2004年 サテライト日程・結果

99-04 2004リーグ  2002年サテ 2003サテ

Bグループ
ベガルタ仙台 ・アルビレックス新潟・ジェフ市原 ・浦和レッズ・大宮アルディージャ ・FC東  1チーム16名(外国人3名内)以内、5名交代可。

節 期日 キックオフ 対戦相手 会 場
1 3月21日(日)15:00 アルビレックス新潟 1-2 仙台

大久保  高橋(鎌田)
西
    
村田     中田
原崎(千葉) 梁

小山 小原 大河内 
         
高桑
今日は陽のあたるバックスタンドで観戦。1000人くらい(と思ったら公式では3200人。へぇー)。
ユースのツートップに原崎、梁のボランチ。サブはGK森田、DF伊藤健二、MF千葉、MF鎌田。トップチームの状況を受けて各選手に意気込みが感じられるのはいい。

相手との関係もあるが、3バックはサテの方がはまっていた。相手ボールをカットするとサイドに振ったり、簡単にロングフィードしたり、スペースに走りこみチャンスを作った。守備でもDFとボランチの連係が良い。

 原崎が動き回り、相手をつぶしに行ったり、左だけでなく右足も駆使してのロングフィード。ツートップのユース組が、新潟のDFに体で押さえ込まれていたので、もうひとつではあるが、攻守の切り替えができていて、前半はそこそこの出来。左の村田とのコンビも良く二人でオーバーラップしあいながら、チャンスを作っていた。時折集中が切れるようなことがあるが、守備的にいくなら原崎の左ボランチもありかなと思う。
西は例によって闘志むき出しで相手ボールを取りにいっていた。気持ちだけならナンバーワン。パスが雑になることがちょっとなあ。

 DFでは小原が安定感がある。慌てないのがいい。長身の新潟FWにもうまく体を寄せ、声もでていたように思う。あとはテクニックではりゃんがうまい。小柄ながら相手をかわす技もある。ただフィジカルはもうひとつか。期待の中田はひとりでもちこんだり、攻撃面では特長が出ていたが、守備の面はもうひとつ。大河内は高いジャンプでなんとか相手FWに食らい着いていた。当りには強そう。セルフジャッジの癖はいけませんが。。
GK萩原は最初の失点は反応が遅れたが、2本ほど相手フリーの場面で止めていた。

得点は前半20分、中田のフリーキックからリャンがシュート、こぼれを西がヒールで押し込んだ。失点は25分フリーキックからゴール前の混戦DFの対応が遅れ同点。後半25分、コーナーからどんしゃヘッドで決められたもの。後半は相手の早い球回しからのポストプレーに苦戦していたが、新潟もスピードがさほどないこともあり、粘り強く守備してカウンター、と全体の意識が統一されていた。

4 4月18日(日)15:00 大宮アルデージャ 1-2 熊谷陸
スタメンGK :萩原、DF :樋口、小原、森川、MF :中田、千葉(62分→小山)、西谷(55分→大久保)、梁、関口(73分→中原)、FW :西(62分→高橋)、萬代。得点萬代。

7 5月23日(日)15:00 FC東京 3-2 仙台

中原(大久保)
西谷(関口) 西
 原崎     中田
      (樋口)
石井  菅井
    (小山)
村田 数馬 大河内 
         
萩原
昨日のトップチームの試合よりは少し暖かいスタジアム。3000人くらいは入ったろうか。次第に空が黒くなり、後半はにわか雨の中での試合。FC東京には増島などがいた。ベガルタの選手と比べると、FC東京は、どの選手もごつい。

 前半は西谷や原崎がベテランの味でワンツーを繰り返し、左サイドから侵入、中央からは西がスルーパスを中原に通す早い攻め。FC東京は体を張った守りが、悉くファールと判定され、ベガルタにフリーキックを与えてしまう。しかし次第にベガルタ陣内に押し込み、2点差をおいつく。後半は疲れたベガルタをワンツーで崩して、決定機をいくつも作るが萩原のファインセーブもあって勝ちきれず、終盤にベガルタの大久保にかき回されてベガルタに3対2で敗れる。FC東京は組織で素早く攻めて、ゴール近くでは何度もDFの間にキラーパスを通してくる。ベガルタはやや個人の力に頼り過ぎで連係がよくなったのは試合終了直前になってから。攻めでも守りでも「約束ごと」という点で工夫が必要な気がする。

