15節:ベガルタ仙台1-0松本山雅、道渕のJ1初ゴールをがっちり守って連勝

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2019J1 15節 6月15日(土)19:00 ベガルタ仙台1-0松本山雅FC サンプロ アルウィン


長沢 石原直
(大岩)(ハモン)
関口   道渕
(石原祟)   
松下 富田

永戸 平岡 シマオ 蜂須賀
     
シュミット

サブは、川浪、大岩、梁、石原祟兆、吉尾、兵藤、ハモンロペス。松本山雅は、FW杉本、ペレイラ、永井、MF高橋諒、宮阪、藤田、田中隼磨、DF橋内、飯田、今井、GK守田。高崎、岩上、パウリーニョは、ベンチスタート。

互いにプレスしあう展開から、36分、カウンターでボックス内に押し寄せ、最後は永戸のクロスに、道渕がフリーのヘッドで決めて先制。後半は、松本に攻められる展開も、カウンターでのセットプレーなどで、セーブされるが枠内シュート。最後は大岩を入れて、5バックで相手のヘッドを無力化して、逃げ切った。

ベガルタは今季ようやくアウエーで勝利。そして連勝。道渕は移籍後初ゴール。ゴール以外でもドリブルでリズムを変えたり、時間を使うなど活躍した。そしてシマオマテ。この試合でも、ペレイラを密着マークでいらつかせ、球際はことごく勝ち切って効いていた。

7連戦の頭で「直上」の相手を破り、幸先良くまず白星とした。今後は、上位チームとの対戦続く。粘ってホームでさらに勝利を。


前半。
ベガルタは石原直樹が、久々スタメンの4-4-2。吉尾はベンチスタート。雨でピッチはスリッピー。気温も低そうだ。
1分、道渕が、相手右コーナー付近まで攻め上がるが、クロスは上がられず。さらに右サイドから松下のサイドチェンジ、長沢には合わず。ベガルタは、シマオマテが、長身のFWペレイラに密着。3分、ベガルタ球際きびしく行。松本山雅も切り替えが速い。

4分、松本山雅が左からの攻め、永井がフリーで、ニアへのクロス、中央から、なだれこまれるが、ダンが足でクリア。さらに、フリーのペレイラのミドルシュート、ふかす。5分、ベガルタの右から左と、サイドチェンジで揺さぶる松本山雅。そのあと、ベガルタがカウンター、石原からパスを受けた、右の道渕がフリーでクロス、ファー流れる。7分、松本山雅の攻めをしのいで、松下がロングボール、関口が上がっていくが、クリアされる。8分、右から蜂須賀の浮き球クロス、合わず。ここで、松本山雅のDF橋内が膝を痛め、ピッチ外。

9分、松本山雅は10人、橋内はその後、テーピングして戻る。11分、蜂須賀がボールを持った道渕を追い込し、えぐっていくが、押し返される。12分、橋内に代わり、エドゥアルドが入る。これが勝負の綾となった。13分、右コーナーを得る。永戸のクロスは、蜂須賀の頭上通過。14分、ペレイラのカウンターも、平岡戻る。ファールを取られる。松本山雅自陣でのフリーキック。

16分、ベガルタエリアで、パスカット応酬、松本山雅が連続攻撃、左から田中がシュートも、枠外。17分、ベガルタのカウンター、関口から道渕もプレスされてボールを失う。松本山雅のクロスは、シマオマテがクリア。18分、田中からパスを受けた永井が、ひとりかわしてのシュート、シュミットダニエル(ダン)正面。19分、道渕から蜂須賀とつなぎ、クロス。長沢はヘッドはもう一歩。さらに関口から長沢が左からのパス、最後は石原、合わず。

