17節対甲府4-0相手ミスに乗じて大勝、梁、広大、赤嶺、中島

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J1 17節 2011年6月22日(水)14:00 ベガルタ仙台4-0ヴァンフォーレ甲府 ユアスタ仙台



赤嶺 柳沢
   (関口)
梁   松下
(中島)   
角田 富田
(斉藤)   
朴 広大 鎌田 菅井

サブは、桜井、田村、斉藤、高橋義希、関口、太田、中島。甲府はハーフナーマイク、金信泳の2トップ。伊東と市川がスタメン。阿部はベンチスタート。

6月梅雨入りながら30度を越える暑さの中、中3日の連戦4試合目。
試合開始前、甲府のスポンサーである、はくばくさんより被災地のこどもたちへサッカーボール500個の贈呈、しかも試合前にはサポ500人で同社製品を配布して下さいました。ありがとうございます。

角田選手は前節新潟戦でJ1出場200試合達成で、角田市の後援会から花束を貰う。尚、梁勇基選手もこの試合がJ1 J2通算300試合出場を達成。

前半からパスをつないでスペースを作ってはそこのパスを出すベガルタと、ロングボールをマイクに集める甲府の戦いとなった。結局、抜け目なく相手のミスを得点にむすびつけたベガルタが前・後半2点ずつ取る圧勝。梁、広大、中島と、ゴールが欲しかった選手に、今季リーグ戦初ゴールが生まれ、赤嶺は6ゴール目と、いうことなし。ロスタイムの林のお茶目なプレーも笑って話せる大勝で、暑い中、集まった11,356人を楽しませた。

前半。
暑い中、互いに様子見で横パスが多い。暑いが強めの風がある。前半は甲府が風上。開始20秒、赤嶺のロングシュート、ヒットせず。1分、甲府ゴール中央40mのフリーキック。こぼれ球を松下が放り込むがキーパー。その後、甲府がボールをゆっくり回す。4分、スローインから攻められるが、カウンター、柳沢のポストから中央で梁がミドルシュート、キーパー正面。

6分、富田のパスカットから、梁がドリブルで左からエリア内侵入、フリーで左足のクロス上げるが、誰もいない方向。その後、お互いのパスミスが出てつながらず。9分、赤嶺がエリア左をえぐってセンタリング、中央で待ち構えていたフリーの柳沢、左足ボレーはヒットせず。12分、今度は甲府が回して、最後はハーフナーマイクのヘッド、DFが寄せていたので、勢い無く、林が抑える。

14分、チュソンのロングクロス、ファーサイド柳沢もう一歩。15分、赤嶺がキーパーチャージでイエロー。18分、甲府に回され、侵入されるが、最後は林がおさえる。そして19分、チュソンが粘り、相手ゴール中央では柳沢とのパス交換から、赤嶺が素早く蹴返すとこれが梁へスルーパスとなり、キーパーをかわした梁が流し込んで、今季初ゴール。メインスタンド前に選手が集まって、たどたどしく揺り篭ダンス(梁選手は第一子が3日前に誕生したばかり)。ユアスタで揺り篭ダンスは初ではないだろうか。

主力のゴールでチームが活気づき、梁は疲れなどないような軽い動きに変身。いつものスタイルが戻ってきた。20分、梁が侵入、中央の柳沢、もう一歩。23分、甲府に侵入されマイクに合わされるが、ヒットせず。しかし危ない。25分、甲府のカウンターに、戻った梁がスラインディングでボールカット。27分、赤嶺がまた裏に抜け出て自分で打たず、中央の柳沢へ。柳沢、トラップが大きく、打てず。直後にも、チュソンのパスに裏に抜け出た赤嶺が中央への折返し、柳沢なだれこむが、一瞬早くDFに入り込まれる。

29分、甲府がチャンスもパスミス連続で自滅。疲れているのだろうか。30分、甲府がカウンターからフリーになりかかるが、林がエリア外20mも飛び出て、ヘッドでクリア。直後、ベガルタも赤嶺のポストプレーから松下がドリブルで侵入、相手に当てコーナー。さらに、梁から赤嶺、スルーパスに柳沢。コーナーをゲット。これは決まらず。31分、梁から赤嶺。ドリブルからのスルーパスも柳沢をオーバー。しかし、これでコーナーをゲット。31分、右コーナー、高く巻いた梁のキックに、中央での競り合いの後ろにいた広大がフリー。どんぴしゃヘッドで2点目。中央での競り合いの後ろにいた広大は完全にシャドウ。後ろからフリーでなんなく決めた。

