WEリーグ2022-2023 03節 11月5日(土)14:03 マイナビ仙台レディース 1-0 アルビレックス新潟レディース デンカビックスワンスタジアム
ブラトヴィッチ
後藤 矢形
(西野) (猪瀨)
中島 宮澤
隅田
万屋 市瀬 國武 楓
(高平) (松永)
松本
サブは、齊藤、高平、松永、茨木、西野、猪瀬、遠藤ゆめ(2種)。
新潟Lは、GK平尾、DF白木、イヒギョン、三浦、北川、MF武田あすみ、園田、山谷、森中、FW道上、石淵。児野、滝川、上尾野辺、加藤栞はベンチスタート。
第3節、2連勝で迎えたマイナビ仙台レディースは、アウエーで、2連敗中のアルビレックス新潟レディースと対戦。
この試合でも、新潟Lのプレスからの早い攻撃で、シュート16本を浴びたが、DF陣のシュートブロックと、GK松本の位置取り、好セーブで無失点。
攻撃では、受け手の動き出しが改善して、裏への侵入からのチャンスを作り、シュート9本を放ったが、相手の守りで中々ゴールは割れず。
試合を決めたのは、89分。中島の右コーナーからニアに走り込んだ市瀬菜々がフリックヘッドを決めてゴール。ATに矢形が負傷で交代するアクシデントもあった、ボールを蹴り出すなど時間を使って勝ち切り、1-0で3連勝。
これまでの2試合より、ピッチの状態がいいデンカビックスワンで、パスもつながり、少し距離感があったが、選手の動き出しがよかった。
とりわけ、スラッキーことブラトヴィッチが、楔のパスを受けたり、自陣に戻って、大きなサイドチェンジも披露。精度の高く、強いキック力が垣間見れた。
また、右SBの佐藤楓が思い切りよく上がり、チャンスメーク。市瀬のロングボール、隅田がスルーパスや、中島や市瀬まで、ペナ内奥裏に抜け出すなど、多彩な攻めを見せた。
ただ、中々ゴールを割れず。逆にカウンターで、アンカーの脇、サイドバックの裏を突かれて、再三ペナ内にクロスを入れられる。
そこから、ペナ内の道上や石淵とDF陣のせめぎ合いで、かわされる事もあったが、最後は松本が立ちはだかって、完封できた。
最後は、精度の高い中島のコーナーキックに、ニ市瀬のヘッドで決勝点。まさに練習通りにできた、快心のゴール。
これで、下位相手とはいえ開幕3連勝で暫定2位。
攻撃は、試合ごとに良くなってきている。
一方、守備では、どのチームにも、サイド裏を同じように狙われているので、上位との対決の前に、攻守の切り替えの速さを、一層高める必要はありそう。
ところで、試合展開が厳しかったので、2種の遠藤ゆめ(高2)に出番がなかったが、これで2試合目のベンチ入り。出場の日も近いのではと期待。
前半
マイナビ仙台Lは、左トップ下に後藤、右SBに佐藤楓を入れた他は、これまで通りのメンバーで4-3-3が基本か。新潟は4-4-2の感じ。
前半から、得点への意識が高い新潟Lは、前からプレスから仕掛け、早いタイミングでシュートにもってくる。
1分、新潟Lが、マイナビ仙台Lのペナ左横でいきなりフリーキックを得る。ここはクリア。
2分、中島が猛然とカウンターで飛び出し、今度はマイナビ仙台Lがペナ左奥35mでフリーキック、これは合わず。
6分、新潟L、右から森中のクロス、ここはGK松本パンチング。
7分、新潟Lが、ペナ右横35mのフリーキック。山谷がヘッド、枠外。
9分、新潟L右から、三浦のクロスに、石淵がすらしヘッド、枠外。危なかった。
11分、市瀬のロングボールに、右サイドを上がった楓がニアにパス。矢形がシュートも、角度なく。
14分、新潟Lのカウンター、道上から左に展開、クロス。これでコーナー。2人にシュートを打たれるが、守り切る。
17分、から、宮澤のロングボール、隅田のドリブル前進、万屋のクロスと盛り返すが、シュートまでいけず。
20分、矢形からパスを受けた楓が、ドリブルで上がり、フリー。クロスを狙うが、キーパー。
21分、新潟Lが左からのクロス。道上がためて自分でシュート、ヒットせず。國武が詰めていた。
22分、隅田からパスを受けた矢形がドリブルで持ち込み、シュートは阻まれる。このとき寄せてきた武田あすみが着地で負傷。ピッチ外へ、
右コーナーはつながらず。
27分、新潟Lは、武田に代わり加藤栞を入れる。
