ルヴァン杯4節:ベガルタ仙台1-1鳥栖、ミスから失点も追いつきGS突破

2019ルヴァン杯 Bグループステージ4節 2019年4月24日(水)19:00 ベガルタ仙台1-1サガン鳥栖 ユアスタ仙台


長沢 阿部

関口  道渕
(石原崇) 
椎橋 シマオ
(富田)  
永戸 平岡 大岩 照山
      (梁)

サブは、川浪、梁、石原崇、富田、飯尾、田中渉、石原直樹。鳥栖は、FW趙、安、MFクエンカ、原川、高橋義希、高橋秀人、DF三丸、藤田、高橋祐治、原、GK高岡。イバルボ、豊田、松岡はベンチスタート。トーレスは欠場。

怪我から復帰の椎橋が今季初スタメン、飯尾もベンチ入り。登録上は関口をFW、永戸をWBの起用か、と思われたが、立ち上がりは、永戸が下がっての4-4-2でのスタート。しかし、これが距離感が合わず、鳥栖の攻め込まれ防戦一方になっていく。

30分過ぎから3バックに戻したが、とこどころでパスミスが出て、シュートも少ない。それでも、鳥栖の決定力の無さに救われていが、前半終了間際、大岩がプレッシャーを受けてトラップミスすると、一気に裏を取られ失点。9試合ぶりの得点を鳥栖にプレゼント。

後半、ようやく目が覚めたベガルタは、パススピードが上がるが、要所でパスミスが出て崩しきれない。それでも12分右コーナーから照山のヘッド、平岡のオーバーヘッドとつなぎ、最後は長沢が肩で押し込み同点。なんとかドローしてGS突破は確定させた。

前半。
ベガルタは久々の4-4-2か。開始40秒、平岡から、ボックス内侵入の阿部にボール行くが、トラップし切れず。
左サイドの永戸からは、長沢に向けてロングボールが行くが、つながらず。2分、椎橋から長沢へのスルーパス、長沢スルーするが、後ろに誰もいない。4分、ベガルタが中央でボールをつなぐが、シュートは打てず。

5分、また鳥栖の裏へのロングボール、序盤はワンパターン。6分、大岩から裏の関口にパスを出すが、キーパー。7分、鳥栖がロングシュート、関抑える。その後、椎橋から長沢、トラップ即シュート、枠外。9分、鳥栖がベガルタの右から、三丸の左足クロス、これはクリア。10分、鳥栖の右コーナー、以降、鳥栖がコーナー連続で、前半だけで8本。11分、鳥栖の左コーナー。セカンドと拾った鳥栖が回す。

12分、左からのクロスをクリアで、また鳥栖の右コーナー。クエンカのクロスから、シュート打たれるが、GK関弾く。鳥栖の左コーナー。これもしのぐ。13分、鳥栖の右コーナー。今度は回してくるが、クロスが流れる。鳥栖の拙攻に救われる。16分、ようやくベガルタがボールを回すが、最後は流れる。18分、照山がクロス、2回、相手に当ててしまう。

19分、ベガルタ回してのクロスも、オフサイド。パススピードが無い感じ。20分、鳥栖が回す。右から左へのサイドチェンジ。しかし、シュートは打たない。21分、永戸がフリーで持ち上がるが、パスミス。23分、鳥栖の右コーナー。シュートはクリア。セカンドは鳥栖拾う。26分、鳥栖のロングスロー、これはクリア。27分、鳥栖がボックスの周りで回す、ベガルタはセカンド拾えない。28分、鳥栖の右コーナー。初めて高橋秀人に、ニアに突っ込まれ、ヘッド合わせられるが、バーの上。

30分、攻め手が無いベガルタ。3バックに変更。32分、サイドチェンジから永戸が上がる。クロスも流れる。33分、ようやくベガルタもコーナーを取る。左コーナーは関口が蹴る。パスをつないで、最後は大岩がシュート。その後、阿部が左からシュート性のクロス、枠内もキーパー。34分、鳥栖がカウンター。35分、鳥栖の右コーナー。ここはシマオがヘッドでクリア。

その後、鳥栖がロングボールを入れ、関が飛び出し、ファールを受ける。37分、永戸がワンツーからえぐっての折り返し、サイドネット。39分、鳥栖のカウンター、大岩が外に出す。そのあと鳥栖がボールを回すが、最後オフサイド。

42分、ベガルタがラインを上げたところで、大岩がプレスを受け、パスミスを拾われ、左の趙にパスを通されると、平岡の裏を抜けられ関飛び出すが、決められ0-1。先制許す。雨でスリッピーなピッチとはいえ、リーグ戦からDF陣がナーバスになっているのか?

