2000年 J2観戦記1旬(1-11節)


節 期日 キックオフ 対戦相手 会 場
1 3月12日(日)14:00 湘南 1-4 平塚

ロドリゴ  藤吉
(小林)(瀬川)
平間 伊藤
(中島)
千葉直樹 リカルド
 
御厨 山路 飯尾 賀谷
          
石川
スピードの差

確かに選手たちは緊張していた。しかしそれは湘南も同じ。試合開始10分の攻防で相手に優位の気持ちを持たれてしまったのが痛い。まずは精神力の差。それと開始早々に平間が足を蹴られ、しばらく持ち前のスピードを抑えられてしまったのも先制攻撃を阻まれいたかった。また相手のドリブルを体で止められるドゥバがいないのもきつい。

さて、試合展開。互いに決定機を逃す固い展開の後の20分、DF深く進入され、相手のシュートにGK石川が逆をつかれ、ゴール真ん中に失点。これで完全に湘南ペースにされる。その後、石川が足1本でとめるなど際どい守りを続けていたが、30分には混戦から2点目、32分には屈辱のループで3点目を決められ、あっと言う間の3失点。

ボールへの素早い寄せや複数で囲んでいくなど、本来こっちがやらなければならない事を仕掛けられた。一部選手の中にレギュラーになったことで練習やモチベーションでの慢心はなかったか?今日の試合で、今現在の体のキレでは、まだまだという事を痛感しただろう。

後半は、早々にリカルドがイエロー2枚目で退場。10人となって、松原にひとりで持ち込まれた4点目など防戦一方。

 それでも、去年と違うのは、3失点直後の前半38分で1点返したこと。伊藤が、やや集中の切れた相手DFの裏に入り込み確実に決めた。また、後半、ロドリゴの代わりに出た小林が、ワンタッチでロングパスをシュートにもっていくなど可能性を感じさせるプレーを見せてくれたのが数少ない収穫。

  ま、これも40分の1として、次にいかせば良い....。とはいっても鍛え直すことは多々ある。自分の力をどんな場合でも100%出していけるようにならないと、勝てないことは確か。
2 3月19日(日)14:00 大宮 1-2 大宮

小林  藤吉
(ロドリゴ)
平間  伊藤
(蓮見)    
中島 千葉直樹
(瀬川)    
御厨 飯尾 山路 賀谷
 
石川
互角の戦いだったが...

速報は上村さんほかの情報より。ロドリゴは予想どおり(^^;ベンチスタートで前期アピールした小林が先発。
          

出場停止のリカルドに代わりに中島。サブは他に、GK高橋 DF斉藤 、FW16瀬川 MF13蓮見 。
前半38分に平間がグランダーのシュートで決めるも、後半10分過ぎから2点を失い連敗。守りの課題がありそうだ。それでは特派員観戦記を。

【大宮19日=首都圏本部 浜の伊達男】
前節に手痛い敗戦をしているだけに何とか勝利を物にして星を五分にしてホームに戻りたいところ。
また、大宮とは昨年の対戦成績が2勝2敗の五分であり、結果はもちろんであるが試合内容も今年の実戦力を計る上で興味が持たれる。

試合が始まってみれば、内容は個々の能力、展開力とも互角といっていいが、FW陣がMFの位置まで下がって守備をしているベガルタより、FW陣がいい意味でサボっている大宮の方が攻撃に移るときのスピードが早いし、前線に張り付いて前線からプレスをかけることによってベガルタDFの前線へのフィードの正確さを奪っていた。
FWの動きには賛否両論あると思うが、以上のことにより大宮の方が押し気味に試合が流れていった。

しかし、均衡を破ったのはベガルタの方だった。前半38分、大宮中盤でボールを奪い、早い展開で平間がきっちりとゴールを決めた。
敵の守備の対応が遅れ、絶好のチャンスとなり、いい時間帯にいい形で先取点を奪えた。

 後半に入ると、お互いに攻撃の早くなりつつあり、まだまだ試合が動く気配が充分感じられた。
次のゴールがこの試合の流れを左右する大切な物だということは誰もが知るところ。
しかし、残念ながらそのゴールを奪ったのは大宮の方だった。
後半21分に、DF陣がペナルティエリア前方でパス回しを躊躇したところをFW野口に持っていかれ、同点に追いつかれる。後半33分、速攻から奪われたコナーキックをヘッドで決められ逆転ゴールを許してしまった。

