ルヴァン杯01節:対アルビレックス新潟1-1、ジャーメインー西村で鮮やか先制もATに追いつかれる

2018ルヴァン杯 Aグループステージ01節 2018年3月7日(水)19:00 ベガルタ仙台1-1アルビレックス新潟 ユアスタ仙台


ラファエルソン(野津田)
西村 ジャーメイン良

茂木   菅井

椎橋 庄司
(奥埜)(板倉)
常田 大岩 金

川浪

サブは、イユノ、永戸、板倉、平岡、奥埜、古林、野津田。新潟は、渡邉新太、ターレス、伊藤、戸嶋、端山スタメン。田中達也、ブルーノ メネゲウがベンチ入り。

ベガルタが大岩以外の10人、新潟は11人全員を入れ替えるターノーバー合戦。新潟がスルーパスと、裏への走り込みで再三チャンスを作るのに対し、ベガルタは連携いまいちで、期待の庄司も囲まれる。

それでも前半はしのいで、スコアレスで終え、後半へ。

後半になって、前からプレスの新潟に押される序盤だったが、28分、左サイドで、ジャーメイン・西村の連係で先制ゴール。

その後はベガルタペースとなり、ボールを回せるようになるが、もうひとつ仕掛けが遅く、追加点が奪えないでいると、ATに田中達也に同点とされ、スコアレスドロー。


前半。
数日続いた、時ならぬ暖かさから一転、冬の寒さが戻ったユアスタ。選手の吐く息も白い。平日アウエーの試合ながら、新潟サポも250人と、結構来ている。

45秒、ベガルタエリア左奥45mでいきなりフリーキックを与える。ミドルを打たれるがキーパー。1分、西村、ジャーメイン、ラフェルソンとつないで、遠目からラファエルソンの名刺代わりの強烈シュート、枠外。その後、互いにつぶし合いで、ボールが前に運べない。7分、ベガルタ中央35mで新潟のフリーキック。回してからのロングシュート、川浪正面。

その後も、新潟伊藤がドリブルからのシュート、キーパー。この試合、伊藤には終始キープされた。8分には、右から端山のシュート、枠外。ベガルタ、選手間の距離が空いて、スムーズにボールがつなげず、ロングボールが多くなる。初戦の緊張もあるか。9分、ようやく右WBの菅井が上がって、ジャーメインへ、クロスは流れる。新潟の攻撃も、なかなかスピードアップできない。

ボールの奪い合いの時間。13分、新潟にスルーパスを入れられるが、大岩カット。今日の新潟は、再三このプレーで裏を狙ってくる。15分、金をかわしてサーレスのシュート、当たり損い。17分、新潟のクロスはカット。ここまで、ベガルタの攻撃は、サイドを使っていない。18分、ベガルタがカウンター、ジャーメインから、ラファエルソンが粘ってキープ、しかしその後、カットされる。20分、常田がロングボールでジャーメインにつなごうとするが、もう一歩。

24分、ラフェルソンが交錯して倒れる。26分、椎橋のパスをカットされ、エリア内侵入を許し、ボールを回されるが、クロスはクリア。27分、西村からラファエルソン、菅井が上がってクロスを狙うが、上げ切れず。28分、柳にイエロー。新潟エリア中央やや右30mのフリーキックを得る。キッカーは茂木。椎橋がヘッドで合わせるが、角度も厳しく枠外。

29分、左から西村が持ち上がりクロス、右から飛び込んだジャーメインのヘッド、DFに寄せられ枠外。しかし、決定機作る。そのあと庄司にボールが来ると、すぐ複数人で囲まれる。その後、互いにパスカット応酬。35分、新潟がカウンターから戸嶋のミドルシュート、枠外。ベガルタも左の西村から、庄司がためて、最後は椎橋がエリアすぐ外からシュート、枠外。ようやくボランチが攻撃参加。

36分、右コーナーを得る。キッカーは茂木。こぼれを西村が強引シュート、枠外。38分、新潟にパス通されるがオフサイド。40分、ラフェルソンのポストプレーから西村のクロス、しかしシュート打てず。43分、茂木のクロスに菅井の折り返し、中央ジャーメインはパスを選択。44分、戸嶋のロングボールから折り返されるが、クリア。追加時間1分間。ジャーメインのサイドチェンジに、茂木のクロス、ラフェルソンがキープ。再び茂木のクロスで、コーナー得る。右コーナーはクリアされる。

