3/15「スーパーサッカー」のJリーグ村井チェアマンの話と感想

新型コロナウィルス(COVID-19)の国内外の感染拡大で、Jリーグも3月の試合が延期になっていますが、報道によれば、19日の政府見解を経て、25日にJリーグとしての日程が発表になるとのことです。

そんな中、3/15深夜のTBS「スーパー・サッカー」で、Jリーグ村井チェアマンが、リーグとしての、具体的な対策の話を言われていたので、その概要と、最後に感想をアップします。

◎まず、冒頭:
日々、状況が変化しているので、対応は、常に修正を図っている。

◎日程について
4月3日の再開をまず目指すが、最悪、4月の深いところまでに再開できれば、ルヴァンも
リーグ戦も試合数を変更せずに、実行可能と考える。過密日程にはなるが。

ただ、状況次第で、ルヴァンの形式など、変わる可能性はあり。スポンサーのヤマザキさんからは、どのような形でも支援するとの連絡受けた。


◎チームへの経済支援について
キャスター加藤氏から「J3のチームなどは、1試合できないだけで、経営的に苦しくなることもあると思うが」という質問に対して、
日々各チームの、キャッシュフローの報告を受けている。厳しいチーム対しては、Jリーグとしては、分配金の前渡しなどの救済策を考えている。


◎無観客試合について
場合によっては、無観客試合の可能性もあるが、無観客試合にもリスクがある。
両チームの選手・スタッフ合わせて100人近くが動くので、選手を感染から守るという点では、安全とは言えない。

◎選手に対して
番組から:チェアマンから選手1500人に向けて30分のビデオメッセージを流したと紹介。

選手に対しては、過密日程になるので、まずコンディションを万全にしておいてもらいたい。
選手自身の日々の健康管理は、徹底していると思うが、家族も重要。家族は、外部との濃厚接触も当然あると思うので、選手から家族に対しても、健康管理をしっかりするよう伝えてほしい。

また、自分に不利になるのではという不安から、体調不良などを隠す選手も出そうなので、正直に申告して試合に出られなくなっても、契約上、選手が不利にならないよう、検討している。


◎試合の運営について
各チームで消毒液の準備などをする。Jリーグの方では、観客の体温測定器具などの準備をしている。
試合前の並び方の工夫、ビックフラッグの取りやめ(空気が籠るので)、ハイタッチや歌う応援の変更をサポーターにお願い。チームごとの文化もあるので、各チームとサポーターでの話し合いを求める。
尚、マスクについては、専門家より、バンダナでの代用でもいいとの見解を得ている。

また、日本のサポーターの特長を活かして、みんなで、自分の席を、薄めた消毒液できれいにするなどもありではないか。(具体的な方法の話は無し)



◎ドーム会場について
ドームのような巨大空間であれば、開催は可能と、専門家の話を得ている。


◎各国リーグへ
試合中止のリーグが相次いでいるが、Jリーグのやり方で、観客を入れての試合が可能という、モデルケースを示せれば理想的と思っている。


【感想】
既に、いろいろな状況変化に対応した複数のシナリオを考えているように、見受けられました。
説明は具体的で、まずは選手の安全確保が第一、そして、サポーター安全確保、チームの経営への目配りなどした上での、複数の日程の検討をしているようです。いずれにしても、過密日程は必至ですね。

およそ、ファン・サポーターが不安に思う事は、専門家のアドバイスもいれながら、検討されているようなので、協力できるところは、惜しまず、何とか試合が行えるように、していきたいです。

ただ、当方の素人予想ですが、COVID-19の感染力の強さをみると、いずれは、選手スタッフに、感染者が出る可能性はあるでしょう。
そうなった場合、他の選手が濃厚接触者となってしまうので、当該試合が、できるのかどうか。番組の中では、試合開催の条件ついての話は出ていませんが、常に、延期や日程変更はありうる、と思っていた方がいい、と思います。

また、観客から陽性が出た場合は、場所を特定できれば、注意喚起の上、消毒などをして次週の試合に備えることも可能かとは思います。が、頻発すると、試合の開催が厳しくなることも予想されます。

今、ファン・サポーターが出来る事は何か、と言っても、グッズの購入とか寄付とか限られまずが、まずは、体調を整えて、自分が感染・発症しないだけでなく、(自分が無症状でも)他者に、うつさない行動習慣を、という事ではないでしょうか。

家族はもとより、職場、学校、生活圏の感染者が増えると、休む人が増えて、自分だけ元気でも、経済も、試合も成り立たなくなります。

inで手洗い、outで手洗い、室内で混み合う所、人と近場で話す時は、できればマスク、または代替品を、と思いますが、各自お調べになって、実行してください。


ちなみに、番組ではVRの話しもあり、VR担当の審判も何度もビデオ見直しながら、ミスできないので、精神も相当すり減るとか、今後のJリーグは日本人に限らず、例えばフッキのように外国人のスターも育てるようなリーグを目指したい、という話もありました。この辺は、いろいろ意見がありそうですね。


と書いてきたところで、スーパーサッカーのYouTube公式チャンネルで放送内容が限定公開?されてました。(URL更新)。