14節:ベガルタ仙台3-1名古屋、長沢2G1A、吉尾2戦連発で快勝

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2019J1 14節 6月1日(土)14:00 ベガルタ仙台3-1名古屋グランパス ユアスタ仙台


長沢
松下 吉尾
  (兵藤)
関口    道渕
(石原崇)   
富田
(大岩)
永戸 平岡 シマオ 蜂須賀
     
シュミット

サブは、川浪、大岩、常田、兵藤、梁、石原祟兆、石原直樹。名古屋はFW長谷川アーリアジャスール、マテウス、MF和泉、ジョアンシミッチ、米本、前田、DF吉田豊、丸山、中谷、宮原、GKランゲラック。赤崎、ガブリエルシャビエル、小林裕紀はベンチスタート。名古屋のジョーは怪我、ベガルタのハモンロペスは出場停止、ジャーメイン良も違和感で欠場。

ベガルタはスタメン、4-1-2-3への変更(自分にはそう見えた)で奏効。球際での厳しさを取り戻し、名古屋の攻撃を、ほぼミドルシュートのみ抑え込んた。吉尾が開始早々に右足で先制すると、長沢がそのアシストを含め、後半、詰めに詰めて、ゴール2点を決め、相手の得点をマテウスのミドルの1点に抑え、快勝した。

試合前にAURAの皆さんが、ベガルタチャント・バージョンでAURAを歌ってくれたスタジアムで、負けるわけにはいかない。サポの思いを乗せて、選手もホームで、今季一番の、厳しい球際の粘りの守備から、相手ゴール前でも、粘りのプレー、シュートの嵐を見せて、上位の名古屋相手に快勝。

吉尾、長沢は2戦連発。長沢は、自身の2ゴールと吉尾のアシストを含め、全ゴールにからみ、守備でも走ってチームを牽引。

道渕は、相手を掻き回す再三のドリブル、松下はサイドチェンジやシュート、シマオマテは、CBでしつこく相手を抑え込むだけでなく、精度の高いフィードも見せて、スタジアムを唸らせた。

さらに、ダンのマテウスの枠内シュート2本のセーブ、その他の選手も寄せの厳しさを取り戻した。


前半。
立ち上がりからボールへの寄せに厳しさが戻ったベガルタ。名古屋に連続攻撃をさせない。1分、名古屋の裏へのクロスは、GKシュミット ダニエル(ダン)。2分、名古屋の前田クロス、決まらず。ベガルタ左からマテウスの侵入、クリア。3分、名古屋自陣からフリーキック、オフサイド。その後、回されて、ミシッチのヘッド、枠外。

⚽5分、蜂須賀に出すと見せて、道渕が、インサイドをドリブル前進、中央長沢に速いパスを当てると、長沢がDFを背中でブロックしての落とし、中央に走りこんだ吉尾が、右足で打ち抜いてゴール、先制!吉尾は2試合連続。一気に崩しての先制で、湯内沸く。

8分、蜂須賀のクロスに、長沢がもう一歩。9分、米本の強引ミドルシュート、枠外。その後、ベガルタが、スローインからつなぎ、長沢のパスに、道渕もう一歩。10分、道渕のクロスに、長沢シュート、これで右コーナーを得る。キッカーは永戸。これは決まらず。12分、シマオマテがパスカット、しかし、パスはミス。13分、道渕と長沢がワンツー、しかし長沢トラップミス。

14分、名古屋のカウンター、前田のクロスはクリア。16分、松下のパスを名古屋がカット、しかし、関口がこれをカット。19分、ダンのパントキックから、一気に長沢も、足蹴られる。21分、関口からのアーリークロス、長沢フリーも、トラップしたところを捕まる。22分、左サイドでつなぎ、松下、吉尾絡むが打てず。

24分、富田がボールを取られて、前進されるが、道渕が後ろからチャージで止める。道渕にはイエロー。これでベガルタエリア右35mで、名古屋のフリーキック。クリアしてスローインにさせる。26分、シミッチのミドルシュートは、平岡クリア。しかし、その後もゴール前で回され、最後、⚽マテウスが、左アウトにかけた強烈な低い弾道のシュート、ベガルタDFの陰から、ポストに当たり、ゴールイン、1-1。圧倒的なパンチ力。

28分、名古屋のクロスは流れる。29分、右から強烈なマテウスのシュート、枠外。それにしても、今日の審判は少々のファールはすべて流す感じか。30分、名古屋が自陣からのフリーキック。30分、裏に出た道渕が頭で落とし、長沢、シュートは打てず。31分、左スローインから松下の折り返しパス、打てず。34分、ベガルタ左サイドから、前田がドリブル侵入、ひとりかわされ、左足シュート、バーの上

36分、裏へのパスに関口もう一歩。37分、平岡のクリアで、左コーナーを与える。2本連続。ベガルタしのいでカウンター、吉尾はブロックされる。40分、マテウスがワンツーから侵入、しのぐが、左コーナーを与える。和泉のキックはライン割る。42分、ハーフ付近から永戸がフリーキック、シュートには至らず。

43分、名古屋の裏狙いカウンター、永戸が押さえたかに見えたが、左コーナーを与える。これをクリアして、関口から吉尾、しかしカットされ、逆に名古屋の攻め。左からのクロスはダンがキャッチ。

前半は1-1で終了。球際勝負で頑張り、先制したものの、マテウス、前田と油断ならない攻めがあり、緊迫感がある前半。ハーフタイムの時、永戸が審判に詰め寄り異議?でイエロー。間に入ったスッタフ?にもカードが出たような?

