2012年10月28日、プレナスチャレンジリーグは、第21節の試合を行い、優勝まで残り2試合で勝ち点1まで詰めていたベガルタ仙台レディースですが、世田谷との試合の直前に、常盤木学園高が2位のFC高梁を逆転で破ったために、優勝・来季のなでしこ昇格が確定しました。
もともと、なでしこリーグのマリーゼの選手がほとんどとはいえ、様々な環境の変化を乗り越え、チーム一丸で、今節まで無敗で勝ちきったことは、素晴らしいことです。
震災、原発事故、マリーゼ休部、転居など、とても落ち着いてサッカーができない、あるいは練習する精神状態になれない、といった状況の中台で、心機一転、2部チャンレジンリーグで、まさにチャレンジの発足一年目で優勝できました。
初戦は、強豪常盤木学園に引き分けて、おいおいという感じもありましが、環境に慣れ、マリーゼ以来のサポ、ベガルタのサポ、そして何より、職場で暖かく迎えてくれた支援企業の皆さんの力があって、他を圧倒する成績で今年の大きな目標に到達しました。
主砲の伊藤選手だけでなく、代表経験もある上辻、長船、天野選手に、鮫島、川島選手も加わり、チーム全体で自信を持って、どこからでも点を取れ、リードされても跳ね返す粘りもありました。国体での4日で4連勝で優勝も、ラストスパートでの自信になったのではないでしょうか。
ただ、素晴らしい結果に、今日は酔いしれていただいても、まだ、次にやるべき事があります。
本来の居場所である、なでしこリーグの中で、確固たる位置につくには、もっと実力アップを図らなければならない。夏のキャンプでは、なでしこチームにはまだ、勝てていないのです。
年末の皇后杯が、いいチャレンジの機会となりました。勿論、基本は優勝が目標ですが、なでしこチームを一つでも多く破って、来年に備えていただきたいと思います。
レディース、優勝おめでとう。男子トップチームも続くぞ、おい!