ルヴァン杯3節:ベガルタ仙台1-0広島、中原、アピ躍動、加藤ゴールで今季初勝利!

2021ルヴァン杯 Dグループ GS3節 4月21日(水)19:00 ベガルタ仙台1-0サンフレッチェ広島 Eスタ


皆川
(上原)
 
氣田 匠 マルティノス
(真瀬/西村/加藤)
 
中原 富田
蜂須賀 シマオ アピ 照山

小畑

サブは、ストイシッチ、長倉、真瀬、秋山、加藤、上原、西村。連戦でスタメンを10人入れ替え。合流間もないストイシッチベンチ入り。

広島は、GK林、DF清水、井林、佐々木翔、藤井、MF茶島、柴崎、エゼキエウ、長沼、柏、FW鮎川。ジュニオールサントス、浅野、ハイネル、東、森島はベンチスタート。

控え組だった中原、スタメンから外れていたアピアタウィア久が、攻守に躍動。

広島のシュートミスもあったが、無失点でしのぎ、後半30分、中原の左のフリーキックから、アピの折り返し、GK林が弾くところ加藤が押し込んで、1-0勝利。終盤は、相手の焦りを誘うボールのつなぎで時間を使い、ようやく本来の力が出せるようになった。

今季の開幕リーグ初戦で引き分けた広島から、再び勝ち点3を奪い、ようやく今季通算12試合目にして、初勝利。今は、内容云々よりも、まずは勝てない流れを断ち切って、結果を出した事が重要。


さて、試合。
互いに連戦で、ターノーバーのルヴァン杯GSであるが、控え組選手にとっては、貴重なアピールな場であるし、ベガルタには、最近のドロー連続の流れから、とにかく勝利をものにしたい試合だった。

今日ボランチに入った中原が好調。サイドチェンジや、スペースへの絶妙なロング・スルーパスなど、チームの攻撃に変化を与えた。そしてFKからの速いボールが決勝点につながる。

前半
【ベガルタ】23分、相手のボールを奪って、氣田がフリー、左奥からミドルシュート、ヒットせずキーパー正面。相手GK林卓人が前に出ていたので、ループを狙ったのか。

【広島】24分、ベガルタのボールをパスカット、エゼキエウが、ドリブル前進からのシュートは、GK小畑ブロック。

【広島】40分、井林の縦1本が、裏に出た鮎川に通り、どフリー。ワントラップからハーフバウンドでシュートされるが、小畑の正面へのシュートとなり、助かる。

【ベガルタ】前半AT1分、自陣奥からカウンター、中原の左スペースへの絶妙ロングスルーパス、抜け出した佐々木匠がフリー。ドリブル侵入から、戻ってきたDFをひとりかわして、角度無いながらシュート狙うが、曲がりがいまひとつで枠外。惜しい。

後半
ベガルタは、マルティノスに代え加藤を入れる。

【広島】1分、カウンターから柏がフリー、ドリブルからのシュートは枠外。

【広島】4分、ベガルタ自陣で、小畑からのパスを受けた中原が、二人に寄せられ、後ろからボールを取られ、柴崎フリーでシュートも、ポスト!アピも全力で戻ってはいたが、届かなかったので、危なかった。

【ベガルタ】13分、広島ゴール前で皆川が落とし、加藤が中央からミドルシュート狙うが、枠外。

18分、ベガルタは、佐々木匠に代え西村、氣田に代え真瀬を入れ、加藤が左に回る。広島も浅野が入る。

【ベガルタ】19分、パスカットした真瀬からのクロスに、ニアに入った皆川がすらしヘッド、枠外。

25分、広島は藤井に代えサントスが入る。早速、サントスに、エリア内侵入されるが、アピが体を寄せて防ぐ。

【ベガルタ】28分、広島陣内左ライン際のからのフリーキック。中原の速いキックに、ファーから長身アピが、折り返し気味のヘッド。枠内でGK林が弾くところ、加藤が詰めてゴール!1-0、ベガルタ久々の先制。
ルーキー加藤のプロ初ゴール。おめ!

先制後は、チャンスを逃している広島に対し、先に点を取ったベガルタは、精神的余裕。広島の連続コーナーも照山らがしのぐ。

【広島】31分スルーパスに抜け出したサントスが、えぐってクロス、ここは蜂須賀がクリア。

35分、皆川に代え上原が入る。ベガルタが、相手コーナー付近で細かくつなぎ、時間を使いだす。

【ベガルタ】40分、西村が粘って右コーナーを得る。上原のキックに照山が、中央どフリーでヘッドも枠外。追加点ならず。

【ベガルタ】41分、ベガルタがカウンター、西村ドリブル前進から左の加藤、折り返しのパスを、中央詰めていた上原が、ダイレクトのハーフスピードで、左足シュート、惜しくも枠外。

【広島】43分、縦のロングボールに、シマオマテをかわしたサントスが抜け出すが、アピが予測からのスピードアップで寄せるカバーで、シュートを阻む。コーナーを与えるが、ヘッドは枠外。

追加時間5分。広島がロングボールで放り込んでくるが、落ち着いて守り、勝ち切った。


ちょっと水を撒いたピッチのせいか、連戦のせいか広島の方にミスが目立つ試合だったが、中原のボールの散らし、アピや富田ほか守備陣の寄せで、相手の攻撃のリズムを分断できたせいもあるか。

ベガルタの方もあと2-3点は取れるチャンスがあったので、次の機会には思い切り決めていただこう。

まずは、初勝利、おめ。

これを中2日だが、リーグの札幌戦での勝利へとつなげたい。


シュート数: 11-8 CK: 4-10 FK:15 -7  得点:加藤千尋  警告:なし 主審:福島孝一郎  入場:1,739人