2023 J2 16節 5月17日（水）19時03分 ベガルタ仙台 1-0 ロアッソ熊本 えがお健康スタジアム
氣田 山田
(中島)(ヨンジュン)
相良 郷家
(キム) (フォギ)
鎌田 エヴェルトン
内田 菅田 小出 真瀬
(秋山)
林
"ミドルの竜"と、卒ない試合運びで1-0
中3日でもベガルタはスタメン同じ。サブは、小畑、キムテヒョン、秋山、梁、フォギーニョ、中島、ホヨンジュン。
ホヨンジュンが久々ベンチ入り。
熊本は、GK田代、DF黒木、江崎、大西、、MF大本、植村、平川、藤田、FW竹本、石川、松岡。道脇、粟飯原、島村はベンチスタート。
前節から中3日。
山形とのダービーマッチで、劇的勝利を収めたベガルタは、同じく大分とのダービーで、引き分けた熊本と、アウエーで対戦。
ベガルタは移動に加えて、日中、急激に気温が上り、19時のキックオフでも、26度位と、厳しい条件。
試合は、共にラインを上げ、コンパクトな布陣。
ベガルタは、前節同じスタメンで、序盤はややパスミスが目立ったが、熊本が背後へのロングボールで、裏を取ろうとするのに対して、粘りの守備から、徐々に反撃できるようになる。
3313というスタイルで通している熊本で、対策も嵌ったようである。
対する熊本は、ホームながら、前節の疲れを引きずっているのか、前半はシュートやパスに精度を欠き、決め切れず。
徐々に、ベガルタが、熊本のアンカー脇を狙って、テンポよくつなぎだすと、打ち合いの様相に。
後半2分、ややインサイドをドリブルで上がった相良が、思い切りよく、弾丸ミドルを決めて、ベガルタが先制。
その後は、メンバーを代えながら攻め合う。
熊本は、後半入ったレフテイー粟飯原が、ベガルタの左からのクロスで、次々チャンスメーク。
そこで、ベガルタは、38分に、左サイドを秋山、キムテヒョンに入れ替えて、守備を強化。
最後10分くらいは、ベガルタが時間を使いながら、逃げ切り、久しぶりに無失点の1-0勝利。
消耗戦の中で、かわされても、しつこくボールを追い続け、楽にはボールを出させなかった事が奏功した。
そして、今季初の連勝。
ゴールを上げた相良は、これで今季3点目。ドリブルの仕掛けに加えて、精度の高いミドルで、今後は相手のDF陣を引き付けていくだろう。
さらに、右から真瀬。今日は封じられて、チャンスは少なかったが、シュートやペナ内侵入が増えれば、こちらもDFを引き出すことになり、中央突破もしやすくなるだろう。
中央への縦パスでは、鎌田や内田のパスの精度が上がってきており、連携が高まってきている。
また、長らくメンバー外だった、FWホヨンジュンが復帰。
前方でも収まりもよく、惜しい枠内ヘッドもあった。
中山とはまた違った役割で、今後に期待したい。
前半
開始早々、菅田の背後を狙われ、熊本に左コーナーを与える。キッカーは平川。
江崎にヘッド打たれるが、バーの上。
3分、熊本、左からのロングボール、ワンタッチでつないでくるがファール。
7分、山田が当てて左コーナーを得る。鎌田のキックはローボール。セカンドつなげず。
11分、左で相良がキープ、内田が追い越して上がり、クロス、郷家は寄せられ打てなかったが、カウンターは阻止。
14分、熊本が、右サイドライン際35ｍのフリーキック。これはクリア。
15分、熊本、松岡にイエロー。
21分、熊本竹本、切り返しから左足ミドルシュート、バーの上。
22分を過ぎると、ようやくベガルタが攻撃のリズムを掴む。
24分、鎌田が中央スルーパス、山田がDFの間で反転、左に流れながら左足ミドルシュート、枠内もキーパーに弾かれる。
左コーナー。鎌田のキックのこぼれ、真瀬シュートもふかす。
27分、熊本、左から上村のクロス、中央石川トラップずれる、
28分、氣田が仕掛け、真瀬のクロスに、山田がノーステップ右足シュート、バーの上。
32分、エヴェルトンがパスカットされ、熊本石川のシュート、枠外。
その後、ベガルタが攻め、氣田から右の真瀬、ドリブルで上がるが、カットされる。
その後もベガルタがカウンターなどで攻めるが、パスがずれる。