 得点経過は前半15分、原崎上がって、バックヒールで西谷へ。西谷がひとりで持ち込んでPKゲット、これを、中原が決めて先制。34分には、西の中央スルーパスに中原が抜け出してキーパーと1対1、弾かれるところそのままおしこみ2点目。しかし43分、FC東京の左からのクロスに萩原さわりきれず、押し込まれて2-1。
 後半16分には、右フリーキックから萩原の前に走りこまれて追いつかれる。しかし試合終了直前43分、カウンターから後半出場の関口が抜け出し、中原に代わって後半出てきた大久保にパス、大久保がキーパー前に飛び込み、キーパーいったんクリアしかけるが、キックするところ大久保がブロック?(増島のブロック説あり)高く上がったボールが按配良くループとなって、無人のゴールに吸い込まれ3点目御運ゴールとなり、勝ち越し。

 やはりボール際のテクニックやフリーキックでは西谷、原崎は他の選手と一段違うところを見せた。西谷は執拗にFC東京に削られてバテ気味となり、後半20分には関口と交代となるが、この二人は集中を切らすことがなければ、いずれトップで活躍する時もあるだろう。また、GK萩原がいくつもファインセーブを決めて、いいところを見せた。やはりトップの控えに入ってモチベーションも上がっているのだろう。ただ少々キックのタイミングが遅いのが、味方の攻撃リズムと違うような気がするが。ゲーム内で、GKが忙しいというのは、チームとしてはナニだが、彼としてはアピールは出来たろう。

 また初めて試合でのプレーを見る、DF樋口、FW関口だが、まだ試合感のようなものが、もうひとつ。後半出場でそんなにボールに触ってないので、まだなんともいえない。だが、関口は盛んに自分の特長を出そうと、裏に走りこんで見せてくれた。確かに出足は早い。
期待のDF大河内は、前回と違い少々プレーに迷いがあってパスなどが雑になっている。焦らず練習してくれい。トップにも出ている菅井、石井は、どうも球際が遅い。せっかく相手ボールを奪っても、パス出す前にFC東京の早い出足で、奪い返されてしまうシーンが何度かあった。もったいなし。

 大久保くんは今日もFWらしく、どんどん、つっかけて勝ち越しの3点目にからんだ。ごついFC東京に負けないフィジカルの強化を望みたい。西は今日はいい方。中央で相手と競りながら、いいスルーパスを何本か出していた。あとは集中の問題か。数馬がセンターバックで大声で指示、中央の放り込みを得意のヘッドで跳ね返していたが、フィードはいまいち。村田は3バック左になって、前の原崎と西谷が動くので、あまり目立たなかった。中田は体調が不十分の上にセットプレーで頭にボールを受けて途中交代した。

得点:中原貴之2(1PK)、オウンゴール (FC東京)阿部、宮沢 警告:數馬、村田、大河内 (相手)李、近藤  交代:36分中田→樋口、45分中原→大久保、62分西谷→関口、82分菅井→小山 GKサブ森田
10 6月27日(日)14:00 浦和レッズ 3-3 熊谷陸
ユースが多い相手に対して、プレスが甘く次々失点、後半持ち直して、関口の活躍もあり、3点返すという展開だった模様。

先発:GK:小針(→45分萩原)、DF:數馬、小原、大河内 MF:村田(→45分小山)、千葉、樋口、原崎(→57分大久保)、FW:関口、西(→73分伊藤)、中原。サブ:萩原、小山(ユース)、伊藤(ユース)、大久保(ユース)
得点:中原、大河内、伊藤(ユース)/(浦和)
11 7月11日(日)16:00 ジェフ市原 2-2 市原
スタメンGK萩原達郎(69分→森田)、DF大河内英樹、小原章吾、 数馬正浩、MFy小山大輝、関口訓充、樋口昌俊(45分→y大久保)、西谷正也、西 洋祐(81分→y千葉)、FW 萬代宏樹(59分→y伊藤)、中原貴之。
サブ:GK森田、DF伊藤健二、MF千葉賢弘、FW 大久保。
得点:大久保2、(市原)林、工藤。 警告:ベガルタなし(市原)水野、水本、篤田。

ユースの大久保、伊藤、小山が活躍したもよう。西谷、関口が初めて90分出場。
12 7月18日(日)16:00 浦和レッズ 2-6 仙台

大久保
関口 萬代
 千葉賢     中田
 小山 西

 数馬 森川 大河内 
         
萩原
午後4時とはいえ30度超の気温で、試合開始時でもピッチの3分の2には陽があたる。雨上がりのピッチ上はきつそうだ。ときおり風があるのがせめても救い。観客4300人。

 サブは、明日のラツィオ戦との兼ね合いもあるのか、GK森田以外はDF伊藤、MF岩田、DF竹内、FW鈴木全員ユース選手。スタメンにも3人。

 立ち上がりは中盤でのせめぎあい。ボール際でのトラップやクロスの精度、ワンタッチプレーは浦和が上。さかんに左サイドのボールを集めサイドから、ほうりこもうとする。それでも、ベガルタは前半は守備でがんばり、決定機はあまりつくらせない。