前半は、やや新潟ぺース、エリア内侵入許すも、なんとかしのぎ、30分過ぎから、ベガルタも攻撃の形が出始めたものの、スコアレスで終了。

後半。
新潟が次第に前からプレスをかけてくる。開始早々、新潟が回すが、パスカット。2分、ジャーメインのカウンター、菅井が上がるが、もう一歩。ベガルタここまで深く抉る攻撃が無い。4分、西村が相手ボールをパスカット、右に流れてシュートも、ヒットせず。5分、パスカット応酬。

8分、新潟プレスから侵入、クロスはクリア。9分、伊藤からサーレス、シュートは枠外。10分、新潟が裏に入り、抉ってクロス、これはクリア。11分、庄司からのスルーパスに、ラファエルソン潰れ、こぼれたところを西村がコントロールシュート狙うが、枠外。この際、ラフェエルソン負傷で一時ピッチ外。

13分、ベガルタエリア右角で新潟のフリーキック。ラフェルソン戻る。キックはクリア。14分、伊藤のシュート、枠外。15分、茂木の裏を狙われるが、なんとかクリア。16分、椎橋に代え奥埜が入る。18分、エリア内にスルーパスを通されるが、大岩が寄せる。新潟がこのあたりから前からプレスを強め、ボールを奪いに来る。伊藤から渡邉新太へパスを通され、侵入許すも、最後は川浪。

21分、西村とラファエルソンのワンツー、西村が反転シュートも枠外。この後、新潟は渡邉新太に代え、ベテランの田中達也を入れる。22分、庄司にイエロー。23分、新潟が左コーナー。こぼれを端山にミドルシュートされ、DFに当たりコースが変わり危なかったが、川浪反応

24分、新潟のカウンター、伊藤のクロス、さらにサーレスのクロス、これは守る。25分、ラフェルソンに代わり野津田を入れる。ジャーメインがワントップか。26分、茂木のクロス、菅井がヘッドで落とし、西村がキープ。野津田のシュートはブロックされる。27分、ベガルタの左コーナー。金のヘッド枠外。ここで新潟は走り回った伊藤に代え、17歳の本間を入れる。

28分、左からジャーメイン良が、ドリブルで持ち上がり、また抜きパスで西村へ。西村ワンタッチでDFの間をすり抜け、キーパーをかわしながらのシュート、決まって先制!この一連の流れは良かった。29分にも西村がキープしてコーナーを得る。こぼれ球を奥埜がミドルシュートも枠外。32分、茂木の巻いたクロスでコーナーを得る。右コーナー、野津田のキックの常田のヘッドは枠外。

34分、本間からのパスが田中に通るが、シュートは打てせず。35分、ベガルタエリア左奥35mでフリーキック。こぼれをつながらクロスも、キーパー。37分、野津田の右足シュート、ヒットせず。さらに奥埜のクロスからヘッド、こぼれを茂木がシュート、クリアされる。

41分、田中のクロスは流れる。さらに、新潟、本間のミドルシュート、バーの上。42分、新潟の左コーナー、クリア。こぼれを端山のクロス、ヘッドは枠外。43分、新潟は端山に代えブルーノ メネゲウを入れる。44分、ベガルタは庄司に代え板倉を入れ、そのままボランチ。追加時間3分間。新潟、右からのクロスを、エリア内でうまくサーレスに落とされ、走りこんだ田中達也にダイレクトでシュートを決められる。土壇場で同点。そのまま試合終了。最後で勝ち点2を失った。


前半は、総じてベガルタ選手の動きが固く、単発で動いている感じ。後ろと前の連動がいまいちだった。次第にワイドな展開も出るようになったが、期待の庄司のところが素早く囲まれ、椎橋は自分でやろうとする動きもあり、噛み合わなかった。まだ、このメンバーでの熟成には至っていない感じ。

それでも、ラファエルソンのポストプレーや、ジャーメイン、西村の連動など、これからを期待できるプレーもあった。庄司も1本だけ、スルーパスでチャンス作るシーンもあり、スピードに慣れてくれば、思うプレーもやれるだろう。
最後の失点は、痛い授業料であったが、その分、次の試合で修正を加えて、内容アップで勝利をものにしたい。

シュート数:15-10、CK:6-2、FK:13-12 得点: 西村拓真 (新潟)田中達也 警告:庄司 (新潟) 主審:東城 穣 入場:6,508人