13節:対湘南3-1、野津田先制、後半苦戦も西村の2ゴールで勝ち切る

  • 投稿日:
  • カテゴリ:

2018J1 13節 2018年5月6日(日)16:00 ベガルタ仙台3-1湘南ベルマーレ BMWスタジアム

西村 石原

中野 野津田
(板倉)   
関口  蜂須賀
(永戸)   
奥埜 
(富田) 
椎橋 大岩 金

サブは、シュミットダニエル、永戸、梁、富田、菅井、板倉、ジャーメイン良。湘南はFWイ、ステバノヴィッチ、MF杉岡、石川、秋野、菊地、高山、DF大野、アドンレバイヤ、山根、GK秋元。梅崎、野田、ミキッチはベンチスタート。

強風のスタジアムで風上側のチームが躍動。前半風上のベガルタは、開始3分で鮮やかなパス交換から、野津田が石原の背後でフリーで流し込み先制。さらにPK2本を奪い、1本を西村が決めて、前半で2-0とリードした。

後半になると、今度は風上となった湘南が、起点の奥埜を潰した上で、どんどんサイドから走りこみ、僅か3分で、PKを取り、これをイが決め1点返し2-1。その後も、シュートの雨を降らす。

その後の怒涛の湘南の攻撃の前に、カウンターすらすできないベガルタ。相手の連続シュートをクリアするのみの時間が続く。しかし、追加時間に入って、ようやくカウンター、蜂須賀の浮き球パスが、風に押し戻されると、これが走り出した西村へのナイスパスとなり、独走した西村が、今日PKにつぐ自己2点目を決め、3-1で逃げ切った。

前半。
関口がリーグ戦初スタメン。強風のBMWスタジアム。前半はベガルタが風上。開始50秒、ベガルタが横についないで、最後は奥埜がミドルシュート、枠外も、チームの姿勢を示す。そのあと、今度は左サイドを、湘南の高山がドリブル前進、最後は椎橋が押さえる。

3分、中央野津田から石原、さらに西村。西村が走りながら右サイドを蜂須賀へ、蜂須賀がドリブルからのクロス、石原がニア寄りに走りこんだ裏へ、交差するように背後にフリーで走りこむ野津田。クロスを受けた石原はスルー、それをフリーでダイレクト左足で押し込み、あっさり先制1-0。相手が慣れない内に、理想的な速攻でつないで決めた。野津田は、今季初ゴール。

4分、湘南が右からのえぐり、左コーナーを取る。キッカーは秋野で左足。ヘッドは枠外。6分、湘南がカウンター、パスは流れる。その後、左から再三高山がドリブルで上がってくる。7分、湘南がパスを回す。エリア内まで侵入してくるが、大岩がクリア。ファールで終了。9分、西村がパスカット、左から中央の石原へパスが通ると、少しカットインしてのシュート、わずかに枠外。10分にも左サイドでボールを回し、最後は上がってきた椎橋のクロス、キーパー直。

13分、中央野津田から左の関口へも、DFに押された。14分、左コーナーを得る。キッカーは野津田。椎橋がニアで頭ですらすがキーパー正面。15分、左から野津田のシュート、ブロックされる。16分、右奥35mでフリーキックを得る。キッカーは野津田。キックはキーパー直。17分、バイアのロングボールは直接関。19分、野津田から西村へのスルーパスをカットされ、カウンター、抉られて右コーナーを与える。バイアのヘッド、合わず。

21分、ようやくベガルタが回すが、カットされる。その後、奥埜からロングボールが蜂須賀に通り、蜂須賀のクロス、中野はシュート打てず。22分、この間、中野がスパイクされ、ひざ下出血。一時ピッチ外。24分、湘南のカウンターをカットとして、石原がキープ、これはファールを受ける。27分、中央から左の関口につなぎ、エリア内の石原キープした時、後ろからパンツを引っ張られ、PKゲット。しかし、石原のPKキックはやや甘く、GK秋元が弾くとボールがポストと秋元の体を1往復して、セーブされる。追加点を逃し嫌なムード。

30分、湘南にアーク付近でフリーキックを与える。早速相手にチャンス。秋野が左足で狙うが、壁。33分、右ライン際40mでフリーキックを得る。すぐつなぐ。35分、フリーキックからの流れで、左サイドにいた蜂須賀が、エリア内に入るところ、倒されまたPKゲット。読まれるが、今度は西村がフェイント付きで、隅に決め追加点2-0。西村今季5点目。嫌な流れを絶って、ベガルタに余裕。

38分、パスカットして中央から中野へ、クロスはクリアされる。39分、ステバノヴィッチがドリブルで前進、ゴールライン際まで抉り、角度無いながら自分でシュート、枠外。ファイトを見せる。40分、相手ボールをカットし、石原のスルーパス、しかしカットされる。ここまで、アンカー的な奥埜は、フリーでボール受けられ、すぐ反転してボールを配給、という流れができている。

42分、関からのキックを西村が受けて即反転、しかしブロックされ、今度は湘南のカウンター、これは遅らせる。44分、関口の裏を取られ、高山がドリブル前進、クロスは関。追加時間1分間。石原がキープして、左ライン際でフリーキックを得る。これは決まらず。前半は2点リードして終了。

