31節対C大阪1-1、90分菅井のヘッドで残った

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2012年J1 11月7日(水)19:00 ベガルタ仙台1-1セレッソ大阪 ユアスタ仙台



ウイルソン  赤嶺

梁   太田
    (中原)
富田 松下
    (関口)
朴 上本 鎌田 菅井
  (広大)   

サブは、桜井、渡辺広大、内山、田村、関口、中原、柳沢。C大阪は、杉本、柿谷の2トップ。シンプリシオ、山口先発。播戸、扇原はベンチスタート。

先行を許したものの、播戸が遅延行為連発で退場してくれたおかげで、押せ押せになったベガルタが、90分、コーナーから菅井の劇的ヘッドで辛くも同点に追いつき、アディショナルタイムは6分間。

10人なって引いた相手に、なかなかパスを出せないベガルタであったが、カウンター応酬からウイルソンがキープして、左に流れ、角度無いながあらキーパーの逆をつく、ファーサイドへのシュート。入れ!しかし、ボールはポストに当って、弾き出る。勝ち越し弾は決まらず。。。

今日の試合は、枠内シュートで再三ゴールのチャンスがありながら、相手キーパーのファインセーブや不運も重なり、ゴールを揺らせない。シーズンに一度あるかないかの、アンラッキーな巡り合わせが、今日になってしまった。

ただ、ドローの勝ち点1は、広島との差を2にとどめ、1ゲームで逆転できるところに、なんとか踏ん張った。大皿を持った勝利の女神には、まだ脈がある。


平日ナイターにも変わらず、かなり埋まったユアスタ、17.493人。昨日の雨から、今日は日中は晴れて、夜になっても思ったりよりは寒くない。そして、試合は両チーム、カウンター応酬。打ち合いの激しい試合となった。何度もベガルタのシュートが枠に飛ぶが、決まらず。ヒートアップするスタジアム。

前半。
開始早々、ベガルタの左サイドを酒本があがってきてクロスを放り込んでくる。これが直接枠内に来て、林抑える。さらに、C大阪がサイドチェンジから、また酒本のクロス、今度はオフサイドにかける。その後、一進一退もC大阪の方がプレスが厳しく、ベガルタは守らされる。

6分、ようやくベガルタがボールを相手エリア付近でつなでいくが、シュート無し。8分、ベガルタのカウンター、右サイドをウイルソンがドリブルで上がっていく、絶妙のクロス、赤嶺がヘッド、枠内もキーパーに阻まれ、さらに梁がこぼれにつめるが、キーパー正面。11分、今度はC大阪にパスカットされ、そのまま柿谷?にシュートされるが、コーナーへ。クリアしきれず、2本連続されるが、なんとか防ぐ。

12分、C大阪のゴール前で腕を痛めていた茂庭が急遽山下に代わる。その後、ボールの蹴りあいに。互いにパスカット応酬するが、シュートまではいけない時間が続く。15分、富田がパスカットして、つないでいくが、クロスは流れる。C大阪の寄せの前に、パスのリズムが悪く、流れが来ない。

16分、C大阪がベガルタゴール前でボールをつなぎ、最後は丸橋?ロングシュート、ホームランで相手も自らリズムを崩してくれる。17分、C大阪のクロスに杉本と林が交錯、こぼれた浮球が枠内にいくが、なんとかクリア。杉本尻から落ちて尾骶骨あたりを強打。しかし、そのままプレー続行。19分、相手ゴール右奥30mのフリーキック、ボールが低くクリアされる。

21分、C大阪カウンターからシュートまで持っていくが、最後は林が押さえる。22分、左サイドをえぐってチュソンからの絶妙クロスにDFの裏に抜け出た赤嶺のどんぴしゃヘッド、決まったか!しかしキーパーの倒れこむ方向と同じところにボールが飛び、弾かれる不運。惜しい。最初の決定機。こぼれ球にもつめるが、結局コーナーに。右コーナーはあっさりクリアされ、カウンターにつながれる。

このカウンターでも、シンプリシオ?にシュートされるが、林の正面。25分、松下がこぼれ球を奪われ、裏を取られてシュートされるが、林が触って、コーナー。クリアするるが、こぼれをロングシュートされる。これはホームラン。28分、赤嶺から梁のクロス、さらにスローインと攻めるが、決まらず。30分、鎌田がロングシュート、これはヒットせず。32分、C大阪の攻撃にずるずる下がるが、ラストパスのところでオフサイドにかける。

34分、C大阪のコーナー、杉本に高い打点のヘッド打たれるが、バーの上。33分、ベガルタが相手ゴール前で回して、最後はチュソンのシュート、ヒットせず弱い。相手にしっかり守られていることもあるが、パス回しに逡巡している内に、シュートコースがなくなり、相手のプレスにボールが奪われそうになる悪循環。さらに赤嶺が相手エリア内ですくい投げされ倒されるがノーファールの判定。

