2022 J2 30節 8月6日(土)19時03分 ベガルタ仙台 4-1 ツェーゲン金沢 石川県西部緑地公園陸上
中山 富樫
(皆川)
氣田 名倉
中島 フォギーニョ
(吉野)
内田 平岡 瑶大 蜂須賀
(石原)(キム) (真瀬)
杉本
サブは、小畑、吉野、キムテヒョン、真瀬、石原、カルドーゾ、皆川。
山口は、GK白井、DF毛利、黒木、孫、長峰、MF嶋田、藤村、平松、松本、FW林、豊田。杉浦欠場。
2戦勝ち無しと、足踏みのベガルタは、3戦ぶりの勝利を狙う試合。
ベガルタは、欠場していた名倉、フォギーニョがスタメンで戻り、ベンチには久々に、キムテヒョンや真瀬の名前もある。
一方、金沢は、11人も新型コロナ感染による欠場があり、ベンチ入りは、FW無しの5人のみになるなど、苦しい構成。
そして、この試合は、声出し応援試行の試合として、アウエー側のベガルタサポも、3年ぶりの声出し応援ができた試合となった。
試合前から盛り上げ、ゲームが停滞した時など、心強い応援が、強力に選手を後押ししたのは間違いない。
試合は、ベガルタが前節からの修正に加え、氣田が好調さを取り戻し、複数の得点に絡んだ。
さらに、好調のFW陣、中山が2ゴールや、富樫もゴール、氣田の久しぶりのゴールなど、先手先手で得点を重ね、4-1と快勝した。
金沢は、選手のやり繰りが厳しい中、ベテランの豊田をフル出場させ、決定機もあったが、キープやシュートでチャンスを逃す。結局、ベガルタのミスを突いた林の1ゴールに留まった。
19時のキックオフ時で、30度を超え。雨上がりの蒸し暑さの中、ベガルタはフォギーニョ、名倉、氣田が良く走り、中島が前を向ける時間ができた。また、FWの二人も良く戻って、相手の起点を遅らせるなど守備にも貢献。
攻撃では、相手のCBや、キーパーの不安定さを突いて、徹底的に裏を突く攻撃が奏功して、次々に4得点。
特に前半9分、蜂須賀がふわっと上げて、中山とCBを競らし、キーパーのファウルによりPKゲットで先制できたのが、試合を有利に進めるポイントとなった。
ただ、後半30分、メンバーを代えたところで、バックパスの連続で押し込まれ、ビルドアップにかかるところで、前節に続きミスが出て失点。さらに終了間際のPK失敗は、ちょっともったいなかった。
ここは精進するのみ。リードしたゲームの締め方を整えていきたい。
尚、この試合で、名倉がJ通算100試合、蜂須賀が200試合の出場を達成。
先制時には、内田、デサバト向けの揺り籠ダンスを、先週のフォギーニョ分に続き披露など、一体感高まる試合にもなった。
前半
3分、金沢が、ベガルタゴール右奥35mでフリーキック。レフティ嶋田のキックを、ニアからヘッドでファーへ。大外フリーの豊田がダイレクトで狙うが、角度なく、ボレーシュートはサイドネット。危なかった。
6分、ベガルタがカウンター、フォギーニョから富樫につないで、氣田がクロス。上がっていた右の蜂須賀には合わず。
⚽9分、右サイド蜂須賀が、CB裏に高い浮き球パス。中山がCBと競りながらかわし、ペナ内侵入すると、キーパーが足元に止めにいき、PKゲット。これを中山が豪快に蹴り込んで、1-0と先制。中山は4試合連続ゴール。
11分、中島が飛び出しボールを奪い、スルーパスを左前に送るが、合わず。
このあたり、ベガルタ、金沢の選手が滑りまくり。ピッチが濡れているのか。
その後、金沢がテンポよくパスを回すが、ベガルタも構える。
16分、蜂須賀のクロスで左コーナーを得る。こぼれをフォギーニョが、ミドルで狙うが、ブロックされる。
⚽18分、中央でパスを受けた中島が反転して左足ミドルシュート。ブレ球気味なのをキーパーよく弾いたが、前に上がったところ、すかさず詰めた富樫がヘッドで叩き込み、2-0。序盤で完全にベガルタペースとした。富樫も3試合連続ゴール。
さらに氣田のドリブルから、内田や名倉のクロスでコーナーを得るが、ここは合わず。
<飲水タイム>
24分、金沢が左からのクロスに、豊田がワントラップからシュート、枠外。
28分、左サイド、内田、氣田が互いに追い越しながら前進。最後は中山の落としに、フォギーニョがブリーでミドルシュートも、バーの上。
31分、名倉から蜂須とつなぎ、中山の浮田に氣田が侵入、最後は富樫が飛び込んでヒールで狙うが、もう一歩。