22分、ベガルタが回して、最後は蜂須賀のクロス。キーパー。24分、永戸のふわっとした浮き球クロス、長沢DFの前に出るが、もう一歩。25分、ベガルタの守備がバウンドに合わず、パスを出され、最後は、ベガルタの裏に出たペレイラ、しかし、ダンが押さえる。27分、関口の速いクロス、合わず。さらに関口、浮き球で入れるが、合わず。ここまでベガルタ、サイド攻撃で同じリズム、縦パス無し。

28分、右の蜂須賀が、切り返しての左足クロス、ファーで関口合わせようとするが、流れる。30分、松本山雅のカウンター、オフサイド。31分、左の永戸が右足でクロスを入れるが、クリアされる。こぼれを道渕が拾ってクロス。このこぼれを、ボックス左角で永戸が右足の強烈シュート、永井が顔面ブロック。永井、一時ピッチ外。

32分、関口のクロス、ボックス内石原スルー、混戦で長沢ヒールで押し込もうとするが、クリアされる。34分、永井がカウンターで上がってくるが、関口が戻って押さえる。ハーフ付近で松本山雅のフリーキック。
37分、ベガルタのカウンター、石原から右の蜂須賀のクロス、流れるが、こぼれを永戸が、ボック内から浮き球クロス、中央長沢がエドヴァルドを抑えこむと、右からフリーで、道渕が顎を引いたヘッドで決めて、先制。道渕J1初、移籍後初ゴール。ボックス内に5人入っていた。

37分、松本山雅が自陣からのフリーキック。これはダン。38分、ベガルタが回し、ボックス内長沢落とし、合わず。ベガルタさらに回す。右から石原が上がって道渕へのスルーパス、合わず。39分、松本山雅がカウンターからボールを回す。ベガルタも戻っている。この時間帯、ボールが来ないペレイタが、下がってきている。40分、ベガルタ左奥で松本山雅のフリーキック。これをしのいで、ベガルタのカウンター、松下からつなぐがシュートまで行けず。

44分、ベガルタが回して蜂須賀のクロス、長沢のヘッドは枠外。前半は、攻守の切り替えが互いに早く、決定機は少なかったが、ベガルタがカウンターで仕留めて1-0リードで終了。ここ数試合、決定力不足に悩む松本山雅に対して、効果的なゲーム展開。

後半。
開始早々、道渕がドリブルで、ひとりかわして上がる。折り返しのパスに、石原がフリーでシュート、枠内もキーパーのセーブに阻まれる。1分、これで右コーナーを得る。ショートコーナーから、長沢のダイビングヘッド、枠外。いきなり連続チャンスも、決まらない。3分、ベガルタのボックス前で、パスカットの応酬、拾われて、ペレイラのシュート、ブロック。

4分、ベガルタエリア左奥35mで松本山雅のフリーキック。これはクリア。6分、松本山雅がボールを回すが、最後はサイドチェンジのパスが、ミス。7-8分、松本山雅がボール回す。ベガルタはブロック形成。9分、右から松本山雅のクロス、永井のヘッド、クリア。その後ロングスローを入れられるが、つなぎのパスでオフサイド。11分、右から伸びるクロスを入れられ、これで左の田中がフリー、ヘッドを打たれるが、バーの上

さらに宮阪のロングボール、中央の道渕がクリア。13分、ベガルタ、スローインから、中央にいた道渕がミドルシュート、キーパー弾き、右コーナーを得る永戸のコーナー、ファーでワンバンのボールを平岡がヘッド、枠内も、キーパーにパンチングでクリアされる。16分、松本山雅の永井が中央での落とし、これを藤田がシュート、枠外。18分には、ベガルタのラインの裏にスルーパス出されるが、ダンが出て足でクリア。

19分、関口がキープして粘り、相手陣左奥35mのフリーキックを得る。21分、ここで石原に代わり、ハモンロペスが入る。フリーキックのこぼれのクロスは、流れる。22分、道渕がドリブルで時間を使いながら上がる。ここで右奥35mのフリーキックを得る。永戸のキックは直接枠内方向へ、キーパーワンハンドでクリア。これで右コーナーを得る。コーナーのこぼれ永戸がクロス、クリアされる。24分、松本山雅はペレイラに代え、長身の高崎を入れる。

