31節対熊本3-2逆転辛勝。サーレス初ゴール

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2009年8月1日(土) 19:00 ベガルタ仙台3-2ロアッソ熊本 ユアスタ仙台



サーレス  平瀬
(中原)(斉藤)
梁     関口
     (田村)        
千葉  永井    
       
一柳 渡辺 エリゼウ 菅井
         

サブは、萩原、田村、斉藤、マルセロ ソアレス、中原。熊本は、宇留野、西の2トップに、藤田先発。熊本9得点の木島は怪我か(実は、福岡戦でユニを投げ捨てたのが、チームの処分対象となり、8月14日まで出場しないとのことだった)帯同していない。

やませが吹いて、22度と涼しいユアスタ。傷みがほとんど無くきれいな芝生に、カクテル光線が映える。13,785人。試合前の仮面ライダーショーで、ベガッ太君が、ライダーから金の球を受け取ってなごんだのだが。。。

今日も、先日のショートで故障したホーム側ゴール裏の電光スコアボードは、消灯したまま。試合も開始3分で先制を許す。中央におびきよせてはサイドに開く熊本の連動した攻撃も、素晴らしかったが、ここ10試合先制を許しているわけだから、修正と約束事の徹底が必要なところだろう。どうもDFと林の呼吸がずれている。それでも、今日は、敵失とコーナーからの2点で3-1と逆転。ただ、ボール保持は終始熊本。ベガルタは、カウンターからの決定機で、次々はずし、次第に熊本ペースへ。

そして、後半20分に2点目を許したが、相手の得点力不足に助けられ、何とか勝利。ただ、特に守備での課題の多い試合だった。ま、一応試合消化数の関係もあり、勝ち点60でセレッソ、湘南と並び、得失点差で一日だけでも?の暫定首位には違いない。

前半。
開始早々サーレスが倒され、いきなり相手ゴール右20mでフリーキックのチャンス。しかし、梁のキックは枠外。熊本がボールをつなぎ出す。ロングシュートを打たれるが、バーの上。すると、開始3分、熊本にボールを回され、センタリングに林が飛び出すが触れず、吉井に無人のゴールにヘッドで決められる。今日もまた先制されての展開。どうも、ボランチ、DF、林の間の呼吸が合っていない感じ。それに集中切れが重なった。

その後も圧倒的に熊本にボールを保持され、サイドから放り込まれるが、木島のいない熊本で、シュート、ラストパスはイマイチで助かる。 5分、梁から裏取ったサーレスへのパスもカットされる。熊本は集散が早く、気がつくと、守りに全員戻っている。ただ、ベガルタも次第に熊本のワンタッチプレーに慣れ始め、一進一退に。お互いにラストパスが決まらない。

13分、サーレスがボールをキープ、ためを作って、エリア内に入ってた永井へ。絶好のシュートチャンスかと思われたが、今日もシュート打たず。代わって菅井が侵入、倒されるがノーファール。16分、今度は熊本にキープされ、放り込まれるが、中央で一柳がヘッドでクリア。17分、その一柳がオーバーラップ、真横のクロスにサーレスがヘッド、しかし上に上げてしまう。ベガルタ最初のシュート。さらに18分、熊本ゴール右30mでフリーキックのチャンス。ヘッドでつないでチャンスを伺うが最後はキーパー。

そして、20分、熊本がバックパス。キーパーのキックをサーレスがうまくチャージ、浮き上がったボールを無人のゴールにヘッドで入れるだけの、おいしいゴールで同点。サーレス、ラッキーな初ゴール。もちろんチャージしたからこその得点。相手の焦りを誘った。23分、さらに熊本ゴール35mでフリーキックのチャンス。エリゼウが頭で合わせたが、上に上げる。ベガルタは、こぼれを再三シュートするが、弾かれる。24分、今度は熊本のコーナー。これをクリアし、関口がドリブルで突進、止められコーナーをゲット。

25分、この右コーナーから、梁のカーブしたキックに、中央エリゼウが、どんぴしゃヘッドで決めて逆転。5分で逆転した。エリゼウ2試合連続ゴール。これで俄然動きが良くなるベガルタ。しかし、熊本のパス・スピードは相変わらず早く、藤田を中心にワイドに展開してくる。守備の集中切れは許されない状態。一方、この後のカウンターで追加点のチャンスを決めきれないベガルタ。

35分、平瀬が相手と入れ替わり、フリー、エリア内まで持ち込んだものの、シュートせず、パスを選択。しかし、カットされる。さらに、平瀬からサーレス、サーレスがフリーとなってキーパーと交錯して、もう一歩。37分には、サーレスからのパスに関口がフリー、アウトにかけた?シュート、キーパーの後ろを狙ったが、惜しくもポスト。チャンスを逃していると、40分、熊本がベガルタゴール左奥40mのフリーキックのチャンス。シュート性のボールは、ベガルタ守備陣が見送っていると、枠に向かって飛んでくるが、わずかに枠外。危ない。

