12節:ベガルタ仙台1-0大分、球際激しく、相良の先制弾を守って勝ち切る

  • 投稿日:
  • カテゴリ:

2023 J2 12節 4月29日(土)14時03分 ベガルタ仙台 1-0 大分トリニータ ユアスタ仙台


氣田  山田  
(フォギ)(中山)  

相良    郷家
(梁)   (加藤)
鎌田 エヴェルトン
(松下)       
テヒョン菅田若狭小出
        (秋山)

20歳の相良が先制、41歳梁が梁が落ち着かせる

サブは、小畑、秋山、松下、梁、加藤、フォギーニョ、中山。
小出が出場停止空けで戻るも、中島は欠場。梁が今季初出場。

大分は、GK高木、DF香川、安藤、ペレイラ、MF中川、弓場、野村、茂、高畑、安田、FW伊佐。長澤、宇津元、野嶽、藤本はベンチスタート。

朝から晴れた仙台。

ユアスタは、気温22度ながら、真上から降り注ぐ陽ざしが結構暑く、まだ暑さに慣れていない時期で、ピッチ上の選手はかなり消耗しそう。

冬場、もこもこだったユアスタの芝も、今日は短くカットされて、パスがつながりやすいかもしれない。

さて、前節の逆転負けを受けて、ホームで何とか勝利し、流れを変えたいベガルタ仙台。

一方の大分も連敗中。選手を5人入れ替え、巻き返しを狙っている。

ベガルタは、中島が欠場し、氣田と山田が2トップ、前節、中山のゴールをアシストした相良を左SBに入れ、出場停止空けの小出が戻って、CB4人よる"4バック"でスタートした。


試合は、互いに球際で、激しく寄せてボールを奪い合う展開。

ベガルタは、大分の3バックにプレスをかけて、攻撃を遅らせ、DFラインは高く保ち、セカンドを拾う構え。

それでも、ボールつないだ大分が、サイドから、しばしば裏に上がってくるが、中央ではしのぐ。

大分のボランチ陣には、鎌田エヴェルトンが厳しく行って、連携分断を狙う。

前半15分で、コーナーのこぼれから、小出がつなぎ、相良が豪快にミドルを決めて先制すると、34分には、大分DF香川が一発退場で、10人に。

これで、ゆとりを持ちすぎたが、追加点のチャンスは決め切れず、1-0で経過する。

守備では、大分にボールを持たれて、危ない場面もありつつも、記録上、シュートは2本に留め、1-0で勝ち切った。


スタジアムが沸いたのは、相良の先制点に加えて、後半23分、に左MFにが入って「クローザー」を務めた時。

コーナーキックも担当。菅田のフリーのヘッドにつなげたり、最終版のコーナーのチャンスでは、上がりたいベガルタのCB陣を、手振りで激しく制して下がらせ、時間を使いながらチームを勝利に導いた。

試合前に「出迎え」で選手を鼓舞し、梁ダンスで盛り上がったサポと、その雰囲気の中で、球際に厳しく行けた選手。

ヤング相良の思い切りのいいシュートと、梁の老獪さも見れて、1-0勝利。格別のホームゲームとなった。


スタジアムで見ていた時は、10人でも、ボールをつないでくる大分が、両サイドの背後を突いて、度々危険なクロスを上げてくるシーンが残像にあって、冷や冷やし放しだったが、帰宅後、DAZNで見てみると、本当に危なかったシーンは、終盤の2回ほどで、田村氏曰く「持たせていた」ということなのか。

大分も連敗してたので、焦りが出たのだろうか、ラストパスがずれたり、ドフリーを外したてくれた運もあった。

それも、早めのリードが、効いていたという事。今更に、先制点が重要であることがわかる。

勿論、リードした後に、もっと追加点を狙う事は、選手監督、重々承知の事だと思うので、連携をもう一段上げて、今後の試合に活かして貰いたい。


この試合では、試合前に、就任直後の板橋新社長の挨拶があった。やるべき事は明確になっているが、実現はそう簡単ではないだろう。とにかく、がんばって参りましょう。

まずは、就任直後のホーム勝利、「持ってる」という事で。


前半。
ベガルタは4-4-2、大分は3-4-2-1か。

開始早々、右コーナーのチャンス。氣田がキッカー、ショートコーナーで相良に出すが、折り返しは合わず。

最初はベガルタ、大分共に、ロングボールで裏狙い。

9分、大分のバックを相良拾うが打てず。

以降、大分がハーフスペースを使いながら、つないで来る。

12分、ベガルタ、山田が右サイドをドリブルで上がり、最後はエヴェルトンのミドルシュート、キーパー。

13分、キムテヒョンの縦パスを裏に抜けた氣田が受け、山田に出すが、もう一歩。

⚽14分、ベガルタが左コーナーをゲット。鎌田のキックのこぼれ、小出が左に出すと、バウンドしたパスに、相良思い切り踏み込んで、ダイレクト右足インサイドで、30m強烈シュート、決まって1-0。相良は移籍後初ゴール。

18分、大分ペレイラに遅れてチャージ、相良にイエロー。

21分、大分野村から高畑でクロス。中央ペナ内で野村がシュート、空振り。助かった。

23分、大分が右から左とつなぎ、ペレイラが上がってクロス。左コーナー。長身安藤に郷家が競って、頭部激突。
安藤には競る人間が、毎度頭をぶつけられた。故意ではないだろうが、やり難い。