 その後投入された蓮見が攻撃の起点となり、攻撃の流れを作りはじめ、攻撃の形が整い始める。さらにFWのロドリゴ、瀬川を投入し攻めの厚みを増やして猛反撃を試みる。
二人には、攻撃の新しい展開の可能性が見て取られたが、充分な仕事をする機会がないままタイムアップ。

いろいろ技術的、連携の改善点はあるが、まだ序盤。充分修正が可能である。
鳥栖、甲府と負けられない相手が続く。気分を切り替えて勝利を目背して欲しい。

3 3月26日(日)13:00 鳥栖 0-1v 仙台

 藤吉(ロドリゴ)小林
  平間 伊藤
    (蓮見)

千葉  中島
賀谷 飯尾リカルド斎藤

石川
鳥栖に押されまくる

大変重要な試合だったのだが、点差以上のひどい内容で3連敗。
鳥栖に決定力があったら、5点は取られていた。DFの連携まるでなし。

 遅い。全てが遅い。球出し、動き出し、そして判断が。
雪混じりで寒いからという言い訳は通用しない。九州本拠のチームがあれだけ動けているのだから。それと、選手間のコミュニケーションが取れているのか?パスの出し所で苦労しているぞ。みんな他人のせいにしてるんじゃないのか。

最近不調の御厨に代え、斎藤が入り、リカルドををセンターに、そして賀谷を本来の左にもっていったのだが、今日も守備は連携がもうひとつ。リカルドのセンターはまあまあとして、それ以外は、クリアひとつとっても あぶなっかしい。事実、次々に相手にチャンスを献上して、シュートを打たれ放し。 相手のどフリーでのシュートが10本はあった。鳥栖がシュート下手だったから助かったようなものだ。

試合は開始早々、中島が決定機を逃すところから始まる。ゴールエリア(ペナルティエリアではない!)付近でフリーになりながら、へなちょこシュートしか打てなかった。前半30分頃まではチャンスらしいチャンスも作れず、縦ポンでただ前線へ送るだけ、逆にボールを取られては、相手に抜かれ二次攻撃までもっていかれる展開。わずかに平間が相手ボールをカットしてチャンスを作るが、完全に相手を崩すまでいかない。

後半は、ほとんど前半動けなかった伊藤に代わり蓮見が入る(伊藤は故障ではないだろうか。湘南の時の動きとはまったく違っていた)。いきなり相手ゴール近くでFKを2本貰うが崩せず。伊藤がいないのは痛い。しかし、多少左右の展開が出始めて、ベガルタも流れをつかむ。

70分を過ぎたあたりから、両チームとも攻防が目まぐるしく変わる、面白いが大味な展開。ベガルタは狭い地域でのボール回しに終始し、相手を崩す攻撃がなかなかできなかったが、36分には粘った藤吉から中島に絶妙のパス、キーパーと1対1、シュート.....外したあ。そろそろ、素質しか評価されない選手から脱皮してくれないかなあ。
鳥栖もフリーでどんどんシュートする割りには枠に行く確率が低く、延長戦へ。

延長開始10分、上がってきたDF斎藤が狙いすましたシュート!しかしこれは相手キーパーの好守に阻まれる。これがこの試合のベガルタの唯一まともなシュート。
そして延長後半に入り、20分、DFクリアミスを拾われてあっけなくVゴール負け。今日の試合内容だったら、失点1で良かったねというべきなのか?
 それでも期待の大型FW小林のテクニックや平間の動きなどは「見せるもの」があったのがせめてもの救い。小林君、もっと肉食って、闘争心と体をつくろうね。期待してるよ。
4 3月30日(木)18:30 甲府 0-1 小瀬

藤吉  小林
    (大友)
平間 蓮見
  (中村)
千葉  中島

賀谷 飯尾リカルド斎藤

石川
甲府にも...ついに最下位。

本日も上村さんの速報等より。
太もも怪我の伊藤に代わり蓮見が久々の先発出場。俊足大友がベンチ入り。サブ、高橋、中村、山路、大友、瀬川。前半は6、4で押すも71分新明にやられる。どうもさほど好調でもない甲府相手に毎度の悪いパターンが出たらしい。

