WECUP05節:マイナビ仙台1-1ノジマステラ、開始3分、廣澤で先制もドロー

2023-24 WEリーグカップ05節 10月1日(日)13:00 マイナビ仙台レディース 1-1 ノジマステラ相模原 ユアスタ仙台


津田 廣澤
(武田)(パウラ)
遠藤    カーラ
(美和)      
中島 太田

高平 楓 西野 松永
  (岩城)   

齊藤

開始3分、津田-廣澤で先制も、ミスで失点、勝利逃す

サブは、髙橋愛利花(ユース)、岩城恋音美(ユース)、原、パウラゲレーロサンズ、佐々木美和、武田。

ノジマステラは、GK池尻凪沙、DF井上、大賀、常田、平野、MF西都、川島はるな、藤原、FW平田、浜田、南野。笹井、加藤栞、小野はベンチスタート。

カップ戦共に未勝利の、マイナビ仙台レディースと、ノジマステラ神奈川相模原が、初勝利を目指す、Aグループ第5節、最終戦。

マイナビ仙台Lは、相変わらずの人手不足で、怪我人に加え、GK松本はアジア大会で欠場、この試合ではCBの國武までベンチ入りできず。

そこで、ユースから「育成組織TOP可」選手4人がメンバー入り。津田、遠藤は初スタメン、DF岩城は終盤初出場。キーパーのサブには急遽登録された、髙橋愛利花が初ベンチ入り。

さらに、先日加入が発表されたばかりの佐々木美和、怪我で長期離脱していた原もベンチ入り。

スタメンは、西野がCB、中島がボランチ。さらに、これまでは後半出場のユースの二人、遠藤ゆめを左サイド、津田を廣澤と共にトップに置く、4-4-2でのスタート。

後半の終盤での出場だと、パスの出し手が疲弊して、ユースコンビに、ボールを供給できなくなるので、この試合では、このスタメンは個人的には賛成である。

一方、ノジマステラの方は、十文字高ー関東大学女子リーグ得点王のルーキー、 浜田芽来と、藤原、南野を軸に、4-3-3でのスタート。


試合は、前半から、ノジマステラが、テンポよくビルドアップ。ボールを回す時間は長いものの、ペナ付近では、マイナビ仙台Lの守備が対応して、シュートは簡単に打たせず。

一方、マイナビ仙台Lの攻撃は、サイドチェンジやロングボールで、裏を狙う。

前半3分、津田のキープから反転スルーパス、廣澤が裏に抜け出して、マイナビ仙台Lが先制。

幸先のいいスタートを切ったかと思われたが、その後の攻撃時の連動に乏しく、個人の突破頼みになって、流れからシュートが中々打てない。

それでもコーナーからチャンスがあったが、決め切れず。

試合は、徐々に膠着状態へ。


すると後半10分、ノジマステラの南野が中央35mから意表をつくロングシュート。前に出ていたGK齋藤が下がり切れず、同点とされる。

その後も、ノジマステラが左右からクロスを入れて攻め立て、後半は、シュート9本を受ける。

しかし、ノジマステラの方も、ラストパスの精度を欠き、マイナビ仙台Lの守備陣のぎりぎり粘って追加点は防ぎ、結局ドロー。

両チームとも5試合して勝ち無し。ノジマステラが勝ち点2、マイナビ仙台Lが勝ち1と、課題が山積のカップ戦となった。


マイナビ仙台Lの方は、怪我人が多数、指揮官の病気で、戦術を詰める以前の、個々の選手のレベルアップを見るという段階。

そういう面で、個々の選手については、成長の跡が見えるところもあった。


この試合では、CBに入った西野は、ボランチの時より落ち着いてプレーができて、安定していた。

また、松永も対人の強さが昨年よりは向上し、攻撃参加も時折見せる

高平は開幕から好調をキープ、この試合では遠藤ゆめを走らせるロングパスを決めていた。

廣澤も、序盤で、津田との連携から、ワンチャンスのゴールを決め切った。

中島姉さんは、いつも水準をキープ。結果が出ず、いらいらしているだろうが、焦れずにチームを引っ張っていって欲しい。


遠藤ゆめ、津田のユースの二人は、この試合スタメンで緊張はあったという。

しかし、遠藤ゆめは3人に囲まれてもキープしてみせたり、中島のロングボールに走り込んでのへデングシュートを見せるなど、72分間の出場。開幕時よりスタミナもついてきた感じ。