ベガルタが守備をコンパクトにしてくると、今度は熊本が、ロングボールで裏狙い。しかし、これは精度を欠く。43分、熊本のロングシュート、バーの上。44分、千葉が左サイドに侵入、サーレスの飛び出しに合わせて、いいクロスを入れるが、どフリーのサーレス、なぜかシュートではなく、折り返しのヘッドを選択。しかし、中央には誰もいない。。。鮮やかに逆転したものの、追加点を奪えず2-1で前半終了。

後半。
開始早々、梁がドリブル前進、相手のクリアミスでコーナーをゲット。これをファーでフリーの平瀬へ。梁の絶妙のキックが合って、ヘッドで押し込むだけ。3-1とリードを広げる。しかも久々FW揃い踏みの得点。これで楽勝か?しかし、熊本は、諦めることなく、その後もパス回しでベガルタを上回り、次第に盛り返す。3分、熊本のコーナー。永井がヘッドでクリア。直後、今度は一柳が左サイドで簡単に抜かれ、えぐられ、コーナーを献上。しかし、シュートは林がおさえる。

5分、林からのゴールキックを、平瀬が足で押さえ、走りこんできた梁がそのままシュート、タイミングは良かったが、枠外。8分、熊本が斜めに入れるセンタリング、中央でフリーで頭で合わせられるが、サイドネット。危ない。熊本の球回しに翻弄され始める。それでも10分、カウンター、千葉のパスを平瀬が落とし、梁がダイレクトでシュート、カーブかけるも、キーパー正面。流れる展開。

しかし、直後関口が自陣中央でボールを奪われ、ファールで止める。イエロー。ゴール中央20mのフリーキックを与える。シュートは壁、こぼれのシュートはヒットせず、林の前にころがる。13分、ベガルタの左サイドを突かれ、回されて、最後はヘッドで合わせられるが、枠外。15分、関口がシュート、こぼれたところを、菅井がフリーでミドルシュート、バーに当たる。惜しい。16分、サーレスに代わり中原入る。前からプレスが甘くなってきたところで、20分、再三ゴール前でボールを回され、最後は、シュートをコースを空けた瞬間に、市村にグランダーのミドルシュートを決められて3-2、1点差。

熊本の勢いが復活。ベガルタは引き気味でカウンター狙い。25分熊本エリア左角25mでフリーキックのチャンス。梁のキックは低い弾道、キーパー正面。その後、右サイド、平瀬がフリーで前に誰もいない状態でパスを受ける。しかし、疲れたのか、ジョグのようなドリブルでシュートまで行けず、パス選択もカットされる。25分、平瀬に代わり斉藤が入り、3ボランチ。中原のワントップ。嫌な予感。30分、中原が相手のバックパスをチャージして、ボールを奪い、フリー。左足で思い切り打ったが、シュートはふかす。33分、さらに関口のカウンター、ドリブルからフリーの中原にパス。ノーステップのシュートは、バーの上。決定機を連続で失う。

ベガルタの運動量が落ちてくると、熊本がボールキープ。早いパス回しに飛び込むこともできず、ずるずると下がる。35分、カウンターで関口がひとりで持ち込み、エリア付近で倒される。PKか?わずかにエリア外。近すぎるフリーキック。梁のキックをキーパーがこぼし、中原狙うが空振り。37分、関口のセンタリングに、中央でフリーだった梁が飛ぶが頭に合わず。39分、熊本のコーナーキック。クリア。40分にも、熊本にボールを回され、ベガルタエリア左隅でフリーキックを与える。クリア。

42分、ベガルタが左コーナーのチャンス。中原がニアに飛び込むが、ヘッドは大きく枠外。今日の中原にはツキがない。44分、関口が田村に代わる。田村はそのままMFのポジションに。ロスタイムにも、梁から千葉とつなぎ、最後は中原のシュート、枠外で終わる。最後は焦った熊本がファールやキックミスでボールを失い、試合終了。先ずは勝ち点3。暫定ながら首位と勝ち点が並んだ。


涼しい仙台、一週明けの試合ながら、どうにも選手の動きがよくない。疲れなのか、痛いところがあるのか、特に平瀬、一柳、関口もキレがなかった。守備では集中切れでボールウォッチャーになる時間があった。
連勝目指して、中3日で調整。次節は、出ない選手も使って、連勝を目指してほしい。
サーレスは日増しにフィットしてきた感じ、高さだけでなく、スピードもあって、ボールが収まる。これなら、ソアレスと組ませても役割分担できるのでは。ただ、まだ足腰に粘りがない感じもある。メシ、食ってるか~。

シュート数:17-12、CK:3-4、FK:15-17 得点:、サーレス、エリゼウ、平瀬智行 (熊本)吉井  警告:関口 (相手)福王、石井  主審:佐藤隆治