女子W杯2023、準々決勝日本1-2スウェーデン、ベスト8。宮澤選手は夢の途中

8月11日に行われた女子W杯2023の準々決勝、日本は1-2でスウェーデンに敗れ、今大会はベスト8で終了しました。

2点先行され苦しい展開ながらも、後半終盤で追い込み、フリーキック、PKと同点のチャンスありながらもバーに嫌われるなど、運も無し。

35分に交代出場した林が意地のゴールで1点返しましたが、結局1-2で敗戦。

完璧に日本対策してきたスウェーデンの構えてプレスに、前半思うようにボールが回せず苦戦しましたね。

スピード、高さ、そして戦術理解度と、これまでの対戦相手とは、レベルが1段2段上の相手でしたので、「様子を見る」というような悠長な姿勢では、良くなかったようです。

それでも、後半遠藤純を入れて、左サイドの活性化を図ってからは、徐々にチャンスも出てきましたので、セットプレーが決まっていれば、たられば、というところもありますが、実力通りというか、今のなでしこの力は、発揮できたのでは、ないかと思います。

今大会はベスト8が目標という事でしたので、その上、優勝を狙うようなところまでは、整っていなかったというのは事実でしょう。

それでも、見るものを魅了する形で、スペイン、ノルウエーにも快勝、ファン・サポだけでなく、国民全体に、女子サッカーをアピールできたので、初期目標は達成。

ただ、もう一段上、次のパリ五輪でメダル、次回W杯優勝を狙いに行くには、課題も見つかったので、各自奮励努力を、お願いしたいところです。


さて、この試合の宮澤ひなた選手は、スタメンで、いいパス出しもありましたが、前半は、チーム全体として、相手のプレスの前に、連動をさせて貰えず、日本選手はわずかなチャンスも、ペナ内ま仕掛けることなく、確率の低い高いクロスを選択するなど、全体に緊張がありました。

守備に追われた宮澤選手は、戻りにスピードを使ってしまい、シュートも少なく、後半35分で交代。悔しい結果に終わりました。

ただ、ベスト4が出そろった現時点で、依然として得点ランキングトップなので、まだゴールデンブーツの可能性は残っています。

そして、衝撃的な世界デビューで、世界の強豪チームからオファーが来ており、各種スポーツ紙のインタビューでも、前向きの発言をしているようです。

宮澤選手は、既に、日本の女子サッカーへの義理は十分果たした言えるので、どこで、どんなサッカーしたいかは、自分の人生なので、宮澤選手自身が決めればいいこと。

ファンサポや評論家が何を言おうが、人生を代わってくれるわけじゃないので、自由に決めていいでしょう。

ま、へそ曲がりに、「もう一丁、1年だけ、日本のWEリーグを盛り上げてやっか、仙台で」と思ってくれれば、わたくし的にはうれしいですがw

W杯デビューはまだ、夢の途中。

ワールドクラスから、世界最高の選手を目指して貰いたいというのが、一ファンの願いでもあります。


⚽女子W杯2023 準々決勝
日本1-2スウェーデン
得点:アマンダ・イレステット、フィリパ・アンイエルダール(PK)、林穂之香
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