37分、相良が足首蹴られ、自陣フリーキック。ここの中断で、山田や氣田が監督と話している。
39分、郷家のパスミスを突かれ、熊本がえぐってのクロス、これはクリア。
43分、熊本、大本が回り込んでのシュート、枠外。
追加時間は3分間。
1分、当たられても倒れない氣田、回り込んで反転、真瀬へパス。真瀬がドリブル侵入も、クロスは合わず。
3分、右ライン際40ｍのフリーキックを得る。鎌田のキックのこぼれをエヴェルトンシュートも、ブロックされる。
前半は互いにシュート4本、やや熊本優勢も、スコアレスで終了。
後半。
⚽2分、相良が左からやや内側をドリブル前進、30ｍの低い弾道のミドルを放つと、ゴール隅に決まり、1-0。
いい時間帯。熊本の疲労感を高める先制点。相良は今季3点目で、またも精度の高いミドル。
命名"ミドルの竜"ｗ
5分、熊本、左から大本がドリブル侵入、クロスに石川シュート、枠外。
7分、左の相良のキープから氣田へ、さらには上がってきた中央の真瀬につなぎ、フリー、しかしシュート打たず、クロス、山田には合わず。
ここは真瀬が狙っても良かったかも。
以後しばらく、攻守入れ替わる展開。
13分、熊本、ＤＦ大西が中央からミドルシュート、林正面。
15分、ベガルタ、郷家に代わりフォギーニョ、氣田に代わり中島入る
熊本、FW竹本に代わり粟飯原、FW松岡に代わりMF島村入る。
17分、鎌田からのスルーパスを受けた中島が、ワンタッチ浮き球、裏抜けの山田がシュート、決まらず。
20分、熊本、パスカットして、中央から粟飯原のミドルシュート、バーの上。
23分、中央30ｍのフリーキックを得る。中島のキックのこぼれ、左の小出が中島につなぎ、中島がダイレクト左足ミドル、バーの上。
26分、熊本、平川からパスを受けた粟飯原の左足、インスイングのクロス、石川フリーでヘッド、枠外。これが今日の熊本で、最大の決定機だった。
28分、熊本、ＭＦ藤田に代わり、田辺が入る。
ベガルタ、相良に代わりキムテヒョン入り左SB、内田に代わり秋山が入り左MF。
31分、熊本、粟飯原がまたも左からのクロス、ファーからえぐられて折り返されるが、クリア。危なかった。
34分、熊本、右ライン際35ｍのフリーキック。こぼれは詰めてきた秋山が守備。
36分、ベガルタ山田に代わりホヨンジュン入れ、ワントップに。（山田が足を攣っていた）
37分、熊本、石川に代わり、17歳で186cmのＦＷ道脇入る。
38分、熊本がペナ右角でフリーキック。平川は巻いたキックで直接狙い、枠内も、GK林がワンハンドクリア。
これで右コーナーを与えるが、シュートは打たせず。
以降、ベガルタが時間を使い出す。
40分、ベガルタのスローイン、フォギーニョは当てて、相手陣でスローイン連続。
41分、中央でホヨンジュン、エヴェルトンとシュートするが、いずれもブロックされる。
42分、左コーナー。中島のキックにホヨンジュンがたたきつけるヘッド、バウンドして枠内も、キーパーの好守に合う。
その後のコーナーは流れる。
43分、熊本のスルーパスは流れるが、受けたGK林は、ゆっくりとプレー。
44分、真瀬が足攣り、一時ピッチ外。
追加時間5分間。
熊本、左からのクロスに粟飯原のヘッド、枠外。
真瀬戻る。
2分、前からプレスをかけるベガルタ。
3分、ベガルタのロングボールに、ホヨンジュンとGK田代が衝突。GKボールを置いて、ホヨンジュンに体当たり。
田代にイエロー。PKでないところを見ると、ホヨンジュンが、先にファール取られていたか。
4分、ホヨンジュンがDFにチャージ、ファールの累積でイエロー受ける。
4分、熊本、島村が侵入も、小出がクリア。
5分、熊本が左コーナー。熊本はGK田代も上がってくる。しかし、キックはラインを割り、試合終了。
後半ベガルタはシュート5本、熊本4本。
ベガルタが久々の完封、1-0で、今季初の2連勝。
シュート数: 9-8 CK:6-3 FK:17-18 得点:相良竜之介 警告:ホヨンジュン （熊本）松岡、田代 主審:高崎航地 入場:2,884人
タグ:相良竜之介