12節対新潟3-0、敵失を確実に点に。奥埜2、ミンテが2試合連続ゴール

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J1 2015年5月16日(土)14:00 ベガルタ仙台3-0新潟アルビレックス デンカS



ウイルソン 金園
(ハモン)   
梁    奥埜
(菅井)(茂木)   
ミンテ  富田
   
石川 渡部 多々良 蜂須賀

六反

サブは、関、菅井、武井、茂木、野沢、ハモンロペス、山本。新潟は、指宿、山崎がFW。山本康裕、コルテースがスタメン。平松、田中達はベンチスタート。

前半10分、相手のクリアミスを、金園がうまくつないで奥埜フリーで楽々ゴール。セカンドボールを拾い続けて有利に展開する。後半20分にも奥埜が、今度は左45度から意表をつく左足ブレ球で、2点目。33分には、相手のクリアミスを、ウイルソンがミンテにつなぎ、フリーでだめ押し3点目と、確実に加点、8試合ぶりの勝利。

ラファエルシウバ、レオシルバの二人を怪我、病気で欠き、けが人続出の新潟に対し、出足良くボールを奪い、敵失を確実にゴールにつなげた。

再三、新潟に裏を取られるシーンや、六反のイージーなボール扱いもあったが、焦りのある新潟に対し、金園らの前から守備が利いて、先手先手でゴールを上げ、久々に勝利した。

さて、16,764人と、このスタジアムにしては空席が目立つ。ベガサポは1100人集結。コイントスで、いつもと逆のサイドを取ったベガルタ。相手の嫌がる手を打ったとか。

前半。
開始早々、ミンテが左からのクロス、流れる。2分、小泉にシュートを打たれ、コーナーを与える。一旦クリアするが、指宿にヘッドを打たれる、枠外。4分、ベガルタがカウンター、梁からの折り返しのパスを金園シュート、枠外。その後も、こぼれ球を富田がシュート、枠外。

ベガルタはいいリズムでボールをまわすが、シュートまでは行けない。しかし、セカンドボールをことごとく拾って有利な展開に。8分、ウイルソンがミドルシュート、枠内もキーパー。すると、今度は新潟、センター付近からのロングボールを受けたベガルタの左サイドにいた山本が、中央に切れこんで、ひとりかわしてのシュート、枠外。危ない。

10分、六反のゴールキックを、新潟がクリアミス、バウンドしたところを、金園が体を入れながら相手を制し、ヘッドでちょこんと裏に出すと、走りこんだ奥埜が、フリーで楽々ゴール。いい連携から早くも先制。奥埜2試合連続。前節の初ゴールで、力まずに打てた。

さらに攻めこんだベガルタ。金園が反転シュートも弾かれ、コーナーを得る。こぼれ球に奥埜がミドルシュート、枠外。動きも軽い。13分、ウイルソンが右サイドからシュート、キーパー。これでコーナーを得る。クリアされるが、セカンドを拾い、攻撃につなげる。15分には、ウイルソンがクロスを入れるが、もう一歩。

18分、ベガルタゴール前で、新潟に細かくつなげられるが、辛抱強く対応。最後はシュートブロックに入る。19分、ベガルタがカウンター、ウイルソンが右サイドをドリブル前進すると、最初にボールカットした多々良があがっていくが、シュートはもう一歩。その後、新潟はアーリークロス。山崎につながれるが、しのぐ。

21分、金園が中央で粘って落とし、梁が走りこんでのダイレクトシュート、枠外。23分、新潟がサイドチェンジから、DFの間に入り込みシュート、枠外。前半から、オープンな展開になってきた。24分にも新潟にえぐられ、マイナスの折り返しを入れられるが、パスはゴール前を通過。危ない。25分にも新潟のアーリークロス。しかしこれは六反がキャッチ。

26分、金園が前線で執拗に粘り相手の攻撃を遅らせる。すると27分、梁の浮き球パスに、奥埜が走りこんで裏からのシュート、枠外。両サイドMFの連携も久しぶりに見る。29分、相手のハンドにより、新潟ゴール中央やや左の絶好の位置で、フリーキックを得る。キッカーは梁。ウイルソンが横に動いてDFを引き付け、空いたところから枠内シュートも、キーパーに弾かれる。

32分、新潟指宿のシュート、枠外。33分カウンター、梁がブロックしたボールをそのまま前に詰めていくが、クリアされる。34分、ベガルタゴール右から新潟のフリーキック。これはしのぐ。35分、相手のカウンターを阻止した梁にイエロー。3枚目。

