03節:対神戸1-1、神戸の守り崩せず、先制許すも終盤石原のゴールで追いつく

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2018J1 3節 2018年3月10日(土)14:00 ベガルタ仙台1-1ヴィッセル神戸 ユアスタ仙台


阿部(良)石原
      
永戸    古林
     (菅井)
奥埜 野津田
富田
(西村)
板倉 大岩 平岡

サブは、川浪、金正也、菅井、茂木、椎橋、ジャーメイン良、西村。スタメン前節同じ。 神戸は、ルヴァンカップに次いでポドルスキーがスタメン。ハーフナーマイク、田中順也、MF増山、三田、三原、DFティーラトン、渡部、チョンウヨン、伊野波、GKキムスンギョ。サブに渡邉千真、ウエリントン、小川など。

ベガルタは、長身ハーフナーマイクやポドルスキーに素早く寄せて、体をぶつけ、仕事をさせない一方、攻撃ではサイドからの攻めを狙うが、神戸の中盤の圧も速く、裏をなかなか取れず、中央の壁で跳ね返される攻撃が続く。

得点は、前半、ベガルタのミスからのボールを神戸がつないで、フリーの三原に、右45度から、狙いすましたコントロールシュートで決められ失点。

後半、ベガルタはチャンスを作りながら、神戸の堅守に攻めあぐんだが、途中出場の西村、菅井、ジャーメインでチャンスを作り、最後は、詰めていた石原がうまく押し込んで同点。なんとかドローに持ち込んだ。


気温が上がった仙台。日向のスタンドは暖かそうだが、日陰では泉岳からの冷たい風で、手がかじかむ。神戸サポは150人くらいか。

前半。
開始1分、右奥から神戸のクロスはクリア。2分、田中順也に早くもイエロー。3分、板倉のロングボールから古林のクロスも、中央は一歩。こぼれをシュートも枠外。4分、永戸の折り返しのクロス、合わず。5分、大岩からのパスに、阿部、もう一歩。当然、神戸の裏を狙っていくが、強風もあり、なかなか合わない。

7分、永戸のサイドチェンジ、流れる。その後、神戸のカウンター、クリア。9分、神戸、右からクロスにハーフナーマイクのバックヘッド、ヒットせず。11分、右サイドで、奥埜とティ-ラトンが激しくボールの奪い合い。13分、板倉のクロスに石原のヘッド、もう一歩。18分、互いにラインの上げ下げで、駆け引きするが、共に寄せは厳しく、なかなか突破できない両チーム。

21分、前で石原が、浮き球をうまくアウトサイドで流すと、永戸がクロス、キーパー弾くも、押し込めず。22分、左ライン際40mのフリーキック。ゴール前、もう一歩。24分、石原がロングシュート、キーパー。25分、神戸の三田が、ドリブルでエリア内侵入、倒されたとアピールするがノーファール。相変わらず異議多しw

26分、右からクロスを入れられるが、関止める。28分、野津田が後ろからボールを奪われ、ポドルスキーがエリア内キープ、その後、いったん大岩クリアするも、ボールは三原の足元にころがり、右45度からフリーのコントロールシュートで、ゴール上角に決められ先制許す。大柄な選手には体をぶつけ、相手のパス回しには、カバーリングでしのいでいたベガルタがだが、この時間はエアポケットになった。

29分、さらに神戸が、ベガルタエリア左奥25mでフリーキック。ポルディのキックはクリア。31分、大岩から古林のパス、もう一歩。34分、ベガルタがボール回し、神戸は引き気味に守りを固める。場内、「センダイ・レッツゴー!」がこだまする。しかし、ボール回しても、なかなか崩せず、シュートが出ない。

39分、古林がコーナーを取る。コーナーキックはキーパー、パンチ、スローインを得る。決まらず。40分、奥埜がドリブルでエリア内侵入、上がっていた板倉が、ゴール前でルーレットしながらのシュート狙うが、クリアされる。さらに、石原から永戸、シュートはクリアされる。その後、裏に走りこんだ古林のヘッドでコーナーを得る。

決まらず。42分。奥埜のクロス、枠外。追加時間1分間。石原から回してコーナーを得る。コーナーのこぼれ球をシュートも枠外。前半は、ボールを持っても決定機を作れず、結局、1点リードされて終了。

後半。
開始1分、石原が囲まれてもうまく体を使ってボール保持。2分、神戸のペナルティアークすぐ右で、フリーキックを得る。野津田が狙うが、ふかす。4分、ポルディ回りこんでの強引シュート、バーの上。5分、神戸のコーナー。左コーナーは三田が蹴る。ヘッドはクリア。

