17節:ベガルタ仙台4-2大宮、内田が好アシスト、名倉、富樫、フォギ、カルドーゾで決め切り、3連勝

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2022 J2 17節 5月21日(土)14時03分 ベガルタ仙台 4-2 大宮アルデージャ NACK5スタジアム大宮


富樫
(皆川)
氣田 遠藤 名倉
(加藤/カルドーゾ )

中島 フォギーニョ 
(吉野)    
内田 キム 平岡 若狭
(真瀬)    
小畑


サブは、杉本、吉野、真瀬、加藤、鎌田、皆川、カルドーゾ。スタメン・サブとも前節同じ

大宮は、GK志村、DF茂木、西村、新里、小野、MF矢島、大橋、武田、柴山、FW富山、小島。河田、菊地、泉澤はベンチスタート。

雨のNACK5。

ベガルタは序盤、ブロックを組んだ大宮の前に、なかなか前にパスを送れず、後ろで回す。

しかし、徐々に、狭い地域でワンタッチでつなぎ、相手を引き付けて、外にフリーを作る形でチャンスを作る。

一方で、CBからのパスを狙われて、カットされ、フリーでシュートを打たれるピンチの場面も。

それでも、30分、キムテヒョンのロングボールから、相手のミスに乗じた内田の落ち着いたクロスに名倉が、39分には遠藤のCKから、富樫が決めて2-0と優勢に立つ。

後半9分、ロングボールから、富山のシュートで2-1とされるが、15分に、氣田の仕掛けから3人引き付け、中央フリーで待ち構えたフォギーニョが、ミドルを豪快に決め、3-1と再び突き放す。

その後、互いにメンバーを変えたが、大宮が河田などポイントゲッターを入れたの対し、ベガルタは遠藤、氣田、富樫を下げて、前でキープの時間が短くなると、大宮に攻められる。

しかし、37分に、フリーで上がった内田のクロスに、中央でカルドーゾがしっかり頭で合わせ4-1と追加点。

これで決まったかと思われ、連戦も見据えて内田、中島も交代したが、AT3分、またもロングボールから、菊池に決められ4-2と詰め寄られたが、最後は逃げ切って3連勝。

最後の失点は、足首を痛めた若狭が続行出場して、対応が遅れた感もあった。


この試合も、若狭を右SBにしたことで、クロス対策と、左に集めた時に、フリーで右から上がり、ゴール前まで行く攻撃を見せた。

また、終盤、左SBの内田を下げると、真瀬を右SBいれて、平岡と若狭の2CBにして、キムテヒョンを左SBにするという、スライド布陣。

さらに、ボランチややSBを下げずに、GK小畑がビルドアップ参加で、前に人数を残すなど、いろいろ試した試合だった。ただ、雨のせいもあり、小畑のパスの精度はそこまで上がっていない感じ。

それでも、戦い方として、先手先手で、決定機に、いずれも難しいシュートを決めて4点取れたのは、攻撃時の連係の深まりと、自信が伺える。

特に、内田の左足クロスの精度が素晴らしく、名倉、カルドーゾもしっかり決めた。

また、右SB若狭は前半早々に、左サイドで味方が密集でつないでいる間に、ゴール前までかけあがり、ゴールまであと一歩と惜しいシーンがあった。

そして今回は、試合の終盤、あわてて蹴らずに、つないで時間を使う修正も、前節の反省からできていた。

何より、天皇杯を含む中3日5連戦の頭を、まず勝利で始められ、先行することで、選手を交代しやすくもなった。

半面、後半出場の選手がゴール欲しがって、味方を使わず強引に行くプレーや、簡単にボールを失う場面もまだある。

くどいようだが、これから上位チームとの対戦では、相手に決定力のある選手や、精度の高いパスが増えてくるので、ボールロストの時の素早い戻り、セーフティなプレーも増やして、確実に勝ち星を増やしていってほしい。

前半
静かな立ち上がり。大宮はあまり前から来ない。

3分、ベガルタが左奥35mのフリーキックを得る。遠藤が蹴るが流れる。

7分、左サイドでワンタッチでつなぎ、内田からパスを受けた富樫が、ファーサイドにボール送ると、上がっていた右SBの若狭がダイレクトで狙うが、枠外。

10分、またワンタッチで相手の間、間でつなぎ、フリーキックを得る。中央35m、中島狙うが、バーの上。

13分、大宮がパスカットで中央25mでフリーキック。矢島が狙うが壁。

17分、内田の縦のスルーパスに、富樫が左から侵入、横パスを送るが、名倉は打てず。

20分、大宮がパスカット、ゴール前でつながれ、最後は右から柴山がフリーでシュート、逆を取られるが、GK小畑が抑える。危ない。

その後は、後ろで回すベガルタ。中々突破できず、時々富樫が下りて、つなぐ。

25分、ベガルタがゴール前でつなぐ。名倉が遠藤とのワンツーで、右コーナーを得る。遠藤のキックに、若狭がヘッド、枠外。

27分、大宮矢島のスルーパスに、富山飛びだすが、トラップ大。

⚽30分、左サイドで遠藤開き、インサイドを上がった内田めがけた、キムテヒョンがロングボール。大宮DF二人が交錯して倒れ、こぼれるところ内田が拾ってフリー。タイミング図ったワンバンの横パスを出し、右から飛び込んだ、名倉が右足ボレーで合わせて先制!1-0

