27節:ベガルタ仙台5-1対岩手、中山先制、後半同点の後、名倉、真瀬、富樫のゴールで大勝

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2022 J2 27節 7月16日(土)18時03分 ベガルタ仙台 5-1 いわてグルージャ盛岡 いわぎんスタジアム


中山 皆川
(蜂須賀)(富樫)
氣田    加藤
(石原)  (名倉)

中島 フォギーニョ
(鎌田)       
内田 キム 平岡 真瀬
     
杉本


サブは、小畑、蜂須賀、佐藤遥大、石原、鎌田、名倉、富樫。

岩手は、GK松山、DF小野田、牟田、蓮川、MF加賀美、小松、弓削、中村太亮、FW桐、奥山、モレラト。ブレンネル、和田、キムジョンミン、ビスマルクはベンチスタート。

宮城、岩手の大雨の影響で、通行止めや、JRの運休などがある中、様々なルートで、いわぎんスタジアムに集結したベガサポは、映像では、スタジアムの半分近いように見える。

いわてグルージャ盛岡側に、多くのベガサポを収容するための、様々な配慮を頂いたおかげで、バックスタンド中央付近まで、びっしりとベガサポに埋まる風景は、壮観だった。


さて、ベガルタは、怪我から中島が復帰、いつものメンバーでスタート。

岩手の方は、激しいプレスで、前半からチャンスを作るが決め切れず。外国人の攻撃陣は、ベンチスタートとし、後半勝負の構えか。

スタンドがサポで二分され、選手も高揚感があったのか、試合は、激しいプレスの応酬となり、やや背後からのアタックが多い、岩手がFKを多数献上してくれたのが、この試合では有利に働いた。

また、ベガルタの方は、プレスを回避するためか、ボランチ陣からの、ワンタッチで裏をつくパスを多用。FW陣も動いて再三チャンスを作る。

前半14分、岩手がフリーのシュートを外した後、29分、ベガルタが中島-中山の絶妙コンビで先制。

後半早々、バックパスミスから、モレラトに1点返されるが、16分に交代で入った名倉と富樫が、アシスト、ゴール、守備で大活躍。4点を追加して、大勝した。

特に19分、名倉の思い切りのいいミドルが、勝ち越し弾となり、同点とされた後の嫌なムードを一掃。

岩手が前掛りに来るところ、どんどんボールを前に送って、人数をかけるベガルタ得意の攻撃が嵌り、大量点につながった。

また、石原が久々にアシスト、富樫はPKゲットを含め、2G1Aと活躍、それぞれの精進が活かされたのも、良かった。

岩手は、後半繰り出した、フィジカルのある外国人3選手が、焦ったのか連動がいまいち。要所でミスも出て、ベガルタの守備を崩し切れなかった。

氣田は、ドリブル突破など冴えを見せる一方、厳しくマークされて、少し迷いがある感じだが、強気かつ工夫で、乗り越えていってほしい。

新潟、横浜FCが負けない中、とにかく離されずに、勝ち続けるしかないので、相手の弱点を突き、取れる時はがっちり取る。

選手個々も、現状に満足せずに、さらなるパワーアップを願いたい。戦いは、まだまだこれから。

以下、経過。

前半
開始早々、岩手がロングボールからつなぎ、右からがシュート、これはキーパー。

5分、ベガルタのカウンター、加藤から左に氣田へ。シュートはブロックされる。

6分、右の加藤が、左足で左の内田へ。内田のクロスはキーパー。

7分、岩手、ベガルタの左からモレラトがロングシュート、枠外。

9分、自陣で氣田が飛び出しパスカット、そのままドリブル前進。カットされるがフォギーニョから加藤へとつなぎ、ボールを回すベガルタ。真瀬も上がり、加藤、フォギーニョとクロスも流れる。

14分、岩手のカウンター、ベガルタの右から中村のクロスに、左でがフリー、ジャンピング・ボレーでシュート狙うが、枠外。危なかった。

16分、岩手が、ベガルタペナ左横でフリーキック。戻してつなぐ岩手に、ラインを上げたベガルタ、ヘデイング・シュートでネットを揺らされるが、オフサイド。

19分、皆川が岩手の選手を膝をぶつけ、一時ピッチ外も戻る。

22分、右サイドモレラトに侵入許すが、中島が戻ってクリア、

24分、ベガルタが左コーナーを得る。平岡ヘッドも枠外。

25分、今度は岩手が左コーナー、これはクリア。

⚽29分、左サイドで、内田からパスを受けた中島が、ダイレクトで浮き球パス。中山がDFに体を預けながら、突き上げるループヘッド。前に出ていたキーパーの頭上を越え、ゴール。ベガルタ先制1-0

中山は、今季8点目。

序盤は、岩手の方がフリーキック、コーナーでチャンスを作っていたが、中島、中山の見事な連携で、ベガルタが決定機を確実に決め、先手を取った。

31分、磐田が右コーナー。モレラトがフリーでヘッド、枠外。

39分、キムからパスを受けた中島が縦のスルーパス、皆川に通るがオフサイド。惜しい。

42分、平岡のロングボールに、中山がうまくトラップして落とし、フリーの加藤がシュート性のクロス?枠外。

追加時間は1分。
ベガルタがカウンターで、フォギーニョから加藤、キープするが倒される。しかしノーファールの判定。今度は岩手がカウンター。奥山のクロスは、キムがクリア。

