なでしこカップ06節:ベガルタ仙台レディース1-2INAC神戸、出足もうひとつ

2017なでしこリーグカップ1部 Bグループ 6節 7月2日(土)13:00 マイナビベガルタ仙台レディース1-2INAC神戸 ユアスタ仙台


井上 ケイト
(浜田)  
田原  安本 
(小野)  
岸川 ゴリー
   
万屋 市瀬 北原 坂井
(三橋) (千葉) 
齊藤

サブは、ブリトニー、千葉、三橋、佐々木美和、西川、小野、浜田。佐々木繭は怪我なのか?欠場。INAC神戸は、大野ワントップ、京川、中島、高瀬、鮫島、武仲スタメン。増矢、道上、仲田ベンチ入り。

34度と、真夏の暑さのユアスタ。給水タイムも取られた。ベガルタ仙台レディースは、リーグ戦で勝利した時のような出足が無く、INACの速い攻撃に翻弄される。攻撃ではパスの連係がいまいち。ただ、コーナーからは、見事な連携でゴールして、一矢は報いた。

本日、早朝勤労奉仕のため、INAC-TVで観戦。かんたんにまとめ。尚、カップ戦のルールで5人まで交代している。

立ち上がりから、INAC神戸の方が出足が良く、展開される。ベガルタも時折、パスカットからカウンターを試みて、ケイトリンなどが、フリーになるが、研究されているのか、いい持ち方ができず、フォローも遅れ、シュートすら打てない。

安本、井上とスピードのある選手をそろえているのだが、パスで展開する前に詰められ、スピードを上がられない。相手ゴール前でのパスの意思疎通も、いまいちで、シュートが遅れる。次第に、アバウトなロングボール一辺倒の攻撃になってくる。

39分に、ケイトのドリブル侵入から折り返しに安本、追加時間には、安本のクロスに、ファーの田原がフリーでシュートのチャンスもあったが、決めきれず。

前半はスコアレスで終了。

後半、神戸は杉田に代え道上を投入。ベガルタは坂井に代え千葉が入り、そのまま左サイドバック。6分、その道上にドリブルでちぎり、大野へのパス。大野に侵入されシュート打たれてハンドとなり、PK献上。やや不運。これを、今日右サイドバックに入っている高瀬に決められ、0-1。

暑い中、後半立ち上がりの失点で、苦しくなる。しかし、13分、コーナーをキックを得ると、キーパー前をブロック。ミニーのキックに、後ろから、北原が突っ込んでDFを跳ね飛ばしてのヘッド、決まって同点。おそらく練習通りだろう、これは鮮やかだった。

しかし、その後のチャンスを決めきれないでいると、17分、京川からパスを受けたベガルタ左サイドの中島が、高速クロス、これをかわしきれず、オウンゴール。男子並みの高速クロスを、ピンポイントでほうりこまれた。素早い展開についていけなかった。

その後、カウンター狙いとなった神戸に対し、ベガルタも浜田、小野、西川と投入するが、ボール保持者が孤立する場合が多く、ミニーの突進も、周りから浮いて、確率の低い攻撃に終始した。結局最後は、神戸に時間を使われ、1-2で敗戦。

Bグループ2位の浦和Lとは、1ゲーム消化が少ないとはいえ、勝ち点差7と開いてしまった。


これは、当方独自の意見だが、ケイトを左サイドにおいて、スペースを使わせ、トップには浜田と井上、または西川などの組み合わせの方が、特長が活きると思うのだが。

今日は繭がいない事もあるが、どうも、攻守のちぐはぐさ、意思統一が不十分な感じがあるので、次回の修正に期待したい。

それにしても、キーパー斎藤の左足キックの飛距離が、ブリトニー並みの長距離砲でびっくり。よく精進したね。

シュート数:10-7、CK:2-6、FK:14-18 得点:北原佳奈 (I神戸)高瀬=PK、オウンゴール 警告:ケイトリン 主審:松尾久美子 入場:1,406人