39節対徳島3-1、逆転辛勝、中島初ゴール、ボル2

  • 投稿日:
  • カテゴリ:
2006年9月13日(水) 19:00 ベガルタ仙台3-1徳島ヴォルティス 鳴門



ボルジェス  中島
      (関口)
大柴   梁
    (村上)
千葉  富田
    
磯崎 丸山 木谷 中田
  (池田)
小針

サブは、萩原、村上、池田、関口、チアゴ。徳島は天羽、アンドレ、大森の3バック。
ベガルタはロペス、熊林、菅井と出場停止。徳島もDF二人が出場停止と選手層を問われる試合。

強い雨が降りしきり、前半は風も強い鳴門。数は少ないけれど心強いベガサポがの姿も見える。雨の中、お疲れ様です。
ベガルタは風上でスタート。すべりやすいピッチで互いにミスが多いが、 出足よくボールを支配するのは徳島。3分、カウンターからロングシュート打たれるが枠外。6分、ジョルジーニョのロングシュート、小針。 7分、ベガルタゴール中央35メートルでフリーキックを与えるがクリア。ベガルタはこぼれ球がなかなか拾えない。パスミスで反攻も不発。 11分、丸山が足のアクシデントで急遽池田が入る。なかなか攻め手がなかったベガルタだが、14分、富田がミドルシュート、バーの上。 少しリズムを戻す。しかし15分、徳島のコーナーキックから、フリーで羽地に打たれ枠外で助かる。 さらにヘッドからふりむきざまにシュート打たれピンチ。

18分、大柴が相手のパスカットから突破、折り返すもボルには届かず。20分、流れが来ないとみるや、 珍しく磯崎の思い切りのいいミドルシュート、枠内も、ノリオ。21分、徳島もフリーでミドルシュート、しかし枠外。 徳島のシュートの精度不足に助けられているが、寄せが甘いのが気になる。ようやく、25分過ぎからベガルタもボールがつながるようになる。 梁のクロスが枠内をとらえ、コーナーを得る。ゴール前でこぼれを拾い連続コーナー。しかしシュート打てず。28分、 ボルジェスがDF二人の間からシュート、ポスト横も、切れはいい感じ。 29分にも、振り向きざまのボルのシュート、枠外。しかし30分、 逆にカウンターでドリブル突破を許し、中央からシュート打たれるがこれは小針。

31分、ベガルタゴール、エリア左でフリーキックを与えてしまう。 ジョルジーニョのキックはワンバンでアンドレにコースを変えられ失点。 セットプレーでマークを振り切られるミスが出た。しかし、絶対に負けられないベガルタ、ここでボルジェスが気合入れるキックオフ。 直後の32分中央大柴のパスから、中田がサイドをうまく抜けて、早めのクロス、これがいい按配の曲がり具合で、 前線のDFの間でジャンプしたボルジェスの頭にどんぴしゃ、同点。中田、今季最高のクロス。 ついで中田と中島でワンタッチ・リターンパスでサイドを突破、またもクロスを入れるが、これはコーナー。梁のショートコーナーから、 35分、大柴が右サイドから反転即、クロス放り込み、混戦の中、左サイドにつめていた中島が角度ないところ左足で押し込み、 逆転! 5分で逆転。中島Jリーグ戦初ゴール。ポジションチェンジが活きた。

これで優位にたつかと思われたが、徳島が捨て身のプレスでどんどん押しこんでくる。しかしパスミスも多い。ベガルタも、 パスがもうひとつつながらず、カウンター不発、攻撃のリズムに勢いが出ない。37分、木谷にイエロー。徳島が押し込む時間が続く。42分、 ようやく中田の上がりからクロス、ボルジェスが遠目から、頭でたたきつけるが、枠外。44分、ベガルタのカウンター、 ボルジェスがキーパーと1対1になるが、詰められ最後はDFにはじきだされる。リードしつつも緊迫感の中で前半終了。

後半。雨は続くが風は止んで、無風。開始早々、相手のパスミスを奪って、ボルジェスが突進、ミドルシュート、枠外。4分、 カウンターから相手ラインの裏をボルがつくが、オフサイド。6分、徳島のコーナーからフリーでシュート打たれる。7分、 ボルジェスが相手に囲まれながら、クロスを上げるがシュートできず。10分、徳島がカウンター、 ジョルジーニョに一気に持ち込まれシュートされるが、枠外。助かる。押し込まれながら、14分、梁がドリブル突破、 中央に切り返しての左足のシュート、キーパーにはじかれコーナー。大柴が右コーナーを蹴り、こぼれを放り込むがキーパー直接。 ベガルタ連続コーナーのチャンスもゴールにつながらない。16分、徳島が放り込み始め、、ヘッドをフリーで打たれるがバーの上。22分、 ジョルジーニョがゴール前振り向きざまにシュート打つが、これは小針キャッチ。中央にスペースが出来き、ベガルタがプレスに行かないまま、 ボールを持ち込まれるシーンが目立つ。

24分、ベガルタが相手ゴール中央でフリーキックのチャンス、こぼれをつないで最後は千葉が落とし、中田がミドルシュートするが、バーの上。 ようやくベガルタが反攻。30分にはボルジェスがボールキープ、サイドの裏を取った中島に出して、フリーでシュートもDFに寄せられる。 31分、徳島キーパー、ノリオがなんでもないボールをキャチミス、コーナーに。このへんから徳島が焦りからか、 ミス連発で攻め手を自ら失っていく。34分には富田がライン裏に抜け出す走り、左からゴールに迫るが、折り返してしまい、クリアされる。 これは絶好のチャンス、シュートでよかった。さらに、ボルジェスの折り返しに中央に中島が飛び込むがコーナー。

そして40分、徳島ゴール前でボールキープ、磯崎が右サイドの中島にどんぴしゃのクロス、即シュート、キーパー弾くところ、 中央で詰めていたボルジェスが、無人のゴールに右足で流し込んで、3点目。とどめをさした。ボルジェス通算20点目。 新居に並び目下得点王。その後は徳島も最後の力をふりしぼって、コーナーのチャンスをつくるが、パスミスなどでシュートにいけない。 ベガルタはときおりカウンターで攻める。42分、梁に代わり村上入り、磯崎が前に上がり、守備固め。 フリーキックを村上が蹴るチャンスがあったが、グラウンダーのキックは枠外。43分、徳島が、 ベガルタゴール前のこぼれをシュートするが枠外。ロスタイム、最後は中島に変え関口投入して時間を使い、そのまま試合終了。[スクリーン観戦記]

雨に強いベガルタ。結果が重要な試合で、先制を許すも、すぐに逆転し、終盤追加点も取った。攻撃では、新メンバーが、持ち味を出した面は勝利だけでなく、今後につながる。しかし、 コーナーのチャンスをあまり活かせず、守備面ではプレスが甘くなる時間帯があり、相手フリーキックでのマークずれなど修正も必要。 徳島の決定力不足に助けられた面もある。得点力のある札幌相手で同じようなルーズな時間を作ってはいけない。
チャレンジャーは、常にアグレッシブにいくことで初めて勝利を得られる。中2日、次の札幌戦も強い気持ちで絶対に勝つ。


シュート数:17-15、CK:9-4、FK:18-18  得点:中島裕希、ボルジェス2 (徳島)アンドレ   警告:木谷 (相手) アンドレ 主審:廣瀬 格