31節:ベガルタ仙台2-3大宮、大宮に崩され前半3失点、後半猛追、2点返すも、敗戦

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2022 J2 31節 8月6日(土)19時03分 ベガルタ仙台 2-3 大宮アルディージャ ユアスタ仙台


カルドーゾ 富樫
(遠藤)  (皆川)

氣田    名倉
(加藤)  (吉野)
中島 フォギーニョ
    
内田 平岡 瑶大 蜂須賀
       (真瀬)
杉本


サブは、小畑、吉野、キムテヒョン、真瀬、加藤、遠藤、皆川。

大宮は、GK志村、DF岡庭、新里、袴田、小野、MF栗本、菊地、柴山、矢島、FW奥抜、河田。中野、富山、泉澤はベンチスタート。

前節の大勝、上位チームの足踏みを受けて、ベガルタはホーム・ユアスタで連勝して、順位アップを狙う試合だった。

一方大宮は、相馬監督に代わり、J2残留争い中とはいえ、前節横浜FCを撃破し、勢いに乗っている。

試合は、ベガルが、下位チームと、甘く見た訳でもないだろうが、大宮のハイプレス、奥抜、柴山らのスピードと、矢島の精度高いプレーに、前半で3得点を許し、大苦戦。

前半は大宮、後半はベガルタのペースになったが、2点返し、1点差となった最終盤は、大宮のブロックを崩すまでに時間がかって、勝ち点は奪えず。

それでも、昨年までなら、反撃するパワーが出ずに、ずるずると大敗を喫するところ、あの手この手で、2点返す力を見せたところは、次に活かして欲しい。

残念なのは、前半11分に先制された後、1分後に裏を取られて、速攻で2点目を取られたところ。動揺していた。

平均して2点は取れるベガルタなので、1失点までに抑えたい。たとえ先制されても、そこで慌てないようにしたい。


中山の有休で、カルドーゾが久々のスタメン。最初の失点に絡んだり、チャンスを決め切れず(大宮の後ろからのチャージも効いていた)、最後はチャンスで打ちに行かず、パス出し。

ミス自体より、そういうマインドが残念。FWとして、何度決められなくても、入るまで打つガッツを見せて欲しい。

力はある選手なので、コンディションと闘争心を上げ、次は、勝利に貢献して欲しい。


また、前半は相手のプレスの前に、他の選手もボールを失う事があったし、氣田が、中央突破のドリブルにこだわり過ぎて、ボールロストするなど、スピードがある相手に対応をする前に、次々と失点してしまった感じ。

これから対戦する下位チームも、研究してくるし、補強や立て直しで、チーム力をアップしてきており、簡単に勝てる試合は無い。

ゲームの中で、柔軟な発想、工夫(遠藤が言う相手の嫌がる事を見つける)、味方との連携アップで、難局を乗り切っていって欲しい。


前半
前からプレスの大宮。徐々にボールを奪うと、スピードで崩し、ベガルタ選手の間、間で受け、最後は矢島が、精度の高いラストパスを出してくる。

開始30秒、佐藤瑶大のロングボール、蜂須賀には合わず。

3分、右サイドで回して、蜂須賀のクロスに内田のヘッド、当たりが弱く、キーパー。

6分、氣田が、中島とワンツーで侵入、スラィデイングシュートも、キーパーに阻まれる。

7分、大宮がカウンター、小野のクロスで、ベガルタの右からコーナー。矢島のキックに、ファーで折り返し、枠外。

8分、大宮奥抜がドリブルで抜け出し、倒され、ベガルタゴール中央35mでフリーキック。こぼれもシュートされ、今後は右コーナー。

⚽11分、矢島のコーナーキック、2本目。ニアで氣田がヘッドクリアも、ボールは上に上がる。これをカルドーゾがヘッドできず、前に送られ、内田をかわした袴田に、ボレーで決められ失点、0-1。密集で、ベガルタ選手のボールへの反応が遅れた。

12分、直後、ベガルタの蹴り込んだボールを、大宮のDFがダイレクトで、佐藤瑶大の裏へロングボール。奥抜が走り込んで、後ろへ流す。フリーの矢島が、えぐって柔らかい浮き球を上げると、ファーの河田が、下がりながらの難しいヘッドをねじ込み、0-2。矢継ぎ早の2失点。

さらに、走り込まれて、左からフリーでシュート打たれるが、これは杉本正面。

ベガルタも反撃。クロスやスルーパを出すが、合わず。

16分、左の内田から、右の蜂須賀にサイドチェンジ。蜂須賀のクロスに、ニアでカルドーゾがヘッド、枠外。

21分、フォギーニョから蜂須賀、最後は名倉が右から反転シュート、枠内も、キーパーに弾かれる。

22分、中島のサイドチェンジのボールを蜂須賀が折り返し、中央にカルドーゾがダイビングヘッド!うしろからのチャージにタイミングずれたか、枠外。

<飲水タイム>

29分、大宮が右奥35mのフリーキック。柴山のキックはクリア。

30分、フォギーニョがボールを奪われ、大宮が回し、最後は右から矢島のクロス、左からシュート打たれるが、サイドネット。

32分、こぼれ球を矢島がミドルシュート、ここは瑶大がシュートブロック。

⚽34分、大宮柴山が左サイドでキープ、中央の奥抜に当てると、フリックで右でどフリーの矢島へ。杉本が出てくるところを流し込まれ0-3

35分、ベガルタがカウンター。富樫から中央カルドーゾがドリブル前進。一度カットされるが、ベガルタが後ろで再び取返し、右に流れながらカルドーゾがシュート、キーパー抑える。

