WE16節:マイナビ仙台レディース0-2千葉L、一歩目が重く、敗戦

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2021-2022 WEリーグ16節 4月2日(土)13時 マイナビ仙台レディース0-2ジェフユナイテッド市原・千葉レディース ゼットエーオリプリスタジアム


白木(武田)
池尻 宮澤
(船木) 
万屋    矢形
(原)     
隅田 長野
(西澤)    
高平 市瀬 國武
    (奥川)
松本

サブは、斎藤、西澤、奥川、原、船木、西野、武田。
千葉Lは、GK清水、DF市瀬千里、石田、大熊、田中、MF岸川、鴨川、藤代、安斎、曽根、FW千葉。大滝、広瀬、大澤はベンチスタート。

勝ち点22で並ぶ千葉Lとの対戦は、是非とも勝ちたいところであったが。

前節のAC長野L戦同様、立ち上がりから、チーム全体に「重たい」感じで、鋭く寄せて、カウンター、守備でも出足のいい相手の前に、完敗。

フィジカルなのか、メンタルなのか、はたまた、荒気味のピッチに対応できなかったのか。

16分で、少し厳しくいった市瀬に、イエローが出ても、影響したのか。

共に3バックでの立ち上がり。前半から終始、マイナビ仙台L側のボールへの一歩目が遅く、後手を踏み、複数で囲んでも、逃げだされてしまう。

確かに、千葉Lは好調で、自信に溢れていたし、いい距離感での寄せで押されたこともあるが、ミスを突かれての2失点で、自滅の感がある敗戦だった。

次の試合まで、2週ほど空く。改めて、開幕時のアグレッシブな出足、動き出しの速さ、パススピードを思い出して、次節に臨んで欲しい。


2失点はいずれも、パスカットやパスコースを狙われてのもの。ここをしのげれば、ドローはあったかもしれない。

前半11分に、千葉がドリブルで抜き切ってフリーでシュート、ここは松本セーブ。

さらに13分、國武の裏からゴール前に攻め込まれ、複数で囲むがシュート打たれ、あわや。

この2つのプレーから、千葉Lに完全に自信を与えてしまった。

前半36分、右サイドでマイボールのパスをカットされ、千葉Lの千葉に抜け出され、そのままドリブルで持ち込まれる。市瀬が付いていったが、うまく流れられ、タイミングよく左足で決められ、0-1。

後半20分は、これまたプレスからパスカットされ、安斎に斜めにドリブルを許し、DFの対応が遅れフリーで打たれ、0-2。

後半は、メンバーを替え、4バックにし、反撃していただけに、勢いを削がれた。


これに対し、マイナビ仙台Lも、個ではチャンスを作っており、決定機がなかったわけではない。

前半3分、パスカットして、池尻がキーパーへのチャージ。

7分、白木のワンタッチから、池尻が左サイドを前進、折り返しのパスに、中央矢形DFに寄せられ、あと一歩。

25分、宮澤が相手ゴール前でパスカット、フリーで、右に流れながらのシュート、角度無く、キーパーに弾かれる。

後半11分には、キーパーにプレスしていた白木が、キーパーのパスをひっかけ、がら空のゴールへ、反転即左足シュート、わずかに枠外。

31分、左コーナーのこぼれをつなぎ、宮澤のクロスに、高平ヘッド、枠外。

38分、宮澤?からのスルーパスに矢形が裏に抜け、カットインからのシュート、枠外。

やはり、相手に押されていたり、ビハインドのシュートで、少し力が入ったか、枠内シュートが少なかった。


さて、4月4日から10日まで、Jヴィレッジで行われる、なでしこジャパン候補の合宿には、宮澤、隅田、長野の常連組に加え、GK松本が久々、高平、白木は初の選出となり、チームから6名もの候補を出している。

この試合の結果を踏まえて、チームの主力たちが、なでしこ候補合宿で一段の厳しさを身に着け、自分自身のアップだけでなく、チームにも還元してほしい。



シュート数: 9-9 CK: 3-2  FK: 8-13  得点:(千葉L)千葉、安斎  警告:市瀬菜々  主審:千葉恵美  入場:596人