73分小林に代わり大友(初出場の18歳)が入る。そして75分蓮見に代わり中村。テストしてるだけじゃないよね、監督。怒涛の4連敗.....最近采配の動き出しが遅いような。司令塔不在なのは痛い。本当のビリ。ほんとに失うものはない。あとは上がるだけ.....。
ホーム札幌戦に螺子を巻きにいこう!
5 4月2日(日)13:30 札幌 1-2 仙台

藤吉 小林
平間 蓮見
  (中村)
中島 千葉
(大友)  
賀谷 飯尾リカルド斎藤

石川
堅調な守りだが司令塔不在

チャンスはいつころがりこんでくるか分からない。そのわずかなチャンスをものにできれば下位チームにも勝機は出てくる。後半の1点リードされた後のベガルタの同点ゴールはまさにそういう得点だった。

55分、札幌側の反則が副審から後づけで出され、札幌イレブンが浮き足だった一瞬を逃さず藤吉が突破、前線にはっていた小林にきれいなパス、これをDF一人かわし、GKと1対1になった小林が冷静に決めた。

問題はこの後。押せ押せになっても相手ゴールを脅かすまで至らなかったことが残念。ムードが折角よくなっても、指令塔不在では自在に攻撃を組み立てることができない。伊藤、財前をけがで欠いている今、仕方がない面もある。臨時司令搭候補の蓮見はパスの受け手であって出す方ではない。

司令搭がいないので、とりあずDFから縦1本で小林に当てるだけの単調な攻撃になりがち。サイド攻撃は無きに等しい。だから相手にパスコースを読まれ、ボールをどんどん奪われてしまう。飯尾、リカルドでなんとか相手攻撃をぎりぎりで抑えこんでいたが、限界がある。DFは動きがだいぶよくなったが、MF陣の連携が悪い。ボールに集まり過ぎて、ボールがきてない時の動きが少ない。パスが弱い。もっと思い切ったプレーをした方が結果がついてくるのではないか。

試合経過は、前半36分に札幌が速攻から一気にベガルタゴール左サイドを攻めあがり、ヘッドで先制。後半になり、上記のように、隙をついてベガルタが同点に追いつくも、すぐ5分後にコーナーキックから押し込まれ、勝ち越される。その後、大友を投入したりするが、有効な攻め手を作れず、試合終了。
総じて、札幌のスピードにボールを奪われるシーンが多かったが、飯尾などの懸命な守りで、さほど楽にシュートさせる場面は少なかった。むしろベガルタが時折早い攻めからチャンスを作るのだが、いかんせんシュートのタイミングが遅く、相手DFにやすやすと阻まれてしまう。

次も伊藤は出れないらしいし、ドゥバイッチは浦和戦から。我慢の試合が続く。引分け狙いでもいい。勝ち点がほしい。伊藤、財前が揃う5月、まったく別のチームに変身するはず。それまで変な色気は捨てて、がちがちに守っていく作戦を徹底するしかないだろう。
6 4月9日(日)13:00 新潟 3-1 新潟

小林  藤吉
(山路)(蓮見)
平間 伊藤
(瀬川)      
中島  千葉直樹
 
賀谷 飯尾リカルド斎藤
          
石川
前半で勝負決めるが、後半大荒れの試合

情報は上村さんほか各種報道より。
指令塔伊藤の復帰で期待できる試合。予想通り、29分伊藤のフリーキックを小林が頭できれいに合わせ先制、33分には同じく伊藤のフリーキックのこぼれ球を平間のミドルで決めて、2点目。

しかし後半67分に伊藤、リカルドが2枚目のイエローで退場、9人に。大荒れ。人数が減って77分新潟に1点返される。FWの二人をDF山路とMF蓮見に代える。
後半は両軍ともイエローが飛び交って、審判がコントロール不能の状態であったことが見てとれる。しかしベガルタは9人ながら、89分、カウンターから中央に走りこんだ蓮見にボールが渡り、ドリブルからゴール左済みにファインゴール。3点目をとってダメを押し、今季初勝利。

しかし、伊藤、リカルドの次節出場停止は大きな負担になる。リードした後でなぜそんなに荒れる必要があったのか?興奮している相手に合わせて興奮し冷静さを失っては損である。
 ちなみに、一勝ながら最下位脱出で試合数が違うが8位浮上(^^)。室蘭で開催予定の浦和-札幌戦は有珠山の影響で延期。
7 4月16日(日) * 試合無し*
8 4月23日(日)13:00 浦和 2-3v 仙台