26分、大分ペレイラが裏に出すが、茂は抑える。
その後、大分のコーナー、安藤が、今度は山田とヘディングで競り頭部当たる。ファールで終了。

その後も、大分が間、間で受けてパスをつなぐが、シュートまでは打たせない。

34分、大分、香川が、郷家に、足裏見せて軸足にチャージの判定か、レッドで一発退場、大分10人。

38分、ベガルタがカウンター、鎌田がドリブル前進、スルーパスだすが、オフサイド。

39分、自陣の若狭から氣田につなぎ、ドリブル前進。最後は相良のクロスに、キムテヒョンがペナ内で合わせようとするが、合わず。

40分、ベガルタの左コーナー。鎌田のキックに、ファーサイドで山田がシュート、クリアされる。

44分、大分は後ろで回す。ベガルタはプレスするも、中々奪えない。

追加時間は5分間。
1分、大分茂が裏に出すと弓場がクロス、流れる。

2分、相良が左からドリブルで仕掛け、ファールを受け、ペナ角30mでフリーキックを得る。鎌田のキックは時間かける。ペレイラの壁。

前半は1-0と、リードして終了。


後半。
2分、大分、ベガルタ、右サイドライン際からのフリーキック。ヘッドはヒットせず。

5分、大分ゴール前のルーズボールをひっかけた山田、フリーでドリブル前進も打てず。

7分、大分、ペレイラにイエロー。

互いに球際の激しく、フリーキックの応酬。

11分、鎌田にイエロー。

12分、鎌田がチャージして、相手のバックパスミスを拾い、左コーナーを得る。

13分、コーナー前に、ベガルタが山田に代え中山が入る。コーナーは流れる。

15分、中央に寄せた小出からのパスに、氣田が受けて反転シュート、枠外。

今度はカウンター応酬。野村を2回止める若狭。

17分、鎌田がドリブルからのキープ、相良がシュートするも、ブロックされる。

18分、GK林のキックを中山が落としからつなぎ、最後は菅田ミドルシュート、枠外。

19分、大分野村がぺナ左角で反転シュート、枠内も林が止める。

20分、ベガルタのカウンター、中山が右からクロス、さらにエヴェルトンのクロスに、ポスト脇の相良がワントラップしてシュートも、DFに阻まれる。

その後、相良、足裏攣ったか、担架で退場。

23分、ベガルタ、郷家に代え加藤、相良に代えが左MFに入る。梁は今季初出場。リャンダンスが久しぶりにスタジアムに。
大分は、伊佐に代わり長沢、弓場に代わり野嶽が入る。

25分、氣田がドリブルからカットイン、左足シュート、枠外。
さらに梁のクロスに加藤がヘッドもキーパー。

29分、大分野村がフリーでクロスを上げるが、クリア。

30分、梁がワントラップから、右に鎌田へ。スルーパスだすが、右コーナーとなる。

サポの大声援を背にキッカーは梁。これはクリアされる。

31分、加藤と高畑のマッチアップ、加藤が粘ってファール貰う。

32分、ベガルタがまた右コーナー。菅田から氣田のシュート、クリアされる。


34分、大分は、中川に代わり町田、高畑に代わり、藤本が入る。

34分、左ライン際35mのフリーキック。キッカーは梁。中央からこぼれ、大外フリーの菅田がヘッドで狙うがキーパー正面。

35分、中山から小出につなぎ、小出が速い縦パス、ペナ内で受けたエヴェルトンが反転即シュート、サイドネット。惜しい。

35分、大分、長沢にイエロー。

37分、パスカットした中山がミドルシュート、枠外。

39分、大分藤本が、右からドリブルで抜け出し、キープ。クロスに左サイドからフリーのがどフリー。しかし、ヘッドは枠外。決定的だった。

40分、大分、野村に代わり宇津元入る。

41分、大分のコーナーのクリアから鎌田がキープ。

その後、小出が足攣り?倒れる。

44分、ベガルタ、小出に代わり秋山入り左WB、氣田に代わりフォギーニョ入り右WB。
5バック、5-4-1気味。

45分、大分、自陣からのフリーキックのロングボールから、藤本が上り、町田とつないで、最後は藤本のパスに裏の長沢フリーだったが、合わず。

追加時間は、6分間。

1分、梁のクロスに、加藤が左足シュート、右コーナーを得る。梁とフォーギーニョで時間使う。

2分、フォギーニョからパスを受けた中山、シュートチャンスも打たず、パス。

3分、大分がボールを回すがエヴェルトンがカット。フォギーニョが当てて出し、時間使う。

4分、右コーナー。がゆっくりセット。CB陣が上がってこようとするが、手振りで、下がれ、下がれと指示。
中山と加藤でボールを固める。

5分、ベガルタ陣内右奥35mで大分のフリーキック。クリアし、鎌田が大分のキーパー前までプレスに行く。

そのまま試合終了。

大分のペレイラは試合終了後に審判に異議か、2枚目イエローで退場。

ベガルタは、ホームで2月の栃木戦以来、3か月ぶりの勝利。

ベガルタの逆襲は、まだ始まったばかり。


シュート数: 12-2 CK: 8- 3 FK:16 -23  得点:相良竜之介  警告:相良、鎌田 (大分)ペレイラ2=退場、香川=退場、長沢  主審:先立圭吾  入場:10,840人