後半。
湘南はDF大野に代え、MF高橋諒を入れる。後半は湘南が風上。走り出す。1分、関口の裏を突いた高山がドリブルで粘ってクロス、コーナーを取る。左コーナー、秋野のキックはライン割る。3分、ベガルタエリア内外でボールをつながれ、クリアし切れないでいるところ、金の足が、イにわずかにかかってPK献上。これをイに決められ、後半早い時間で、2-1と1点返される。今日の主審は、エリア内後ろからのチャージは即PKになる。

PKの後、関がすぐボール渡さず、イエロー。その関を、イがとったりで倒し、これもイエロー。お互いに無駄なカード。
6分、奥埜がプレスされボールを奪われると、イがシュート、大きくふかしてくれる。7分、チャージ激しくなり、秋野にイエロー。8分、ステバノヴィッチのクロスは中央でクリア。10分、湘南がワンタッチでボールを回し、最後は関と1対1のシュートになるが、関が足を残してクリア。危なかった。さらに11分、左からのクロス、関パンチング。

12分、ステバノヴィッチが右ふくらはぎを痛め、担架で退場。湘南一時10人。その後関口が仕掛け、左コーナーを得る。ここで、湘南はステに代え梅崎を急遽入れる。コーナーはクリアされる。14分、左から湘南が、ワンツーで攻め来るがパスミスで終了。15分、奥埜が足を痛めた風の映像が流れる。16分、湘南の攻撃をしのいで、ようやくカウンター、西村から蜂須賀、クロスに石原もう一歩。

17分、高山が、関口の裏に出す、ひとりワンツーで前進、クロスから梅崎のダイビングヘッド、枠外。18分、関口に代え永戸を入れる。19分、ベガルタの左コーナー。この時、湘南エリア内で杉岡がファール。しかし、コーナーを蹴る前だったので、PKにはならないイエロー。コーナーは決まらず。

22分、永戸のクロスはライン割る。24分、カウンター、野津田止められる。今度は湘南がカウンター、これは蜂須賀がクリア。さらに湘南つないで、秋野のクロスに梅崎?ヘッドは枠外。25分、湘南がカウンター、イを倒すがノーファール。結局クリア。26分、湘南またドリブルで前進、杉岡のクロス。これは流れる。27分、湘南が回すが、最後はパスが流れる。疲れてきたか。

28分、湘南はMF石川に代えFW野田を入れる。ベガルタも奥埜に代え富田を入れる。ベガルタ蜂須賀下がり4バック気味?野津田もボランチに下がる、4-4-2か?30分、湘南の山根のミドルシュート、枠外。さらに湘南、ドリブルからのスルーパス、これは大岩が出てカット。湘南にコーナーを与える。クリア。33分、中野に代え板倉を入れる。野津田再び前?

しかし、直後、湘南に連続攻撃をされ、シュート連続をなんとかクリア。最後は秋野がフリーでのミドル、サイドネット。36分にもドリブルからのスルーパス、シュートまで打たれるが、関が止める。その後、ようやくベガルタがスローインで時間をかけながら、前進。38分、ほうりこまれ、永戸の裏、なんとかクリア。その後、西村が強引にボールを運び、スローインを得る。

40分、湘南がシンプルにつないで、シュート、関。41分、今度はベガルタ5バックか。42分、浮き球を石原キープするが、つながらず。43分、梅崎がしつこくキープしてからのクロス、ヘッドはクリア。今度はベガルタのカウンター、石原キープでファールを貰う。梅崎にイエロー。

追加時間は4分間。スローイン連続でつなぐベガルタ。野津田のクロスはクリアされる。さらに蜂須賀のクロスもクリア。1分、蜂須賀が、上がっていた湘南の広い裏のスペースへ浮き球パス。強い湘南の風に押し戻され、ボールが走り出した西村に収まると、そのままドリブル独走、キーパーの足元を抜くインサイドキックのシュート、触られるが、勢いでそのままゴールに吸いこまれ、決定的な3点目。3-1。西村、まるでストライカーの落ち着きw今季6点目。

3分、さらにベガルタのカウンター、西村が左サイドからさらに狙うが、クリアされカウンターを受ける。これは大岩クリア。4分、湘南がロングスローからミドルシュートもバーの上。結局3-1で、ベガルタ仙台が6試合ぶりの勝ち点3。しかも、試合前勝ち点差1だった湘南から、アウエーで上げることができた。


前半は、奥埜があまりマークされず、起点となって展開、自分達のリズムでボールを回せ、先制。さらに相手の自滅もあって、PKで追加点と理想的な流れだった。

しかし、後半奥埜がマークされ、走り出した湘南に、セカンドボールを拾われ始めると、単独カウンターのみとなって、シュートすら打てない時間が続いた。最後の最後で、蜂須賀-西村で追加点を上げたが、ほとんどの時間、シュートを打ちまくられ、薄氷の勝利。まだまだやる事はありそう。

しかし、ともあれ、現時点の「ライバル」に、アウエーでの勝ち点3は大きい。

シュート数:8-15、CK:3-4、FK:17-12 得点:野津田岳人、西村拓真2(PK1) (湘南)イ ジョンヒョプ(PK)  警告:関 (湘南)イ ジョンヒョプ、秋野、杉岡、梅崎  主審:井上知大 入場:11,805人