07節:ベガルタ仙台1-3大分、1対1の勝負で明暗、真瀬が一矢、キムテヒョン初出場

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2022 J2 7節 3月30日(水)19時 ベガルタ仙台1-3大分トリニータ ユアスタ仙台



富樫 皆川
 (キムテヒョン) 
加藤  遠藤

梁 フォギーニョ 
(鎌田/大曽根) 
石原 福森 若狭 真瀬
(内田)
ストイシッチ

サブは、杉本、平岡、キムテヒョン、内田、大曽根、鎌田、赤﨑。

大分はGK高木、DF香川、三竿、伊東、MF小林裕紀、下田、小林成豪、ペレイラ、FW渡邉、長沢、呉屋。伊沢、宇津元、エドヴァルドネットはベンチスタート。

皆川、加藤、福森、ストイシッチが初スタメン。キムテヒョンは初出場。そして、原崎監督が復帰。

ベガルタは、ようやく新型コロナ隔離から原崎監督が復帰したものの、いまだ多数の選手・スタッフが待機中の上、主砲中山を怪我で欠いての、中3日、大分戦。

大分は、選手が揃って前節は4-1快勝と、勢いに乗っており、かつ、途中のルヴァン戦は、ほぼ総とっかえで、主力を温存してのこの試合。

ただ、試合の勝敗を分けたのは、1対1での攻防で、完全にしてやられて、48分までに2失点と、ゴール前でフリーキックを与えてしまっての3失点目と、自滅の感もある。

そこは、チーム状況とは関係ないので、しっかりと修正して欲しいところ。

後半は、チャンスも作れたので、敗戦にしても1点止まりにでき、フリーを決めていれば、何とかドローには持ち込めたのではと、たられば感を持ってしまう。

大分は、持前のビルドアップに、スピードが加わり、ベガルタのサイドの裏をついたり、中央の長沢の落としから展開したりと、ベガルタの守備陣を背走させて来る。

そして、中3日で前節敗戦のせいか、ベガルタの選手に疲労感があり、パススピードが無い感じで、珍しく遠藤、梁もひっかけられて、攻撃のリズムが中々作れなかった。

ただ、後半の25分までに、梁に替え鎌田、皆川に替えキムテヒョンを入れ、3バックとしてから、両サイドの展開、中盤や後方からの縦パスも出てきて、ベガルタの時間が増えた。

期待の鎌田に加え、初出場のテヒョンの打点の高いヘッド、フィードも期待できそう。これは連携を高めれば、戦力になる。

敗戦となったが、平岡を休ませられたのは、次の試合にもつながるだろう。

相手チームの研究とか、選手のやり繰りも大変だが、こういう時だからこそ、若手の力を引き出して、なんとか結果につなげ欲しい。

攻撃マインドを持ちながらも、もう一度リスク管理を徹底し、まずは連敗阻止を。

以下、簡単に試合経過。

ベガルタは、前節から3人代えて、GKにストイシッチ、DFに福森、FW皆川をスタメン起用。ベンチには、DFキムテヒョンが初めて入る。

前半
開始早々、ベガルタが左コーナーをゲット。加藤のヘッドを、梁がゴール下で頭で押し込み、先制かと思われたが、オフサイド。

6分にも、ベガルタ左コーナー、こぼれを真瀬がミドルシュートも、枠外。

9分、大分、長沢の落としから、呉屋が切り返しからの左シュート、ファーサイド枠内も、ストイシッチが足を延ばし、なんとか枠外へ。

10分、大分が自陣から、中央長沢の落とし、呉屋がベガルタの右へパス。受けた小林成豪が、真瀬と1対1、切り換えして、あっさりかわすと、左足でニアにシュート、決められ失点、0-1

連敗阻止を目指すところで、早い時間の失点は痛かった。

その後、ベガルタも福森や真瀬の縦パスで前線にボールを送るが、合わず。

16分、大分、GK高木にイエロー。

20分、大分、ベガルタのパスミスを突いて左コーナー。ここはストイシッチがキャッチ。

27分、ベガルタ、遠藤がパスカット、富樫にパスを出すが、オフサイド。

31分、真瀬から石原へのサイドチェンジ。加藤とワンツーでクロス上げるが、キーパー。

32分、大分呉屋のミドルシュート、キーパー正面。

38分、大分の左コーナー。ストイシッチがパンチング、ミドル打たれるがバーの上。

44分、遠藤が右サイドで相手パスをカット、ドリブルでDFの間を抜けシュート打つも、枠外。

後半
開始2分。大分が攻め上がり、ベガルタがクリアし切れないところ、大分につながれ、ペナ内の呉屋へ。切り返して若狭を横にすると、左足で決められ、0-2

またも早い時間での失点。出鼻を挫かれた。

5分、大分、ペレイラにイエロー。

8分、ベガルタ、石原から左前フリーの皆川へ。折返しのパスに、左角にいた遠藤がダイレクトのシュートを打つが、大きく枠外。

13分、ベガルタ、この試合やや疲れがみえる梁にかえて、鎌田大夢が入る。ドリブルを交えながらリズムを作る。

16分、ベガルタ、右サイドに詰めていた加藤?からの折返しのパスに、富樫がフリーでヘッドをたたきつけるが、やや遠目で、キーパー。

21分、左から遠藤のクロスに、皆川がスルー、富樫がシュートもヒットせず。

22分、大分は長沢に替え伊佐を入れる。

23分、大分右奥からのフリーキックからシュートも枠外。さらに、カウンターからベガルタゴール前に迫るが、GKストイシッチが出て体寄せる。

24分、ベガルタFW皆川に代え、DFキムテヒョンが入る。3バックに移行。ゴール前の守備固めと、左右を高く上げる変更。

27分、ベガルタ、右サイド、加藤がライン際でドリブル前進。追い越す真瀬とパスがつながり、真瀬のクロスが、ループ気味にGKの頭を越えゴール、1-2と1点返す。

30分、ベガルタ、大分ゴール前でのつなぎ。遠藤から、フォギーニョ、最後は左でフリーの石原。右足インサイドで狙ったシュート、面が合わなかったが、枠外。惜しい。

31分、大分、下田に代わりエドゥアルドネット、小林成豪に代わり宇津元が入る。

35分、大分がベガルタペナすぐ外、中央やや右でフリーキック。これをエドゥアルドネットが強烈に、速くて巻くシュートでバーに当てゴール。1-3と突き放された。この距離で曲げられるとどうしようもない。

37分、ベガルタ、フォギーニョに替え大曽根、石原に替え内田を入れる。

41分、ベガルタ、大分ペナ左角でフリーキックのチャンス。遠藤のキックのこぼれ、シュートは打てず。

43分、大分は呉屋に代えDF坂、伊藤に代え松本入れる。

追加時間は5分。キムがミドルシュートを打つがクリアされる。

そのまま試合は終了。この試合では、これまでとは逆に、決定力の差を見せつけられ、連敗。



シュート数: 11-12 CK: 3-5  FK: 15-15  得点:真瀬拓海 (大分)小林成豪、呉屋、 エドゥアルドネット  警告:(大分)高木、ペレイラ 主審:今村義朗  入場:5,447人