後半。
1分、道渕がドリブル前進、もカットされる。少しパス出し遅れたか。2分、前田の斜めクロスが、ベガルタDFの頭上を越え、ファーに走りこんだ、フリーの和泉の前に。角度無くヘッドは枠外。危なかった。4分、シマオマテのスルーパス、受けた道渕のえぐり、クロスは合わず。5分、道渕が中央から右の蜂須賀に振り、クロス、打ち切れず。さらに松下から左サイドでつなぎ、永戸のクロス。これで左コーナーを得る。

永戸のコーナーキックに、中央シマオがフリーでヘッド、のけぞり気味でバーの上。9分、道渕が右でドリブル、さらに蜂須賀から左の関口、シュートはキーパーブロック。ここから名古屋のカウンター、ミシッチがミドルシュート、枠外。10分、シマオのパスに、右裏を取った長沢が走りこみ、折り返し。道渕がシュートもブロックされる

12分、名古屋がパスを回す。最後シミッチのクロスはダン。13分、和泉に代わり、ガブリエル シャビエルが入る。ベガルタも関口に代わり石原崇兆が入る。16分、吉田のイエロー。17分、 シャビエルに侵入されるがブロック。左コーナーを与える。シャビエルのコーナーキックは、ダンがキャッチ。ここから蜂須賀がドリブル前進も、パスカットされる。

20分、相手のパスミスをカットして、長沢が裏とり、キーパーと1対1も抜き切れず。21分、前田が左から侵入、強引シュートは枠外。23分、吉尾に代わり兵藤が入る。27分、松下が粘りの守備も裏取られるが、平岡がクリア。27分、名古屋がベガルタボックス内でつなぎ、最後は前田がじぶんで打たず、折り返し、これをマテウスが腰を回した強烈シュート、枠内もダンが横っ飛びセーブ

⚽28分、その後ベガルタのカウンター、左サイドでルーズボールを、松下が左足シュート、キーパー弾くところ、右から、長沢フリーで押し込み2-1。まさに、ピンチの後にはチャンスあり。いい時間帯で、勝ち越し。長沢も2試合連続。29分、名古屋は前田に代え榎本を入れる。30分、ベガルタの右サイドでつながれ、フリーキックを与える。シャビエルのキックは、シマオが高い打点の頭でクリア。

31分、裏に出たシャビエル、クロスはダン。33分、さらに名古屋がボールを回し、中央スルーパス、これはダン。その後の名古屋の攻めも石原がクリア。35分、名古屋は米本に代わり、FW赤﨑を入れる。36分、名古屋の左コーナー。これはダンがキャッチ。

⚽37分、ベガルタ兵藤の攻め、名古屋がバックパス、受けたGKランゲラックが、右サイドのDFに、下を見てキックするところ、スネークしてボールを追っていた、長沢がパスカット。慌てて詰めるキーパーに、左足で素早くスラインディングシュート、決まって3点目。GKの心を砕く、ダメ押し弾。長沢、今季初のマルチ。

38分、ベガルタボックスすぐ外、中央やや左で名古屋のフリーキック。25m。マテウスのキックは壁。40分、ベガルタは富田に代え大岩が入る。シマオが前か。41分、ベガルタが時間を使い始める。ファールを貰い、40mのフリーキック。43分、名古屋がベガルタエリア内に、浮き球、ダンが飛び出てつかめず、ゴールがら空も石原?がクリア。そして相手のファールでしのぐ。

44分、松下がシュート、さらに蜂須賀もロングシュートで終わる。追加時間4分間。松下のキープ。左ライン際でフリーキックを得る。これは決まらず。その後、名古屋にもフリーキックを与えるが、クリアして、試合終了。3-1と連敗ストップ、ホームでは4連勝。試合後に、シャンゼリゼから歓喜のAURA再び。


前節、得点を上げた吉尾、長沢が連続得点。ジョーが怪我でおらず、シャビエルも不調なのか、途中出場の名古屋相手とはいえ、ようやく復活した、球際の厳しさ、攻められても粘りの守備で、起点を作った。

攻撃では、道渕が推進力となって、ドリブルでリズムを換え、松下、吉尾もシュートを狙った。そして、長沢が、ポストプレーや、ボールを追って、相手の起点を遅らせ、FWらしい抜け目ないゴール2発で勝利を決定づけた。

ミスを恐れ敗戦を恐れて、ふだんの力が出し切れなかったところから、闘う姿勢を取り戻すことで、ようやく上位相手でも、抜け目ない勝ち方ができるようになった。ここが手始め。2週間の中断期を活かして、さらに全員でブラッシュアップを。

今回は、4-5-1が攻守にはまった感じではある。しかしながら、すぐに対抗策も出て来るだろう。またそれにも対応していくのみ。そして、勝ち点3は上げたものの、最下位から5チームが勝ち点13で並ぶ団子の中に、ベガルタもいる。

ひとまず、脱落は避けたが、今後とも、毎試合厳しい戦いばかりが続く。とにかく勝ち点を、アウエーホームでも、取り続ける必要があるので、当然勝ち点3を狙いながら、状況・時間によって、玉砕戦法ではなく、勝ち点1をキープのリアリストになれる冷静さも欲しい。


シュート数:8-9 CK:2-6 FK:13-9 得点:吉尾海夏、長沢 駿2 (名古屋)マテウス  警告:道渕、永戸 (名古屋)吉田  主審:佐藤隆治 入場:12,853人


尚、この試合の復興ライブは、試合前の北エントラスでベガサポ・ボーカルでお馴染みMckkey`s、sis試合前のピッチ内でAURAの皆さんが登場。さすがの歌声からのチャントで力を貰いました。そして、サポの期待通り試合後にも、気持ちよくAURA.。