2001 Jリーグ ヤマザキナビスコカップ


節 期日 キックオフ 対戦相手 会 場
1回戦第1試合 4月4日(水) 19:00 アビスパ福岡 1-2 仙台

大友  藤吉 
      (光岡)
岩本   蓮見
       (山田)
中村伸  千葉

賀谷 リカルド 矢畑 森
 (村田)          
高橋
「けが」のマルコス、財前、ヴィエラは出場せず。代わりに蓮見、千葉、大友が先発出場。控えにはけがで出遅れていた村田、山田、さらには村上、光岡そして前川が入っており、監督の思惑が見てとれる。 春は名のみの肌寒い仙台スタジアム。5400人は平日の夜としてはまあまあか。

 試合はやはりスピードに優る福岡に、引き気味の戦いを強いられる。
20分頃までは防戦一方。相手の球回しについていくのがやっとという状態。それでも今日は当っているGK範夫。矢畑、リカルドが懸命に守ってなんとか失点をくいとめているという感じ。 
 攻めは大友に当てるだけの縦ポンのみで、点が入りそうな気がしない。
30分過ぎからようやく岩本のロングパスなどでチャンスを作るが、今日は大友のセンタリングが悉くヒットせず、シュートまで至らない。太股のけがもあるのだろうが、練習が必要。左サイドはたまに賀谷がオーバラップするものの岩本との連携はいまひとつ。

 後半10分過ぎからようやく動きが出始める。球回しが早くなり、互いにカウンターの応酬。しかし、先制は福岡。52分に戻りきれないベガルタDFを抜いてロングシュートを決められる。その数分後には、裏をとられて簡単に追加点を許し、0-2。前半振り回された分、ベガルタのDFの方が戻りが遅い。特に3節で活躍した森は急激にスピードダウン、球離れが遅い分すぐに相手にボールを奪われ、ピンチを招くシーンが多かった。さらにジャッジに抗議している間に試合が進行してしまうことも。無駄な抗議はすべきでない。倫理ではなく集中を欠いて、ボールから目を離してしまうからだ。

 しかし、リードされて目が覚めたか、ここからベガルタも左右の展開から怒涛の攻め。70分頃には粘った藤吉のセンタリングにゴール前の大友が反応して1点返す。この間、賀谷を村田に、蓮見を山田に、藤吉を光岡にと矢継ぎ早の選手交代。いかんせん決定力とスピードという面では、ピークの時代のようにはいかなかったが、山田の大きいクロスボールや村田の粘り、光岡のポストプレーなど随所に光る面があった。とはいうものの、マルコスのような決定力まで求めるのは無理。中村伸のダイビングヘッドなど惜しいシュートもあったが、前半で守らされたのが最後まで響いて、各選手のシュートに力がない。しかし範夫は大当たり。3点くらいは完全にセーブした。

 負け試合ではあるが後半見せた反撃は、日曜の京都戦につながるものだ。福岡もFWは流石に早いがDFのプレスは強くない。ベガルタにとっては相性がいい方だろう。
 次のナビスコは18日福岡でアウエーゲーム。思う存分やってもらいたい。
1回戦第2試合 4月18日(水) 19:00 アビスパ福岡 2-2 福岡

大友   藤吉
  (光岡)
岩本   財前
   (山田)
中村伸 千葉
(蓮見)  
村田 渡邉 飯尾 森
 
高橋
惜しくも引分け

 ベガルタは初の助っ人抜き布陣。サブは光岡、山田、蓮見、矢畑、前川。警告累積出場停止の左サイドバック賀谷に代わりに村田が先発出場。福岡はビスコンティ、松原、江口先発。
 19分財前イエロー。25分、大友がサイドから攻め込んでシュートし、キーパーが弾くところを岩本が押し込んでのゴール(上村さん情報)。27分渡邉イエロー。リードはしているものの、六四で福岡ペースとのこと。

 後半。55分森イエロー。57分、後半入ったビィラジョンガに1点返される。60分中村から蓮見。63分藤吉から光岡。73分財前から山田。74分蓮見が得点で2-1。75分その蓮見にイエロー。89分に三好に入れられ2-2。
2試合通算で福岡の勝ちとなり、残念ながら1回戦で敗退。終了間際に追いつかれたのは、詰めがまだまだということではあるが、マルコス抜きで相手を慌てさせたことは、流れとして次のリーグ戦にはつながるだろう。

ナビスコ杯はJ1・J2全28チームが参加するホーム&アウエイで戦うカップ戦です。
  • 2回戦:6月13日(水)・6月20日(水)、準々決勝:8月8日(水)・8月22日(水)、準決勝9月26日(水)・10月10日(水)、決 勝:10月27日(土)

  • 1回戦から準決勝まではホーム&アウェイ方式で行い、90分間で、勝敗が決しない場合は引き分け。
    各回戦の勝者は2試合の勝利数が多い方となる。
    勝利数が同じ場合は、1. 2試合の得失点差、2.第2戦終了後、Vゴール方式の延長戦(前後半各15分)、3.PKの順で決定。

  • 決勝は1試合で、90分間で勝敗が決しない場合は、
    1.Vゴール方式の延長戦(前後半各15分)PK方式2.PK方式の順序により決定。11月3日。