なでしこカップ3節:ベガルタ仙台レディース0-0千葉L、攻守にバランス改善、三橋奮闘

2019なでしこリーグカップ1部 Bグループ 第3節 5月26日(日)13:00 マイナビベガルタ仙台レディース0-0ジェフユナイテッド市原・千葉レディース 弘進仙台(仙台市陸上)


小野 浜田 
(有町) 
松井  宮本
(瑞夏) 
三橋 隅田

万屋 奈良 北原

池尻

サブは、 斎藤、坂井、田原、安本、佐藤瑞夏、有町、武田。千葉Lは、FW大滝、小澤、MF山崎、曽根、瀬戸口、鴨川、DF上野、市瀬、千野、若林、GK舩田。成宮がサブに入り、途中出場。

気温31.4度湿度26%と、5月とは思えない暑さの仙台陸上。飲水タイムもあった。

ベガルタ仙台レディースは、暑さにもめげず、運動量を保ち、攻守で早目のパス交換で、ボールを保持したが、ラストパスでのアイデアがもうひとつでゴールはならなかった。それでも、球際にもい行っていたし、攻守の集散もだいぶ改善して、調子は良くなってきている。

今日は、女子W杯出張の市瀬に代わり、ボランチに長身の三橋が入ったが、攻守にいいところに顔を出し、持ち前のフィジカルで、相手の攻めを分断したり、味方につないだりと、隅田の負担を軽減し、敢闘賞をあげたい活躍ぶり。

さすがに終盤疲れて、ヘッドダウンしていたが、当面、三橋、隅田で、いい感じが出せる気がしてきた。千葉Lが、ベガルタのパス回しに戸惑ったのか、体力温存したのか、あまり厳しいプレスをしてこなかったせいもあるが、隅田も余裕で大きな展開を交えるなど、本領発揮してきたのも朗報。

特に左サイドの万屋、松井のコンビが出来上がってきて、追い越してクロスを出したり、松井が右足でパスを出したりと、余裕が出てきた。

また、宮本がフル出場。ボールを要求して、動きまわっていた。ただ、自分で決めきりたい気持ちは分かるが、もう少し早目に味方とパス交換してから、えぐっていけば、もっとチャンスに絡めると思う。体力が持ったのは前進。

後は決め切るところ。エースとして浜田にはがんばって貰いたい。狙い過ぎず、当てるシュートでも。

カップ戦Bグループ、2試合消化グループの中では、勝ち点4とトップ。全体では3戦3勝神戸に次いで暫定2位。

前半。
5月なのに気温31度の競技場。13時キックオフの厳しい条件。しかも、ピッチは中央やゴール前など芝が大きく削られている。風は、時折強く吹くが、無風になることも。ベガルタ仙台レディースが、前半風下。

1分、宮本のパス、中央へはやや弱い。3分、千葉Lのロングボール。風のせいか、ライン割る。スローインからベガルタが左サイドでつなぎ、松井のクロス、キーパー。

4分、万屋のクロス、浜田もう一歩。5分、千葉Lの縦1本、大滝のミドルシュートは枠外。7分、千葉Lのロングボール、流れる。8分、三橋から右裏の浜田へ。浜田が折り返しのクロス、中央に小野が待っていたが、クリアされる。9分、右から佐藤楓のクロス、中央浜田のヘッドもヒットせず。11分、宮本から隅田、万屋と横につなぐが、前には送れず。12分、大滝が裏を狙ってくるが、オフサイド。

13分、左ライン際40mのフリーキック。北原ヘッド狙うが、味方と重なる。ここまで、ベガルタの方が、ボールをつなげている。千葉Lは前回の対戦のような厳しいプレスはしてこない。暑さ考慮か。15分、ベガルタボックス左角で千葉Lのフリーキック。キッカーは瀬戸口。ここは浜田がヘッドでクリア。16分、鴨川が左から侵入し、クロス、流れる。17分、右サイドを攻められるが、囲んで守備。

20分、ベガルタ、スローインから裏に出た宮本がキープ、キーパーもかわしてシュートも、角度なくブロックされる。折り返しでも良かった。22分、万屋のクロス、浜田にはもう一歩。この後、飲水タイム1分間。25分、ベガルタが左サイドで回す。今日は万屋、松井のコンビが良い。万屋、追い越してのクロス、ライン割る。27分千葉Lがロングボール、右からのクロスは左へ。その後、小野のミドルシュート、キーパー。

