16節:ベガルタ仙台4-1金沢、中島華麗FK、フォギーニョ2得点、皆川ダメ押しで大勝

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2022 J2 16節 5月15日(日)14時03分 ベガルタ仙台 4-1 ツエーゲン金沢 ユアスタ仙台


富樫
(皆川)
氣田 遠藤 名倉
(鎌田/カルドーゾ )

中島 フォギーニョ 
(加藤)(吉野)
内田 キム 平岡 若狭

小畑


サブは、杉本、吉野、真瀬、加藤、鎌田、皆川、カルドーゾ。

金沢は、GK白井、DF松田、松本、庄司、長峰、MF、嶋田、藤村、小野原、平松、FW杉浦、林誠道。丹羽、大石、毛利はベンチスタート。

GW5連戦から1週間。仙台に戻って金沢と対戦。

金沢には、元ベガルタの藤村、杉浦が主力して出場している。

前半は、金沢のサイド攻撃に手を焼き、島田のクロスやコーナーキックからフリーのシュートを許したり、藤村のミドルなどを枠内に打たれたが、しのぐ。

ベガルタは右サイドで細かくつないだり、左から内田のクロスチャンスを窺うが、決定機までは少ない。

しかし、36分に中島が鮮やかなフリーキックを直接決め、気持ち優位に立つと、後半は、前がかりで戻りが遅い金沢に対し、人数をかけ、ワイドな展開のベガルタのカウンターが炸裂。

最後は、フォギーニョが自陣から長い距離を走って、いずれも遠藤のアシストから、後半16分までに2ゴールを上げ、3-0と勝負あったかと思われた。

しかし、30分、ベガルタが選手を代えた直後に、金沢の左コーナー。GK小畑のワンハンド・パンチングが飛ばず、ダイレクトで松本に蹴り返えされ、決められて、1-3となった。

終盤、ベガルタは足攣りの中島に代え加藤を入れる。その加藤が、36分、コーナーのこぼれをプレスして奪い、カルドーゾにつなぎ、最後の皆川の4点目のダメ押し点につなげた。

以下、得点経過のみとw


⚽ベガルタは前半36分、遠藤の仕掛けで、金沢ペナ左角でフリーキックを得る。これを中島が、巻いて落とす絶妙キックで直接ゴール!先制。
若武者ボランチの初ゴールで、五分五分の展開から、一気に流れを引き寄せた。ゴールエリアに下がって守る金沢に対して、ベガルタの選手が、一斉に前に出てDFを動かしたのも効いたか。

⚽ベガルタ、後半6分には、自陣での中島のパスカットからのカウンター、内田名倉富樫から遠藤とつなぎ、遠藤が中央からシュート。

これはブロックされるが、自陣から、長躯走り上がったフォギーニョが、その勢いのまま、ボールを拾って、右から流れながら、ファーサイドぎりぎりへのシュート。これが決まって2-0。フォギーニョにも初日。一気にベガルタペースへ。

⚽ベガルタ15分にもカウンター。フォギーニョが自陣で藤村からボールを奪い、氣田に渡して、自分も上がる。氣田からパスを受けた遠藤は、今度は左に流れ、フリーでタイミングが計る。左足で速い横パスを送ると、ファーでフリーのフォギーニョが左足インサイドで当ててゴール、3-0。フォギーニョ、マルチな日。

金沢は30分、左コーナーから小畑のパンチングのボールを松本が蹴り返し、1点返し1-3

⚽ベガルタ4点目は、36分、左コーナーからのこぼれをつないで、加藤がDFにプレスをかけてボールを奪い、右のカルドーゾへ。カルドーゾ、得意の右からのドリブルでゴールライン付近までえぐると、DFの股抜きの横パス。ファーで、どフリーの皆川が押し込んで、4-1とトドメ。

今日は強引に行かず、皆川をアシストしたカルドーゾ。毎試合点に絡めばチームとしてはオッケー。


遠藤が3得点に絡み、やはり攻撃にアクセントをつける大黒柱。それによって、中島、フォギーニョと汗かき役で、点も欲しかったボランチ陣にもゴールが生まれた。

さらに4点目では、遠藤いなくても、最近元気のなかった加藤が起点で、点が欲しかった皆川にもゴールで、ベガルタの攻撃は乗りに乗っている。

さらに、内田名倉も攻撃のタイミングが嵌ってきて、内田はいいクロス、名倉は仕掛けからの惜しいシュートがあった。

ここに、怪我から復帰の選手が加われば、夏場もうまく回しながら、勝ちを積めるかもしれない。


さて、ちょっと気になるのは、4点目を取ったあとのベガルタの守備。まだ、時間があるということで追加点を取りに行く、という姿勢だったのかもしれない。

が、金沢のパス回しに、不用意に前に出て、逆にスペースに走り込まれて、左サイドなどを、大石に突破され、再三フリーでクロスを上げられ、中央でDFの1対1の勝負にも負け、あわやのシーンが2度ほどあった。人がかわって、囲む前に、ハーフスペースに走り込まれた。

また、攻められた後、ゴールキックで、アバウトに前に蹴っていったが、ボールを前でキープできなかった。もう少し確実つないで、相手陣で時間を使いながら、勝ち切るという手もあったのではないか。

ともかく、下位をたたいて、この時点で首位にたったのは、全員の努力の賜物である。
が、まだ、3分の1を消化しただけ。

補強などで、各チームが、決定力を上げていく事が予想される後半に備え、また、上位からも勝利して、勝ち点を積むためにも、今から、90分をしっかり締める戦いをしてもらいたい。


シュート数: 11-12 CK: 3-8  FK: 6- 5 得点: 中島元彦、フォギーニョ2、皆川祐介  警告:吉野  主審:大坪博和  入場:8,536人