2025YBCルヴァンカップ 1stラウンド 1回戦 3月26日(水)19:03 ベガルタ仙台 0-0 (延長0-0、PK3-4)栃木SC 栃木県グリーンスタジアム
梅木 安野
(中田)(西丸)
名願 情滋
(南)
工藤 松井
石井マテウス實藤髙田
(湯谷) (奥山)
梅田
シュート16本も、決め切れず
サブは、松澤、奥山、南、横山、湯谷、西丸、中田(特指)。
栃木は、GK丹野、DFラファエル、高嶋、木邨、MF森、屋宜、井出、庄司、FW小堀、オタボーケネス、星野。矢野、川名は、ベンチスタート。菅原は契約で欠場。
台風並みの強風で、新幹線の遅れや運休、道路も一時通行止めなどがある中、多くのベガサポが駆け付けた試合。
試合は、前半でサイドを支配し、かなり攻め込みながらも、ゴールを割れず。
後半になると、栃木が立ち位置を修正し、レギュラークラスを投入して、ボールを持ち始めるのに対し、ベガルタは高卒ルーキーの前線と、奥山・松井のCB陣となる中、組み立てがワンパターンになり、苦戦。
延長でも、栃木が推し気味の中、守り切ったものの、攻撃では決定的場面を作れず、スコアレス。
結局、PK戦3-4で敗戦で、Qスタ2試合開催は幻になった。
それでも、初出場の安野、石井が大きくアピール。
他にもルーキーの、南、西丸、そして湯谷などに加え、前日大学の試合にフル出場したばかりの、阪南大の中田まで出場。少ないながらも出場を経験したことで、次に必要な課題を得たことだろう。
悔しい敗戦だが、特に若手の選手は、この経験を活かして、練習の強度を上げ、リーグ戦での出場をもぎ取り、チームの勝利に貢献して欲しい。
以下、今回は選手の印象感想文です。
GK梅田、120分無失点、PK戦も1本止める
試合はPK戦で敗れたものの、今期初出場のGK梅田が奮闘。
相手CKで回りを固められた時も、腕を伸ばしパンチング、際どいハイボールや、ロングスローのボールも、しっかりキャッチして、120分無失点。
特に延長になると、奥山と松井がCBとなり、本職でなく、かつ高さもないDF陣とのコンビでも、勢いづいた栃木の攻撃を凌ぎ、無失点に抑え、勝利の目を残した。
さらにPK戦でも1本は止めて、しっかりと、存在感を示した。
FW安野、左SB石井は、強烈アピール
新加入でスタメンとなったFW安野、石井は期待に応えるプレーぶり。
安野はスピードがあり、プレスやいい位置どりでのボールキープも出来て、ミドル、ヘッドとシュートを放ち、存在感があった。
前半34分、名願からのパスを受けて、中央で前向きの一瞬フリー。挟まれたので、情滋にパスを出したが、自分で打ってもよかったかも。
また、後半31分には、松井の絶妙の縦パスに反応して走り込み、キーパー前で触ったが、惜しくも枠外。この2本は特に惜しかった。
周囲との連携が高まれば、實藤、林が言うように早い時期に得点やアシストもあると思う。
そして、左SBでスタメンフル出場の石井が、この試合での大きな収穫。
左足から繰り出される、柔らかいクロスは、合せ易いのでは。
前半は相手をうまくかわして、何本もクロスを上げていた。
ロングスローもあるし、高身長の選手にも当たりまけしない。
120分出て、最後は足に来ていたが、石尾とはまた違った個性で、ベンチ入りも増えるかも。
怪我あがりの選手の調子はもう一つ
昨年後半に怪我の髙田、實藤に関しては、久々の公式試合となったが、いい時と比べると、パフォーマンスはまだまだな感じ。
髙田は、ピッチのせいもあったかもしれないが、しばしば滑っていて、120分フル出場したが、また怪我をしないかと、冷や冷やした。
それでも、最後はバテながらも、何とか無失点に抑え、PK戦に出て、決めた。
若手選手の寸評
安野、石井以外の若手選手の短評。
南:後半24分から出場。最初は左WBで登場。1本侵入して、西丸への折返しの惜しいパスがあった。
延長後半から、情滋と左右を入れ替え。右コーナーキックも蹴ったが、流れる。
西丸:後半41分から安野に代わり2トップに入ったが、目立った動きはなく、パスもあまり来なかった。練習からアピールする動きを。
湯谷:延長前半、マテウスに代わりボランチで入るが、チームも押され気味の中、あまりボールに触れず。
中田:延長後半から梅木に代わりトップに入る。いきなりヘッドをお見舞いするなど、高さを見せつけたが、やはり前日フル出場のためか、重そうだった。
それでも、さすがに、ガタイがいいので、背負ったプレーは見せる。
そして、いきなりPK戦のキッカーに出て、決め、栃木サポを煽る強心臓ぶり。2年後、安野との暴れん坊コンビが楽しみだw
グスタボ:いないw
当然メンバー入りしてるかと思ったが、広報カメラでは普通に練習できているように見えるので、本調子はまだなのか。早く上げてきて欲しい。
前半
栃木は3-4-2-1、ベガルタは4-4-2。
前半、ベガルタのシュートは8本、栃木2本。
後半
10分、栃木、FWオタボーがハム負傷で矢野に交代。
21分、栃木、MF庄司に代わり川名、DF木邨に代わり岩﨑入る。
24分、ベガルタ、實藤に代わり奥山入りそのままCB、名願に代わり南入る。
32分、栃木、MF井出に代わりDF大森、森に代わり高橋秀典入る。
41分、ベガルタ、安野に代わり西丸が入る。
後半、ベガルタのシュートは7本、栃木3本。0-0で15分ハーフの延長戦へ。
延長前半
ベガルタ、マテウスに代わり湯谷が入り、ボランチ。松井がCBに回る。
8分、髙田にイエロー。
延長前半、ベガルタのシュートは0本、栃木2本。
延長後半
梅木に代わり、特別指定中田が入る。
5分、栃木、星野の代わり10番五十嵐太陽入る。
延長後半、ベガルタのシュートは1本、栃木2本。
PK戦、ベガルタ3人、栃木4人が成功。3-4で敗戦。
シュート数:16-9 CK: 7-5 FK:16-12 得点:なし 警告:髙田 主審:中川愛斗 入場:2,128人