37分にも、富樫のクロスにカルドーゾが左足シュート、枠外。

42分、蜂須賀のクロスはキーパー。

45分、中島のスルーパスを、中央で受けたカルドーゾ、シュートチャンスも、タメて右にだしてしまう。

追加時間は2分間。

1分、ベガルタが左コーナーを得る。中島のキックに揺大のヘッド、枠外。

前半は0-3と、今季一番の苦しい立ち上がりで終了。

後半。
後半運動量が落ちてきた大宮に対し、ベガルタが攻勢。

ベガルタは頭から、一気に3枚代え。
氣田に代え加藤、蜂須賀に代え真瀬、カルドーゾに代え遠藤を入れる。

遠藤がキーパー他にプレッシャーをかける。

1分、早速左コーナーを得る。中島のキックはキーパー。

3分、大宮がベガルタエリア左ライン際35mでフリーキック。矢島のキックは弾かれるが、こぼれを回り込んで、DF岡庭のシュート、GK杉本正面。

6分、富樫がすらしたボールを、遠藤が受け、フリー。左から侵入し、引きつけたところで横パス。右からフリーの名倉がシュートも、DFに当たる。
これで、遠藤、中島と左右からコーナー。2本連続も合わず。

10分、大宮のクリアミスを遠藤が拾って、侵入、倒されるがノーファールの判定。

12分、大宮、菊地にイエロー。大宮ゴール中央36mでフリーキック。中島のキックはふかす。

15分、大宮が久々に回す。

⚽19分、ベガルタが回し、名倉がヘッドで落としたボールを、中島がDFの間から、低い弾道のミドルシュート、これが決まって1点返し、1-3。中島は久々の今季4点目。

失点したところで、大宮は河田に代え富山、矢島に代え泉澤を入れる。

21分、中島のサイドチェンジで、内田がキープ、左コーナーを得る。遠藤のキックに富樫がフリーでヘッドも枠外。

22分、ベガルタは、名倉に代え吉野を入れ、ボランチへ。中島が左MFへ、加藤が右に回る。

<飲水タイム>

24分、大宮富山のシュートは流れる。さらに、富山がベガルタ右サイドでボールをキープ、折り返しのパスに柴山がシュート、これは杉本がセーブ。

25分、大宮が右コーナー。柴山のキックのこぼれ、泉澤のシュート、再び杉本セーブで希望をつなぐ。

27分、中島が左からのクロス、さらに右から加藤のクロスは流れる。

28分、中央に寄った加藤が左足ミドル、グラウンダーで枠内も、キーパーセーブ。

29分には、中央でフォギーニョが、胸トラップからのミドルシュート、枠外。

31分、ベガルタが左コーナー。キーパーパンチングのこぼれを真瀬がヘッドもサイドネット。

34分、大宮は奥抜に代え田代、栗本に代え茂木を入れる。

35分、早速大宮がえぐってのクロスから、フリーで茂木がヘッド、枠外。

38分、大宮は柴山も下げ、中野誠也を入れる。

40分、右サイドで加藤がパスカット、真瀬が侵入、マイナスの折返し、内田がシュートも枠外。

42分、富樫に代え皆川が入る。

⚽44分、右の加藤から、クロスを受けた中島が、ゴール左横でワントラップから浮き球パス、ファーでフリーの遠藤が、ヘッドをたたきつけ、ゴール。2-3と1点差に詰める。遠藤は今季5点目。

追加時間は6分間。
完全にブロックで固めた大宮に、なかなか前にパスを送れないベガルタ。

0分、左コーナー。遠藤のキックはクリアされる。

3分、遠藤のクロスから左コーナーを得る。こぼれを加藤がシュートもクリアされる。

4分、加藤のクロスに中央にいたフォギーニョが、オーバーヘッド狙うが、当たる。着地の時に、足を痛めた感。

6分、最後は大宮がキープに入り、試合終了。


後半、中島を前に上げるなど、追い上げを図り、中島、遠藤のゴールで2点返したが、さらにコーナーのチャンスも、再三ありながら、モノにできず、もう一歩だった。


尚、この試合では先着12000名にTシャツ配布、「カレーは飲み物」イベント、「ユアスタ七夕まつり」と企画目白押しで、12,920人が来場した。

シュート数:16 -12 CK: 11-4  FK: 8-7  得点:中島元彦、遠藤 康 (大宮)袴田裕太郎、河田篤秀、矢島慎也  警告:(大宮)菊地  主審:川俣 秀   入場:12,920人