2024 J2 32節 9月21日(土)18時04分 ベガルタ仙台 2-2 ヴァンフォーレ甲府 ユアスタ仙台
中山 エロン
(相良) (菅原)
中島 郷家
(梅木)
鎌田 松井
(工藤蒼)(實藤)
奥山 菅田 小出 真瀬
林
中山、真瀬が久々ゴール
サブは、松澤、實藤、工藤蒼、相良、オナイウ情滋、梅木、菅原。
甲府は、GK渋谷、DFヘナトアウグスト、林田、孫、MF飯田、木村、三沢、荒木、FW鳥海、アダイウトトン、ピーターウタカ。三平、宮崎、武富、中山陸は、ベンチスタート
仙台は、数日前まで夏日だったのが嘘のように、朝から冷たい雨が降り続け、気温16度と、一気に秋のユアスタ。
ベガルタ・フリース着用の人も結構いた。
2日連続の強い雨で、ピッチも良く見ると、あちこち、かなり掘れている。
止むことなく、雨が降りしきる中での試合。
あまり前から行きすぎず、コンパクトなプレス
久々に、武将こと中山仁斗がスタメン。エロンともいい距離感で、球際の強さを発揮。
両サイドには、強さと運動量がある中島、郷家を置いた。
相手のロングボールにもひるまずラインを上げ、守備時には、ボランチ陣から、両サイドMF中島、郷家まで加わって守備。
2点リードそして、後半20分までは、アダイウトンのドリブルも複数人で囲み、後半8分だけ、持ち込まれ、抜けだされてシュート打たれるが、GK林が好セーブ。
ピーターウタカの、ロングボールの収めも体を寄せて、自由に打たせなかった。
そして、エロンと中山のプレスが好調。
特に、中山は、体の強さを発揮して、球際でキープできるので、攻撃の時間ができた。エロンもいつも通りの収め。
あまり、前から行きすぎず、甲府ボランチ陣やサイドへの展開を、中間位置をとりながら、遅らせたのが良かった。
さらに、中島、郷家が、豊富な運動量を活かして、時に、自陣ペナ内戻っての守備やクリアで、相手のリズムを分断した。
中山、真瀬の鮮やかなゴールで2点先行
いい守備から、ボールを奪えると、攻撃にもリズム。
2つのゴールは、いい連携から。
前半13分、CB菅田からの縦パスを受けた中島が、反転即、速いスルーパス。これがまさにキラーパス。
DFの間で駆け引きしていた中山が、ワントラップで収めると、左に流れながら、GKが出て来たところで、力を抜いた浮き球のシュートを、無人のゴールに決め、先制!
久々の武将らしい、落ち着いたゴールで、チームを勇気づけた。今期5ゴール目。
さらに、ベガルタペースで試合を進め、後半早々の2分には、カウンターから、右サイド、松井からエロン、郷家とつなぎ、いつの間にかペナ内に上がっていた、偽SBの真瀬にピンポイントクロス。これを真瀬が、ダイレクトで決めて、2-0。
真瀬は今期初ゴール。
後半の頭で追加点と、これまた理想的な展開で、守備もここまでは嵌っていたところから、ベガサポ・ファンは勝利を確信したのではないだろうか。
セットプレー、メンバー代わった後の守備に課題
コンパクトかつタイトな守備で、後半20分頃までは、甲府を抑えこんでいたベガルタ。
ただ、前半16分の甲府のフリーキックでは、アウグストにフリーのヘッドを許し、危なかった。
35分にも、甲府のフリーキックのこぼれを、アダイウトンにフリーで打たれるが、枠外で助かった。
そして、2点先行の後、後半18分、甲府が、ウタカ、アダイウトンを諦め、三平、中山陸、宮崎と、フレッシュな選手を入れてから、ベガルタ側の疲労もあり、ボールを持たれ始め、19分に、ベガルタの中山に相良が変わって入ると、サイドのバランスが変わって攻められた。
21分、コーナーを与えて、警戒していたはずの三平に押し込まれ、1-2。
これで甲府が勢いづく。ベガルタは徐々に間延びしていく。
さらに23分には、右サイドをワンツーで崩され、中山陸にミドルシュートを打たれるが、林が好セーブ。
その後は、ベガルタも、フレッシュな選手を入れながら、守りを再構築しようとするが、前半のようなコンパクトさが失われ、しばしば甲府に攻められる。
攻撃では、中島、相良にチャンスがあったものの、トラップやラストパスの精度がもうひとつで、追加点を奪えず。
前半からチャンスがあった、3点目を取れていれば、たらればたられば。。。。
AT8分のFK被弾、雨に煙る勝ち点3
甲府の方も、勢いを取り戻しながら、シュートが決まらず、ベガルタも追加点が取れないまま、試合終盤へ。