 9分、カウンターからのベガルタのチャンス。中央で西がサイドの関口に振って、関口がスピードにのってドリブル突破、DFふたりをかわして、おちついて、ゴール右隅に決めて先制。ついで10分には、大久保がドリブル突破、ペナルティ内で右足でクロスのようなシュートのようなボールがゴール前を通過、惜しい。

 しかし、その後が押し込めず、中央でもたついている内に、次第に浦和がペースをつかんでくる。20分、左からのクロスに頭で押し込まれ同点される。このあたりから浦和がボール保持、ベガルタはカットしてのカウンターのみ。
 しかし35分、久々に関口が突破、左で追走の大久保にラストパス。これを切り返したところで倒されPK奪取。これを大久保が左隅に決めて2-1。と、ここまでは何とか試合になっていたのだが。。。このとき別のエリアで大河内がアクシデント。胸強打?で退場し、急遽ユース竹内選手と交代する。(怪我は大事ないもよう)

 後半、森川に変わって伊藤はいり左へ、左の千葉がボランチ?、ボランチをやっていた小山がセンターバックに回る。
 開始早々、左サイドの伊藤と大久保のユースコンビでスルーパスが通り、チャンスとなるが決めきれず。DFふたりとボランチがユース選手。西は前目にいるので、後ろは数馬以外はユースばかり、しかも小山のセンターバックはちと厳しい。連係がばらばらで、相手中央の選手に簡単に裏をとられ、焦りからかパスミスも出はじめて、後半はサンドバック状態。途中ユース千葉に代え岩田、その後その岩田に代え鈴木と入れたが流れを変えるまでには至らない。

 8分にクリアミスを拾われ2-2同点とされると、完全に後手に回り、20分には中央からかわされ3点目、26分には、クロスを左右に簡単に回されボールウォッチャーになっているところきめれられ、4点目、36分には中田が苦し紛れに中央にパスしたところをカットされ、そのまま持ち込まれ、萩原前に出るところループで決められ5点目、試合終了直前にもクリアミスをカットされて6点目を失う。相手のミスを逃さず、フィニッシュまで持っていく、これがJ1用の戦い方である。ユース選手にはきついけれども、勉強になったことだろう。もっとも浦和の方もユースと思しき選手もいたようだが。

 大河内の退場や明日の試合に備えての苦しい台所事情もあったのだろうけど、この守備陣、特に小山のセンターバックは無理があった。彼はボランチで、なおかつトップの選手なりをつけてようやく機能できるような気がする。

 チーム的にはぼこぼこの試合ではあったが、くそ暑い中、走り回りドリブルで勝負に出る関口、大久保には期待させるものがあった。今日はいつもより5割増しで、守備にも動き回っている関口はトップで使いたいし、大久保も、ボールに対する執念が感じられるのが良い。大久保の場合、あとは今の監督で要求される守備での貢献だが、今の段階では、まずスタミナ向上で、それはあとでもよかろう。

 西はもう少し球離れが早くなるといいのだが。萬代は一度だけ関口のクロスのどんぴしゃでの惜しいヘッドがあった以外は、あまり目立たず。出そうとするスルーパスがことごとくカットされていた。周りで関口や大久保が走り回り、中田もいる今回のメンバーでは中央に張って、ポストに専念、相手DFをを引き付けるするという形もあったのではと思う。コーチの作戦かもしれないが。中田は今日も日陰の方の涼しいエリアで、どんどん上がってはいたが、クロスが決まらず、逆に裏とられてきつい場面も。スピードはあるのだから、攻守切り替えの判断を早くするということかもしれない。数馬はユースだらけの守備陣で統率力や技の違いを見せるチャンスだったのだが、後半きつくなると集中切れから危険なバックパスや相手に簡単に裏を取られるなど、かなり、がんばる必要がある。

 注目のユース、ボランチとセンターバックををつとめたの小山は、体も大きく、フリーの状態では落ち着いて見えるが、早い浦和の出足に戸惑ったのか、詰められると球際の強さやボールに対する執念が感じられず、パスミスや、かわされるシーンが目だった。いいときもあるのだろうが、今日の調子では、トップはまだまだ先の話のようだ。

14 8月15日(日)15:00 アルビレックス新潟 1-1 新発田
スタメンGK萩原達郎(72分→森田)、DF 小原章吾 、樋口昌俊、数馬正浩、MF 石井俊也、原崎政人(45分分→菅井)、中田洋介、関口訓充、西谷正也(65分→小山)、FW西洋祐(73分→千葉)、中原貴之(85分→竹内)。サブ、GK森田、DF竹内y、MF菅井、MF小山y、MF千葉賢弘y。西谷は前日トップの試合に続いて出場。
得点は70分に小山が先制するも、79分に同点とされドロー。サテライトの中では内容的にベストゲームだったそう。
シュート数:14-12、CK:4-0、FK:22-20
16 9月5日(日)15:00 大宮アルデージャ 1-5 仙台