小林  藤吉
    
平間  伊藤
     (大友)
リカルド 千葉直樹
(蓮見)    
賀谷 飯尾 ドゥバ 田沢
(中島)
高橋
無敗浦和に2点先制するも最後はスタミナ切れ。

 仙台スタジアム入場者記録の18,700人。当日券も売り切れ。
大観衆の中で、ベガルタイレブンは固くなることなく、前半の動きは良かった。速い出足で相手のパスを抑え、左右の展開で相手を慌てさせた。
試合は開始早々、相手ゴール前でリカルドがフリーになりシュートを放つところから始まる。今日の前半のベガルタには相手に優る出足と余裕があった。風を利用したロングループシュートや藤吉のオーバーヘッドもあった。
得点は 20分、伊藤の右コーナーのこぼれ球を藤吉が押し込んで先制。サカタダンス。その1分後、平間の右からの長いパスを前線左ではっていた小林が胸でワントラップからのボレーシュートで鮮やかに決めて2点目。無敗の浦和を慌てさせた。

この後も千葉、伊藤、リカルドがボールを奪っては、走りこんだ平間、小林や藤吉につなぐ素早いカウンターで相手DFの裏に出る攻撃、ゴール前のスルーやワンツーなど、恐らく練習で取り組んできたであろうチームプレーを随所に出して、相手を圧倒していたのだが、さすがに浦和も簡単にフィニッシュはさせてくれない。実に惜しいのは、相手が前半、足が動かず細かい展開に終始している間にもう1点取れなかったことだ。

後半にはいると浦和も選手を代え、縦の鋭い動きで攻めてきた。前半で目一杯動いていたベガルタは明らかに動き負け、防戦一方になる。攻撃陣も小林に球を集めるが、かなり消耗していて前半のように相手をかわしてチャンスを作るまで至らない。DFの集中も切れてきて47分、70分と失点、同点にされる。いずれもゴール近辺での隙をつかれたもの。

これに対し、ベガルタは51分、賀谷に代え中島(DFとして)、52分、千葉に代え蓮見(前半千葉は膝をやられていた)、74分、伊藤に代え大友を入れているが、伊藤の交代は分からない。パスを出す人間がいなくては、いくら足の速い選手を入れても得点にはつながらない。この時点で勝つのは厳しいと覚悟した。
まだ味方とかぶってばかりいる大友は勿論、平間も蓮見もボールの受け手。パサーが不在になったとたん、DFからのいってこいのパスに終始するいつもベガルタに戻ってしまった。けがでもないなら、この交代は疑問符だ。勝つには絶対伊藤がピッチにいることが必要。
延長に入っても浦和の押せ押せムードは変わらず95分にあっさりとVゴール負け。

それにしても両軍あわせて3本はPKと思われるプレーが流された。その他にも危険プレーで選手がころがっているのに、試合はそのままで、細かいところでやたら笛がなった。両軍選手とも気の毒だ。
ようやく復帰のドゥバの調子はいまいち。一方途中から左DFに入った中島は思いのほか確実なプレーと押し上げで良かった。全般に今日の前半の動きが90分持続できるようであれば、今後大いに期待できる。そしてやはりFWに大砲がほしい。

本当に悔しいぞ!だって勝つ力はあるんだから。
9 4月29日(土・祝)13:00 大分 1-4 佐伯

小林  藤吉
(ロドリゴ) 
平間  伊藤
(大友)(蓮見)
リカルド 千葉直樹

賀 飯尾 ドゥバ 田沢

高橋
浦和戦疲れ?凡戦模様。

けがを心配されたリカルド、直樹、賀谷も出ている。前半18分、22分と立て続けに失点...おいおい。

後半、伊藤に代え蓮見投入。68分小林に代わりロドリゴ。大分バルディネイがひっこんだ。後半も2点追加され、終了間際89分に藤吉が1点返すのみ。最後は平間にかえ大友入れたり。ちょっと取られ過ぎ...

