最終節:ベガルタ仙台レディース1-0日体大、苦戦もリーグ無敗で優勝

2012プレナス チャレンジリーグ 11月4日(日)13時 ベガルタ仙台L1-0日体大 ユアスタ仙台



伊藤
鮫島 小野 嘉数
 (中原)
上辻 高橋

井手上 長船下子鶴 中村
            (坂井)
天野
サブは、齋田、田中、坂井、中原、安本。フォメーション図はアバウトです。

優勝・昇格が決まったあとの試合で、気が抜けたわけでもないのだろうが、日体大の厳しいプレスとユアスタのピッチの前に、パスがつながらず、逆に相手のカウンターで、しばしばピンチを招くなど、大苦戦。

しかし、後半、相手のプレスが緩んでくると、次第にパスがつながるようになり、28分中村からのパスから、嘉数、中原と裏へ、裏へとスルーパスがながり、最後は中原がキーパーもかわして、先制。ようやく自分達のプレーができるようになった。

無料とはいえ6,801人の前で、調子が悪いながらも結局1-0で勝利し、22戦20勝2分けの無敗。得点88、失点12で、得失点差実に76。結局2位FC高梁に勝ち点差12をつけ、チャレンジリーグ優勝、なでしこリーグに昇格した。


ユアスタは、ほぼ100%ベガルタのサポ。晴れたり曇ったりであるが、日中なので、さほど寒さは感じない。

試合前には仙台市長の挨拶があったりして、対戦相手の日体大には、さぞや、やりにくかろうと思いきや、さすが体育会系の総本山だけあって、試合前の円陣での、「ウォー」というドスの効いた掛け声からして、やる気を感じる。

前半。
ベガルタはどうも動きが重い。さらに日体大がコンパクトな布陣で、前からどんどんプレスしてくるので、マイボールのパスも慌てて蹴る、適当クリアの如くなってしまう。ただ、守備では相手の10番嶋田の飛び出しなどを、なんとか体を入れて防ぎ、フリーでのシュートは打たせない。

9分ようやく鮫島から伊藤へパスが通るが、シュート打てず。13分、パスを展開、裏に鮫島出るがオフサイド。その後、膠着状態が続く。お互いにパスカットはするのだが、なかなか展開できない。シュートもあまりない状態。ただ出足は、日体大が圧倒、囲むのも早く、ベガルタは自由なプレーができない。固さもあるのかベガルタ。足が動いていない。

18分、上辻が左足でのロングシュート、枠内もキーパー。23分にも右サイドから上辻がミドルシュート。自身あまり乗っていないムード中で、流れを変えようとしたのか。

27分、ミスしたボールを奪われ、中央から一気に攻められ、コーナーを与える。1本目クリアしきれず連続コーナー。なんとか逃げ切る。

29分、久々にベガルタの攻勢、右からのクロスに中央もう一歩。36分、鮫島のクロスに中央で上辻がスルー、裏の伊藤?もう一歩。40分、また右からのクロスに連続攻撃も、なかなかシュートが打てない。逆にカウンターで日体大に一気にシュートまで持っていかれるが、枠外。44分にも、カウンターで裏を取られ、GK天野と1対1を作られるが、シュートは正面。これがこの日最大のピンチ。

指令塔の上辻も今日はなにかプレーが軽い感じで、思ったような展開ができず。どうにもぎくしゃくとした攻撃だったが、相手の攻撃も有効なシュートは1本程度に押さえ、前半はスコアレスで終了。

後半。
ベガルタは小野に代え、中原を入れる。
中原はじめ、ベガルタもようやくプレスをかけはじめる。7分、裏に出た鮫島がドリブルで突進、コーナーをゲット。この試合初めてか。しかし、打ち切れず、逆にカウンターを食らい、戻りきれないところをシュートされるが、天野正面。9分にはパスカットされ、ミドルシュートを打たれるが、これも天野。

10分左サイド30mのフリーキックのチャンス。上辻が直接、強いボールで狙うが、枠外。16分にも左からのクロスを入れるが、中央もう一歩。高い位置でチャレンジするようになって、次第にベガルタの攻撃にリズムが出てきた。20分、相手ゴール中央で、中原がパスを受けるが、キープできず。

さらに伊藤もドリブルからシュートするも、キーパー。そして27分、カウンターの中村パスから、嘉数が裏でパスを受け、さらにDF背後に走り出た中原へもパスが通り、キーパーもかわしてシュート、決まって先制。ようやくスタジアムに安堵と喜びの声が溢れる。

その後はリズムをつかんだベガルタが、疲れからかプレスが出来なくなってきた相手に対し、パスを展開。何度かチャンスを作るが、シュートが枠に行かない。39分には鮫島がひとり抜いて抉ってのクロス、ファーサイドの嘉数がフリーでヘッドも、狙い過ぎて枠外。

41分、日体大も遠目からのミドルシュートを枠内に決めてくるが、天野の正面。44分にも鮫島からクロスを中村が折り返し、フリーになりかかるが、中央間に合わず、追加点ならず。

結局、ベガルタが1点を守り、ホームでのリーグ最終戦をなんとか勝利で飾った。
公式記録

このゲーム単体で見ると、課題が多い試合だったが、まずは無敗で今季リーグを締めくくれたのは、簡単なことじゃないし、良かった。ただ、皇后杯での勝利を重ねるには、相手のプレス対する対処、カバーリングのスピードなど、やる事はたくさんありそう。

折角、苦労して得た、来季のなでしこでの挑戦権。簡単に失わないためにも、強い相手と練習して向上してもらいたい。まだまだできるはず。

試合後のセレモニー。今季のMIPは選手全員、MVPは長船選手。チーム得点王は22試合20得点の伊藤選手。(ちなみにリーグ2位。1位は道上選手で30得点。常盤木から神戸へ入団が決定している模様)その他、様々な選手にスポンサーさんから賞品が授与された。


ベガルタ仙台レディース、チャレンジリーグ優勝、昇格おめでとう。ありがとう。

でも、花はつぼみから開花したばかり。しっかりと大きく、咲き続けていこう。