分、中央でパスカットして、氣田がドリブル前進、左前方に抜け出た、フリーの中島へスルーパスを通す。しかし、DFに足元に寄られ、キープできず。惜しかった。

39分、ベガルタがボールを回し、遠藤が裏に出すが、皆川には合わず。

41分、自陣でキムが競り合い、前頭部打ち、倒れるが、起き上がる。

44分、上がった内田がアーリークロス、皆川もう一歩。

追加時間は3分間。

2分、中島がサイドへのパス。加藤がドリブルで侵入、パスと見せて、ニアにシュート、キーパー。角度無かった。

前半はベガルタやや優勢も、枠内シュートも少なく、スコアレスで終了。

後半。
皆川に代わり、富樫が入る。

開始早々、スローインから富樫が裏に侵入、パスを出すが、合わず。

⚽2分、千葉がカウンター、左から右へと展開。左からのクロスに、GK小畑は出かかるが、戻る。レオンソが競り、浮いたところを、ブワニカにヘッドで押し込まれ、失点0-1

後半早々の失点で、出鼻を挫かれるベガルタ。それでも、

4分、加藤がドリブルで上がり左足シュート、ヒットせず。

⚽25分、中盤で千葉がボールが落ち着かないところをカット。レオンソのアウトにかけた絶妙スルーパスに、右サイドを抜け出した三木がドリブル前進。平岡を抜いてフリー、小畑飛び出すが、左足で軽く浮かせるシュートを決められ、0-2

短時間で2失点で、ベガルタも少し慌てる。中盤でカットされ、パスがつながらず。

13分、氣田がカウンター、上がって横パスを出すが、カットされる。

14分、ベガルタは、中島に代え吉野、遠藤に代え、中山を入れる。その後、ブワンカの反転シュートは枠外。

15分、滑る富樫。若狭がシュートも枠外。

17分、カウンターから、千葉のアーク付近左25mフリーキックを得る。氣田のキック、こぼれを富樫中山とつなぎ、ペナ内の跳ね返りをフォギーニョがヘッドで枠内に打つが、GK新井がワンハンドで弾き出す。惜しい。

これで、右コーナー。フォギーニョのキックのこぼれ、吉野シュートも枠外。

20分、加藤に代わり鎌田が入る。

23分、若狭が、千葉の背後へ浮き球を送るが、合わず。

24分、氣田のドリブルから右の鎌田へ。鎌田のクロスは流れる。

26分、千葉のカウンターはしのぐ。

28分、氣田がパスカット、ドリブルからの侵入も、ラストパス出せず。

30分、右サイドでつなぎ、若狭のクロスに、中央富樫フリーでボレーシュート狙うが、枠外。

31分、平岡に代わり真瀬が入る。若狭がCBへ。

千葉の西久保が倒れてピッチ外へ。2種の17歳、DF矢口が代わって入る。

33分、カウンターから真瀬のクロス、富樫の頭上通過。

35分、富樫から氣田、侵入もパスつながらない。

36分、真瀬からパスを受けた吉野が侵入、折り返すが合わず。

40分、富樫からパスを受けた中山が反転、強引ミドルシュート、枠外。

42分、氣田のクロスに真瀬がヘッド、これで右コーナーを得る。キッカーは鎌田。決まらず。

追加時間は4分間。
千葉のカウンターは内田が阻止。

2分、吉野のスルーパスは蹴り出される。

3分、内田のトラップミスを、千葉の17台矢口に取られる。

5分、千葉はブワニカに代わり、佐久間、レオンソに代わり櫻川ソロモンが入る、時間使い。

結局、0-2と、この試合では、ベガルタが千葉の堅い守備を打ち破れず、貴重な決定機に決め切れず、敗戦。

シュート数: 12-7 CK:2-1  FK: 17- 10  得点:(千葉)ブワニカ啓太、見木友哉  警告:内田 (千葉)チャンミンギュ  主審:川俣 秀  入場:7,401人