2023女子W杯アジア予選本大会出場権獲得、マイナビ仙台Lの長野、宮澤、隅田選手が貢献

WEリーグのマイナビ仙台レディースから、「AFC女子アジアカップインド2022」なでしこジャパンメンバーに、MF長野風花宮澤ひなた隅田凛の3選手が選出されました。

この大会は、2023年にオートラリア・ニューランド開催される女子ワールドカップの予選を兼ねる重要な試合です。12チームが参加し、上位5チームに出場権。

(1月30日)準々決勝でタイを破り、出場権を獲得しました。(2月3日)準決勝で中国と2-2からのPK戦の末で敗れました。

マイナビ仙台Lの3人の内では、先日の欧州遠征の使われ方から見て、長野選手は、おそらくボランチのレギュラーで出るのではないかと思われます。

宮澤選手、隅田選手にも、出場機会はあると思うので、共に女子W杯出場権獲得に貢献してほしいですね。

日本女子代表は予選グループCで戦います。

12チーム中5チームなので、予選突破の可能性は高いとは思いますが、ドン引きで守られた時に、しっかり点を取っていかないと、焦って嵌る可能性もあり。しっかり勝ち切ってほしい。(1/30追記)見事と本大会出場権獲得!

日本女子代表日程(2022年/日本時間)グループステージの3試合はDAZNで中継

1月21日(金)17:00 対ミャンマー5-0 長野、宮澤スタメン。宮澤は69分で交代。
圧倒的にボールを支配した日本だが、ゴールを割れず、植木のヘッドの1点どまりの前半。しかし、後半は長谷川の上がり、猶本の直接FK、成宮のミドル、長谷川2点目と追加点を奪い圧勝。しかしシュート38本の割りに点は取れなかった。
長野、宮澤はいずれも攻撃の起点となって勝利に貢献。宮澤は再三の仕掛けでラストパスも供給。共にゴールのチャンスもあったが、決め切れず。
1月24日(月)23:00 対ベトナム 3-0  隅田スタメン。後半宮澤、長野交代出場。
この試合もブロックで固める相手に、ボールを支配するものの、攻撃が単調で、中々点を奪えず。前半38分、クロスのこぼれをGKが弾くところ、詰めていた成宮が押し込んで先制。
後半、菅澤に変わった宮澤が入ると前線で仕掛けリズムを変える。後半5分、フリーキックから田中のヘッドがポストに当たるところ、熊谷が押し込んで2-0。13分にも、猶本のフリーキックからこぼれを成宮が決めて3-0と勝利を確定した。後半18分からは、長野も入って、マイナビ仙台Lの3人が揃った。宮澤にも裏に抜け出てフリーの決定機があったかが、惜しくもGKに詰められ外す。しかし連携も醸成されて、ゴールも近いか。
 
1月27日(木)17:00 対韓国 1-1 長野、宮澤フル出場。後半40分隅田出場
開始30秒、縦パスを受けた植木のうまいドリブルから先制。しかし中々追加点取れず。後半は韓国も圧をかけて攻めてくるがしのぐ。40分、韓国のコーナーからの混戦で、押し込まれドロー。しかし、得失差でグループ首位通過となり、オーストラリアとの対戦を回避できた。
長野、宮澤はいずれもトップの長谷川に好パスを通したりしたが、自らのゴールは無し。
1月30日(日)準々決勝 17時 対タイ7-0 長野、宮澤、隅田の3選手がスタメン。
この試合勝利で女子W杯出場が決定。
本大会出場権がかかる重要な試合で、マイナビトライアングルがスタメン。
日本は、コロナ、怪我人の影響でメンバーが苦しく、ブロックで守備を固めるタイに対して、長野や隅田起点、左宮澤、右長谷川、清水が再三の仕掛け。序盤から一方的に攻め立てる。しかし、今大会コロナ空けで初出場の岩渕のキレがもうひとつ。また、序盤で田中美南が怪我で菅澤に代わると、役割分担が明確になる。

15分攻撃参加の隅田がPKゲットも、PKキックの岩渕がセーブに会う。35分、長野-隅田とつなぎ、宮澤の左からのパスを、菅澤がワンタッチで決め先制。前半ATには、岩渕の仕掛けからのパスを、詰めていた宮澤が落ちついてゴールに押し込み2-0。
後半開始早々には、菅澤の落としに、中央に飛び込んだ隅田が決めて3-0と、序盤の3ゴールすべてにマイナビ仙台Lの3選手が絡んで、勝負を決めた。
後半は、疲労の見える対守備陣を日本が翻弄、菅澤の3得点追加、植木のゴールで計7-0と勝利。マイナビ3選手は、運動量豊富に攻守に貢献した長野も含め、結果を出し、今後を見据えて、後半途中でそれぞれ交代した。
2月3日(木)準決勝 23:00 対中国2-2(PK戦3-4)宮澤、長野スタメン
宮澤は左MF、長野ボランチでスタメン。長野はフル出場。宮澤は98分間出場。
開始早々宮澤がミドルシュートなど、日本がボールを支配、中国はブロックで守りカウンター狙い。日本は植木、岩渕がシュートを放つも枠を捉えられず。それでも、26分、岩渕からパスを受けた宮澤がダイレクトのクロス、これを植木がすらしヘッドで決め先制。これで日本ペースとなるが、追加点は奪えず。

すると後半開始早々に、右サイドの寄せが甘いところ突かれ、同点とされる。後半終盤は宮澤がFWに上がるが、フリーのヘッドは枠外。延長戦へ。

延長前半終了間際に長谷川にフリーキックに、ラインの裏に出た植木が低い態勢でヘッド決め、勝ち越す。日本は守備的な布陣で逃げ切り図るが、疲れの見える日本からペースを奪うと、右サイドをまたも攻められ、終了間際に再び同点とされる。

PK戦は、日本が二人がキーパーに止められ、敗戦。連戦の疲れで、時間が経つにつれ中国のプレスをかわしきれなくなったのと、なぜか交代を渋る采配で惜しい試合を失った。
2月6日(日)決勝 20:00 韓国-中国