01節:レディース対千葉L、1-0勝利、まだ取れた

なでしこリーグ2014 01節 3月30日(日)13:00 ベガルタ仙台レディース1-0ジェフ市原・千葉レディース ユアスタ仙台



小野(井上)
高良
安本 田原

川村 上辻
   
浜田 高橋 長船 山本

斎田

サブは斉藤、佐々木、坂井、佐々木繭、嘉数、井手上。千葉Lは、ゴールキーパーになでしこジャパンで187cmの山根、菅澤、深澤の2トップ。千葉Lはキーパー以外は小柄な選手が多い。

なでしこリーグの開幕戦は、ホームで千葉Lと対戦。昨日のトップチームの試合は6月並の暖かさだったが一転、10度近く下がって、冷たい雨が試合中も、降り続いていた。1684人。仙台市長の挨拶もあった。

さて、今日の試合を一言で言うと、レディースの潜在能力からすれば、まだまだ点が取れた。そして、川村、浜田と、非常にいい補強をしたことが確認できた、ということ。


浜田は173cmの長身ながら、スピードもあって攻撃参加も得意そう。前半は何回か、相手エリア付近まで攻め込んだ。川村は、ボールさばきがうまく、人にも強い。上辻の負担が減りそうだし、今後、連携が高まれば、スペクタルなサッカーの起点にもなれそう。今日のところは慣らし運転w

試合。ベガルタ仙台レディースは、小野ワントップに、高良がトップ下で動く4-4-1-1のような布陣。キープ力のある高良が、前半動き回り、川村や上辻も背後にボールを入れてチャンスを作った。

スリッピーなピッチで、両チームともパス回しに苦労していたが、前半は、ラインコントロールで相手を、はしばしばオフサイドにかけ、また1対1ではフィジカルで優勢だったので、危なげない展開。

ただ、ワンツーなどで背後を取り、押し気味に、相手エリアに再三攻め込むが、ラストパスが決まらない。さらに長身の山根にハイボールは受けられる、なかなかゴールを割れなかった。

守備では、長船、高橋、浜田と長身DFトリオが、裏への攻撃を、体で阻止。単発な攻撃に押しとどめ、前半のシュートを1本に封じ込める。特に、浜田はボールを奪われても、すぐ奪い返すスピードもあり、攻守に期待できる。

ベガルタ仙台レディースは、セットプレーや、安本のミドルなど枠内も含め、、前半10本のシュートを放つも、得点できなかったが、38分、相手左サイド、ライン際30m上辻の左足フリーキックに、川村がヘッドで飛びこんで、先制。キックもヘッドも良かった。

後半は、守り入ったベガルタが、クリアばかりになり、右サイドからの攻撃が多くなる。冷たい雨と前半の飛ばしのせいか、前二人などが消耗、相手には、サイドへの展開からシュートを打ちまくられたが、中央は固めて1-0で逃げ切った。

後半は、引いていたせいなのか、全体にバテた感じで単発の攻撃が多くなった。もう少し、しっかりつないで、前に元気な選手をおいて、カウンター狙いもあっただろうが、今日は手堅く勝利を狙ったというところか。終盤は、疲れと雨のせいあるだろうが、パスミスが目立ち、相手が神戸だったら、失点も多くなっただろう。

ただ、チーム力は去年より確実にアップしたと思われる。怪我人も戻って、今日は、坂井、嘉数もベンチに温存。まだ潜在能力を全て発揮していない感じ。

もっとできるはず。スタミナの向上や連携が深まれば、今年は、神戸を追撃できそうな気がする。

シュート数:10-5、CK:10-5、FK:13-7 得点:川村優理  警告:なし 主審:井脇真理子