中原 ヌネス(西)
西谷(千葉賢)
 原崎     関口
     
石井  村上
 (樋口) (小山)
 数馬 根引 大河内 
         
萩原
劇的なトップチームの勝利を受けて、さぞやサテライトも燃えているかと思いきや、プレーにためらいばかりで、いいところほとんどなし。この時期に人任せのプレーをしていていいのか。。。
サブは萩原、千葉賢弘y、小山y、樋口、西。

 中原、ヌネスのツートップに、トップ下西谷、ボランチには村上、石井という布陣。試合は一進一退ながら、ゴール前で大宮が個人技でベガルタDFを振り切ってはフリーでシュートし、決めるという展開。

 前半はまったくいいところなく、10分、20分(FKを直接入れられる)、33分と立て続けに失点。ベガルタも西谷にボールを集めて攻撃はかるが、回りと連動がうまくいかず、決定機をなかなか作れない。ヌネスももドリブル突破の切れはいいのだが、やはり持ちすぎ。西谷も出し所がないせいもあるが、ボールを離すのが遅れ気味で、つっかけられる。結局自分でシュートするも、決まらない。とくにDF,ボランチ陣迷いが見られ、中途半端なパス、お見合いでギクシャクしている。40分、石井に代わり樋口が右サイド、原崎がボランチ、関口が左に回る。43分肩打撲のヌネスに代わり、西入る。

 後半、小針に代わり萩原。開始直後、原崎や西谷がミドルを打つ。しかし相変わらず相手を崩してのシュートは少ない。11分、西谷に変わり、ユースの千葉賢弘が入り右サイドへ、右の関口がトップ気味に、なる。しかし20分ごろからはベガルタもボールを持てるようになり、再三ロングフィードで関口などを走らせるが、なかなかシュートまでいけない。30分には村上が右足首あたりを負傷で退場(見た感じ軽いように見えたが)、ユースの小山が入る。
小山くんが優秀だとはいえ、彼のボール扱いが一番安定して見えるのが、悲しい。

 唯一の見せ場は後半33分、根引のロングフィードを後半トップに上がった関口が粘って、ペナルテイエリア内にもぐり、詰めてきた中原に合わせ、中原がダイレクトで決め、1-3。後半25から40分まではベガルタもパスをつないでチャンスを作るのだが、ゴール前でもたいついて決められない。逆に43分、ロスタイムと、大宮に簡単に侵入を許し、ゴール前での相手の切り替えしに対応できず、フリーを作られて2失点、結局1-5。


 ボールからすぐ目を離す選手、危険ゾーンで何度もスラデイングを敢行して、相手フリーにさせてしまう選手、プレッシャーのない所でのキックミス連発。「次の試合トップチームのスタメンで」、と急に言われて90分動ける心身の準備をしているのだろうかと疑問に思われる選手が多いように感じた。この時期はサバイバル。気を抜いているとチーム内どころかサッカーをする場所も失う。サテライトはプロとしての自己アピールの場、営業の場。年齢も経歴も関係ない。練習試合じゃない。もう一度意識を高めて貰いたい。何より自分のために。
18 10月3日(日)17:30 ジェフ市原 0-4 宮城ス
先発は、GK:萩原(62分→森田)、DF:大河内、小原、村田、MF:石井、菅井(62分→小山)、 関口、原崎(45分→秋葉)、西谷(45分→樋口)、FW:西、ファビオ・ヌネス(45分→大久保)。
サブはGK:森田、MF :小山大輝y、樋口昌俊、 秋葉竜児、FW大久保剛志y

内容はさんざんで、前半だけで3失点、試合をほとんどさせて貰えなかったようであるが、秋葉が今季初の公式戦登場で後半45分間プレー。怪我していた村田、菅井も出揃ったのがせめてもの救い。
20 10月24日(日)15:00 FC東京 0-6 夢の島
先発:GK小針(66分→萩原)、DF大河内(74分→小山y)、數馬、村田、MF千葉、原崎、中田(24分→FW萬代)、FW西谷、西(57分→大久保y)、関口(45分→MF樋口)
サブ:GK萩原、DF小山、MF樋口FW大久保、FW萬代

シュート28本浴びる。開始早々から、相手猛攻をなんとかしのぐものの、前半終了間際にPKで1失点、後半開始早々にもPKで失点して集中切れしたか、後はいいように攻められた模様。秋葉が90分プレー。萬代シュート4本。
シュート数:7-28、CK:2-8、FK:30-19
詳細は泉区.netで。

結局1勝3分け6敗で得失点-19、Bグループ最下位。