2023 J2 7節 4月1日(土)14時03分 ベガルタ仙台 0-1 V・ファーレン長崎 ユアスタ仙台
氣田 山田
(ヨンジュン)
秋山 郷家
(中山)
松下 エヴェルトン
福森 若狭 小出 真瀬
(遠藤→中島/ 蜂須賀)
林
あと一歩の詰め、もう一段の連動を
サブは、小畑、蜂須賀、オナイウ情滋、中島、遠藤、中山、ホヨンジュン。秋山、若狭、福原が今季初出場、初スタメン。
長崎はGK波多野、DF増山、櫛引、カイケ、米田、MF澤田、カイオセザール、鍬先、宮城、FW大竹、ファンマ。都倉、高橋峻希はベンチスタート。名倉は怪我で欠場。
対戦相手の長崎とは、同じ勝ち点で並び、ホーム連敗を止め、一歩先に出たいベガルタ仙台。
しかし、DF陣の中心の菅田は怪我、キムテヒョンが韓国U-24代表明けで帯同せずと、要のCB二人を欠いた。
そこで、4バックの長崎に対し、若狭、福森に代え、小出、真瀬を加えた4バックでスタート。
さらに、左MFに秋山を起用するなど、今季初出場3人を入れて、活性化を図ったが、好機で決め切れず、後半、好調のファンマに、守備の乱れを突かれ失点、勝利につながらなかった。
試合の中で、スタートは4-4-2、後半3-5-2、後半30分から4-4-2とシステムが変わったが、それぞれに決定機は作り出していた。
並びに拘わらず、局面でのワンタッチや連動で、崩せている時間もあったが、決め切れず。
フィニッシュに慎重になり過ぎたり、焦ったりで、シュートが決まらない。
点がすぐ取れなかったり、ビハインドになると、トラップまで怪しくなり、落ち着いてパス出しすべきところを、慌てて蹴ってボールロストと、リズムを崩してチャンスを逃すという試合が続いている。
思う通りの結果になっておらず、焦るのだろうが、ここは腹をくくって、落ち着いてつなぐ、出し手、受け手の素早い連動を見せてほしい。できるはずだ。
試合に入ってからの、アンラッキーもあった。
豊富な運動量で、攻守でつないでいた郷家が、前半37分で交代。
後半17分に、逆転を狙いで投入した遠藤までも、リズムが出たところで負傷交代と、この二人の交代も痛かったも確か。
だが、ピッチにいる選手が、何とかしなければならない。
一方、試合終盤には、相手のフリーのシュートが、ポストに当たるラッキーもあった。
粘っこく戦っていれば、勝ち点や勝利のチャンスは巡って来る。
最後まで、冷静かつ積極的に狙っていって欲しい。
前からプレス、ラインを上げて点を取りにいくサッカーをする以上、リスクがあり、先行される事もあるだろう。
点取られても、熱くなり過ぎず、取り返すマインドが欲しい。
その上で、ようやくできてきた攻撃時の連動を、もっと速く繰り返し、フィニッシュは大胆に、ではないか。
勿論、監督スタッフにも、ばたばたしないように、情報と指示の整理は、お願いしたい。
今は、どのカテゴリでも、たとえ自分達はやらなくても、連動した位置取りで崩すやり方を、理解し体で覚えない事には、他のチームに対抗できないようである。
選手個人としても、チームとしても、ここは積み重ねを増やしていくべきと思う。
前半
ベガルタは真瀬がSB気味、左の秋山が前に出た、4-4-2気味の布陣。
立ち上がりは前からプレスでボールを取りに行く。
前半始めは、秋山の果敢な飛び出しで、チャンスを作り、左サイドで攻勢。
3分、左サイドで松下が持ち上がり、裏へのスルーパスに氣田が飛び出しシュート、跳ね返るところ、上がってきた真瀬が、フリーでシュートも、キーパーに弾かれる。
10分、長崎宮城が、ベガルタ右から侵入、真瀬が体入れ、宮城倒れるがノーファール。
12分、左サイド、秋山のえぐりのクロスに、氣田が侵入するが、阻まれコーナー。
18分、長崎、ベガルタ陣中央で郷家のボールをパスカット、ファンマが侵入も、人数かけて守る。
19分、長崎、宮城のアウトにかけたスルーパスに、澤田が侵入、林が出て抑える。
21分、長崎、ロングスローのクリアボールをつなぎクロス、中央若狭の背後から、ファンマがヘッド、GK林正面。危なかった。
22分、長崎ゴール前で、パスをカットしたエヴェルトン、フリーだったが、足元つかず、打てず。
24分-26分、郷家から真瀬、氣田とつなぐも、カイオに倒される。さらに、小出から松下、秋山と、斜めのパスでワンタッチでつなぐ。
26分、右奥30mのフリーキックから、郷家が、こぼれをシュート行った時に、カイオと衝突。郷家、膝負傷で一時ピッチ外。
28分、右奥35mでフリーキック。松下のキックは狙ったのか、ふわっとしたボールが伸びて、ゴール隅へ行くがキーパーに弾かれる。