各種報道をみても「完全にボールを支配され」などの表現がある。
運動量が落ちたのなら、45分での伊藤の交代も、やむを得ないかもしれないが、その時のパスの起点や指令塔は誰がやるの?蓮見や平間は使われると力を発揮するタイプだし、直樹は不安定...。FKの数では、同じ(26-24)なのに、シュートは倍打たれている(11-19)。チャンスをものにできていないわけだ。

負けがこんでいるから、まだ自信がないのかもしれないが、1点取られると、すぐ精神的に崩れてしまう。それもこれも、我慢していればすぐ逆転できるという得点力への信頼がないからだろう。
結果が出てない内容もよくない、のであればFWの補強は必要ということではないか。お手本がいないと大友も成長できないだろう。
10 5月4日(木・祝)14:00 山形 2-1 仙台
 藤吉  小林
    (大友)
平間 伊藤
(蓮見)
リカルド千葉

賀谷飯尾ドゥ 田沢
(中島)   
高橋
内容いまいちながら気迫で勝つ!?

荒れ模様の天候、強く雨が降って肌寒くなったかと思ったら、強い初夏の日差しが差したり。

内容はともかく、開始1分のPK、ロスタイム89分のゴールと"スミ"2点でしぶとく勝つ。

試合開始早々1分、ゴールライン付近で小林が粘って相手」DFのファウルを誘い、PKを得る。これを藤吉が右隅に慎重に決め、先制。これで断然有利になるはずだが。。。

この後は、仙台、山形とも狭いスペースでのこちょこちょサッカーに終始し、シュートさえ打てない展開。時々ドゥバイッチがボールを持って強引に上がっていくが、山形に守りを固められた上に、周囲の味方の動きが重く、相手の裏をつくような攻撃ができない。雨上がりのピッチのせいなのだろうか、全般に動きの鈍い両チーム。盛り上がることなく前半が終了する。

後半、山形も選手を入れ替え、早めの寄せでボールを支配しだし、決定機を作られるようになる。疲れのためかボールへの寄せが遅くなったきた72分、フリーキック後のルーズボールに集中が切れた。一瞬中央のシュートコースが開き、ミドルシュートを決められ、同点とされる。
ここで、いつもならスピードのある展開でずるずると勝ち越しを許す展開だったが、幸いなことに山形もいまいちサイドの早い展開がない上に、パスミスが多く、ベガルタと同じようなもたついた攻撃をしてくれたことだ。

61分足をやられた飯尾に代わり中島が入り、76分ミスが多かった平間に代わり蓮見投入。さらには、今日は伊藤をさげずに、疲れの見えた小林の方に代えて足の速い大友を投入。ひっかき回す作戦が最後にはまって、相手のボールを奪うシーンが増えてきた。。最後は相手のこぼれ球を藤吉が拾ってドリブル、相手を引き付けて、空いたところに走りこんでフリーになった蓮見にパス、蓮見がきっちり決めて勝ち越し。今季2勝目、ホーム初勝利。

新潟戦でも駄目押しシュートを決めた蓮見が、ロスタイムに決勝ゴール。時としてボールを持ち過ぎていらいらさせられる蓮見だが、今季の2勝にいずれもからんだ、ポジション取りやゴール嗅覚は心強いかぎりだ。


11 5月7日(日)14:00 水戸 0-0 ひたちなか

小林   藤吉
(大友) 
平間 伊藤
 
中島 千葉
(蓮見)  
賀谷リカルド ドゥバ田沢
(山路)
高橋
両チーム無得点で引き分け、勝ち点1。

各種報道より。
中島が久々先発出場。飯尾はベンチにも入っていない。山形戦での負傷の影響か?SUBは大友、蓮見、リカルド、石川、山路。
 前半は6-4で仙台とのことだが.....。74分小林から大友。79分中島から蓮見。前節のパターンが出るか!と思ったが決められず。118分リカルドから山路。

 全体にベガルタが押し気味だったようだが、決定力不足、しかも互いにパスミスが多かったということで、両チームとも疲れが出た凡戦ということなのだろう。
 それにしても、与えたFKが36本とはずいぶん多い。これじゃ攻めのリズムも作りづらい。それと平間が警告通算3枚目を貰ったので次節は欠場...と思ったら今季から累積停止は4枚目になったのでしたっけ。。調子を落としてるとはいえ、彼がいなくなると困りますです。

上位が負けてる時に勝っておきたかった。でも最低限ながら勝ち点1は貴重。