18節:ベガルタ仙台2-1千葉、中島先制、鎌田追加点、最後は遠藤、梁が締める

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2023 J2 18節 5月28日(日)14時03分 ベガルタ仙台 2-1 ジェフユナイテッド千葉 ユアスタ仙台



中島 山田
(フォギ) (ホ)
氣田    郷家
     (遠藤)
鎌田 松下
(梁)   
内田 菅田 小出 真瀬
     

連携高まる。鎌田初ゴール、山田、内田が守備で貢献

サブは、小畑、キムテヒョン、梁、フォギーニョ、遠藤、中山、ホヨンジュン。

千葉は、GK新井章太、DF西久保、新井一耀、鈴木大輔、日高、MF小林、風間、田中、椿、見木、FW小森。呉屋、ブワニカ啓太、米倉、熊谷アンドリューはベンチスタート。

5月3連戦を、2勝1分けとしたベガルタ仙台は、ホームで、ジェフユナイテッド千葉と対戦。ホーム連勝を狙う。

千葉は、この試合まで1-0のスコアで3連勝と、勢いに乗り、ベガルタも2勝1分け中。

拮抗する試合になるかとも思われたが、スタイルが似ている相手は、今のベガルタには好物で、最近の連係の向上の成果を、いかんなく発揮、2-1で勝利した。


前半で中島、鎌田の2ゴールでリード、1点返された後、前節では守備一辺倒だった後半も、決定機を3度ほど作り、最後は、久しぶりの遠藤、梁がうまく試合の流れをコントロールして、時間を使い、勝ち切った。

この試合、いろんな「えぐい」場面があったが、試合終了直前のフリーキックで、内田に、梁が指示して、ラインの外に蹴らしたシーンも、気持ちいいシーン。

できれば3点目が取れていれば、言う事無しだったが、それは次に期待。


攻撃では、氣田の自由な動きに加え、真瀬の仕掛けを作る前の、ボール回しなど、またひとつパターンができてきた。

DF陣にプレスをかけられた時の、パス交換からの剥がし方も、テンポが良かった。

相手のミスを拾っての、中島のフェイントでDFを寝かせてからの、左足シュートも、サポ・ファンには御馳走。

そして、鎌田の攻撃参加からの初ゴール。

このゴールの前にも、真瀬のパスから、右足で狙っていたが、2度目は、右から来るボールを左足で決めるという、難しい方で決め切った。

インタビューによると、遠藤のアドバイスがあったとの事だが、機を見て、点を取れる位置まで上がり、シュートを打つは、やっていって貰いたい。


攻撃陣の活躍には、前線からプレスの山田、中島や、DF陣、とりわけ内田の運動量があった。試合終盤まで、ボールを追い、体を張って止めていた。

内田が、影のMVPという人がいるのもうなづける。

あと、怒られるかもしれないがw、あんまり守備を期待してなかった氣田、松下まで、運動量豊富に、この日は粘った。見違えた。ごめんなさい。


さらに、この試合では、スカウンティングが効いていたのか、ベガルタの方が、出足の良さに加え、千葉のパスコースを読んで、カットする場面も多かった。

試合を通して、出足の良さ、味方同士のいい距離感、球際の厳しさがあった。

面食らった千葉は、意外なほどパスミスが多くなり、ベガルタ有利に。


さあ、次は、2位と好調の東京ヴェルディと対戦。

リーグ最少の9失点の相手守備をこじ開け、スピードある展開を遅らせ、こちらのリズムで試合ができるか。

これから、収まるFWがいるチーム、激しくごりごり来るチーム、持たせてカウンター狙いに来るチームなど、違ったタイプにも対抗できるように、さらなるブラッシュアップは必要だろう。

厳しい試合が続くが、ひとつひとつ上がっていくのみ。


前半
序盤は、ロングボールでベガルタの背後を狙う千葉。

ベガルタは、前線の山田、中島がプレスをかけ、ボランチ見木へも鎌田らが寄せ、展開を阻み、攻撃では、右サイドを中心に攻める。

ベガルタは、千葉のプレスをかわすと、選手間の距離感が良く、テンポ良くパスがつながる。

7分、山田が左サイドをドリブルで上がりキープ、氣田のクロスに真瀬はもう一歩、

9分、千葉、風間から小林のクロス、さらにベガルタの左サイドから、中央に寄っていた日高のクロス、クリア。

12分、左サイドでつないで、松下の縦パス、氣田にもう一歩。

13分、菅田のロングボール、千葉見木のロングボール、共に流れる。

15分、内田から山田への縦パスが通り、DFの間で受けた山田が左足シュート、クリアされ、左コーナー。
中島のコーナーキックは、直接枠内で、キーパー弾く。

⚽19分、千葉GK新井からのDFへのパスがずれたところを、氣田がカットして、中央の中島へ。中島がワンフェイク入れて、DFを滑らせてかわしフリー、悠々と左足で決め、1-0。

中島は今季4点目。

千葉が攻めあぐねている内に、先手を取った。

ベガルタは、先日産まれた中山の子供のために、揺り籠ダンス。

21分、千葉、左から田中が上がってくるが、内田と菅田でしのぐ。

23分、千葉、小森の仕掛けて、ベガルタペナ左横で千葉のフリーキック。セカンドを放り込まれるが、小出が鈴木を抑えてクリア。
千葉の右コーナー。これは林がキャッチ。

26分、千葉、右から椿のクロス、田中がヘッド狙うが流れる。氣田のカウンターはファール受ける。


27分、左から氣田がドリブルで仕掛け、最後はキーパー前横切るパス、クリアされる。
ベガルタの左コーナー。ショートコーナーから内田のクロス、クリアされる、

28分、右コーナー、ショートコーナーから真瀬がドリブル侵入、横パス。鎌田が攻撃参加で右足シュート、キーパー正面。

その後は中盤でパスカット応酬。

⚽33分、ベガルタが中盤で、鎌田、松下、郷家と三角形で回し、右サイドフリーの真瀬へ。真瀬がドリブルで上がり、折り返しのパス。中島がニアに流れてDFを引っ張り、背後に上がった鎌田が、左足ゴールを決めて、2-0