37分、金沢が中央の縦パス、これはGK杉本まで流れる。
39分、カウンターから、最後は中島が、右足でキーパー前にバウンドさせるシュート、枠外。
40分、中島のサイドチェンジから、蜂須賀クロスを狙うが合わず。以後、ボールが行き交う。
43分、金沢の林が左からシュート、平岡ブロック。その後金沢が左コーナー。こぼれもしのいで、前半終了。
前半は2-0と、ベガルタがリードして終了。
後半
ベンチ入りメンバーが、ぎりぎりのせいか、金沢は代えてこない。
⚽2分、中央で豊田から名倉がボールを奪い、氣田がドリブルで左に流れながら、DFの間から、腰を回した左足の強烈なミドルシュート。右サイドに決まって3-0。氣田は5月以来、久々の得点で、今季6点目。
10分には、内田が右サイドでため、名倉が侵入、最後は、詰めた中島がシュートもオフサイド。
14分、金沢の平松が中央から左足シュート、枠外。
15分、氣田から左の内田、横パスに、ペナ内フリーで氣田がシュートするが、一回空振り、打ち直すがキーパー弾く。
左コーナーから、また氣田が侵入、パスするが、富樫には合わず。
17分、金沢、長峰のクロスに平岡クリアで、左コーナー。嶋田のキックは、GK杉本キャッチ。
⚽21分、右奥35mでフリーキックを得る。中島のキックは、ゴール左へ。キーパーが飛び出てクリア。こぼれをキーパー不在のゴールに向けて氣田がシュート。ゴール前で、前向きで準備していた中山が、ワンタッチでDFの間から決め、4-0。さらにダメ押し。
この日2点目の中山は、今季12得点。
<飲水タイム>23分。
ベガルタは3枚代え。富樫に代え皆川、内田に代え石原、蜂須賀に代え真瀬が入り、そのままの位置。
26分、金沢がベガルタゴール25mでフリーキック。藤村のキックは壁。こぼれを放り込まれるが、杉本がキャッチ。
28分、皆川が侵入、右コーナーを得る。中島のキックを揺大がヘッド。こぼれを中島がキープ、回りこんでシュートも、枠外。
その後、自陣のバックパスで次第に下がっていくベガルタ。
⚽30分、キーパーへの瑶大バックパスを、GK杉本が中央で金沢選手の間の石原に出すと、石原やや慌て中島へ横パス。これをカットされて、パスをだされると、前で張っていた林がフリー。杉本の出際を決められ、1点返され、1-4。
ここは前節と同じように、自陣での慌てたプレーが、リード時に出てしまった。よりセーフティーなプレーを。
1点返したところで、金沢は、DF長峰に代え高安、MF平松に代え小野原を入れる。
32分、金沢が左からのクロスに、中央豊田がフリーのヘッド、枠外。ベテランの豊田、疲れがあるだろうが、昔なら決められていたかもしれない、
36分、平岡に代え、しばらく欠場していたキムテヒョンが、しばらくぶりに出場。しかし、出るなり豊田にぶち当たって、イエロー貰う。
40分、ベガルタがボールを回して、最後は真瀬が詰め、金沢陣内でスローインとする。ここから名倉が股抜きでえぐってのクロス、これはキーパー。
42分、金沢の松本がドリブルからのシュート、これは止める。
45分、中島に代え吉野が入る。
追加時間は5分間。
1分、金沢の林に瑶大をかわし、ドリブル前進。しかし、なんとか追いついて、バックパス。右コーナーを与えるが、杉本パンチング。コーナー2本をさらに続けられるが、ここは守備。
2分、名倉がパスカット、ドリブルから、中央でワンツー狙うが、合わず。
さらに吉野がパスカット、皆川から氣田にパス。シュートを狙うが決まらず。左コーナーを得る。氣田は足攣り。
4分、左サイド、足攣りのはずの氣田がDFと1対1で仕掛け、倒されPKゲット。
このPKを、皆川が、ど真ん中で強めに蹴るが、キーパーの残り足で弾かれ、決まらず。少しタイミングをずらせれれば良かったかも。直後に笛。
終盤での氣田の貪欲さが光ったが、PKゲット実らず、最後は少し後味が悪かった。
それでも前半の内に勝負を決め、決定力の違いを見せて4-1で、勝ち点3ゲット。
この節、敗れた首位横浜FCとは勝ち点差2、ドローの新潟とは1となり、背中がはっきりと見えてきた
シュート数:12 -12 CK: 6-5 FK: 6- 10 得点:中山仁斗2(PK1)、富樫敬真、氣田亮真 (金沢)林 誠道 警告:キムテヒョン 主審:先立圭吾 入場:3,215人