38分、長身マイクに対して角田が体をこじ入れ、ボールを奪う。このあたりの時間帯、角田と富田の連携が良く、相手に詰められても、ワンタッチパスでうまくかわしていく。40分、ベガルタがカウンター、梁から赤嶺、柳沢を経由して再び梁が受けて、ミドルシュート、キーパー弾いてコーナー。このコーナーが角田に合って枠内も、キーパーがファインセーブ。こぼれも抑える敵ながらいいプレー。すると42分、裏を取られて右サイドからクロス入れられるが、流れて助かる。43分、相手エリア内の右から左に回りこんだ松下が左足でクロス、これでコーナーを得る。

右コーナー、キッカーは松下。鎌田がフリーで頭で合わせるが、DFにクリアされる。さらに相手エリア近くで細かくつなぎ、最後は中央に切れ込んだ冨田の左足ミドル、バーの上。前半はそのまま2点リードで終了。

後半。
甲府は金信泳、柏に代え阿部と片桐の2枚代え。序盤、このレフティ片桐に起点を作られる。カウンターから片桐、パウリーニョとつなげられ、最後はマイクのヘッド、しかし林。さらに片桐は右から左とポジション・チェンジ、阿部はDFにつっかけてくる。12分ベガルタもカウンターで一気の攻め、最後は中央で梁が反転即左足シュートもバーの上。16分、チュソンが上がっていったんボールを失うが、粘って取り返し、エリア右奥30mでフリーキックをゲット。松下が蹴るがこれはふかす。17分、柳沢に代え関口入る。20分、その関口からのラストパス、精度いまいち。21分甲府のカウンターからシュートされるが、林。

22分、ベガルタも梁のドリブル前進から赤嶺の落としに角田のシュート、バーの上。そして24分、林のゴールキックを、甲府エリア内で、相手DFが真上にヘッドのクリアミス。これを張っていた赤嶺が、DF二人に挟まれながら、強引にヘッド、キーパーの手をかすめゴール3点目。今日はこれまで柳沢へのパス役だった赤嶺が、FWの本領発揮。今季6点目。

25分、甲府が回してシュートも梁がシュートブロック。さらにこぼれ球をマイクが反転シュートも林の正面。26分、甲府のコーナー、シュートさせず。27分、梁に代わり中島入る。関口下がり目で、赤嶺と中島の2トップに。すると30分、右から松下が切れ込んでのシュート、こぼれ球を中島が狙い済ましたシュートでゴール右済みに決め4点目

これで甲府の足が止まり、さらなる追加点のチャンスもあったが、さすがにベガルタにもミスが多くなる。31分カウンターから関口がドリブルで上がり、中島へ。クロスはコーナーへ。これは決まらず。33分、角田に代え斉藤が入る。これで、関口、梁、角田と休ませることができた。36分、富田が裏に抜け出し、相手コーナー付近で粘る。これでコーナーキックをゲット。このコーナーでのこぼれ球を中島胸トラップで浮かせシュート、はチップ。

39分、甲府の攻め、クロスからマイクが、フリーでヘッドも枠外。彼も疲れている。その後ベガルタが攻める。赤嶺のスルーパスに流れた中島がヒールで折り返し、中央から関口のシュート、枠外。その後の攻めもラストパスいまいち。そしてロスタイム3分間。関口が左サイドからえぐって、自分で狭いニアサイドを狙ってのシュートはサイド・ネット。

そして終了間際。林のゴールキック、当り損ねのグラウンダーが甲府阿部におさまり、どフリー、最後で失点か、と思いきや、阿部のシュートは枠外。相手ミスもあったが完封で大勝。

相手ミスにつけこみ、点にするがJ1仕様。疲れの中でも、それができるようになったのは成長の証である。


シュート数:16-6、CK:7-2、FK:17-7 得点:梁 勇基、渡辺広大、赤嶺真吾、中島裕希 警告:赤嶺 (相手)なし 主審:山本雄大