11節:ベガルタ仙台2-1広島、ハモン同点、AT松下逆転弾で激勝

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2019J1 11節 5月12日(日)13:05 ベガルタ仙台-サンフレッチェ広島 ユアスタ仙台


ハモン ジャーメイン
   (長沢)
石原崇  吉尾
    (兵藤)
松下 椎橋

永戸 常田 金 蜂須賀
     (大岩)
シュミット

サブは、川浪、大岩、シマオマテ、兵藤、富田、石原直樹、長沢。広島は、FWドゥグラスヴィエラ、MF渡、柴崎、柏、稲垣、川辺、エミルソロモンソン、DF佐々木翔、野上、吉野、野上、GK大迫。パトリック、野津田、清水はベンチスタート。

開始早々、するする右サイドを上がられ、クロスにヴィエラがワンタッチで決め先制許す。しかし、今日のベガルタ立ち上がりからアグレッシブにボールを奪いにいく。リードした広島がカウンター狙いに行くところ、ボールを保持してもなかなか崩せなかったが、後半投入された兵藤がえぐっての折り返し、これをハモンが右足で決め同点。さらにATにはいって攻め続け、最後は石原のパスを受けた松下がワンタッチ即シュートで逆転ゴールを決めた。

リードされた試合終盤で、ハモンが自らの100試合出場を寿ぐ右足でのゴールで同点弾、そして松下が当ブログの願い通りのゴールイン弾を決めて、激勝。

ルヴァン杯で負傷、顎の手術で、長期離脱となる関に向けての、弾幕やゲーフラが掲げられたユアスタで、久々の劇的逆転勝利で、ホームでは3連勝。

ミスも多い内容であったが、今季一番の球際の激しさがあり、ボールを奪いきるシーンが目立った試合だった。

以下概略。

ここ数日の6月並みの陽気から、冷たい風が吹くユアスタ。日陰では、パッチ着用でちょうどいいが、日差しは真夏と同じで、日向のスタンドは暑そう。
前半。
快晴。ピッチ上は無風に見えるユアスタ。開始1分、ベガルタ右サイドを、柏に、ドリブルでするすると上がられ、クロス、中央でヴィエイラに、常田の背後から、一瞬早くワンタッチのシュートをファーに決められ、ゴールを許す。シュミットダニエル(ダン)も反応できず、いきなり先制許す。リーグ戦3連敗中の広島とはいえ、1点取ると鍵がかかるチームだけに、ベガルタとしては苦しい展開。

3分、常田から吉尾、クロスはカットされる。4分、パスカットされて、渡のシュート、バーの上。5分、蜂須賀が飛び出し、パスカット、パスを前方に来るも、ハモンはキープできない。6分、ジャーメインがうまく裏を取り、カウンター、倒される。7分、松下の大きなサイドチェンジに吉尾、さらにパスを受けたハモンがシュート、キーパー弾く。惜しい。

8分、ハモンとジャーメインがワンツー、決まらず。その後、広島の攻撃でコーナーを与える。右コーナー、柏のキックはクリア。今度は左コーナー。柴崎のキックにヘッド合せられるが、枠外。11分、ジャーメインが裏に侵入、こぼれを、上がった蜂須賀がシュート、ポスト!惜しい。15分、ジャーメイン、松下、椎橋とつなぐがシュート無し。

広島の寄せが厳しく、なかなかいいタイミングで、パスが出せない。16分、ヴィエイラが左からのシュート、ダン。18分、広島が回す。21分、広島のサインドチェンジ、左右に振ってくる。これで右コーナーを与える。ヘッドは流れる。24分、ベガルタ回すが、なかなか前にすすめない。25分、蜂須賀のクロスを、ハモンが頭で前に送り、ジャーメインがシュートも、DFに当たりキーパー。

26分、ベガルタが広島の攻撃をしのいでカウンター、ジャーメインがドリブル開始も倒される。自陣からのフリーキック。27分、広島がパスミスでスローイン。28分、椎橋にイエロー。広島が自陣からのフリーキック。29分、広島が右からのクロス、フリーで、ヴィエイラにヘッド打たれるが、ダン正面。26分、ベガルタの攻め、ハモンがヒールでつなぎ、ジャーメインが落とし、最後はフリーでハモンのシュートも、ふかす

32分、ベガルタが回して椎橋のクロス、キーパー。34分、ベガルタ回すが、横パスが多い。33分、広島ボックス左角30mでフリーキックを得る。キッカーは永戸。こぼれを、石原がカットインからシュート、決まらず。33分、パスカットした蜂須賀のスルーパスに、ジャーメイン、さらに永戸、上げられず。34分、広島エリア左ライン際40mでフリーキック。このあと、広島の選手が、自陣で倒れ、ドロップボール。

43分、ベガルタ、広島アーク付近右25mでフリーキックを得る。永戸が直接狙うが、枠外。44分、川辺にイエロー。ベガルタ自陣からのフリーキック。金のキックからハモン、もう一歩。追加時間は2分。ベガルタエリア右45mから、広島のフリーキックからのシュート、枠外。

前半は、早々に失点し、ベガルタは、その後攻めるが、広島の堅い守りの前に、決定機少なく、0-1で終了。

後半。
ベガルタがボールを取りに行く。1分、広島が自陣でパスミス、ジャーメインが裏にスルーパスを出すが、広島DFの間で、ハモンには通らず。4分、ベガルタエリア左コーナ付近で、広島のスローイン。その後、パスカットしたハモン、シュート決まらず。今度は広島がカウンター、右から柏のクロスに。ファーでフリーのヴィエイラが、どんぴしゃヘッド、しかしダン正面。助かる。

