2022-2023 WEリーグカップ03節 9月3(土)15:01 マイナビ仙台レディース 0-2アルビレックス新潟レディース セイホクパーク石巻
ブラトビッチ
船木 宮澤 武田
(矢形) (茨木)
中島 隅田
(西野)
高平 市瀬 國武 松永
(楓) (万屋)
齊藤
サブは、松本、佐藤楓、万屋、茨木、西野、矢形。
2節試合無しで、2週間ぶりの試合。松永、ブラトビッチ初スタメン
新潟Lは、GK高橋智子、DF加藤、山谷、浦川、北川、MF山本、滝川、上尾野辺、園田、FW田中、道上。沼尾はベンチスタート。
マイナビ仙台レディースは、ファイター原選手が、怪我で長期離脱してしまったが、去年1年怪我で出場機会がなかったDF、松永が、ようやくこの試合でスタメン出場を果たした。
さらにスペインリーグから、10日前に移籍してきたばかりの、長身FWブラトヴィッチ選手も早速出場、U-20女子W杯で準優勝した西野選手も、ベンチ入り。
試合は、コンディションが仕上がっているアルビレックス新潟レディースが、持ち前のカウンターを炸裂。道上は抑えたが、山本、滝川と常盤木OGの二人に、うまく入り込まれて、決め切られ、0-2で敗戦。
まだ、マイナビ仙台Lのフィジカルの出来は、6-7割といったところで、球際で、ボールを奪われる事が多かった。ここは時間をかけて上げていくしかない。
一方、隅田や中島のパスの出し手の方は、調子が上がってきた。
とりわけ、隅田は決定的なスルーパスを連発。前の選手が決め切ってくれれば、3点は取れた。
また、中島選手も後半になると、調子が上り、精度の高いパスや、惜しいミドルシュートも放つなど、1節よりは上がっている。
一方守備陣は、出来上がったチームの揺さぶりに、決定機を与え、寄せ方や連携に課題が残った。
攻撃陣では、武田がいい抜け出しで、2度決定機があったが、少し力んで決まらなかった。船木はパスを受けた後、スピードアップして、去年ようなペナ内勝負が増える事を期待。
ただ、攻撃陣はミスしても、どんどん打ってトライしていって欲しい。
そして矢形は決定機に、もう一歩が2回。パサーとのコンビも上がっているので、テーピングが取れるようになれば、今年も暴れてくれるだろう。
ブラトビッチは、来日10日で、まだお試し段階ではあるが、DFを背負ったプレーや、遠くからもヘッドを飛ばす力を見せた。新潟Lが180cmのDF浦川を当ててきたので、窮屈だった。終了直前、オフサイドになったが、ヘッドでゴールを揺らした。
今年の指向としては、サイドチェンジ多用と、GKのビルドアップ参加の気配も感じたが、果たしてw
チーム全体として、球際勝負でボールを奪われたり、フォローの出足に差があり、フィジカル面は、まだまだだ。が、調子が上がっている選手も増えてきたので、次のホーム、11日のユアスタでのEL埼玉戦には期待したい。
前半
開始20秒、高平のクロスに、ブラトビッチの落とし、シュートは打てず。
⚽3分、新潟L、中央の園田から左のスペースへパスを出される。山本が走りこんでフリー、豪快に蹴り込まれ決められる。高平の背後のカバーが遅れた。0-1。
6分、中央の高平からサイドチェンジ、船木がドリブルで抜け出すが、キープできず、
8分、市瀬からスルーパスが高平へ。高平がドリブルで上がり、クロス。キーパー。
10分、右から武田がドリブルで上がり、フリー、シュートを打つがキーパーにクリアされる。
これで右コーナー。中島のキックはクリアされる。
13分、新潟がボールをつなぐ。園田のシュートの後、コーナー2本連続。セカンド拾われるが、しのぐ。
16分、松永からのパスに、右サイドに回った船木がドリブル前進。クロス。これで右コーナー。中島のキックはファーを狙うが合わず。
19分、自陣から宮澤がカウンターでドリブル前進。左に振って武田がクロス、流れる。
24分、新潟L滝川がドリブルで侵入、市瀬を股抜きからシュート、これで右コーナー。こぼれをつながれ、園田がシュートもブロック。
26分、右から中央、左へと展開。最後は高平のクロス、クリアされ、左コーナーを得る。シュートは打てず。
30分、新潟L、田中からパスを受けた道上シュートもキーパー正面。
35分、高平のクロスに、ブラトビッチがヘッドを合わせるが、オフサイド。
37分、新潟L、山本のポストプレーから、道上が侵入、GK斎藤も飛び出て、浮き球シュートは枠外。危なかった。
38分、中島がドリブルで仕掛け、ペナ前、船木とのワンツーから左足シュート、枠外。
41分、船木が取りぶりから切り返しでえぐり、クロス。ブラトビッチには合わず。
42分、左コーナー。中島のキックに、遠目からブラトビッチがヘッド、枠内も、キーパーキャッチ、
前半は0-1で終了。
後半
後半、船木に代わり矢形、松永に代わり万屋が入る。
3分、カウンターから國武が上り、クロス。シュートは打てず。
5分、新潟Lに侵入許すが、高平が体を当ててゴールキックとする。
7分、新潟L山本のドリブル前進からコーナー2本連続蹴られる。こぼれを裏で取られて、田中にフリーで打たれるが枠外。
13分、中央でつなぎ、隅田が絶妙スルーパスを左の武田に通す。フリーでキーパーと1対1の武田、左シュートはヒットせず、枠外。決定的。
15分、フリーで上がった万屋がクロス、受けたブラトビッチが反転、シュートは打てず。
16分、新潟Lは、田中に代え白沢が入る。
18分、ワンタッチでパスをつなぐが、前進はできない。
20分、隅田が右DFの背後に絶妙のパス。矢形が走りこんでフリー、ヘッドを狙うがサイドネット。惜しい。
21分、武田に代わり茨木が入る。
22分、新潟Lがカウンター、ボールを回す。北川のクロスはキーパー。
⚽24分、新潟Lスローインから道上、滝川とパスがつながる。滝川は高平をかわし、左にスライドしながら、市瀬の脇から豪快に振り抜き、決まって0-2。
27分、國武に代わり、佐藤楓が入る。
27分、新潟L道上のミドルシュート、GK齊藤正面。
29分、中島のロングボールが、裏に走り出た矢形にどんぴしゃ。キーパーと1対1になるが、詰められ、浮き球シュートを、ひっかけられ、決まらず。決定的。
33分、新潟Lは、道上に代え柳澤が入る。
33分、隅田のスルーパスに、抜け出した矢形がドリブル前進。宮澤につないで、右コーナー。シュートは打てず。
35分、市瀬から佐藤楓にパスが通り、宮澤、矢形とつなぎ、最後は万屋がシュート、ブロックされる。
37分、足攣りの隅田に代わり、西野が入る。
38分、西野から右へのスルーパス。茨木のクロスはサイドネット。
41分、新潟Lは上尾野辺に代え、長崎を入れる。
43分、西野から矢形、中島とつなぎフリーも、オフサイド。
追加時間は3分。
3分、右からのクロスに、うまくDFの背後をとったブラトビッチがヘッドでゴールを揺らすが、オフサイド。
結局試合は、0-2と敗戦。決定力の差が出た。決め切れていれば、勝利もあったかもしれない。
シュート数: 7-10 CK: 6-6 FK: 4-17 得点(新潟L)山本結菜、滝川結女 警告:なし 主審:荒川里実 入場:483人