ATに入って、ベガルタのマイボールの機会も増え、時間を使えばというところで、ボールホルダーへのフォローがいまいちで、ボールを奪われる。
すると、AT6分、ベガルタゴール中央25mで、郷家が蹴ったとしてファールを取られる。ボールを蹴り行っただけのように見えたが。。。
このフリーキックを、レフティの荒木ではなく、右利きの中山陸が蹴り、ベガルタの選手に当たり、コースが変わる不運。ゴール、2-2。
終了直前に、勝ち点3が1に代わってしまった。
されど勝ち点1、いい攻撃をこれからにつなげる
ホームで、いい流れからの2点先行から、土壇場で追い付かれたのは、確かに、痛いドローではある。
しかし、勝ち点1でも、ゼロではない。半歩前進。
PO圏内のチームは、まだまだ浮き沈みがある。
武将、真瀬の復活ゴール、こうすれば点が取れるというバリエーション、崩しの形をまた一つ得たことを収穫に、交代時の守備のあり方、意思統一を再チェックし、前を向いて挑むのみ。
前半
甲府は3-4-2-1。ベガルタは4-4-2で、中山、エロンの2トップ、両サイドに中島、郷家。
そして、鎌田がボランチでスタメン。
開始早々、甲府のロングボール、奥山が抑える。
⚽13分、ベガルタ、中島のキラーパスから中山がゴール1-0。
16分、ベガルタ、松井にイエロー。かるくお触りした程度に見えたがw
16分、甲府、ペナ右角奥30mでフリーキック。荒木のキックのヘッドのこぼれ、フリーでアウグストに打たれるが、枠外。
17分、ベガルタ、真瀬のロングボールを、エロンが胸で落とし、中島のクロスに、中山が裏を取るが、オフサイド。
20分過ぎから、甲府がボールを回すが、郷家、中島が自陣まで戻って守備。
32分、ベガルタ、中山のチャージからエロン、中島につなぐと、中島が切り返しから裏のエロンへ。エロンのシュートがネットを揺らすが、オフサイド。
前半、シュートはベガルタ、甲府共に3本。
後半
⚽2分、ベガルタ、郷家のクロスに真瀬がシュート、決まって2-0。
5分、さらにベガルタ、甲府ゴール前でつなぎ、松井の浮き球パスを、エロンが折り返し、ペナ内フリーの真瀬がダイレクトで狙うが、枠外。決定的。
8分、甲府、右サイド、小出のパスをカットして、アダイウトンがドリブル前進、そのまま抜け出してシュートも、GK林がファインセーブ。
18分、甲府、ピーターウタカに代え三平、三沢に代え中山陸、アダイウトンに代え宮崎が入る3枚代え。
19分、甲府、ヘナトにイエロー。
20分、ベガルタ、中山に代え相良が入り左MF。中島がトップに回る。
⚽23分、甲府、左コーナーから、三平が足で押し込んで1-2。
24分、甲府、右サイドをワンツーで抜け出し、最後は、中山陸がミドルシュート、林がセーブ。
パススピードが上がる、甲府。
27分、ベガルタ、鎌田に代え工藤蒼、エロンに代え菅原が入る。
28分、ベガルタ、左から相良がアウトにかけたパス、中央の中島に通るが、トラップ大。
31分、甲府、鳥海に代え武富が入る。
32分、ベガルタ、相良が左45度から、フリーでミドルシュート狙うが枠外。
35分、甲府、飯田にイエロー。
36分、ベガルタ、中島から相良へパスが通り、中央で切り返し2回から狙うが、ブロックされる。
37分、甲府、飯田に代わり関口が入る。
41分、中島に代え梅木、松井に代え實藤が入る。郷家をボランチに下げ、真瀬が右MFにあがる。
その後、實藤が右足ハムストリング?を痛め、真瀬が右SBに戻る。
(DAZNでは映っていないが、工藤蒼が、監督に、實藤が腿をやってると告げに来ていた)交代枠使っていたので、實藤をトップに上げた。
ATは6分表示。
1分、甲府、左サイドでキープ、三平がゴールライン際のクロス、ファーから荒木がフリーでシュートも、枠外。決定的。
ベガルタ、時間を使おうとするが、フォローが少なく、プレーが単発で、あまり有効でない。
⚽AT8分、甲府ゴール中央25mのフリーキックを、中山陸が蹴り、ベガルタの選手に当たり、コースが変わってゴール、2-2。
直後に笛。
2-2のドロー。
後半、ベガルタのシュートは4本、甲府は6本。
シュート数7-9 CK: 2-5 FK: 18-13 得点:中山仁斗、真瀬拓海 (甲府)三平和司、中山陸 警告:松井 (甲府)ヘナト、飯田 主審:上原直人 入場:11,272人