40節対札幌0-0、互角の勝負、勝ち点1

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2006年9月16日(土) 19:00 ベガルタ仙台0-0コンサドーレ札幌  ユアスタ仙台



ボルジェス  中島

大柴   梁
     (関口)
千葉  富田
    
磯崎 池田 木谷 菅井
          (中田)
小針

サブは高桑、中田、村上、関口、萬代。ベガルタは怪我の丸山に代わり池田が入り、出場停止明けの菅井が右サイドで先発。札幌は石井、フッキの2トップ、西谷はベンチスタート。

雨のユアスタ、13914人。 試合開始前から雨が強くなり、スリッピー。中2日でお互いの運動量が試される試合。開始、早々札幌がペースをつかむ。3分、角度ないところから札幌のシュート、サイドネット。5分、札幌のフッキが遠目からボールキープ、強引なシュート枠外。6分、ようやくベガルタが反撃、菅井から梁へのスルーパス、相手左サイドを上がって梁のクロスに、中央中島がダイレクトでゴールを狙うが、DFに寄せられ枠外。最初の惜しいチャンス。今日も中島がいい動きで相手にプレスをかけていくが、ボールを奪った後のパスの精度、周りのフォローも遅く、もうひとつチャンスにつながらない。10分、相手ゴール前で、磯崎からボルジェス、梁とつながるがもう一歩。11分コーナーのチャンスもシュートまでいけず。

菅井と梁がさかんに札幌の左サイド裏をつく。そして菅井は関とのマッチアップにも、そこそこ対応。16分、相手のパスミスを拾って梁が自陣からドリブル、ロングシュートはキーパ正面。17分フッキの強引なミドル、小針キャッチ。21分、大柴が相手陣内でボールキープから絶妙クロスをキーパーの前に入れるが、頭から飛びこんだ中島、もう一歩及ばず、惜しい。23分には大柴が自分で相手ゴール中央で反転、ロングシュートをキーパ前でバウンドさせるが、キャッチされる。このあたりからベガルタが攻勢。24分、磯崎にイエロー。これで磯崎の動きが縮こまってしまう。
27分、ルーズボールを相手ゴール前にあげ、ボルジェスが頭で落としたところに、走りこんだ中島が1対1となるが、キーパーのファインセーブに合う。決定的。28分にもボルジェスがロングシュートを枠内に飛ばすなど、ベガルタがボール保持して波状攻撃かけるが、どうしてもゴールが割れない。

30分には富田も攻撃参加、ゴール前でボールをつなぐがシュートまで至らない。35分には、梁と菅井でワンツーを決め、菅井が上がって切り込んでいくが、ゴール前でファールを取られる。今日の菅井は守備面で相手の関をかなり抑えこんでいたが、攻撃面でのキックの精度ががもうひとつ。
40分、大柴がドリブル突破、倒され相手エリア左角30mでフリーキックのチャンス。梁のキックはいいカーブで相手DFの上を抜け、ボルジェスがジャンプ一番抜け出して、至近距離で頭でたたきつけるが、キーパの足元で弾かれる。決定的。残念。前半の後半、押し気味のベガルタであったが、終了直前、ゴール30m、DFの陰からフッキがカーブをかけたロングシュート、枠内に来るが小針セーブ。緊張感の中、スコアレスで前半終了。

後半。雨脚がやや弱まる。立ち上がりは一進一退。互いにばらけてスペースが出来始める。4分、ベガルタゴール前で千葉がクリアボール空振り、シュート打たれるが小針反応。最大のピンチ。その後は札幌がベガルタゴール前でボールをつなぐ、しかしベガルタもなんとかシュートコースを塞ぐ。最後はフッキがじれてロングシュート、枠外。フッキに対しては人数をかけ、近場でフリーにはしなかった。7分、富田がボールカット、それを中島がキープしてためをつくり、最後は大柴のシュートも枠外。10分、ボルジェス異議?でイエロー。このところ他の審判には取られていない、プレーが今日はファールになる。不思議の国ニッポン。

15分、ベガルタが札幌ゴール前でボールをつな、最後ボルジェスのシュートはキーパーがはじき出し、コーナー。しかしチャンスにつなげられない。その後は20分頃まで、札幌がボールを支配、ワイドに展開されてベガルタは防戦一方。21分、札幌西谷がこぼれ球をシュート、枠外。25分にはベガルタゴール前でワンツーを決められ、フリーでシューと許すが枠外。26分、カウンター、磯崎のドリブル突破からきれいに中央のボルジェスにパスが通り、シュート、ゴール!と思いきやオフサイド。自分の角度からはなんとも言えないが。。。主審も最初は何もジャッジせず、ゴールを認めたかに思えたが、副審アピール。テレビ報道録画ではオフサイドでないように見える。。。残念。ここで、梁に代わり、関口入る。相手の起点に走りこんでプレッシャーをかける。ベガルタ全体も勝負の時間とみて、全体が高めのプレスを開始。しかしせっかくボールを奪ってもその後のパスミスで攻撃につながらず、もどかしい時間が過ぎる。

34分、菅井に代わりに中田が入る。関口と二人で相手の左サイドにプレスしていくが、有効なクロス上げられず。40分、逆にスローインから簡単にクロスを放り込まれ、シュートされるが枠外。ベガルタも中島が左サイドを突破、クロスを放り込むがキーパー直接。さらにボルジェスのミドルシュート、大柴のコーナーキック2本。オーバー。最後は中田のクロスに左サイドから中島が飛び込んで角度ないながらシュートも、相手キーパーのファインセーブに阻まれ、得点できず。そのままスコアレスドロー。引き分けで勝ち点1にとどまった。

中途半端なパスミスもあったが、相手の危険なプレーがまったく警告にならない不運もあったが、全体には相手の裏をつく攻撃を重ね、セットプレーでもチャンスがあった。守備は抜かれかかりながらも、しぶとくシュートコースを限定し、相手にボールを回されても、危険なシュートは少なかった。「いい内容」だが、結果がともなわなかった。ボルジェスは次の2試合出場停止。だが、嘆いてもしょうがない。3位との勝ち点差は9に広がったが、今節の場合、対戦相手とのからみもある。勝ち続けて、直接対決を制すればチャンスはある。その力もある。今日は、残念だが、勝ち点1、得失変化なしを無駄にせず、次に勝利にむけて、まずいったん緩めて、また、休み明けから螺子を巻きなおし。チャレンジはまだまだできる。次節で勝利を。


シュート数:11-15、CK:5-4、FK:17-17  得点:なし   警告:磯崎、ボルジェス (相手)西嶋 主審:池田直寛