6分、永戸のバックパスをカットされ、またもヴィエイラに、フリーでグラウンダーのシュートを打たれるが、ダンが反応よく、足1本でクリア。その後ベガルタの攻め。ハモンがドリブル前進、左からのシュート、弾かれるところ、ジャーメインが、シュートもクリアされる。7分、ここで、広島はDFの佐々木翔に代えDF荒木を入れる。8分、吉尾が、相手の股間を通すパスでハモンへ、裏に出るがオフサイド。

さらにベガルタのカウンター、吉尾から椎橋、右のハモンとつないで、最後は中央のジャーメイン、スルー。誰も打てず。しかし、ベガルタの流れが出てきた。10分、パスカットの応酬。互いにその後が、つながらない。12分、広島に回され、上がってきたサロモンソンが、フリーで侵入、金が体を入れブロック。これで右コーナーを与える。クリア。

16分、ベガルタがワンツーで回すが、パスカットされ、ヴィエイラからスルーパスを出される。しかし蜂須賀がクリア。18分、金がパスカット、ハモンがドリブル前進、右足のシュートは、キーパ正面。20分、広島のカウンター、左からのクロスはカット。スローインとなったところで、広島はFWのヴィエイラに代え野津田を入れる。

21分、広島のクリアミスで右コーナーを得る。永戸のキックはキーパー弾き、こぼれを石原、蜂須賀と回すが、下げられる。24分、広島がカウンターでソロモンソン、裏への侵入は阻止して、石原カウンター、ファールを取られる。25分、自陣奥から松下の縦のロングボール、タイミング良く、裏に走り出た石原がフリー、右に流れてシュートも、キーパーにブロックされる。惜しい。

これで右コーナーを得る。ここでジャーメインに代わり長沢が入る。コーナーのこぼれ、回して金のクロスもキーパー。27分、ベガルタのバックパスを、渡にチャージされるが、渡にイエロー。自陣からのフリーキック。右に流れた長沢がクロス、流れる。26分、永戸が右足でのシュート、左コーナーを得る。石原シュートするが壁。30分、広島は柴崎に代え、パトリックを入れる。

31分、永戸が左からクロス、蜂須賀が右からクロス。長沢はスルー。33分、蜂須賀から、前方の吉尾へのパスは流れる。32分、左で回し、金がワンツーを使って、上がっていくが、ラストパスまで行かない。その後、広島のカウンター、これは石原がカット。36分、吉尾に代え兵藤が入る。37分、広島のカウンター、渡に裏取られ侵入されるが、金がブロック

これで広島が左コーナー。しのぐ。39分、ベガルタが回して、松下の縦のロングボールに、裏に出た長沢が背走しながらバイシクル狙うが、キーパー。40分、蜂須賀が右サイドで、インサインドキックでのスルーパス、ボックス内、走りこんだ兵藤がえぐって、折り返しのパス、これを中央ハモンが、右足で叩きつけるシュート、DFを弾き飛ばし、ゴール!1-1。鮮やかな崩しで同点。ハモンロペス、今季3点目。

その後、広島にパスを回され、最後はパトリックのヘッド、決まらず、ベガルタのカウンター、兵藤からハモンへのパスはカットされる。41分、野津田のドリブルから回され、シュート打たれる。これで左コーナーを与える。キッカーは野津田。ダンからのカウンター、松下はカットされる。広島のカウンターは、金がファールで止める。

43分、ハーフ付近から広島のフリーキック。荒木のヘッドはダン。44分、永戸が左ライン際、2度倒されかかるが粘って前進パス。しかし椎橋のパスは流れる。ベガルタのスローインとなり、永戸のロングスロー。きまらず。45分、松下パスミス、広島もミス。互いに疲れている。追加時間は4分間。1分、ベガルタ回してハモンから松下、最後は石原がシュート、キーパー。さらにベガルタのカウンター、ハモンがオフサイド。つないだ広島が、中央でパトリックが反転シュート、枠外

2分、広島がつないで、最後はパトリックが、常田を押し倒して強引シュート、ボールはゴールに入るが、ファールでノーゴール。ベガルタのロングボール、長沢もう一歩。3分、広島のキーパーからDFへのパスを、ハモンがチャージして奪い、石原へ。石原がキープして、ボックス内の松下へ。松下ワントラップ即、左足グランダーのシュートをゴール右隅に決め、2-1と逆転。松下は移籍後初ゴール。場内興奮、選手達も松下にのしかかり、永戸が手荒い祝福w。

そのあと直後に笛で、劇的逆転勝利。ハモンが2点からむ活躍。途中出場の兵藤がアシスト。松下も再三、裏への好パスを供給、最後は自分がボックス内に入って、石原とのコンビで決め切った。お疲れ気味の広島相手とはいえ、後半は厳しいボールへの寄せでボールを奪い、自分たちのペースを作っていったのは、調子が上昇してきていることを感じさせる。

まだまだ安易な寄せでのミス、クロスの精度など、課題も多々あるが、まずは、勝利への道、大前提の、厳しい寄せからのボール奪取、速攻、攻めの変化など、復活を予感させる後半だった。

もっとも、一息ついた感じはあるが、まだ全く安心できない位置。磐田、清水のアウエー静岡連戦でも、しっかりと勝利して、再上昇を狙いたい。

シュート数:15-11 CK:3-6 FK:17-15 得点:ハモンロペス、松下佳貴 (広島)ドゥグラスヴィエイラ 警告:椎橋、金 (広島)川辺、渡 主審:飯田淳平 入場:12,180人

尚、この試合の復興ライブは、聖ウルスラ学院英智高吹奏楽部のみなさん。
また、試合前に、お菓子の2万人配布と、小学生以外の掴み取りイベントもあり。

その他、スマホで、事前にグルメを予約注文できる「ダイニー」サービスの試験運用もあり。