7分、ベガルタのカウンター、珍しく平岡が、右サイドをドリブルで上がってのクロス、中央奥埜のシュートチャンスも、トラップ合わず。8分、永戸のロングスロー、こぼれを永戸がドリブルから右足でのシュート、バーの上。10分、チョン ウヨンにイエロー。このフリーキックから古林がクロス、平岡のヘッド。コーナーを得る。こぼれを石原がグラウンダーの枠内シュート、キーパー。

12分、古林にイエロー。ここで神戸は増山に代え小川を入れる。15分、ベガルタがゴール前で回すが、打ち切れない。16分、ポルディーのシュートは枠外。これで神戸はコーナーを得る。ここでハーフナーに代わり渡邉千真が入る。18分、ベガルタも富田に代え西村を入れる。野津田がボランチへ。その後、ポルディから千真にスルーパスが通るが、大岩クリア。19分、神戸の左コーナー。こぼれをどフリーでシュートされるが、シュートは枠外。

22分、古林がドリブル前進、右ライン際でフリーキックを得る。ティーラトンにイエロー。永戸のキックはキーパー直。25分、阿部のドリブルから石原へのパス、もう一歩。26分、ゴール前で回すが、奥埜シュート打てず。27分、古林に代え菅井、阿部に代えジャーメイン良を入れる、2枚代え。膠着状態を見て、勝負に出たか。その後、ジャーメインは中央でポストプレーをこなす。

28分、板倉が攻撃参加、左45度からシュートもバーの上。30分、永戸の折り返し、もう一歩。32分、こぼれ球を神戸に奪われ、裏取られて、フリーでシュートされるが、枠外で助かった。33分、野津田がゴール前で右に流れてシュート、反転にやや遅れ。34分、板倉がドリブルからのスルーパス、コーナーを得る。こぼれ球を菅井がシュート、枠外。

36分、永戸のロングスロー、こぼれをシュートできず。37分、こぼれを菅井がいい位置でシュートも、ふかす。39分、ゴール前で回し、コーナーを得る。右コーナー、キーパー直。41分、右サイドにいた西村が、追い越した菅井にパスを出すと、菅井がえぐっての速いクロス、中央で待ち構えていたジャーメイン良が、シュート態勢に入るが、ブロックされ、こぼれるところ、詰めていた石原がダイクレトで押し込み、同点ゴール!

後半入った3人が得点に絡み、最後は石原が仕留める、思惑通りの得点で、采配が当たる。42分、神戸はポルディに代わりウエリントンが入る。全くもって、反則級の控え陣。すると神戸は、ベガルタエリア左奥35mでフリーキック。巻いて伸びるキック、関が珍しくこぼしライン割り、コーナーを与える。これはファールで終了。

43分、奥埜がキープするが、ファール取られる。44分、神戸のカウンター、左コーナーを与える。これは守る。追加時間は4分。勝ちに行くベガルタだが、神戸も堅い。石原がうまく体を入れてファールを誘い、30mのフリーキックを得る。しかし、得点に至らず。ドロー。


前半のミスからの失点がなければ、1-0で勝てた、とも言える試合であるが、神戸も前2試合から修正して、中盤でのプレスを強め、上げてラインの裏を取らせない守備をしてきた。

先制を許し、守りを固められた中でも、なんとか、同点ゴールを決めたのはヨシとするか。交代出場で入った、西村、菅井、ジャーメインが、それぞれの役割を果たすのを見れたのは、今後の連戦に向けては朗報。

石原は、3節にして、2試合連続、今季2点目。ゴール以外でも随所にうまいプレーで、スタンドの拍手を誘った。

ただ、チームとして、ルヴァンカップ同様、守備でのエアポケットができる点は、要修正。自陣での時間をかけた細かいパス回しは、危険である。一瞬の緩みが失点につながる。そこを再確認して、次の勝利へ。

シュート数:10-6、CK:6-6、FK:21-15 得点: 石原直樹  (神戸)三原 警告:古林 (神戸)田中順也、チョンウヨン、ティラートン 主審:中村 太 入場:14,270人


3.11の前の試合ということで、試合前に、ベガルタと神戸の復興エールの動画が流れ、試合前にはスタジアム全体で黙祷。

こうして、日常はいろいろあっても、ベガルタのサッカーを楽しんでいることを、天国のサポ達に報告したい。

この試合の復興ライブは、佐藤宗幸さん。「青葉城恋唄」と「花が咲く」の熱唱は、宗さんならでは。また、『復興絆いち』と称して、ユアスタ外、北エントランスで、様々なグルメが楽しめた。