追加時間は1分。阿部の落としから、中央に走りこんだ道渕が、阿部の折り返しに、フリーでダイレクトシュートも枠外。前半は1点リードされて終了。

後半。
ベガルタ、再び4バックか。2分、左奥45mのフリーキック、永戸が蹴るが流れる。4分、照山パスカットして、すかさずパスを出すがミス。今日はどうも精度が良くない。5分、関口が左からシュート打つが、ブロックされる。さらに右で回してから、最後は左からの永戸のシュート、枠外。

7分、鳥栖がスルーパスも、キーパー。8分、左からのクロスに、シュート打たれるが、枠外。9分、関口が相手ゴール前まで行くが、ボールを取られる。鳥栖のカウンター、シュートされるがクリア。11分、関口の左からのパスを、椎橋が中央からのミドルシュート、枠内もキーパーに弾かれる。

これで右コーナーを得る。キッカーは永戸。永戸のキックをファーで照山が頭で浮かせ、平岡がオーバーヘッド、低い弾道を中央の長沢が方で合わせて、ゴール。同点。早い時間で追いつけた。長沢は、ルヴァン杯3試合連続ゴール。13分、鳥栖の左コーナー。ここは押し返す。14分、鳥栖が左からのクロス、平岡がクリア。さらに回されるが関。

16分、ベガルタが右から回す。最後は永戸、シュートは打てず。18分、椎橋にイエロー。19分、照山に代え梁が入り、右MF。道渕が右SBに下がる。22分、鳥栖も高橋義希に代え樋口が入る。25分、左から鳥栖のクロスはブロック。26分、永戸パスミス。27分、樋口がミドルシュート、バーの上。28分、椎橋に代え富田が入る。

ベガルタ左から右へとサイドチェンジ、梁のクロスに長沢がトラップからシュート、ブロックされる。これで右コーナーを得る。こぼれを再びクロスで入れるが、シュートは打てず。30分鳥栖がカウンター。左からのクロスは関。33分、今度はベガルタがカウンター、左奥35mでフリーキックを得る。キッカーは永戸。大岩が抜け出てシュート、ゴールインするが、オフサイド。

34分、関口に代わり石原崇が入る。鳥栖は安に代え島屋が入る。ベガルタ、ゴールキックから、シマオがつないで梁がドリブル、しかし阻まれる。その後鳥栖のカウンター、これはブロック。37分、梁と長沢のワンツー、しかし、決まらず。39分、鳥栖は趙に代えイバルボ入る。40分、イバルボのためから島屋のシュート、枠外。

41分、梁から長沢、合わず。42分、道渕から長沢、最後は阿部が左足でのシュート、枠外。追加時間は4分間。1分、永戸のクロスに長沢のシュート、オフサイド。3分、鳥栖のカウンター。そのあと、原のロングスローからつながれて、クエンカにミドルシュート打たれるが、関がワンハンドで弾く、ファインセーブ、こぼれを押し込まれるが、これはオフサイド。危なかった。

結局、試合はそのまま1-1、ドロー。ベガルタは4戦して3勝1分けで、Bグループ2位内を確定、グループステージ突破を決めた。

リーグ戦での苦境も考えての4バック試行だったと思うが、前半は、選手がおっかなびっくりの状態で、ひたすら相手のコーナーをクリアする時間ばかりが続いた。大岩の痛いミスで失点したが、リーグ戦を含め、DF陣はかなりプレッシャーを感じているのだろう。そこに久々の4バックで、照山も戸惑っている感じで、これまでとは違うプレーになってしまった。

それでも、後半追いつき、梁が入って、攻撃の幅ができるとチャンスも生まれたが、相変らず決めきれなかった。どのシムテムでもいいのだが、やっている選手が思い切ってやれないと、墓穴を掘る。リーグ戦では、攻守ともにやり切って、厳しいプレーからチャンスを掴んでいってもらいたい。

ともあれ、今季初、先制から追いついて、GS突破に結びつけたのは良かった。椎橋はドリブルや体の向きを考えるなど、もう少し調整が必要かもしれない。試合展開の関係で見れなかった飯尾、田中ももチャンスがあれば、見てみたいところ。


シュート数:8-7 CK:3-9 FK:19-14 得点:長沢 駿 (鳥栖)趙 東建  警告:椎橋 主審:荒木友輔 入場:6,630人

尚、マッチデースポンサーさんが、みやぎ生協さんということで、マイナビベガルタ仙台レディース選手で、同組合に勤務の、武田菜々子選手、佐藤楓選手が花束贈呈に登場した。


さて、ルヴァン敗グループステージは2試合残しているが、プーレオフ進出が決まった。プレーオフ・ステージで、グループCの1位または2位のチームと、6月19日(水)、26日(水)に、ホーム&アウエイで対戦。ホームゲーム・チケットは、年間チケットの対象外なので、基本的に、全員が改めて購入必要。年間チケットとプレミア会員は、5月25日からの先行チケット販売で半額で購入可能。