サテ対札幌0-1。豪雨強風の中ミス多発、PKで敗れる。

2009Jサテライトリーグ Aグループ第10日 8日10日(月)16:00 ベガルタ仙台0-1コンサドーレ札幌 ユアスタ仙台



ソアレス 田中
(曽我部→島川)
   
飛弾   三澤
(西山)(奥埜)    
富田 斉藤     
             
田村 細川 木谷 一柳
        
桜井

サブは、関、島川、曽我部、西山、奥埜。札幌は長身外国人FWハファエルがフル出場。砂川や右サイドバックで中山元気が出ていた。前日のトップチームの試合に続いて平日開催のサテライト戦。以下特派員報告。

アナウンス無し、照明無し、スコアボードは電気なしの板、と超けちけち運営。
台風の影響で雨風強く、スタンド上段まで雨が吹き込んでくる。それでも300人くらいは観客はいたか(失礼1100人でした!)。札幌サポも5名ほどゴール裏で太鼓。これだけの雨でも、水溜りがまったくないピッチは凄い。

 

さて、試合は超スリッピーな中、札幌が簡単にワンタッチでつなげば、ベガルタはサイド攻撃で細かくつなぎ、時折スルーパスで攻め込むという展開。しかし、中央に陣どる田中、開いたソアレスでボールが収まらず、なかなか決定機が作れない。

それでもソアレスはさすがに雨の中でもボール扱いはうまかった。が、いかんせん、味方がほとんどパスを出してくれない。最大の見せ場は、前半16分、三澤から縦のスルーパスが裏のソアレスまで通り、角度無いながら絶好のチャンスも、左足シュートは枠外。満点でないと出場させてもらえない状況下、これは何とか決めておきたかった。 ゴール前でためて、ワンタッチで見方にパスする動きもあり、トップに入れるのに問題はないと思うのだが。

他のベガルタの決定機は、前半33分の中央田中からの縦パスに飛弾が裏をとって、左サイドからのこれまた角度ないながらのシュート、枠外。試合終了間際の西山のコーナーから、木谷のどんぴしゃヘッドがバーに弾かれたシーンくらい。ベガルタも中盤の斉藤、富田がプレスしてボールを奪い、再三攻め込むのだが、パス出し、シュートへのタイミングがそれぞれ、一歩遅く、ラストパスの前にしっかり守られてしまう。

札幌は札幌で、ベガルタのパスミスなどをついて、再三フリーを作るのだが、ラストパスの精度を欠いたり、シュートをふかしたりで、決めきれない。後半21分の札幌の得点は、一柳と札幌の選手が交錯して札幌にPKを献上したもの。遠目にはイーブンのもつれに見えた。終盤、逆に札幌もエリア内でハンドしたが、PKはとってもらえなかった。こちらは目の前で見たが、明らかに故意。

選手個々にはそこそこという感じ。富田は昨日より守備でのプレスはやっていたが、パスミスが多く残念。一柳も右サイドの方がやりやすそうで、体をこじいれてボールを奪う動きまではよかったが、奪った後のパスがいまいち。田村も同様。斉藤は、いつものようにさばいていたが、サイドや前二人との息はもうひとつ。いつもやっている訳ではないということもあるのか。
飛弾は積極的にエリア内に入ってシュートを狙う係りだったが、なかなか突破し切れなかった。三澤はドリブルからのスルーパスというのをさかんに狙っていた。ただ持ち込んで、自分で打てるところまで、パスにするのは誰かに似たプレー。

CBの細川、木谷はまずまずか。ただ木谷は、ソアレスがいくら手をあげても一切フィードせず、自分でロングシュートを打ったり、横パスにしてみたりと、極端な感じがした。終了間際のヘッドは惜しかった。

後半出てきた西山はサイドをえぐったり、コーナーを蹴ったりとそれなりの動きだったが、相手DFに2メールくらい吹っ飛ばされるシーンがあり、重心を低くして踏ん張り、早めのボールさばきで勝負するなど工夫が必要になると思う。奥埜は今日は、FWとして中で張る役目でパスが来ず、ボールにあまりさわれず。曽我部も時間が短く評価のしようがない。

島川にいたっては海外遠征を控え、終盤数分のMFとしての出場に意味があるのかと思うが、代わった曽我部がどこか傷めたのかもしれない。桜井はコーチングの声がでかい。うるさくていい。雨の中、フリーにされても、正面のシュートはきっちりとめていた。PKは、相手のハファエルに思い切りストップモーションのフェイントをかけられ、どうしようもなかった。

ソアレスが怪我をしている訳ではないことは分かった。

シュート数:11-14  FK:16-18、CK:3-4 得点:(札幌)ハファエル=PK 警告:ソアレス、田中、一八木、曽我部 主審:ハファエル、柴田