29分、北原が飛び出てパスカット、ドリブル前進。左から浜田、右から宮本とクロスもつながらず。千葉Lのカウンターは奈良が戻って守備。30分隅田のから左の松井へ。松井のクロスに三橋が上がってヘッド、決まらず。32分、千葉Lの侵入もキーパー。34分、千葉Lがまた裏へのボール、ライン割る。35分三橋のクロスに浜田の落とし、ずれる。37分、松井のクロスに裏に出た小野、もう一歩。

38分、左サイドでまたボールを回すが、前にはつなげず。その後、千葉Lのカウンター、オフサイド。40分、隅田から松井、さらに万屋のクロス、中央合わず。さらに宮本がカットインから浜田へのパス、トラップミス。42分、宮本がロングボール、小野が走りこむが、キーパー。43分、千葉Lが中央でキープ。44分、千葉Lが回すが、最後パスミス。松井が宮本にパスを通し、宮本が右から左へ移動して、シュート。キーパー。前半はベガルタペースながら、決定機少なく、スコアレスで終了。

後半。
ベガルタが風上。ただ、風は弱くなっている。1分、千葉Lのカウンターは楓が戻る。2分、左から侵入されるが、クロスはライン割る。今日の千葉Lはミスが多い。それだけ、ベガルタが寄せて、プレッシャーをかけているということか。4分、松井から小野、さらに万屋がクロス。これで左コーナーを得る。キッカー松井。シュートは打てず。

9分、隅田が裏に出し、浜田走りこんでのワンタッチ・シュート、キーパー正面。珍しく縦のパスが通ったが。10分、千葉Lの動きが重い。クリアのみになっている。ベガルタも、左サイドを中心に攻めるが、シュートまではいけない。15分、ベガルタボックス左角で千葉Lのフリーキック。瀬戸口のキックは流れる。17分、千葉Lが左からのクロス、池尻。18分、松井が右足でシュート、キーパー。

19分、小野にかわり有町が入る。20分、ベガルタのカウンター、有町から浜田、さらに宮本、カットインからシュート、決まらず。こぼれに有町反応、シュートも枠外22分、千葉Lのカウンター、左から裏に、フリーで入られるが、池尻飛び出してセーブ。24分、飲水タイム1分間。25分、楓のクロスに裏に出た浜田のヘッド、枠外。これで左コーナーを得る。松井のキック、こぼれを隅田がクロス。これで右コーナー。こぼれを宮本がクロス、浜田がファーサイドボール付近で、狙いすましたヘッド、サイドネット。これは決定的。

28分、有町のスルーパスに浜田もう一歩。29分、左奥40mのフリーキック。奈良のキックは直接キーパー。31分、スローインから、有町ワンタッチ、浜田がドリブル前進、左足のクロスに合わず。32分、松井が裏に出し、有町左足でシュートもキーパーパンチでクリア。ここで千葉Lは小澤に代え、元ベガルタ、怪我から復帰の成宮唯を入れる。35分、スローインの連続をクリアし切れず、千葉Lに左コーナーを与えるが、しのぐ。

37分、松井に代え佐藤瑞夏が入る。38分、成宮がキープ、クロスはキーパー。そのあとベガルタ40mのフリーキック。こぼれを宮本が狙うが枠外。40分、隅田から浜田にパスが通り、浜田が右からクロス、キーパー。その後互いにパスミスが出る。

42分、千葉Lは鴨川に代え大澤を入れる。43分、瑞夏がドリブル前進も、キープできず。追加時間は2分間。ベガルタ池尻のゴールキックから一気に、有町。オフサイド。1分、有町から浜田、さらに宮本とつなぐが、これもオフサイド。結局、試合は、そのままスコアレス・ドロー。

現地参戦サポのみなさんは、酷暑のなかお疲れさまでした。おいちゃんは、去年熱中症やってるので、日陰で見させてもらいました。風はぬるかったけど、乾いていたので、なんとか。

それにしても、ピッチの芝が痛々しい感じでした。

シュート数:7-3 CK:3-1 FK:10-6 得点:なし 警告:なし  主審:桐原純子 入場:475人