34分、郷家が膝の不調で、倒れ、そのまま担架で退場。
36分、郷家に代わり中山が入り2トップ、山田が右サイドへ。
39分、ファンマからパスを受けた宮城が侵入。右コーナーキックを与える。
ヘッドでつながれ、遠目から、増山のヘッドが枠内に来るが、林がワンハンドでクリア。
42分、宮城に侵入されるが、真瀬が外から足を出してクリア。拾った山田がカウンターにかかるが、抜き切れず。
43分、真瀬から氣田、さらにエヴェルトンのクロス、山田がファーで折り返すが、カイケにクリアされる。
44分、コーナー2本連続、こぼれをエヴェルトンが放り込み、山田が叩きつけるヘッドもヒットせず、キーパー。
追加時間は5分間。
3分、カウンターに入るカイオに足が掛り、真瀬にイエロー。
4分、林がキャッチするところ、ファンマが太腿に蹴りを入れるが、ノーファールの判定。
前半は、やや長崎優勢で0-0で終了。
シュートはベガルタ4本、長崎3本、コーナーはベガルタ5本、長崎2本。
後半。
ベガルタは、真瀬をWBに上げて、3バックに変更。
3分、相手陣で氣田がプレゼントボールを拾い、フリー。しかしドリブルで時間がかかり、二人に詰められシュートは、キーパー正面。
⚽4分、長崎がカウンター、左からロングボール、前半は右にいた宮城が、左に走り込んで来る。ここで対面の福森でなく、小出がチェックにいくが、反転されて右へクロスを出される。待ち構えていたファンマが、真瀬との1対1でかわしてシュート、これがファーゴール隅に決まり、0-1。
宮城のマンマークだったのか、なぜか小出が、逆サイドまで行って、右がミスマッチになった。山田のカバーも間に合わず。ピッチを左右に広くカバーするのが、小出の特徴でもあるが、福森との連携がもう一つだった。
8分、カウンター、中山から氣田へのパスが通り、シュート。弾かれ左コーナー。さらに右コーナーを得て、山田がフリックで狙うが決まらず。
12分、右からクロスを、中央で受けた中山が反転シュート、ブロックされる。
15分、長崎ファンマにイエロー。
17分、福森に代え遠藤が入り、右サイドから自由に動く。
山田、中山の2トップ、秋山が左SB、氣田が左MFで、再び4バック。
23分、松下が浮き球パス、山田が走り込むがボールが伸びた。
24分、ここから長崎ゴール前でボールをつなぐベガルタ。
氣田のスルーパスに、中山が侵入、折り返すが、シュート打てず。
さらに、若狭から氣田、さらに真瀬へのパスもずれる。
エヴェルトンが左奥からのロングパス、中央で一瞬フリーの中山が、反転強烈ミドルシュートも、枠外。
27分、長崎は大竹に代わり、安部を入れる。
29分、遠藤が左足負傷?
30分、やむなく遠藤に代わり中島、山田に代えホヨンジュン、真瀬に代わり蜂須賀が入る。中島もボランチの4-3-3か?
34分、長崎、右ライン際のフリーキックから、櫛引のヘッド、GK林正面。
35分、松下から蜂須賀がクロス、キーパー正面。ペナ前で中島がフリーでいたが。。
38分、氣田のドリブルの仕掛けで、長崎ペナ左角30mでフリーキック。中島直接狙うが、枠外。
40分、長崎は、宮城に代え高橋峻希、澤田に代え笠柳を入れる。
41分、松下のパスをホヨンジュンが落とし、エヴェルトンシュート狙うがキーパー。
42分、長崎のカウンター、ゴール前でひろげられ、笠柳にフリーでシュート許すが、ポスト!に救われた。
44分、若狭の縦パスをカットされ、上がってきたカイオにフリーでシュートされるが、林が弾き出す。
ここのコーナーは、長崎は時間使い。
45分、長崎はファンマに代え都倉、カイオセザールに代え五月田を入れる、時間使い。
追加時間は、6分間。
1分、ベガルタが左コーナー。中島がニアの若狭を狙うが、キーパー。
3分、中島からエヴェルトン、裏へのスルーパス狙うが、クリアされる。
さらにホヨンジュンから中島、氣田とつなぐぎ、キープするが、シュートは打てず。
4分、長崎のカウンターで、安部に侵入されるが、林が飛び出て抑える。
6分、長崎のクリアボールに、小出が足を上げてブロックに行き、イエロー。
そのまま試合終了。
後半シュートはベガルタ8本、長崎6本。コーナーはベガルタ3本、長崎2本。
終盤ベガルタが人数をかけて前掛りになった分、長崎の方がカウンターからの決定機が多かった。
0-1で敗戦。連敗、ホームは3連敗となった。
次はアウエーで甲府戦。攻撃的な攻守を。
シュート数: 12-9 CK: 8-5 FK:19 -11 得点:ファンマ デルガド 警告:真瀬、小出 (長崎)ファンマ デルガド、鍬先 主審:トムニールド 入場:9,085人