28分、新潟L、カウンターで石淵がドリブル前進。白井が裏に回りこんでシュート、キーパー正面。
その後、隅田から楓でクロス、万屋が上がってクロスもつながらない。
31分、新潟Lが右からのクロス、石淵がワンタッチで市瀬をかわしフリー、ニアを狙ったシュート、GK松本ファインセーブではじき出す。
この後の新潟のコーナーを防いで、宮澤がカウンターでドリブル前進、2人付いて3-2の場面を作ったが、自分で切り返しからシュート、ブロックされる。ここはパス出しでも良かったか。
34分、中島が裏に出し、後藤が粘って左コーナーを得る。2本連続も決まらず
38分、左サイドでつなぎ、最後は万屋のクロスに、スラッキーがヘッド、枠外。
40分、新潟Lが左からの攻め、最後は道上シュート、キーパー正面。
42分、つないで、市瀬から隅田、スルーパスに、裏に出てフリーの万屋がシュート、オフサイド。
44分、新潟Lが左からのクロス、市瀬の裏を取った道上フリーも、もう一歩。
追加時間は3分。
道上のダイレクトシュートはブロック。宮澤のクロスに隅田がシューートもブロッ、。
前半は、新潟が多くのチャンスを作りシュート7本、マイナビ仙台Lは3本も、スコアレス。
後半
両チーム、次第に間延びしてきて、カウンター応酬となる。
マイナビ仙台Lは、万屋に代え高平を入れる。
2分、新潟Lの白井がパスカットからドリブル前進、道上が左に振って、折り返しを白井がシュート、松本弾き出す。
3分、新潟Lの左コーナー、ショートコーナーから園田がクロス。こぼれを放り込まれ、シュートうたれるがブロック。
4分、新潟Lのフリーキックを守ってカウンター、中島から高平。ブロックされる。その後隅田のミドルシュート。
7分、中島から裏へのスルーパス。楓が侵入、クロスを上げるが、シュートは打てず。
9分、新潟L、道上が中央で反転シュート、松本正面。
10分、中島がペナ内侵入、ライン際際からの折返し、キーパー。
11分、右コーナーのチャンスもつながらず。
14分、新潟Lは森中に代え、上尾野辺が入る。
16分、マイナビ仙台Lは、後藤に代わり西野が入る。宮澤が左サイドに回り、中島トップ下、西野は隅田とボランチ。
20分、中島のスルーパスを矢形が落とし、スラッキーがためてノーステップのミドルシュート、枠外。
22分、新潟Lのカウンター、加藤のクロスは流れる。
24分、左コーナーを得る。中島のキックは枠内へ。キーパーパンチング。
25分、そのこぼれを、宮澤、楓のワンツーで侵入、えぐってのクロス。矢形が狙うが、決まらず。
28分、新潟L白井の侵入は抑え、自陣に戻ったスラッキーが腰を回しての、反転サイドチェンジのロングボール。これが左サイドの宮澤の裏にいくが、もう一歩。
30分、新潟Lは、北川に代え滝川を入れる。
31分、隅田のロングボール、左サイド上がった西野がドリブルからのシュート、枠外。
このあたりから、選手間が間延びしてくる。新潟Lがクロスを連続で入れてくるが、精度を欠いてくる。
38分、佐藤楓に代わり松永が入る。
40分、新潟Lの石淵がフリーで、中央をドリブル前進、シュートも、松本抑える。
41分、今度は宮澤が自陣からのドリブル前進、クロスに中島がシュートもブロックされる。
42分、松永がワンツーでペナ内侵入、クロスで右コーナーを得る。
⚽44分、中島の右コーナーキック。ファーサイドの市瀬がニアに走り込んで、フリックヘッド。ゴール左に決まって1-0。
終盤のここ一番で、精度の高いプレーが出た。
45分、新潟Lの滝川が、中央で切り返しの連続からシュート、バーの上。
追加時間は3分。
1分、矢形が左膝負傷で倒れ込み、ピッチ外。
隅田が蹴り出したり、中島が走ってプレスをかけ、時間を使う。
2分、矢形に代わり、猪瀬が入る。猪瀬は今季初出場。
3分、新潟L加藤から白井のシュート、枠外。
そのまま試合終了1-0で勝ち切った。
後半のシュートは、新潟Lが9本、マイナビ仙台Lが6本と打ち合った。
これまで膝をやってる矢形が、負傷退場で心配されたが、試合後に挨拶でも歩いていたので、重症ではなさそう。
シュート数: 9-16 CK: 7- 4 FK: 4-9 得点:市瀬菜々 警告:なし 主審:草処和江 入場:1,234人
タグ:市瀬菜々