鎌田は移籍後初、J2初ゴール。

その後、千葉も反撃。左から右と展開し、チャンスを窺う。

37分、千葉、ベガルタペナ右横25mで、フリーキックを得る。

⚽38分、千葉の日高が、ニアの右下隅に、直接フリーキックを決め、2-1

39分、ベガルタがカウンター、鎌田のスルーパスがペナ内の郷家に通るが、トラップずれて囲まれる。

40分、千葉がロングボール、日高が走り込むが流れる。

追加時間は2分間。
1分、日高が膝を抱えて倒れる。ピッチ外。千葉10人。

そのまま、ベガルタが2-1とリードして終了。

前半のシュート、ベガルタ5本、千葉2本。コーナーは両チーム2本ずつ。


後半。
千葉が前がかり。
早速、左から田中のクロス、これは菅田がクリア。

1分、千葉の日高が郷家をかわしてクロス、これは林。

その後、真瀬のクロスに山田がヘッド、合わない。

3分、千葉のカウンターは内田が阻止。

5分、左サイド千葉の西久保のロングスローはクリア。

6分、千葉が回すが、トラップミス。

7分、千葉が左コーナー。日高がキッカー。ショートコーナー、クロスは流れる。

9分、DF荒井がプレゼントボール、山田が受けて、郷家へパス。フリーでシュートも、鈴木にブロックされる。

10分、パスカットされるが、千葉もパスミス。

13分、千葉鈴木にイエロー。

14分、千葉がカウンター、田中がキーパー前にクロス、これは林。


15分、千葉が、MF椿に代え米倉、MF田中に代え熊谷アンドリュー、風間に代えFW呉屋を入れる3枚代え。熊谷がボランチ、見木は左MFへ。

15分、早速千葉の米倉が左からクロス。ファーの呉屋が反転してゴールライン際からのニア狙いシュート、GKが待ち構えて弾く。
これで、千葉のコーナー。ここはしのぐ。

18分、千葉のロングスローをクリアして、カウンター。真瀬がドリブルで上がるが、日高に止められる。

22分、ベガルタが中島に代え、フォギーニョを入れる。フォギーニョ右MFに入り、郷家がトップに上がる。


23分、ベガルタ左サイド、小森がペナ内で反転左足シュート、枠内も弱く、林がキャッチ。通算6得点の小森、この試合ではこれが唯一のチャンスだったか。

25分、鎌田、足攣りでピッチ外へ。
26分、ベガルタ、鎌田に代え梁、郷家に代え遠藤を入れる。

28分、千葉が左サイドからのクロス、ゴール前のこぼれに米倉、シュートは決まらず。

30分、左サイドで、遠藤がヘッドで氣田につなぎ、ドリブルからのクロス、クリアされる、

31分、梁から真瀬、クロスを入れるが、キーパー。

33分、左の千葉エリア内でのパスミスをカットした氣田が、右にパスを出すと、抜け出した山田が一瞬フリー、しかしワンタッチで狙ったシュートはバーの上。決定的。

34分、左サイド、遠藤から氣田にパスがつながり、氣田がゆったりとしたリズムのドリブル、カットインしてシュート、枠内もGK新井がワンハンドで触り、右コーナー。

キッカーは遠藤。こぼれを内田がキープして、巧くファール貰う。

35分、右ライン際35mのフリーキック。遠藤は、ニアのフォギーニョに付け、受けようとするが、ここはつながらない。

37分、千葉が右に展開しようとするが、松下が体を当てる。
ベガルタがカウンター、時間を使い始める。山田から遠藤、キープしながら、ボールを戻す。

39分、千葉FW小森に代え、ブワニカ啓太を入れる。

40分、松下、遠藤、氣田とつなぎ、クロス。フォギーニョには合わない。

42分、千葉が回してロングボール、流れる。

43分、梁が、千葉のパスをダイレクトで蹴り返し、千葉エリア奥でスローイン。

追加時間は4分間。

AT1分、ベガルタは、山田に代えホヨンジュンを入れる。
1分、千葉見木のクロスは、林がキャッチ。

2分、千葉のクロスは、ベガルタがラインを上げて、オフサイド

3分、遠藤がパスカットして氣田へ。氣田からペナ角でフリーのホヨンジュンが受ける。

さらに右奥でフリーのホギーニョにパスを出すが、ずれてシュートが遅れ、GK新井に前に出られてしまう。

4分、左サイドで千葉のファール。梁が内田に指で合図して、ライン外に蹴り出させる。

そのまま試合終了。

2-1で勝利。これまで通算8試合未勝利だった千葉から勝利。ここ4試合で3勝1分け、ホーム連勝となった。

鎌田が移籍後初ゴールで、初のヒーローインタビューを受けた。これから、何度も受けるようになって貰いたい。

シュート数:8-5、CK:3-4、FK:12-9  得点:中島元彦、鎌田大夢 (千葉)日高大  警告:(千葉)鈴木大輔  主審:須谷雄三  入場:10,537人