34分、C大阪のカウンター、最後は柿谷のシュート、しかしバーの上。その後、ベガルタが相手ゴール中央やや左35mのフリーキック。梁のキックはクリアされ、こぼれるが、チュソンが地を這うような豪快なミドルシュート、キーパー弾くのが瀬一杯、菅井が詰めていくが、決めきれず。さらにウイルソンから梁へのパス、もう一歩。

40分には、中央から松下がループ気味のシュート、DFに当ってコースが代わり枠内に飛ぶが、これもキーパーに阻まれる。コーナーゲット、しかし、味方に合わない。さらにチュソンから赤嶺とクロス通るが、決まらず。しかし、コンビが良くなってきた。さらに、富田の相手ボールカットから、ウイルソンがシュート、キーパー弾くところ赤嶺もシュート、これは枠外。結局、前半はスコアレスで終了。

後半
C大阪は尻強打の杉本に代え播戸を入れる。立ち上がりは一進一退。ベガルタ、ロングボールで速い攻撃を目指す。4分、ベガルタの右コーナーキック、シュートできない。5分、C大阪のカウンター、フリーの柿谷、左足シュートはバーの上。危ない。その後、ベガルタも梁からウイルソン、赤嶺とつなごうとするが、もう一歩。6分、C大阪のコーナー。守る。8分、C大阪のミドルシュート。そして9分、中央であっさりワンツーで裏に抜け出されると、柿谷に林もかわされ、先制許す。

ベガルタの方がチャンスを多く作っていただけに、ショックな失点。11分、C大阪のサイド攻撃、クロスは直接林。この辺の精度に救われている面もある。15分、C大阪キーパー、キムジンヒョンが遅延行為でイエロー。さらに19分、C大阪は柿谷を吉野に代える。20分、ベガルタは相手ゴール右奥35mでフリーキックのチャンス。ここで、ベガルタは今日いまいちの松下に代え関口を入れる。コーナーにはウイルソンがヘッドで合わせるが、キーパー。

25分、上本が足を痛め、担架でピッチ外へ。渡辺広大が入る。その後、播戸が遅延行為でイエロー。26分、今度は渡辺広大にイエロー。30分、スローインからつないで赤嶺がヘッド、決まらなかったがコーナーを得る。ここで、太田に代え中原投入。右コーナーから、梁はにウイルソン合わせるが、バーの上。.34分、逆にC大阪にシュート連続打たれるが、枠外。

35分、C大阪のフリーキックの後、ベガルタがカウンター、中央で中原にパスが通るが、打たず。37分、左から関口がミドルシュート、枠内もキーパーはじく。コーナーをゲットして、こぼれに詰めるが決めきれず。42分播戸がベガルタのゴールキックになかなかボールを渡さず、2回目イエローで退場。さらに審判に猛抗議。これは異議で、さらにカードが出るような状況。だが、退場済み。

このフリーキックからコーナーをゲット。こぼれをシュートも、決まらずまたコーナー。時間は後半45分。左コーナーに、広大おとり、その後ろから腹筋利かせたFWばりの菅井がヘッドで決めて、1-1同点。残った。そしてロスタイムは6分間。まだ、いける、相手は10人。

しかし、がっちり守りを固めたC大阪の前に横パスを回すばかりで時間を使ってしまうベガルタ。うかうかしていると、プレスでボールを失いそうになる。足も止まっている。逆にカウンターから止めようとしたチュソンにイエロー。相手に時間を与えてしまう。

それでも最後のカウンター、赤嶺のヘッドの落としを受けたウイルソンが、なんとかキープしながらエリア内に入り、左に流れて、出てきたキーパーの横をファーサイドにシュートを流しこむが、ポスト。跳ね返りは、外。今日はこんな場面ばかり。

結局、そのままドローで終了。打ち合いの試合に果敢に挑んだが、もう一歩決めきれなかった。

足首を痛めているというウイルソンもいつもの動きではなかった。また、パス回しにリズムがなく、前の動きだしとちくはぐになったりした。それでも、菅井の一発で、なんとか1ゲーム内に広島を捉えているのは、ツキも残っているということか。

残り3試合。失敗を恐れず、チャレンジし続けるのみ。今日のチュソンのように、もっとミドルシュートがあっていい。サイド攻撃にこだわらず、中央で前が空いたら誰でもシュートを打つべし。積極的に行こう。上本の怪我の状態が気になるが、次節は角田も戻る。勝とう!


シュート数:13-10、CK:10-5、FK:13-13 得点:菅井直樹 (C大阪)柿谷 警告:渡辺広大、パクチュソン (相手)21 キム ジンヒョン、播戸2=退場 クルピ監督=退席 主審:扇谷健司