津田は、ノジマステラの24歳DF常田と渡り合ってキープ、反転からの見事なスルーパスで、廣澤のゴールを演出したり、高平のクロスに惜しいヘッドがあった。

津田の方は、まだスタミナの面では、整える必要があり、怪我防止の意味でも使い方は難しいかもしれないが、トップで使うのが面白い選手なのは、間違いない。


また、この試合では、先日加入が発表された、出戻り、もとい、復帰の佐々木美和や、パウラが交代出場。人出不足解消と、戦術面強化に貢献して貰える状況にはなったようだ。

まずは、一日も早く、指導体制を固めて、連携を整備して頂きたい。

前半
立ち上がりから、ノジマステラが展開するのを、マイナビ仙台Lがしのぎ、カウンターという構図。

ノジマステラは、DFの間に立ち、テンポのいいビルドアップで、ゴール前まで行くが、ラストパスの精度を欠き、マイナビ仙台Lも、粘り強く、中央で弾き返す。


⚽3分、松永のロングボールを津田が、常田と競りながらキープ。すぐ反転して、裏へのスルーパス。抜け出した廣澤が、キーパー池尻と1対1。股間を抜くシュートで、ゴール、先制1-0。FWのコンビで、速攻決め切った。

ユアスタでの今季チームの初先制点は、廣澤。

3分、ノジマステラが中央30mでフリーキック。シュートはクリア。


7分、左サイド高平のロングボールに、遠藤ゆめが走り込んで、角度無いながらシュート、枠外。

8分、今度はマイナビ仙台Lの左サイド、ノジマステラの井上がドリブルで上がり、クロス。しかし、流れる。

9分、中央を廣澤がドリブル前進。左の遠藤ゆめにパス。侵入して左コーナー。
中島のキックをニアで西野がヘッド、こぼれも西野がシュートも、キーパーに弾かれる。コーナー、さらに2本連続も、決まらず。

14分、ノジマステラが、左から右へと展開。最後は川島はるながシュート、GK齋藤。

17分、マイナビ仙台の左コーナー。浮き球ルーズボールを、津田がゴールを背にして背後に蹴り上げるループシュート、これはGK池尻が弾き出す。

19分、左サイドから太田の裏へのパスを、津田が受けて左足シュート、枠外。

以後、互いに攻め合うも、シュートまで行けずに、膠着状態。

<25分、飲水タイム>
ボランチの中島が、前線に顔を出すようになり、廣澤とポジションチェンジ。

36分、松永から廣澤へのクロス、流れる。ここでカーラがトップに上がり、廣澤が右サイドへ。

41分、ノジマステラが中央を浜田が突破、左の藤澤に振ると、左足シュート、枠外。


結局、前半は廣澤のゴールのみ。1-0とリード。

マイナビ仙台Lのシュートは6本、ノジマステラは2本。

後半
ノジマステラ、MF西都に代わり、FW笹井が入る。

開始早々、ノジマステラに左コーナー2本与えるが、藤原のキックは流れる。

3分、右から中島の斜めのロングボール、左サイドから走り込んだ遠藤ゆめが、DFを振り切り、ヘッド、キーパー正面。

4分、ノジマステラがつないで、最後は藤原が左足シュート、キーパー。

8分、GK齋藤のゴールキックが、相手ペナ付近まで届く。

⚽10分、ノジマステラ南野がマイナビ仙台Lエリア35mで、パスを受けて即ロングシュート。GK齋藤バックステップが足りず、上に弾いたボールがゴールイン。1-1同点。

12分、左サイドで、3人に囲まれながら遠藤ゆめがキープ、拾った高平がアーリークロス、ゴール前でフリーの津田がヘッド、枠外。決まれば見事な連携、惜しかった。

14分、マイナビ仙台L、津田に代わり武田が入る。


以降再び、攻め合いも、互いにラストパスの精度を欠き、膠着状態。

22分、ノジマステラ、井上に代わり伊東、常田に代わり小野が入る。

<24分飲水タイム>

27分、マイナビ仙台L、遠藤ゆめに代わり、佐々木美和が入る。
美和は右サイド、廣澤が左に回る。

33分、ノジマステラ浜田が左サイドをドリブルで上がり、クロスに、右から平野がシュート、枠外。

38分、ノジマステラが、左から中央、川島はるながシュートもヒットせず、キーパー。

41分、マイナビ仙台L、佐藤楓に代わりユースの岩城が入り初出場、廣澤に代わりパウラが入る。
パルラがトップへ。武田が左サイドに入る。

武田はチャージでボールを奪うこと2回。

43分、ノジマステラ笹井がキープして、最後は南野がシュート、これはブロック。
右コーナー。ここで藤原がキックミス。マイナビ仙台Lが松永からのカウンター、美和にはつながらず。

追加時間は4分。

AT1分、ノジマステラ、浜田に代え加藤栞、藤原に代わり菅能が入る。

ATも共に攻め込むが決定機作れず、1対1ドロー。

後半、マイナビ仙台Lのシュートは2本、ノジマステラは9本。


シュート数:8-11  CK:5-4  FK:6-15   得点:廣澤真穂  (ノジマステラ)南野 亜里沙   警告:なし  主審: 一木千広 入場:960人