前半は、岩手の方がチャンスを作っていたが、ベガルタが1-0とリードして終了。


後半
岩手は、フリーキックを蹴る中村に代え、ビスマルクを入れる。

2分、中山が、背後に蹴り上げたボールを、氣田が拾い、ドリブル前進、パス。右でフリーのフォギーニョが、シュートを狙うが、バウンドが合わず、枠外。

5分、ベガルタ右ライン際30mのフリーキック。中島のキック、こぼれを中山がシュート。決まらず、岩手がカウンター、ビスマルクがドリブルで上がるが、止める。

⚽8分、左サイドを攻められ、氣田が中島へのバックパス。これが逆をつく形となり、背後でモレラトに拾われ、腰を入れた左足シュート、強烈に決められ、1-1と同点。

前節を彷彿させる展開で、嫌な流れ。

しかし、勢い混む岩手、ファールを取られ10分、小野田にイエロー。

11分、岩手は、モレラトに代わりFWブレンネル、桐に代え188cmのFWキムジョンミンと、運動量よりフィジカル重視で、選手を入れてくる。

14分、内田がドリブル前進、左コーナーを得る。ここはファールで終了。

17分、ベガルタも皆川に代え富樫、加藤に代え名倉を入れる。

早速、右の真瀬から名倉とつなぎ、最後は中島のクロスに、氣田?のヘッド、枠外。

⚽18分、平岡から真瀬につなぎ、さらに名倉へ。ハーフスペースから名倉が思い切りよくシュート、軸足を滑らせながらも、シュートは、バーに当たり落ちるファインゴールとなり、2-1。名倉は今季4点目。

入ってすぐの名倉が、嫌なムードを一気に振り払った。DAZNには映らなかったが、ベンチに戻った名倉と蜂須賀が、エアーギターのパフォーマンスw(名倉の姉、七海さんはエアーギター2014/2018の世界チャンピオン)。

21分、岩手は、ベガルタの右を再三駆け上がっていた奥山に代え、MFオタボーを入れる。これで、中村、モレラト、桐、奥山とベガルタには嫌な選手が全部代わった

22分、岩手、左からのビスマルクのクロスに、キムジョンミンヘッド狙うも頭上通過。

⚽25分、ベガルタが岩手陣左サイドのスローインから、富樫がDFを引き付け、中央に流れながれながら横パス。右サイドのスペースに、どフリーで走り込んだ真瀬が、ダイレクトで豪快右足シュートを決め、ゴール。3-1と突き放す。真瀬は今季3点目。

背番号25のステルス攻撃を、完全に継承w

28分、岩手の加賀美にイエロー。

27分には、中央から右に寄った氣田がドリブル、倒され、ペナ右角でフリーキック。中島が枠内に直接狙うが、キーパーのファインセーブで弾かれる。

30分、右サイドでつないだベガルタ、富樫が左足で反転、シュート狙うがクリアされる。

34分、岩手が小松に代えFW和田を入れる。和田はボランチか。

岩手ビスマルクが斜めのパスを和田に通し、中央から和田がシュート、バーの上。さらに岩手の左コーナー。ここは杉本がキャッチ。

35分、氣田に代え石原が入る。

直後、富樫が右サイドをえぐり、折り返しのクロス。クリアされ右コーナー得るが、ファールで終わる。

37分、岩手のカウンター、ブレンメルのシュートはブロック。

⚽39分、ベガルタのカウンター、名倉から飛び出した石原にパスが通り、ドリブル前進。富樫へパス。受けた富樫は、DFの足が出て来るところ、反転、左足のまた抜きシュートを決め、4-1

石原、富樫と、点に絡みたかった二人のコンビが決まり、もはやベガルタ祭りの様相。

40分、岩手はブレンメルがキープして侵入するが、クロスはクリア。

ベガルタはカウンターからややスローダウンして、パスを回す。

42分、中山が侵入してシュートもクリアされる。

43分、真瀬がキープして倒されファールを貰う、思惑通り。

43分、ベガルタは中山に代え蜂須賀、中島に代え鎌田を入れる。名倉がトップに上がり、真瀬が右MFへ。

44分、ベガルタは右サイドに、5人が集まりボールを回す。

追加時間は、4分間。

中央の名倉からパスを受けた内田が、タイミングを図り、裏のスペースへパス。鎌田が走り込むが、これはやや厳しい。

蜂須賀、巨漢ブレンメルを首相撲でぶっ飛ばす。

1分、蜂須賀からパスを受けたフォギーニョが、ワンタッチで裏へのロングボール。富樫が走り込んで、DFを1人かわし、そのままペナ内侵入。キーパーが富樫に足元に入って倒され、PKゲット

⚽2分、このPKを富樫が、豪快にゴール隅に蹴り込んで5-1とトドメ。富樫は1A2Gの大活躍。

富樫は今季8得点目、中山と並び、チームトップタイ。

試合は、そのまま5-1とベガルタの大勝で終わった。

岩手は試合後に、サプライズ花火のイベントを用意していたが、ベガルタの勝利を寿ぐ感じとなり、グルージャサポには、いささか申し訳ない感じ。

それでも、勝利の記憶とともに、数々の岩手のホスピタィリティは、現地参戦のベガサポに強く記憶され、観光など経済効果をもたらし、回り回って、グルージャの強化にもつながると思って頂きたいw


シュート数: 8-6 CK: 9-4  FK:18 - 13 得点:中山仁斗、名倉 巧、真瀬拓海、富樫敬真2(PK1) (岩手)モレラト  警告:(岩手)小野田、加賀美  主審:田中玲匡  入場:3,029人