25分、松本山雅のスルーパス、流れる。雨の影響か。26分、松本山雅がカウンター、高崎が落としてくれて、ベガルタは戻る時間ができた。27分、今度は左から松本山雅のクロス、蜂須賀がかわされてのヘッド、ダン抑える。28分、関口に代わり、元松本山雅の石原祟兆が入る。その後、松本山雅にクロスからヘッド打たれるが、クリア。30分、ようやくベガルタが、相手ボックス前でボールを回して、最後は道渕から石原祟、クロス浮き球に道渕ダイレクトで足合わせようとするが、ヒットせず。


31分、右コーナーを得る。こぼれを石原崇がつなぎ、松下が右へのロングボール。33分、ベガルタが相手エリアで細かく回し、ボールキープ。最後は中央でハモンと長沢が小さくワンツーもシュートは打てず。34分、松本山雅は、杉本に代わり塚川が入る。35分、一気に裏に出る永井、オフサイド。36分、永戸から松下つなぎ、最後は長沢へ、もう一歩。38分、長沢の落としに、右から道渕のクロス、ハモンには合わず。

40分、松本山雅が左からのクロスに、ヘッド、ダン正面。ベガルタも体を寄せているので、強いヘッドにならない。41分、ベガルタがカウンター、右サイドをハモンがドリブル前進、右足でシュート狙うが、キーパー。その後、松本山雅が攻め、折り返しのボールをシュート打たれるが、枠外。42分、長沢に代えDFの大岩が入り、ベガルタは5バックに。守り固める。

43分、松本山雅が左からのクロス、ヘッド打たれるが、弱くダン正面。44分にもクロスに頭で合わせられるが、ダンの前に落ちる。さらに松本山雅のパスに、石原祟飛び出して、相手の左コーナー付近まで追い込み、スローインとする。

追加時間は3分間。2分、松本山雅の左からのクロスは流れて、ゴールキック。最後は、ハモンがゆっくりとキープして時間を使い、1-0で勝利。今季ようやくアウエーでの勝利で、連勝。


決定力不足に悩み、前田大然もいない松本山雅、永井の調子もいまいちで、先に先制して、気持ち優位に立てた。

前半序盤ののサイド攻撃では、リズムが単調になり、クロスが中央と合わない時もあったが、各人、速い球、浮き球など、いろいろクロスの変化を工夫しているのは分かった。また、ポジションチェンジで、入れ替わったり、カウンターでは、一気にボック内に多数入り込むなど、メリハリがあった。

久々スタメンの石原先生が、カウンターでうまく落としたたり、つなぎのプレーで活躍。久々のシュートチャンスを、止められたのは残念。そしてシマオマテが、長身ペレイラを適度な距離で抑えて完封。さらに、タイミングのいい飛び出し、球際の強さで、平岡のカバーと合わせいいコンビ。

そしてこのところ、調子を上げて、いい働きをしている道渕にJ1初、移籍後初ゴールのご褒美。ドリブルで運べて人にも強いので、攻撃のリズムに変化を付けられる。左右SBとのコンビで、相手を振り回せるのがいいところ。

試合運びとして、最後5バックで締めたのもいい。貯金ができるまでは、リアリストでいくのみ。もうちょっと、ハモンにはプレスしてほしかったが。

それにしても、連勝、いい響きだw


さて、この試合は、相手の決定力がいまいちで、スピードも五分五分でやれたのだが、これから連戦の中で、決定力のある相手の対戦が続く。さらに厳しい寄せや、積極的な攻守、ラストパスの精度が求めれるだろう。しかも連戦。他のDF陣やハモン、のより一層の奮起で、乗り切っていきたい。


シュート数:9-11 CK:5-0 FK:16-13 得点:道渕諒平 警告:なし 主審:井上知大 入場:14,078人