名倉は今季2点目。

35分、リードしたベガルタは、やや下がって構える。

37分、大宮の浮き球パスはオフサイド。

⚽39分、ベガルタが左コーナー。遠藤のキックを、ニアで若狭がすらした速いボールを、富樫がヘッドを突きあげるようなシュート、ゴール、2点目。2-0。富樫は今季6点目で、チーム内トップ。

43分、カウンターをカットされ、大宮のクロス。富山には合わず助かる、

前半は、2-0とリードして終了。

後半
いきなり柴山のクロスで、大宮のコーナー。ショートコーナーからの攻めはクリア。

3分、中島がワンタッチで若狭につなぎ、クロス。名倉がスルー、中央遠藤フリーでヘッドもキーパー正面。

5分、ベガルタゴール前で、大宮武田がキープ。25mのフリーキックを得る。武田が蹴るがバーの上。

7分、名倉が裏にスルーパス、若狭上がっていくが、もう一歩、

⚽8分、大宮のカウンター。ロングボールでベガルタ左奥にいた富山へ。富山フェイントしながら、ニアにシュート、キムテヒョンの足に当たってコースが変わりゴール。2-1と1点返される。

これで、大宮にも躍動感が出て、ボールが回り出す。

⚽しかし、15分、内田のパス受けた氣田がドリブルで左サイドから侵入、3人のDFを引き付け折返し、中央でフリーになっていたフォギーニョに優しいパス。これをフォギーニョ踏み込んでの豪快ミドル、ゴール右隅に決まり3-1。再び突き放す。

フォギーニョ2試合連続、3点目。

16分、離された大宮は、大橋に代え菊地、富山に替え河田を入れる。ベガルタも遠藤に代え、カルドーゾを入れる。

17分、右サイドでボールを奪った中島が、反転即、左へサイドチェンジ。

20分、内田のクロスから名倉が受けて、スルーパス。氣田が飛び出るがもう一歩、

22分、中央で氣田がパスカット、そのままドリブルで前進、流れてシュート、キーパー。これで右コーナーを得る。中島のキックに若狭のヘッド、枠外。

24分、大宮柴山がワンツーで侵入、シュートも枠外。

26分、矢島から河田、こぼれを小島に詰められるがしのぐ。

27分、ベガルタは氣田に代え加藤、富樫に代え皆川を入れる。その直後、大宮にペナ内まで侵入されるが、ファールで終了。

32分、加藤が左からドリブル。カットインシュートはブロックされる。

34分、自陣からのクリアボールが皆川につながり、キープ。カルドーゾ、フォギーニョから、カルドーゾのヘッド、流れる。


⚽37分、中央で氣田がキープ、大宮選手を集めておいて、左サイドフリーの内田へ。内田が上がってのクロス、中央でDFと競りながら、カルドーゾが頭を振ると、っゴール隅に決まって、4-1。トドメ。

カルドーゾも今季3点目。

38分、これで2アシストの内田もお役御免。真瀬が変わりに入り右SBへ。若狭がCBにずれ、キムテヒョンが左SBにスライド。

42分、ベガルタの右サイドから左裏へ大宮のクロス。小畑がワンハンドで出して左コーナーを与えるがしのぐ。

42分、大宮が右コーナーのところで、柴山に代わり高田が入る。コーナーからのシュートはクリア。

44分、カルドーゾ、足を痛めいったんピッチ外も、戻る。

追加時間は5分間。
1分、大宮のクロスから河田のヘッド、若狭が体を当てるが、着地時に足首ひねる。ヘッドは枠外。

さらに、若狭のクリアを拾われ、シュート打たれるが、小畑セーブ。

2分、ベガルタのカウンター、カルドーゾひとりでドリブル前進、シュートまで行くが、キーパー。

⚽3分、ここから大宮、右からのロングボールを、平岡の裏で頭で落とされ、中央の菊地がフリーでワン・トラップのからシュート、決められ2-4。若狭、足首のせいかで寄せが遅れた。

4分、吉野がキープして、右コーナーを得る。ここでキッカー不在でもたついている内に、加藤が蹴りにいくが、とばっちり遅延でイエロー貰う。

6分、カルドーゾから加藤、さらに皆川がドリブル侵入するが、シュートは打てず。

試合は4-2でベガルタが勝ち、3連勝、首位キープ。


シュート数: 9-10 CK: 4-5  FK: 14-10  得点:名倉 巧、富樫敬真、フォギーニョ、カルドーゾ (大宮)富山、菊地  警告:加藤千尋 (大宮)小野  主審:榎本一慶 入場:6,388人