14節対湘南0-0、距離感悪く、ドロー

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J1 2013年7月6日(日)19:00 ベガルタ仙台0-0湘南ベルマーレ ユアスタ仙台



ウイルソン  赤嶺
        (松下)
武藤    太田
(中原)  (佐々木)
梁  富田
  
蜂須賀石川 角田菅井

サブは、桜井、ジオゴ、田村、松下、佐々木、中原、柳沢。鎌田警告累積、広大怪我で、角田がCBに。ボランチに梁が下がり、前には武藤が先発。13,470人。

湘南は、武富、大槻、菊地の3トップ。馬場、下村ベンチスタート。ウエリントンは出場せず。

急激に気温上昇、今年初めての真夏日となり、梅雨のさなかで蒸し暑いユアスタ。それでも試合開始前には涼しい風が吹いてきた。

しかし、試合でのベガルタは湿りがち。ボールを回している時、中央でのルーズボールへの寄せの時など、距離感、連動がどうも良くなかった。


湘南が時に5バックにもなるDFラインと、前線からのシツコイ寄せで、守備を固め、ベガルタはボールを回してはいても、中々シュートにいけない。

逆に、パスミスを狙う相手の術中に嵌り、カウンターから再三フリーを許す。相手のキックの精度の無さと、林の美技に救われたが、ボールは支配してはいても、負け試合の内容だった。

それでも、16位のチームからホームで勝ち点1を拾えたのを、良しとしなければならないのが情けない。 

前半。
ルーズボールを拾った梁が上がって、赤嶺へパス。シュートは打てず。2分、武藤が中央に切れ込んでのシュート、枠外。さらにドリブルからシュートでコーナーをゲット。こぼれ球を蜂須賀がシュートするが、バーの上。シュートへの意欲は見える立ち上がり。

その後、しつこい寄せで湘南がベガルタのリズムを崩してくる。7分、武藤から赤嶺へのスルーパス、抜けたかと思われたがオフサイド。さらに、蜂須賀がドリブルからのクロスを入れるが、クリアされる。その後、ベガルタが回す時間続くが、シュート打てず。

12分、左45度25mでフリーキックのチャンス。梁が得意の位置。キックは弾かれるが、こぼれを蜂須賀が右から再び放りこみ、中央角田がどんぴしゃヘッド、バーの上!最初の決定機を逃す。15分には武藤が一人でエリア内しかけ、倒されるがノーファールの判定。17分、またも中央ドリブルから武藤のシュート、ヒットせず。

湘南はカウンターで、時々8番の高山が、ベガルタ右サイドを上がってきて、形を作るが、キックミスに救われる。20分、その高山のシュート、枠外。そのあと湘南、大槻にイエロー。23分、角田のロングボールをウイルソンがヘッド、キーパー。さらに、武藤のパスを中央で赤嶺がポストプレー、最後はウイルソンが挟まれながらのシュート、サイドネット、惜しい。

25分、湘南にベガルタゴール前で回されるが、最後は蜂須賀がうまく追い込んでラインを割らせる。その後、一進一退。27分、湘南がベガルタゴール左35mのフリーキック、つないで来るが、これは守る。29分、ウイルソンから赤嶺の落とし、最後は武藤がフリーでのシュート、キーパーに触られ、コーナー。2本続くがシュートできず。

32分、湘南がカウンターからミドルシュート、枠外も林が処理。33分にもカウンターから中央にパスを通されが、ここはプレスして林が抑える。34分、湘南のコーナー。これは守る。38分、梁から太田へのパスが通り、右サイドを上がってクロス、ファーで赤嶺折り返すが、他の選手は突っ込めず。

40分、湘南が回してシュート、枠外。湘南の精度の低さに救われている。その直後にも菅井の裏を取られて、シュートされるが枠外。42分にかカウンターで蜂須賀が裏を取られる。少しでも躊躇があると厳しく寄せてくる湘南のプレスに、今日もリズムが作れない。43分、梁がドリブルでエリア内まで侵入、折り返しに中央に飛び込んだ赤嶺のヘッド、しかしキーパーに弾かれる。形は良かったがシュートが正面をつく。

44分、湘南のカウンター、蜂須賀の裏から、どフリーでヘッドを許すが、枠外。助かった。前半は次第に湘南にペースを作られてスコアレスで終了。

後半。
湘南はしつこくフォアチェックしていた大槻に代え馬場を入れる。キックオフからつないで、いきなり湘南がシュート、しかし林正面。3分、ベガルタがゴール正面35mでフリーキックのチャンス、角田がロングシュート狙うが、枠外。4分、相手のパスミスを拾って最後はウイルソンのシュート、ヒットせず。7分、武藤とウイルソンのワンツーから、武藤のシュート、キーパー正面。

10分、赤嶺が後ろからつっかけられ、中央でキープできず、カウンターを仕掛けられる。ミドルシュート打たれるが、林が弾く。赤嶺、どうもどこか痛めているのか、走れない感じ。さらに前半攻撃にからんでいた武藤が急激に失速。バテたのか?17分にはカウンターで、前が空いていたのに、止まって味方の上がりを待つ、らしくないプレー。結局展開できず。何か指示されたのだろうか。

18分、ベガルタの左コーナー付近から湘南のフリーキック。これは守る。19分、赤嶺に代え松下を入れ、左サイドへ。武藤がトップに上がる。22分、湘南のカウンター、シュートされるが林抑える。湘南、武富に代え中川入る。27分、湘南の35mフリーキック。28分、太田に代え佐々木を入れる。31分、湘南にゴール前で回され、右サイドからループ気味に狙われるが、シュートはクロス・バー。危ない。

30分を過ぎると小雨が降ってきた。32分、富田が抜かれそうになり引っ張って、イエロー。今日の富田は狙われていた。34分、後半ここまで消えていた武藤から松下へのスルーパス、もう一歩。その後も空いて陣内で細かくパスを回すベガルタも、シュートは打てない。36分、右奥35mのフリーキック。キッカーは松下。決まらず。湘南は菊池から岩上に代わる。

39分、ベガルタも武藤を下げ中原を入れる。40分、その松下から中原へのパス、決まらなかったが、コーナーを得る。2本続くがシュート決まらず。その後、互いにカウンター応酬もラストパスが決まらない。42分、裏を取られて、フリーでボレーシュート打たれるが、林が反応。追加時間は4分間。

ロスタイムにも湘南に侵入されるが、クロスをミスしてくれる。ベガルタも松下がえぐっての折り返しに中原のヘッド、枠外。結局スコアレス・ドロー。ホームで勢いづけるための勝点3が遠かった。

それにしても、前半はボールにからんでいた武藤が後半は急に消極的な動きになったのが不可解。どこか痛めたのか、ガス欠か、それとも気持ちの問題か。

とにかく、中3日でアウエーで大分戦。下位チームだが、今日は若手の活躍で横浜FMに1-1ドローと健闘としており、気の抜けない相手。ベガルタも若手が、ミスを恐れず、思い切りのいいプレーをして、チームを勢いづけて欲しい。

シュート数:11-10 CK:6-2、FK:16-18  得点:なし 警告:富田  (湘南)大槻、ハングギョン、鎌田  主審:村上伸次