39分にも、新潟は、ベガルタエリア左角でフリーキックのチャンス。これは決まらず。41分、相手キックをミスを、中央で受けたウイルソンが、どフリーで上がってが、シュート寸前DFにブロックを許し、クリアされる。決定的。コーナー。これは守られる。この間、小泉にイエロー。

43分、新潟の山本にフリーでシュートを許すが、六反が弾き出す。新潟のコーナー、これはクリアして、前半で1-0とリードして終了。

後半。
開始早々、新潟に走りこまれるが、山崎には打たせず。2分、相手に囲まれたウイルソンが反転しながら、ボールをキープする技を見せるが、クロスはブロックされる。3分、相手エリア横からのフリーキック。クリアされる。その後、一進一退。新潟に裏を取られそうになっても、人数をかけてこないので、なんとかしのげる。

10分、新潟は小泉に代え、成岡が入る。11分、左エリアでの攻防。石川にイエロー。14分、舞行龍ジェームズにイエロー。新潟エリア左外でフリーキックのチャンス。これはコーナーになる。右コーナーの梁のキックに、渡辺、体を寄せられながら、ヘッドを前に飛ばすが、キーパー。

20分、ベガルタが左サイドでボールをまわす。エリア左角付近でボールを受けた奥埜が一瞬フリー、左足で軽く振りぬくと、シュートはブレ球になって、ゴール右隅に決まって、今日2点目。奥埜覚醒。キーパー一歩も動けず。攻めながらも、決め切れていなかったので、この追加点は大きかった。

21分、新潟は舞行龍ジェームズに代え前野を入れる。22分、ベガルタのカウンター、ウイルソンのクロスに、上がってきたミンテがシュート、枠外。23分にもウイルソンがカウンター、ひとりで持ちこんでシュートも枠外。新潟が慌てて攻めてくるので、裏を狙いやすい。

25分には、上がってきた石川のクロスに金園、もう一歩。直後、新潟のカウンター、山崎がフリーでシュート、渡辺がぎりぎりクリア。コーナーを与える。ここは六反がパンチング。その後、六反がイージーなプレー。詰めてくる相手にじらしプレーしようとしたが、コントロールを失い、あわやボールを奪われそうに。リードしているだけに、ここはセーフティで十分。

27分、相手の時間が続いていたところで、中央からミンテがロングシュート、枠外だったが、これで少し間が取れた。いいプレー。28分、イエロー1枚貰っていたことと、前半から飛ばしていた梁に代わり、菅井が入り、右サイドMFに。奥埜が左に。すると29分、金園のスルーパスに、ウイルソンがトラップからのシュート、枠外。

30分、相手ボールをカットした富田が、そのまま前進ドリブル、ファールで止められる。成岡にイエロー。中央25mのフリーキックを得る。梁がいないのでキッカーはウイルソン、クリアされる。33分、新潟が左サイドでウイルソンのパスをクリアミス、これがミンテへのナイスパスとなって、フリーのミンテ、すかさずシュート、決まって3点目。トドメ。

3点取ってベガルタにもやや守り意識。その後、奥埜に代わり茂木入る。新潟は小林に代わり加藤が入る。37分、エリア内に持ち込まれるが、クリア。その後、茂木が足首を削られ、自陣でファールを貰うが、興奮した六反にイエローが出る。

39分、ウイルソンに代えハモンを入れる。43分、ベガルタエリア左角で新潟のフリーキック。こぼれ球をフリーでシュートされるが、枠外。きょうは新潟の焦りに助けられた部分もある。追加時間4分間。新潟川口にイエロー。そして試合終了直前、六反のゴールキックを直接受けたハモンがフリー、キーパーと1対1で股抜きシュートを狙うが、締められ、ゴールは逃す。しかし、試合はそのまま終了。

苦手新潟から3年ぶりに勝利。アウエーで1年ぶりの勝利と、負のジンスクをすべて解消。そして今季8試合ぶりの勝ち点3を、勝ち点で並ぶ新潟から完封で上げられた。しかも若手二人の2試合連続ゴールと、課題も吹き飛ぶ、快勝。

相手の敵失をしっかり勝利につなげた成功体験は、次につながる。次節ホーム甲府戦。甲府もバレー復活で勝利しており、簡単な試合ではないし、梁は出場停止となるが、代わる選手も結果を出してくれるだろう。

シュート数:15-10、CK:4-3、FK:19-13 得点: 奥埜博亮2、キムミンテ  警告: 梁、石川、六反 (新潟)小泉、山本、舞行龍ジェームズ、成岡、川口 主審:佐藤 隆治